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『戦火の馬』【教養的映画鑑賞】第一次世界大戦は人類史上歴史的ターニングポイント

『戦火の馬』【教養的映画鑑賞】第一次世界大戦は人類史上歴史的ターニングポイント

映画から歴史的教養や雑学を学ぶ教養的映画鑑賞、11回目の今日は「戦火の馬」です。

 

はじめに:『戦火の馬』、第一次世界大戦は人類史上歴史的ターニングポイント

戦火の馬 [Blu-ray]
ジェレミー・アーヴァイン
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
2013-07-03


第一次世界大戦を舞台に青年と馬の感動のドラマです。

ストーリー(Amazonより)

英国の貧しい農家で、少年アルバートに愛情深く育てられた美しい馬、ジョーイ。だが第一次世界大戦が勃発し、ジョーイは軍馬として最前線へ送られる。様々な人々と出会いつつ、フランスからドイツへ、敵と味方の隔てを越えてジョーイは駆け続ける―ただ生き抜くために。その頃、年月を経て屈強な若者に成長したアルバートは、一兵士として砲弾轟くフランス激戦地の塹壕に身を潜めていた―ただ生き抜くために。
過酷な戦場を力強く生き抜こうとする青年と一頭の馬の感動のアクションドラマ。

歴史教養的見どころ

◆戦術の変化を見よ!

とにかく感動のドラマです。
が、このコーナー的に見ていただきたいのが、ストーリーを通して描かれている第一次世界大戦の戦術の変化です。

まず、最初の戦闘シーン。

英国騎馬隊がドイツ軍陣営を急襲します。
しかし、待ち構えていたドイツ軍の期間中により部隊は全滅。

このシーンは、大戦開戦までは戦争に前世紀的な(イギリスにおいてはヴィクトリア時代的雰囲気)イメージを持っていて、そのイメージのまま戦争に突入していったことを物語っています。

すなわち、戦争とはプロの軍人同士の戦いで、機動力のある騎馬隊が勝敗を決する決め手であると。
ところが時代はもはや機関銃や速射砲が登場しいて、的となりやすい騎馬の時代は終わっていたのです。

それに合わせて、次のシーンからは塹壕戦になります。
注目して欲しいのは、最初の戦闘シーンで登場するドイツ軍兵士のヘルメットには角のような飾りがありますが、塹壕戦のシーンになるとなくなっています。

それは角があると、居場所がわかってしまうから。
実はドイツ兵も塹壕戦になることを予想していなかったのですね。

その後、騎馬隊は一度も登場しません。

馬の役割は物資を運ぶためだけ、しかもその役割もトラックが登場して代わっていきます。

また、タンク、毒ガスも登場して、もはや古き良き時代の戦争ではないとうい事実が次々と登場してくる兵器によって印象つけられます。

人類史上初の総力戦

馬を軍に供出した青年が戦場にいること自体が、戦争がプロの軍人だけのものから国民の総力戦となったことを意味しています。

そして、大量殺戮兵器の登場により人間の命が人類の歴史の中で一番軽くなった時でもあります。

戦場に華麗な戦術も、戦局を変える英雄や豪傑も必要なく、ただ、戦場に大量に兵士を送り込み弾丸を打ち続けられる国が勝つ。

そんな時代に突入したことをこの映画で知ることができます。

最後に個人的な感想を

さすが巨匠スピルバーグ、全編にわたって映像か美しい。
とにかくイギリス農村の風景も、激戦地だったソンム近郊の風景も美しいの一言。

凄惨な戦場のシーンとの対比のためなのかもしれませんが、美しい風景を見ていると戦争をしている人間の愚かさに思いが至ってしまいます。

基本データ

監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:ジェレミー・アーヴァイン(というか主演は馬でしょう)
2012年公開(日本)
146分

戦火の馬 (字幕版)
エミリー・ワトソン
2013-11-26


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