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今年も映画レビューを書いていきたいと思います。

2017年、映画館で観る1本目は「アサシンクリード」。

「アサシンクリード」の公式サイトはこちら。

3月6日に観た映画で、もうすでに殆どの映画館で上映も終わっているのですが、レビューを書きたいのにずっと忙しくてレビューを書けずじまいでした。

今更感バリバリですが、感想などを記しておきます。
 

原作ゲームを知らなくても楽しめる、斬新なアクションシーンが秀逸


この映画を観終わってから知ったのですが、この映画は「バイオハザード」のようにゲームを原作としたもの。

ゲームを知らないので、ゲームとの違いなどゲームファンから観たらどう評価されるのかはわかりません。

ですが、ゲームを知らない、いち映画好きとして評価させていただくと、期待以上によく仕上がったアクション映画だったと感じましたし、実際僕は原作ゲームを知りませんが十分楽しめる作品でした。


中世のスペインと現代をシンクロさせるという時代設定やストーリー展開、物語のテンポの良さはさすがハリウッド作品。

最後まで飽きさせずに一気に駆け抜ける感じです。

特に良かったのが格闘シーン。

主人公の死刑囚カラム・リンチはアサシン教団のアギラールの子孫。
アブスターゴ社のアニムスという機械を使って、カラムのDNAの記憶をたどり、アギラールの人生を追体験します。
 
そのため、中世スペイン(1490年ころか?)を舞台にしたアギラールのアクションを、現代のカラムがVR(ARといったほうがいいのか?)で重なりあって格闘アクションを展開する映像が表現されるのですがこれがユニークで新鮮。

しかもアギラールのアクションはCG全盛の時代にできる限り生身のアクションでの撮影という基本方針をとったことにより、より見応えのある映像となっています。

そのあたりはこちらのメイキング映像でどうぞ。
 



ゲームでの得意技なのでしょう、「イーグルダイブ」は背景などを合成していますが、実際にスタントマンが飛んでいるんですね。

技術の進歩で、どんな映像でも作ることができる時代になりましたが、やはり生身の人間のアクションにまさる迫力はありません。

格闘シーンも屋根の上をどんどん移動するシーンも素晴らしく、アクション映画としてかなりハイクオリティな映画に仕上がっていると思います。



宗教と密接に結びついてる思考コントロール


さて、アクションや映像以外の部分で少し思ったことを書いておきます。

本作のストーリーでは悪役テンプル騎士団(実在のテンプル騎士団とは関係ありません)に対してその目的を阻止すべく立ち向かうアサシン教団という構図となっています。

そのテンプル騎士団の目的は思考のコントロールなのです。

この教団は人々の思考をコントロールできる力を持つといわれている「エデンの果実」を探しています。
現代のアブスターゴ社はテンプル騎士団側の企業で、表向きは「人間の闘争本能を弱くして平和を成し遂げる」という目的で「エデンの果実」を探しています。

が、結局のところ教団の思想や思考に人々を統一するのが目的。

それを阻止して、自由意志とか自分のアタマで考える自由を守ろうとするのがアサシン教団という設定なのです。

が、考えてみれば宗派に関係なく宗教というものは人々の思想を統一し、思考をコントロールするもの。
とくに一神教の宗派はこの傾向が強いですよね。

神は全知全能の絶対の存在という位置づけですから、人間は人生に何が起ころうとつべこべいわず従うのみ。
「神の御心のままに」人生を受け入れて生きる、それが一番幸せなのだという。

それが本当に幸せなことなのか、あるいは自分のアタマで考え人生を切り開いていくことのほうが幸せなのか?

この答えは出ないと思います。
もちろん僕は自由に生きていきたい側の人間で、多様性を大切にしたいと思っていますが。

ただ、本作で面白かったのは舞台が1490年ころのスペインだったということ。

ちょうどキリスト教的価値観で占められていた中世から、ルネサンス、そして大航海時代という大きな価値観の転換点となった時期なのですよ。

人間らしさ、ヒューマニズムというものに目ざめ始め、地球はどうやら丸くて教会が言っている世界の形は嘘だと気づく頃。

その変革の時期を体現する人物が映画の終盤に登場しますが、結局人類は一つの価値観ではまとまらない、それこそが人類の人類たる所以ではないかと。

きっと多様性を認める世界こそが人類がめざす世界なのだと本作を観ながら考えていました。

まぁ、こんな小難しいことは考えずにアクションや映像を愉しめばいいと思いますが。














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