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必ず勝てる土俵で戦い勝ち上がるのが成功への近道【書評】勝間和代(著)『人生確率論のススメ』扶桑社新書

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おはようございます、一龍です。

今日ご紹介するのは勝間和代さんの久々の新刊。
テーマは確率論。

運を確率という概念に置き換えて、確率を高めることで成功しようという自己啓発テイストに仕上がっている、なかなか面白い本でした。

 

はじめに

これまで、数多くの自己啓発書を世に送り出してきた勝間和代さん。

しかし本書では、これまでとは少し視点が変わっていて、運を確率と捉え、確率を上げることでより目標に近づくことができるのではないかという論証がテーマとなっています。

まずはその考え方の基礎となる部分をポイントとしてピックアップしましたので御覧下さい。

確率を上げるための基本的なポイント

 

★運の正体

 

 私は、運の正体は基本的にはばらつきだと思っています。
 良いことも悪いことも、晴れも雨も、どちらも起こります。良いことだけが起こる人、悪いことだけが起こるという人はいません。短いスパンで見ると、良いことばかり、悪いことばかりという人はいますが、一生の間に平準化してしまうと、みんな同じように起きているのです。

★物事がうまくいっている人の3つのキーワード

 

・社交性
 人付き合いの輪が広がると、それだけで目の前にやってくるチャンスが増える。

・環境適応
 絶え間ないPDCAサイクル
 自分が一緒にいたいと思う心がまえ、性格、才能を持っている人となるべく長い時間を過ごす

・積み上げ
 相手が追いつけないまでの競争優位をつける

★人付き合いで意識すべき3つのこと

 

 人付き合いで大事なのは、出会いの「数」を増やすこと以上に、付き合いの「質」を高めることだと思っています。
 私が常に意識しているのは、「自分の相対化」「利他力」「嘘をつかない」の3つです。どれも少しずつ関連しています。

 

★環境適応のために必要なのは情報

 

 極論してしまうと、戦略とは環境適応であると私は考えています。しかも、この環境適応はほとんど無意識のレベルで行われるため、私が意識的に環境適応するということは、
・生きる場所
・付き合う人
を選ぶということが主力になってしまうのです。<中略>
 では、どうやって環境を知ればいいのでしょうか?
 それは、情報収集と行動に基づくフィードバックしかありません。<中略>
 まずは情報を手に入れること。そして、その中で自分の特性を鑑みて、戦略を立て、行動する。その結果を受けて、自分が得ている情報の正しさや、自分の選択の正しさを考え直し、再び情報に修正を加えたり、戦略の策定を行う。この繰り返しです。
 環境適応のために必要なのは、情報です。

★得意技を積み上げる

 

 積み上げができる人と、そうでない人との差は、「最上志向」と呼ばれるような、向上心が強いか弱いかにかかわってくるのかもしれませんが、それ以上に、「こうしたらうまく物事が進む」という技術をどれだけたくさん持っているか、なのです。
 すなわち、積み上げの習慣自体も、0.2%の改善を続けることで、改善できる、ということになります。
 積み上げるほど、物事に習熟し、他社との競争を避けることができ、金銭的な報酬も大きくなり、自分の自由になる時間が増える。まさしく、いいことずくめです。

 

★可能性のボックスを広げる
 

 運を逃している人の、最大で、ほとんどの要因は、自分と自分の周りに焦点を合わせすぎていることでしょう。非常に狭い視野に陥って、自分では努力をしているつもりでも、狭い努力をして、狭い人間関係にいる。
 ものすごい狭いところで宝探しをしているようなものです。どんなに探しても、そこに宝がなければ、見つからないのです。<中略>
 どの分野で努力しているのか、誰と一緒にいるのかという、自分以外の要素で決まると思っておいたほうがいいでしょう。
 運を左右する要素というのは、自分の努力は2%くらいで、残りの98%は自分以外の環境です。だったら、2%の努力をするより、98%を味方につける努力をしたほうがよほど有意義なわけです。

★不要なものはとにかく減らす

 

 積み上げるということは、ノウハウを積み上げること、すなわち、そのノウハウの中には本当に必要なことだけを残して、取捨選択することです。「捨てる」「減らす」ということが、積極的に含まれているわけです。
 新しいことを積み上げることと同じくらい、不要なことを減らすことには価値があります。不要なものはとにかく減らす、減らす、減らす、です。
 このことで、すべてのノウハウがより結晶化するのではないでしょうか。

★コントロールできる幅を広げる

 

 自分の人生でコントロールできる幅を広げようと思ったら、なるべくどこかの段階で会社に属さなくてもいい見切りをつけられるように、10代、20代から意識して積み上げていってほしいと思います。<中略>
 たとえ、独立はしないにしても、少なくとも積み上げになるキャリアを選ぶということは大事です。どういう意味かというと、選んだキャリアが新しい人に代替されにくいものにして、かつ、その経験がどんどん上乗せされていくものが好ましい、ということです。

★運をコントロールするのがうまい人

 

(ランダムに起こる)そうした現象はコントロールすることはできません。でも、起こったことにどう対応するか、はコントロールできます。そして、対応をちゃんとコントロールできるようになれば、ある意味、運や不運から自由になれます。
 自分で自分の人生をちゃんとコントロールしている、選択しているという効力考えられるようになります。
 逆に、不運をなくそう、運だけ増やそうとすると、何かが歪むような気がしています。
 大事なのは、その場その場で、まず自分ができる最善を尽くす習慣です。<中略>
 人生は「繰り返しゲーム」なので、その場その場で、確率を意識して選択し、最大の努力を積み重ねていると、トータルでは「運のいい人」になれるはずです。

感想

 

◆「運」とは「確率」である

まず、本書の前提条件として、

「運」など存在せず、すべては「確率」である。

と仮定して、

確率を理解し、すべての事象に置いて確率的により目標に近づく

努力を積み上げていけば

必ず運気(確率)が上がり成功する

という考えを論証したものが本書です。

「運」というのは

「特定条件かでの確率のばらつき」

なのだから

「確率計算機」の感度を高めてより確率の高い選択肢をとる

訓練をしていきましょう、ということです。

ですので、本書ではスピリチュアルな部分は一切なし。
徹底して自分の言動でコントロールできる部分にだけフォーカスしている点が好感が持てます。

◆求めるチャンスに近い人と付き合う

勝間さんは本書で、うまくいっている人(確率の高い人)の3つのキーワードとして、

・社交性
・環境適応
・積み上げ

の3つを上げています。
これ、すごく腑に落ちました。

確かに上のステージに上がっていく人ってこの3つを備えているなと。

まず、社交性ですが、これは交遊範囲がただ広いということではありません。

良いことも悪いことも運んでくるのは人です。

とすれば、自分が求めるチャンスに近い人と付き合う、自分が求めていないものに近い人とは距離を置く、これがすごく重要な基本戦略となります。

すごくイヤな言い方ですが、「不要なものは減らす」という原則を人付き合いにもうまく適用している人はやっぱり上のステージに行ってますよ。

広げるべき人脈は広げ、ステージが上がるごとに人脈を整理する。
ただ、その人脈の中でどう付き合っていくか、どう振る舞うかは本書で確認していただきたく。

自分のために人を利用しようとすると大失敗しますから。

◆自分の武器と闘う場所を意識しているか?

「チャンスは人が運んで来る、だから人付き合いはすごく大事」というのはよく成功本に登場しますし、これまで私も感じていたので、納得。

今回本書ですごく「我が意を得たり」だったのは、「環境適応」と「積み上げ」でした。

成功している人って、自分の得意なことを磨いて武器にして、その武器が通用する土俵に上がって、あるいは土俵を自分で作って勝ち上がっているんですよね。

いうならうば、自分が最も強くなれる土俵とルールで自分が主宰する天下一武道会に出場しているようなもの。

もちろん、その武器を得意技にするまですごい努力が必要でしたでしょうし、土俵という環境をつくるのも並大抵のことではありません。

最近職場で見ていて思うのですが、どの職場でも「君は絶対この職業向いてない」って人が必ずいますよね。

自分のなりたい理想と実際の自分の才能や特性が乖離している人。
この人いいもの持っているけど、うちにいるのは間違いやろという。

人間は成長する生き物ですから、もしかしたら大成するかもしれないし、ドリームキラーにはなりたくないからネガティブなアドバイスはしませんが、たとえ目標を達成できたとしても非常に遠回りなのは確実です。

まずは自分の武器を正しく把握すること。
自分の武器を知った上でそれを生かせる土俵を探すなり作ること。

なりたい理想の自分とか、したい仕事を先に考えるのは、確率を上げる戦略上順番を間違っているのかもしれません。

といっても、自分の武器は分かりにくいもの。
ストレングスファインダーとか参考になるものはありますが、結局のところ

「好きを極める」

という方法が一番有効なのかもしれませんね。

ぜひ本書を参考に、人生で勝つための確率を上げる戦略を確かめてください。
就活生に特にオススメ。

目次

はじめに
第1章 「運」は存在するのか?
第2章 「運をつかむ」確率を高める
第3章 「運を逃がす」確率を減らす
第4章 チャンするに行動できない人の思考パターン
第5章 チャンスに選び間違わない、12のコツ
第6章 運をコントロールできれば、あなたの人生は変わる
おわりに

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