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答えは1つじゃない【書評】池末翔太・野中祥平(共著)『中高生の勉強あるある、解決します。』( Discover21)

受験シーズンまっ只中。
だからというわけではありませんが、今日はこういう本のご紹介。

中高生の勉強から日常生活、そして恋の悩みまで、現役大学生のお二人がパシッと答えてくれます。

 

【目次】

はじめに
勉強の悩みあるある
勉強方法あるある
学校・塾あるある
心の悩みあるある
日常生活あるある
あとがき
おすすめブックガイド

【本の概要】
本書は著者のお二人が運営しているブログ 中学生・高校生のあるある研究所 の一部をまとめ、改変したものです。

「みんなが体験したことがある失敗や悩み=あるあるネタ」40個に対して解決していきます。

秀逸なのは一つの問題に対し、5つの解答が用意されていること。
きっとあなたに適した解決策が見つかります。

あるある1

また、本書の使い方も、参考書の使い方を解説するように、丁寧に説明してくれています。

【ポイント&一龍的解答】
今回は40個のあるあるネタからワタクシも遥か遠い受験生時代を思い出し、一龍的解答も添えて、いくつか紹介してみようかと思います。

★自分の部屋で勉強できない 
⇒ 自分に部屋を勉強モードに切り替える → 誘惑がるものは片付ける!(PCとか)

誘惑のもとをとっちゃいましょう!w マンガは別の部屋に置いて、テレビも捨てちゃってもいいかも?w
「こいつのせいで勉強できないんだ!!」と思うのなら、どうにか視界に入らないようにするのがいいと思います。

一龍的解答
最低限、机の周りだけでも勉強に関係ないものは取払いましょう。そして部屋の明かりは消して机のスポット電灯だけ付けて勉強する。これだけで視界に誘惑するものが入らなくなります。
ただその前に、部屋にテレビがあるなんて問題外。
本気で勉強する気ならテレビは捨てなさい!
「あなた人生捨てますか?それとも人生捨てますか?」

★勉強時間がうまくつくれない&勉強と部活の両立ができない!
⇒ 授業中に学べることはしっかり学んでおく!
  授業でやったことは、授業中にマスターする!

授業中、ちゃんと理解して、宿題も少し手をつけておけば、勉強時間が少なくても結果は出せますよ。

一龍的解答
授業中に授業内容は理解暗記すべし!
これは授業を大切にするという意味だけではありません。
特に高校生の場合、科目によっては受験までに終わらないものもあるし(日本史とか世界史とか)、受験科目と関係ない科目の授業もあります。しかし授業そっちのけで受験勉強だけしていると、定期テストで痛い目にあう。大学は合格したけど、高校を卒業できないなんてこともなくはない。
この解決策はただ一つ。
授業中に授業内容を理解暗記し、授業時間外を受験科目の勉強に充てる。
これしかありません!

★音楽聞きながらだと、勉強に集中できない!!!
⇒ はやりの歌(バリバリのJ-POPとか)から離れてみる。

洋楽とか、ダンスミュージックとか、クラッシックやジャズとか、色々聞いてみると、自分だけの集中力を高める曲に出会えるかも!
日本語から離れるだけでもいいかもね。僕はヘビメタだとテンションが上がって集中できますw

一龍的解答
音楽を勉強に利用する。
どういうことかというと、私が中高生の時はカセットテープが主流でした。レコード(CDじゃないよ)を買うお金もなかったので当時の学生はみんな、FMとかで自分の好きな曲をエアチェックして、カセットに編集していました。
ワタクシの場合は60分テープに自分の好きな曲だけを編集して、それ勉強中エンドレスで流すのです(もちろん小音で)。すると、ある効果に気づきました。
このテープをかけると、パブロフの犬のように条件反射で勉強モードに切り替わるのです。しかも30分でリバースするので、「あっ、もう半分過ぎた」とか、曲によって、「残り5分」とかペースメーカーにもなりました。
ということで、一龍的解答は音楽聞くべし!
ただし、同じ曲を選ぶこと!繰り返し聞くこと!それがあなたの勉強テーマソングになります。

★「あの先生はわかりにくい!」って、先生のせいにしちゃう
⇒ 教科書とかで、自分のペースで勉強する!

 先生を批判するぐらいだったら、自分でどうにかしましょうwww
 教科書と問題集があれば、自分で勉強できなくはありません。自分のペースでやってみるのもあり。友達と協力するのもありですね。

一龍的解答
はっきり言います。
中学高校の勉強は教科書と参考書があれば自分で勉強できます。先生はいりません!
高校3年生のとき、世界史の先生がすごいおじいちゃんになりました。歯が抜けていてもぐもぐして滑舌が悪く、何を言っているかわからない上に、板書の字が汚くて判読不能という先生でした。で、決心したんです、「自分でやろう」って。
授業中に教科書と山川の用語集を開いて、どんどん教科書を読み進めながら用語集で解説をみて、教科書に書き込みやらマーキングをしていました。するとある時、ワタクシが授業よりどんどん進んで勝手に勉強していることに気づいた先生は、授業中にワタクシのそばにやって来て「教科書に線引くだけでは点数取れんぞ」(←滑舌が悪くて聞き取れなかったけど、多分こんな趣旨のことを言ったと思う)と言ったのです。カチンと来ましたね。「お前の授業がわからんから自分でやってるんや!」と言いたいのをぐっと我慢して「はい」とだけ答えましたが、『絶対テストで見返してやる』と心の中で誓いました。
その結果、2年生の時より点数アップ!自分でやると覚悟を決めたことと、わからん授業をする先生への対抗心で成績が上がりました。
すべては自分の責任と覚悟を決めて頑張ってみてはいかがでしょう。

★志望校の決め方があいまい!!
⇒ ブランドで決める!

 もし将来なりたいものや興味があることがなかったら、ブランドで選ぶのもありだと思います。まぁ端的に言えば、人から「すごい!」と言われる学校ですねw
 ただ、ブランドで決めると、後々モチベーションが維持しづらくなるので注意ですw

一龍的解答
中高生で将来の夢をきっちり持っている方が珍しいと思います。どうしても志望校を決める決め手がない人はブランドで決めたっていいと思います。東京六大学とか関関同立とか。
ただし、1回は実際に学校を見に行くこと。オープンキャンパスでもいいし、学園祭に遊びにいくのでもいい。大学はそれぞれ校風がありますから、雰囲気が自分にあう合わないは見極めること。
あとは入学してから考えれば良い!

★できる人を見ると、落ち込んじゃう!!!
⇒ 「なんで、そんなに〇〇できるの?」って質問してみる。

 できる人と比較して落ち込むのではなく、できる人に質問して、アイデアを盗みましょう!勉強方法や、授業中の意識が違うのかもしれません。
落ち込むんじゃなくて、「学ばせていただきます!」の姿勢で生きてみよう。

一龍的解答
クラスに一人ぐらいはすごいヤツがいるものです。そういう人に出会えるのはすごくラッキー。色々質問してTTP(徹底的にパクる)するのをお勧めします。ただし、凄すぎるヤツの勉強方法は適当に流した方がいいです。
ワタクシのクラスメートに英単語は見てるだけで覚えるという人がいましたが(実際単語テストは毎回ほぼ100点)、そういう人はもう別世界に人と思うこと。
人は人、自分は自分!

【感想など】
久々に記憶が薄れかかっている中高生時代を思い出しながら本書青読ませていただきました。

40の悩み、どれも中高生には真剣な悩みなんでしょうね。
ワタクシも昔、同じことで悩んだり迷ったりうまくいかなかった経験があったなぁと。

これね、大人はみんな経験しているんですよね。
そして、世代交代するだけで、問題は解決されることなくさらに次の世代に引き継がれていく。

でも、中高生の皆さん、みんなまがりなりにも大人になっているでしょ。

つまりこれは通過儀礼のようなもの。
きちっと答えを出して解決するより、経験することに意義があるのかもしれません。

実際、答えは一つじゃないですよね。
「なぜ勉強するのか」とか「自分にあった勉強法」とか、100人いれば100通りの答えがあるはず。

試行錯誤して自分で見つける過程を経験することが将来の大きな財産となるんじゃないかな。

ただ、中学、高校はあわせて6年間。
タイムリミットがあります。

下手をすると、あたふたしてるだけで終わってしまうかもしれません。

そうならないために本書を読んでみてはいかがでしょう。

よく学校の先生が言う言葉に「学ぶとは真似るからきている」というのがあります。

ビジネスパーソンがビジネス書を読むように、勉強の仕方や効率の良い方法を知るために”勉強本”といわれるジャンルの本を読むことは早く答えを見つけるために一番いい方法だと思います。

だって、学校って勉強は教えてくれるけど、勉強の仕方は教えてくれませんからね。

さて、ビジネスパーソンに向けても少し書いておきます。

コラムの ふせんってどう使うの? 
あるある2

とか

ノートの使い方とか
あるある3

これ、はっきり言ってビジネスパーソンも参考になります。

というか、いい年していまだに付箋の使い方がどうの、ノート術がどうのって私たちやってますよね。
で、気がつきました?

学校や受験のための勉強って、勉強で知識を身につけることだけが目的でなく、問題解決のためのトレーニングだったんですね。

扱う問題が違うだけで、仕事というのは基本的に問題解決の連続。
そして、その遂行のために、ノート使ったりパソコン使ったりするわけですが、そのベースとなるスキルを学校で経験積んでるわけですよ。

今回本書を読んであらためて気がつきました。

受験生諸君、方程式で飯は食えないけど勉強することと自分で試行錯誤することの経験自体が将来必ず役に立つんですよ。
けっして学校の勉強はムダではありません。

がんばれ!

本書はDiscover21、編集者の三谷様より献本していただきました。
ありがとうございました。

【関連書籍】
本書巻末の おすすめブックガイド から”勉強本”をいくつかご紹介

 

『できる人の勉強法』(丸善丸の内本店25位、ジュンク堂書店大阪本店1位)は、予備校のカリスマ講師が自ら編み出したという効率的かつ効果的な学習法を説くもの。ポイントは「学習時間」の組み立て方にあると言い、毎日やると決めたら30秒でもテキストを開くことを勧める。「睡眠時間を削ってもやる」はほとんど無意味で、頭が回る時間に集中する、音読を繰り返すなど、言われれば納得するが忘れがちなコツを整理して示す。

 

「参考書を机に開いて家を出る」、「携帯の電源オフを合図に勉強をスタート」、「目標を小分けにして“やれそう感”を高める」など、やる気をつくる75のアイデアを、大きく習慣術・自己管理術・心理術・人間関係術・発想術に分類して紹介。

 

2か月で7点から90点に!?3か月でE判定からA判定に!?都内の中学校でも実践!秘密は毎日の習慣にあった!噂の東大生起業家が教える「7つの学習習慣」とは。

 

すばやく、ラクに、確実に成果を出す「瞬間」勉強法。「多忙」「怠惰」「疲れがち」な人こそ、効く。「速度を上げるほど、頭に入り、忘れない」この真実。「記憶の達人」「速読術のプロ」「合格カウンセラー」の三冠王が教える、簡単ノウハウ。

 

第一弾にお寄せいただいたさまざまな疑問に答えるべく渾身の第二弾が誕生!集め続けたノートは合計400冊。東大ノート、京大ノート、ビジネスノート、偉人ノート本当に役立つ美しいノートとは。

 

読書術、集中力強化法、記憶術、受験術―勉強本500冊を読んでわかった究極の勉強法。

 

ビジネスマンの学習生産性を画期的に向上させるハック集。
資格試験勉強から、語学学習、MBA取得まで、若手ビジネスマンが身につけておきたい、学習ノウハウを網羅。少ない努力で効果的に、かつ楽しく学べるコツを満載!今売れているどの勉強本とも違う、第3の「勉強本」として売れる内容になっている。「売り」は、楽しく効率よく学ぶノウハウが満載の「POPな勉強本」。脳の働きを抜群に活性化させる「環境づくり」を詳細に解説。シータ波がドンドン出てきて、普通に勉強していても、数倍の効率が上がります!

 

数十人の生徒を教え、千人以上にWEB受験指導を行う現役東大生とともに考える「勉強の面白さと楽しみ」。古今東西50の名言つき。

 

やる気を引き出す5つのアプローチ、聞くための4つのスキル、ほめ方を見直す5つのテクニック、目標をつくる4つのポイント…ほか、娘二人を東大に現役合格させた著者が、幼児期の育て方から大学受験時の教材、詳しい勉強法までを初公開。

 

22歳で1億円を稼ぎ、23歳から経営陣を務める会社を2年連続で「日本のベストベンチャー100」に選出させ、「日本のTOPネット起業家6人」にも選ばれたスーパービジネスマンが、成果に直結する「2ステップ勉強法」を初公開!“勝ちパターン”の作り方、教えます。

【管理人の独り言】
巻末のおすすめガイドブックを見ていてふと気になったのですが、これはどなたの選書なのでしょう。著者のお二人なのでしょうか?

かなりビジネス書に造詣の深い方の選書とお見受けしたのですが、世代を超えて読み継がれてほしいあの名著が入っていないではありませんか!

ちょっと古くさい感じはしますが、ぜひこの本を中高生は読んでほしい!

ここに書かれている精神こそグローバル時代に必要なのではないでしょうか。

きっと勉強に対する考え方が変わると思いますよ。

2 COMMENTS

野中祥平

著者の野中です。
書評を書いていただき、感激です。
ありがとうございます。
このようなブログに書評していただいたこと、
夢のようです。光栄です!
おすすめブックは、のな、パグ夫の2人が、
ブログを書きながら書籍を大量に読むようになり、
「これは中高生にもぜひ!」というものを中心に
選ばせていただきました。
「学問のすゝめ 」は、慶應生なので、
もちろんチェックしています!!!
中高生にもっと「知恵」が伝わる様な社会になればいいなーって
思います。試行錯誤できる人、増やしたいです♪

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一龍

野中様
コメントありがとうございます。
今回、あらためて感じたのは、仕事というのは学校時代の勉強の延長線上に間違いなくあるということでした。
よく、勉強は役に立たないという人がいますが、そういう人は全く気がついていないのだと思います。
そして、選書。
いい本ばかりですね。
ワタクシ書評なんぞやっているといつも思うのですが、ビジネス書や自己啓発書を中学生の頃に読んでおけば人生変わったんじゃないかって。
若い人には読書でも勉強でも、どん欲になんでも取り入れてほしいですね。

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