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こんにちは、一龍(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは人気お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建さんの著書、

『アンジャッシュ渡部の 大人のための 「いい店」 選び方の極意』

です。

この本ね、芸能人のグルメ本と舐めてたら大損します。
はっきり言ってすご本ですよ。

ビジネスパーソンの出世も、独身男性の婚活も、本書に大きなカギがある!


まずは早速、気になるポイントの読書メモをシェア!



読書メモ



★店経験値が上がると見えてくること


どんなものでもそうですが、経験値が上がると見えてくること、わかってくることがあります。店の評価にしても、絶対評価は難しいけれど、相対評価はわかりやすい。
  例えばAというお店で食べただけでは、その店の美味しさのランクはわかりにくい。でも次にBという店で食べると、AとB、どちらが美味しいかは比較できます。Aの方が美味しかったとして、さらにCという店で食べてみると、Aよりは美味しくないけれど、Bよりは美味しかった時、A、C、Bという順で美味しいことになります。これを継続していくと、自分の中で基準ができてきて、初めて行った店でも、すぐにどのあたりのランクかを判断できるようになります。そうなると、自分の中でより高いランクの店を知りたくなります。


★「いい店」とは


一方いい店とは何か?
 それは「すべての頃合いがいい店」のことだと思います。
 僕がいい店を見極める場合、「味」「値段」「サービス」「予約の取りやすさ」そして「キャッチ度」という5つの基準で判断します。



★「ダメな店」は一瞬で見抜ける


 味が悪いというのは論外ですが、典型的なダメ店のパターンは、雰囲気が悪いことです。「いらっしゃいませ」という言葉に心がこもっていいない感じがしたり、料理やドリンクの説明がやたら早口で、客に対する誠意が感じられないような店はアウトです。
 接客の場以外でも、厨房からスタッフ同士が怒鳴り合う声が聞こえてきたら料理がまずくなりますよね。主人が弟子をやたらに叱るのも気分がいいものではありません。



★「いい店」情報はわらしべ長者的に手に入れる


 第一次情報である「口コミ」は、食べることが好きで、実際にいろいろな店を調べて食べ歩いている、経験値が高くて”食のアンテナ”が立っている人から手に入れています。
 程度の差はあっても、みなさんの周りにもそんな食の偏差値が高い人がいると思います。こうした人が身近に1人いれば、そこからさらに高偏差値の人につながって、ネットワークができることで、より確度の高い「口コミ」にたどり着けます。
 そんな人と1人でも知り合えたら、あとは「わらしべ長者」のように、口コミネットワークを広げていけばいいのです。




★「食べログ」の点数を信用するな


 たとえば「食べログ」には点数やコメントなどが掲載されています。
 総合点数を見て店選びをする人も多いと思いますが、僕は総合点数が高いという理由で店に行くことはまずありません。総合点はその店の実態をどの程度表しているかわかりにくいですし、たとえば2つの店をくらべる場合、点数の差が本当に店の優劣を表しているかどうかわかりにくいからです。
 だから、僕は特定のレビュアーの点数やコメントを見るようにしています。自分と嗜好が合う人を見つけて、その人のレビューを追うようにするのです。自分の好みのレビューさえ見つかれば、その人を追っていけば、点数でそれぞれの店の相対評価がわかりますし、コメントでイメージをつかめます。




★穴場の名店を見つけるには”インスタストーカー”になれ


 インスタのハッシュタグも強力な武器になります。
 僕が和食のいい店を知りたいとしたら、インスタではたとえばまず「#松川」(「松川」は東京・虎ノ門にある割烹)を検索します。するといろいろな人が画像を上げているので、その中から和食の知られざる店を食べまわっているすごい人を見つけます。こういう人が見つかったら、次はその人の投稿を追っていくと、自分が知らない新店や超穴場店にたどりつきます。言ってみたら”インスタストーカー”ですね(笑)。僕はこんなふうに店を探すこともよくあります。




★「客は平等」はウソ


 その人は初めてですが、常連は長年にわたってその店に通い、お金を使い、あるいはいろいろな人を紹介してきているはずです。だから店にとって本当に「いい客」を優遇するのはある意味当たり前のことです。
 言い方は悪いかもしれませんが、「いい店」ほど「えこひいき」をしてバランスを保っています。それは一見さんをぞんざいに扱っているのではなく、店にとって大切な客にプラスアルファのサービスをしているだけのことです。これはむしろ、チェーン店のようにどの店でもどの客でも画一的な料理とサービスを提供するより、客に寄り添った、客への思いを持っている店と言えると思います。



★太らないためにバーに行く


 一番重要なマイルールは「食べたら4時間は寝ないこと」。〈中略〉
 そのために、食後にバーに行くこともあって、バーではウィスキーなどの蒸留酒をゆっくり飲みながら過ごします。午後11時に食事が終わったとしたら、バーで午前1時か2時頃まで飲み、それから家に帰ります。風呂に入ったり雑用をこなしたりしていると、食後4時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
 遅い時間に夕食を食べてから夜中に帰宅し、4時間寝ずに家で頑張って起きているのは大変かもしれませんが、ちょっとバーに寄って飲んで帰れば意外に楽です。
 僕は太らないためにも、夜中のバーに行くのです。







感想


「まいった。」

本書の率直な感想はまずこの一言でした。

正直言って、芸能人のグルメ本だと高をくくって読み始めましたが、これはもう立派なビジネス書ですよ。

なぜなら、ビジネスパーソンが学ぶべき点が本書には随所に散りばめられているからです。
それを挙げだすとキリがないので、感想のかわりに2点だけ触れておきましょう。



◆出世の近道? ビジネスコミュニケーションには「食べ歩き」だ!


ビジネスパーソンにとって「出世」は一大関心事。
そのためには上司とのコミュニケーションは非常に大切。
たとえ「出世」欲がない人でも、仕事の効率を上げるためにも上司との意思疎通は日頃から心がけておきたいものですよね。

でも、立場も年齢も違う上司との共通の話題ってなかなかないんじゃないでしょうか。

その解決策が「食べ歩き」。

正直言って、本書の

出世したければゴルフをやめて食べ歩け!

という言葉には目からウロコでした。

 ちなみに僕の周りにいるアンテナが立っているサラリーマンは、上司との付き合いが抜群に上手く、上司にとても好かれます。会食などがあると「あいつ詳しいから呼ぼうか」となることで、上司との距離が縮まるのだと思います。本人たちはまったくそんな意識はないようですが、食べることがビジネス上のコミュニケーションにつながっているだと思います。


 接待ゴルフにゴルフ上手な部下を連れていくのと同じように、いい店を知り、かつ味の説明が上手い部下を連れていけば、食事のときに話が盛り上がるだろうことは容易に想像がつきます。ビジネスパーソンにとって食べるのが好きというのは、最高のコミュニケーションツールを手にしているようなものです。

『釣りバカ日誌』のはまちゃんとスーさんは、「釣り」という共通の趣味で立場を超えた付き合いができるわけですが、食って人間の3大欲求のひとつですからほとんどの人が関心を持っていること。

「釣り」や「ゴルフ」よりも対応範囲が広いわけですよ。

それに、「渡部さんのように年間500食も食べ歩けませんよ」というかもしれませんが、そこまでしなくてもいいんです。

僕は小洒落たレストランも、珍しい逸品を出す料亭も知りませんが、自分で言うのもなんですが、うどんだけは詳しい方だと思います。

それだけでも上司との会話のネタに十分なるし、実際、いいうどん屋を見つけたときはお連れしたりもします。

オールラウンドファイターになる必要はなくて、自分の好きなものに特化したらいいんじゃないかな。

蕎麦でもラーメンでも、「◯◯を語らせたらあいつは詳しい」という武器があれば、あなたとじょうしとの関係は劇的に変わるかもしれません。





◆レビュアーを使った情報収集技を盗むべし


もう一つ本書でビジネスパーソンはぜひその技を盗んで応用してほしいのが情報収集方法です。

基本的に渡部さんは第一次情報である「口コミ」に一番信頼をおいているようで、それは僕も納得します。
僕もうどん食べ歩きをしているうどん通の「口コミ」を大切にしていますから。
ただ、忙しいビジネスパーソンにとって、そのような”アンテナの立った”人とのネットワークを維持するのもかなり負担となるもの。

そこで注目してほしいのが、SNSのレビューの活用です。

レビュアーの中で自分と嗜好のあう人を見つけて、その人のレビューを追う

この技、なにも食べ歩きだけに使うにはあまりにももったいないですよ。

例えば「食べログ」の星5つ評価って、似たようなシステムは色んな分野で見かけますよね。
いちばん身近な例で言うとAmazonではないでしょうか。

僕は書評ブログをやってますが、今までできるだけアマゾンのレビューを見ないようにしてきました。
というのも、あまりにも玉石混交だから。
自分が”玉”ではなく、”石”の方のレビューに影響を受けるのが嫌なんですよ。
だから活用してこなかったのですが、なるほど「同好の士」を見つければいいわけですね。

この方法を極めれば、かなりの精度で自分の欲しい情報、がありとあらゆるものに対して知ることができると思います。

Amazonの商品なんて、ないものがないぐらいですからね。

また、インスタのハッシュタグも使い方次第で強力な情報収集のための武器となるでしょう。

これからの時代は高い情報収集能力がビジネスパーソンの仕事の質を決める要素となることに意義のある人はいないでしょう。

ぜひこの技も本書から盗んでほしいと思います。




◆本書の本来の使い方の効果は著者が実証済み!?


さて、最後に。

上記のように、本書はビジネスパーソンにとって学ぶ点がたくさんありますよ、これはもうビジネス書ですよと書いてきましたが、本来の本書の使い方としては、食べ歩きのためのテクニック本なのです。

そして、本当に一番読んでほしいのは、婚活中の男性諸氏でしょうか。

第4章にはデートでのお店の選び方や使い方を懇切丁寧に解説してくれています。

そして、その効果は、もうすでに著者が実証済みじゃないですか(笑)。

よく女性向けに、「男を落とすには男の胃袋をつかめ」みたいな言葉を耳にしますが、先程も書いたように食べることは人間の3大欲求の一つ。

女性だって胃袋をつかむことで落ちますよ。

しかも、徹底してリサーチして、味だけでなく、雰囲気やサービスも包括的に考慮して店を選んでいるわけですから、そういうマメさは大きなアピール点となるはずです。


ということで、婚活中の独身男性ビジネスパーソンは、本書はもう読まない理由がないんじゃないかな。

激オススメ!!





本書はSBクリエイティブ様からご恵贈いただきました。
ありがとうございました。


目次


はじめに
第1章 「いい店」とは?  いきなり教えます! 渡部がたどりついた「いい店」基準
第2章 誰よりも早く「いい店」を知る方法  食べログだけでは探せない! SNSと口コミを使い倒して情報を手に入れろ
第3章 えこひいきされる客になる究極技  店に気に入られてこそうまいものが食べられる
第4章 人生が変わる店の選び方・使い方  思い通りに相手をおとす店使い㊙テクニック
第5章 「いい店」で酒を楽しむ  「料理」と「酒」の相性を堪能する
第6章 シチュエーション別店紹介  デート・会食・出張等の店選び





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