
2018年、映画館で観る6本目は「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」
(順番が逆になりますが映画館で観る2〜5本目は後日アップします)
「ハン・ソロ」の公式サイトはこちら
とにかく旧3部作以来のSWファンである僕にとっては、待ちに待った作品。
そしてそんなファンの期待に十分答えてくれた作品でした。
SW旧3部作ファンにはタネ明かしが楽しくてニヤニヤが止まらない作品
この作品、とにかく旧3部作からのファンにはニヤニヤが止まらない作品になっています。
本作品は、「ローグ・ワン」に続く2本目のスピンオフ作品となるわけですが、「ローグ・ワン」の場合はエピソード4で「デス・スターの設計図を手に入れるのに大きな犠牲を払った」というたたったこれだけのセリフから膨らませて膨らませて一本の作品にまで広げていきました。
だからタネ明かしというか、「実はこういうことだったんだよ」という部分がほとんどない。
ほぼ、まっさらな一本の映画として見れました(それはそれでよかったです)。
しかし旧3部作のハン・ソロに関しては、そのシリーズ中のセリフなどでちょこちょこと過去の生い立ちやらエピソードが語られているわけです。
どうやらミレニアム・ファルコン号はランドとの賭けに勝って手に入れたらしいとか。
そういった点に加えて、本作では新たに明らかになった事実も次々と登場。
ミレニアム・ファルコンの船首部分が2つに割れている間には脱出ポッドがあった。
ハン・ソロのソロという名前の由来とか。
もうこういったタネ明かしが次々と出てくる度に、旧3部作からのファンである僕はニヤニヤが止まらないのですよ。
終生の友となるチューバッカとの出会いのシーンなんて、「そうきたか!」と鳥肌が立ちました。
もっとも、チューバッカがなぜ宇宙船の操縦ができたりメカに詳しいのかの答えが「190歳」の一言だったのは笑いましたが。
SWらしさを感じさせない、これはハン・ソロの冒険記だ
ただ、逆に言えば、旧作を知らない人にとってはSWらしさを感じられず、期待はずれだったかもしれません。
そのあたりが、興行収入的にあまり伸びなかった理由かも。
「俺はフォースなんて信じない」という旧3部作でのセリフ通り、ジェダイもフォースも出てきません(一瞬ちらっとダース・モルがフォースを使うシーンがありますが)。
なので、明らかにSWの世界観、その枠内でドラマが展開するにもかかわらずSWらしさを感じないというちょっと妙な作品となっています。
ですが、そのおかげでハン・ソロというアウトローの冒険記という新たなジャンルがしっかり出来上がっているとも言えます。
それに賛否あるようですが、若い頃のハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクの演技は、僕はよくやっている、ハリソン・フォードにかなり近づいていると思いました。
あっ、ランド役の人もね。
まぁ、結果として、あらためてハリソン・フォードってかっこいいし、独特な男の色気があったよなって確認できたりしましたが。
ハン・ソロを主人公にした新シリーズ化か?
ところで、本作のポスターなにか気づきませんか?
これまでのSWシリーズのポスターとは明らかに違う。
全体に黄ばんでいて、ちょっと古めかしいデザイン。
僕は「インディ・ジョーンズ」を思い出して仕方がないんですよ。
エピソード4でのルークとの出会いまでの冒険劇が、新たなシリーズになるのではないかと勘ぐっています。
現に、デナーリス様じゃなかった、エミリア・クラーク演じるキーラの謎めいた裏側をちら見させてますし、本作品ではミレニアム・ファルコン号を手に入れて、さぁこれから! というところで終わってますからね。
本編シリーズのエピソード8があまりにもひどかっただけに、「ハン・ソロ」シリーズに今後は期待したいと思います。
これだけはなんとかしてくれないか
一つだけ、クレームを言うことをお許し願いたい。
それは、画面が暗すぎてよく見えない! ということ。
僕の目が悪いのかもしれませんが(一応両目とも2.0)、最初の脱出までのシーン、そして寒そうな惑星での帝国軍の戦闘シーン、さらにチューバッカとの出会いの重要なシーン。
画面が暗すぎて顔が見えないんですよ。
だから、キーラとの再会シーンって本当はもっと感動的なシーンになるはずなのに、最初のシーンでキーラの顔がわからないから、「えっ、誰これ?」となってしまいます。
これ、演出なのだとしたらかなり重要な失敗だと思うんですけど。
どうなの?
「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」 データ
監督 ロン・ハワード
主なキャスト
ハン・ソロ役:オールデン・エアエンライク
キーラ役:エミリア・クラーク
トバイアス・ベケット役:ウッディ・ハレルソン
ランド・カルリジアン役:ドナルド・グローバー
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