おはようございます、面白いブログネタがポンポン出てくるブロガーになりたい一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、加藤昌治さんのをご紹介。

講義形式で進められる本書は、アイデア出しから企画にするまでの流れを、ワーク例を織り交ぜつつ実践的に紹介してくれます。

企画部の皆さん、必読ですよ!


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【目次】
はじめに
1章 アイデアとは何か?
2章 アイデアが湧き出る仕組みをつくる
3章 アイデアを育てる
4章 アイデアから企画へ
おわりに


【ポイント&レバレッジメモ】
★「考える」はスポーツです

 考えることを何か、特別な能力のいることだと思っている人がすごく多いような気がします。「思考法」とか「発想法」をむずかしげに説く本はたくさんあります。だから考えるのはむずかしい。あるいは先天的なセンスが必要・・・そうとらえているかもしれませんが、それはウソだと思ってます。
「考える」はスポーツです。
スポーツだから、誰にでもできるようになるんです。「考える」のプロセスは走る、投げるなどカラダの運動にとても近い。そのカラダの動かし方を知ることができれば、トップアスリートに迫るパフォーマンスができるはずです。そして、サッカーならサッカーらしい、野球なら野球独特の、スポーツには種目ごとに特有の動きがありますよね。どんなに基礎身体能力が高くても、そうした種目特有の動き方ができないと、いつまでたっても未完の大器。「考える」スポーツもまったく同じで、「考える」特有の動きというものがやっぱりあります。




★創造性は”組み合わせの妙”で決まる

 基本的な技の多彩な組み合わせがジーコさんの秘密だったとすれば、それはわたしたちにも勇気を与えてくれる話です。派手で目立つ技もいいかもしれませんが、「地味技×地味技」の組み合わせでも十分、いえいえ十二分に戦えるのがスポーツなんですね。
 まあそうそうジーコさんには近づけないですけど、基本を押さえていれに創造的なプレーができる。仕事も同じじゃないかと思うわけです。
「考える」スポーツも同じで、基本技の積み重ねが創造的なプレーになっていく。でも、その「基本」が普通にできないから、困るわけです。




★「考える」のルールは選択肢を出すこと

「考える」のルールは何なのか?それはずばり、「選ぶこと」です。そして、選ぶためには何が必要かと言うと、「選択肢」。つまり「考える」とは、「選択肢を出して、その中から選ぶ」。この2ステップが超基本のルールです。




★アイデア偏差値は52でよい

 そんなすごい選択肢なんて出せませんよ!という心の叫びが聞こえそうですが(笑)、「アイデア偏差値52で食べられる」のも事実じゃないかと思います。偏差値50じゃ足りないかもしれないけど、60もいらない。なぜかと申しますと、みなさんの仕事の相手、最終的なサービス受益者が、いたって普通の方々だからです。普通の生活には、アイデア偏差値70の企画なんて要りません。ところがアイデア考えろ、企画出せと命じられるとなぜか偏差値60オーバーのアイデアじゃないとダメだ……と勝手に心のハードルを上げてしまう人がたくさんいます。そんなに気負うことありません。




★「換骨奪胎」という好プレー
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 ここで、「換骨奪胎」というキーワードをご紹介しておきます。ちょっと気取って図にしますと、こんな感じです。「抽象一具体のピラミッド」といいます。
 ピラミッドの中に階層がありまして、下がると具体的、上がれば抽象的。「考える」プロは、このピラミッドを上下するというプレーを多用します。具体的な事例を抽象化して上の層に一度引っ張り上げてから、変換し直して再び具体的なアイデアにするというプレーです。
 要は人様の事例を下から上へ、そしたまた下へ移動させるだけで新しいアイデアになる。ちょっとずるい方法に聞こえます?でも、企画営業部のみなさまにはぜひ体得して欲しいプレーです。




★アイデア入りの企画とは?

 世の中に存在する企画は、2種類に分かれます。1つが「アイデア入りの企画」。もう1つが「アイデアなしの企画」です。
 企画には、人から“おもしろい”と言われるものと“おもしろくない”と評価されてしまうものがありますよね。この違いは何に基づくかと言うと、その企画に「アイデア」が入っているかどうか、です。
「アイデア」と「企画」とは別物です。別の言い方をすると、アイデアは「まだ企画ではない」ということ。つまり、「アイデア」それだけでは「企画」にはなりません。企画を構成していく部分、パーツにすぎない。しかしパーツではあっても、「企画の魅力、個性を生み出す源泉」としての役割を担っています。企画の中でもキラリと光る部分、トンガっている部分です。
 だから「アイデア」がないと企画としてはスッカスカ。おもしろくない。




★「アイデア」と「企画」を分ける
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 アイデアと企画とは別物です。分けて考えるのがポイント。企画がつまらなくなる一番の原因は、この2つがごちゃごちゃになっていることだと思っています。
 それじゃあ、何を分けるかと言うと、物理的に作業時間を分けてください。最初に①アイデアだけを『考える」時間、それから②よいアイデアを「選ぶ」時間、最後に③選んだアイデアを企画に「整える」時間。この3つに作業を物理的、時間的に分割します。<中略>
 したがって3段階のプロセスを云い換えると、①選択肢としてのアイデアだけを出す、②たくさんの選択肢としてのアイデアから好きなものを選び、③選んだアイデアを企画に整える、となります。




★アイデアは「わがまま」でいい

わがまま→思いやり
「わがまま」がアイデア。「思いやり」が企画に相当します。
 選択肢としてわがままなアイデアがたくさんあり→そこからいくつかが選ばれて→企画として思いやられる、すなわち整えられるという流れです。
 少々過激に定義づけすると、アイデアというのはまだ選択肢にしかすぎないのだから、わがまま放題で構いません。アイデアを出すというのは、個人のわがままを公の場に出すことなのです。<中略>
 どうせ、と言ったら怒られるかもしれませんが、「思いやり=企画に整える」のプロセスは、大なり小なりアイデアを丸める作業になります。だから最初はいたって「わがまま」に、好き勝手にアイデアを出してみる。まだ単なる選択肢ですから、いいんですそれで。





【感想など】
◆「考える」はスポーツである
久々に加藤昌治さんの新刊です。
加藤さんと言えばロングセラー


で有名な方。
ワタクシもこの本は何度も読み返しております。

で、今回出版された本書は、著者の8回にわたる「アイデア講義」の模様を1冊の本にまとめたものです。
(”〇〇講義の実況中継”と聞くとワタクシは高校生の時に使った世界史の参考書を思い出してしまいました)

これが実に濃い。
内容が濃過ぎて、今回の【ポイント&レベレッジメモ】では本書前半の1/4の部分からしかピックアップできませんでした。

いわゆるアイデア出しのための”基本的な考え方”の部分ですが、それだけでも目からウロコでした。

中でも一番の根底部分、「考える」はスポーツである には目からウロコとともに、勇気づけられました。

アイデアとか企画とかは、何か特別な才能がある人しかできないことではなく、スポーツと同じで正しいトレーニングをすれば誰でも上手になるということ。

みんな練習しないからできないんだと。

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◆基本的なワザの組み合わせ
スポーツにたとえてくれたので、ワタクシにも思い当たる点が沢山あり、理解が進みました。

本書ではジーコを例にしていますが、「地味技×地味技」でも十分、そして基本技の積み重ねが創造的なプレーにつながっていくというのは激しく納得。

ワタクシの場合は格闘技ですが、格闘技では突き技、蹴り技、コンビネーションそれぞれ1個得意技があれば意外となんとかなるものです。

練習の中で、「おっ、これ使える」と思ったものや、自分と体格の似ている人の得意技を盗んで徹底的に練習して身につける。

あとは対戦中に自分の得意技が出せるパターンに持ち込む”流れ”に持っていく。

アイデア出しも、この”流れ”を作るテクニックをも含めて、自分の得意パターンをまずは作ってしまって、それに当てはめていけばいい。

そのためには練習が肝心ということです。
ちなみに格闘技では1つの技を1000回練習してようやく実戦で1回使えると言われます。

アイデア出しも「アイデア100本ノック」なんて言葉がありますが、とにかく数多く練習するしかなさそうですね。


◆ワザの収集マニアになっていませんか?
ここで陥ってはならない罠が。
それは

 アイデアと企画を分けるという「考える」プロセスや、アイデアの素材となる体験を増やしていくことなんです。そのあたりをすっとばして、発想法を知りたいという人がときどきいらっしゃいますが、わたしは勝手ながら「発想法マニア」と命名しております。彼らは発想法さえあれば、アイデアがたくさん出てくると信じているようですね。しかも、ビシッと締まったアイデアが効率よく1つか2つ出てくるらしい。
 そんなことはありえない、とまで断定はできませんが確率は低いことはおわかりですよね。


ということ。

本当に基本的な”地味技”の反復練習と、それを発揮できる”流れ”を身につけることは、実は大変なエネルギーと時間を必要とします。

だから人は楽して成果を得たいものですから、すぐに成果が出そうな”アイデア発想法”に目がいくのでしょうが、これをいくら集めても技のデパートになるだけです。

まったく同じような人が格闘技にの世界にもいます。
というかめちゃくちゃ多いです。

絶対使うことがないような派手な飛び3段蹴りや寝技を知っている人とか。
(実戦で寝技を使うことはまずありません)

話しのネタとしては面白いですよ。
道場で技を披露すると「それどうなってるの?どこを絞めてるの?」と盛り上がります。

が、じゃぁその人が強いかと言うと全然そんなことない。

どれだけ技を知っていても、有効な突きが一本入れば終わりなのです。

スポーツもアイデアも、地味にコツコツ汗をかいて基礎練習を積み重ねるしか高みに到達する近道はなのでしょう。

くれぐれも技を収集して満足しないようにしたいですね。


◆体験を増やせ!
とはいえ、本書後半にはアイデア発想法もちゃんと登場します。
しかし、しかし、しつこいようですが発想法だけあってもアイデアの元となるものがなければ何も出てきません。

本書にこんな言葉が登場します。

遊べ=体験を増やせ。
アンテナを張れ=たぐれ



アイデアはその人の体験を基に出てきます。
体験がアイデアの材料です。

とにかくたくさんのアイデアを出すことが要求されるのであれば、その数倍の経験をしなければなりません。

私たちはインプットされていないものをアウトプットすることはできないのです。

ただ漫然と体験を増やしてもそれは材料として蓄積されないかもしれません。
本書ではアイデアスケッチを描く練習が登場しますが、ネタ帳やメモを持ち歩くとか、日頃からの努力が必要ですね。

ワタクシはブログのネタになりそうなものは手帳にメモするようにしています。手帳に記入できないときは非公開のTwitterアカウントをメモ替わりに使っています。

面白いことにこの習慣をはじめると、習慣自体が日常体験の中でのネタ探しを意識させるようになりました。

なにか面白いことないかなって感じで、常にアンテナが張ってる感じです。
(こういう習慣がいつかパワーブロガーへとつながるといいのですが・・・)

また、このメモを見直すことで「これとこれをくっつけたら一つ記事ができそう」という発見もあります。

よく、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
といわれますが、ブログのネタも同じですね。


最後に、本書後半はアイデア発想法、アイデアから企画へ、企画書の書き方などなど、どんどん実践的な内容が登場します。

しかも色々な技を網羅するのではなく、効果的な方法のみを厳選して解説してくれています。

迷うことなく、本書に書かれている道筋をたどっていけば、”技のデパート”に迷い込むことなく、真のアスリートになれると思います。

「アイデア」のプレッシャーに悩んでいる方はぜひお読みください。



本書はサンマーク出版、岡田様より献本していただきました。
ありがとうごじました。


【関連書籍】
本書中で紹介・引用されている本


持つ者はさらに豊かになり、持たざる者はもっているものを取り上げられる「マタイ効果」。どんな才能や技量も、一万時間練習を続ければ“本物”になる「一万時間の法則」…グラッドウェルのフレームワークはやっぱり面白い。






60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。






痛くない注射。かっこいい車椅子。一人のわがままな発想が、社会の人への思いやりに変わる。理想を現実化するのがデザイナーの仕事だ。グッドデザイン賞審査委員長による小学生への特別授業。「課外授業ようこそ先輩」別冊。





他愛もないひとつの出来事が、99通りものヴァリエーションによって変幻自在に書き分けられてゆく。20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたクノーによる究極の言語遊戯が遂に完全翻訳された。前人未到のことば遊び。





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テレビ東京でドラマ化。





二〇世紀の西洋美術を代表する『ゲルニカ』は、描かれた当時、多くの人に衝撃を与えた。この作品は、一九三七年という、ナチズムやロシア社会主義、フランス、ドイツ、イギリスなどの列強の思惑が交錯し、スペインでは内乱が激化するという、ヨーロッパが不安と緊張に包まれた時代に生み出された。しかし、『ゲルニカ』には絵画としての「異質さ」が漂う。そして、これこそが、不安が先鋭化しつつある私たちを今でも虜にする魅力でもあるのだ―。本書では、その製作過程を丹念に追いながら、美術史、歴史画、戦争画などの観点からピカソが直感した「予感」に迫る。さらに、私たちの美術鑑賞のあり方、一枚の絵を見つめるということの本質にまで思いを巡らす。





【管理人の独り言】

台風接近中!
うどん県も昨夜から大雨です。
みなさんご注意を!




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