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あなたの会社が明日の成功事例になる【書評】有元 美津世(著)『図解アメリカのソーシャルメディア・ビジネスのしくみ』( あさ出版)

日本ではSNSを利用して、大成功を納めた企業というのはまだあまり聞きません。
しかし、本場アメリカではすでにいくつもの成功例が誕生しています。

今日は、そんな成功例を図解とともに解説・紹介してくれる本をご紹介。

 

【目次】
はじめに 
PART1 フェイスブックとツイッターを始めても、ビジネスがうまくいかない理由
PART2 アメリカの最新事例に学ぼう!ソーシャルメディアの活用法
PART3 ソーシャルメディアでビジネスを成功に導くために
おわりに

【ポイント&レバレッジメモ】

★ソーシャルメディアはデジタルマーケティングの一環(ディズニー)

 ディズニーでは、「ソーシャルメディアはデジタルビジネスの1つ」という位置づけだ。「ブランドの熱狂的ファンが会話、参加できるようなプラットフォームを提供して行く」という。
 「ソーシャルメディアとは、お客様に対して話をするのではなく、お客様の会話の場。今後も、お客様同士が会話できるプラットフォームを提供して行きます」

★”Fan First”がモットー(コカコーラ)

 ソーシャルメディアを利用するにあたって、同社は”Fan First”(ファンが第一)をモットーにしているという。「ファン、友達、フォロワーになることを選んだのは、広告をどんどん投げつけられることを承認したということではない」とし、製品の宣伝よりも、「双方向のコミュニティの真のメンバーになること」を目指しているという。

★企業イメージアップ(リーバイス)

 同社は「ソーシャルメディアに期待するのは、消費者らによる積極的な参加を促すことであり、ソーシャルメディアでどれだけ売り上げが上がったかを細かく測ってはいない」という。
 リーバイス・ガールの一般公募や慈善活動のPRからもわかるように、消費者の参加、消費者とのからみを通じた企業のイメージアップ、ブランディングに同社は重きを置いているといえる。

★ソーシャルメディアは社員とのコミュニケーションツール(ベストバイ)

 フェイスブックの友達5000人の多くが社員で、ソーシャルメディアはCEOが社員と直接会話できる数少ない場所である。同社の社員は18万人いるので、フェイスブックに何度も、「友人の上限を増やしてほしい」と頼んだという。
 自らがヘビーユーザーの同社CEOは、「大企業のCEOのなかには、ソーシャルメディアなど一時の流行だという人もいるが、企業、いやCEOが、ソーシャルメディアを利用していないことは、顧客とたいわをしていないというリスクを負うことになる。これは、長期にわたって、経営上、大きな間違いになり得る」という考えだ。

 

★日々のエンゲージメント個人ブロガー、ムザちゃん
 ツイッターのフォロワー数が何万人に上る今も、必ずフォローを返し、Google+でコメントをしてくれた人は全員フォローし、リツイートやメンション(ツイートの引用)をしてくれた人にも、必ず感謝のツイートをするなど、非常に丁寧な対応をしている。

★ソーシャルメディア活用のポイント(抜粋)
◇覚悟を決める
 

はっきりいおう。続けられないのなら、はじめからやらない方がいい。フェイスブックページを立上げ、ツイッターを始めても、毎日チェックしないのなら、顧客が質問約定を書き込んでも、迅速な対応ができず、結局、企業イメージが悪くなるということがあり得るからだ。 
 そして、ソーシャルメディアの導入は、担当者レベルでなく、経営陣の覚悟が必要だ。

◇信者を生む

 広くまんべんなく全員に関わるよりも、積極的に参加している人、より関心を示してくれている人に、より深く関わる方が効果的だ。熱狂的なファン、信者が生まれれば、彼らが伝道師となり、周りに広めてくれるからだ。

【感想など】

2008年の夏頃だったか、日本でTwitterがブームになったとき、ワタクシもいつも参考にさせていただいている某アルファーブロガーさんがこんな趣旨のことを言っていました。

「Twitterはしょせん、強者のメディア。有名人が使うとフォロワーもあっという間に増え、すぐに大きな影響力を持つようになる。だから私のようなブロガーは本腰入れて使ってもしょうがない」

弱小ブロガーのワタクシからすれば、「いえいえ、あなたは十分強者ですよ!」と人知れずツッコミを入れてしまいましたが、この方は潔いというかなんというか、今でもTwitterでもFacebookでもブログ更新のお知らせしか流していません。

一方、先日電子書籍をご紹介した立花岳志さんは、同じ頃の2008年にブログを開設されていますが、TwitterやFacebookなどのSNSを戦略的に使い、今や月間160万PVを誇るブログに成長させています。

このお二人から見えてくるものは何か?

前者のブロガーさんが言っていたことは、けっして間違いではないと思います。
芸能人やスポーツ選手など、すでに有名人の場合はすぐにフォロワーが増え、あっという間に影響力を持つことができます。

が、ソーシャルメディアが、テレビやラジオといった旧来のメディアと決定的に違っているのは、そこに無名の個人が参入し、うまくいけば短期間に知名度を上げ、ブランディングできるというところです。

そしてこれは、ブロガーだけの話ではなく、企業にも当てはまることです。

本書ではアメリカのソーシャルメディアの利用で成功した20社の実例を解説しています。

最初の7社は、ディズニーやコカ・コーラ、リーバイスといった超有名企業ですが、これは”強者”。
もちろんこれら有名企業の取り組みも非常に参考になりますし、各企業とも、知名度にあぐらをかくことなくSNSに取り組む姿勢は真剣そのもの。

現在日本では、有名企業のトップでSNSで顔が見える活動をされている人はほんの数えるほど。
顧客と会話をしないことが、もはやリスクであることを早く理解してほしいものです。

そして、本当に読んでほしいのはその他の13社(店)。

宣伝はTwitterのみのフードカート、クリームビュリュレカート。

7割以上がソーシャルメディア経由で来店する美容院、エマーソンサロン。

ユニークな動画で一躍有名になった、地味な製品で派手をやる会社、ブレンドテック等々。
(ミキサーの会社で、なんでもミキサーで粉砕する動画が衝撃的。下はiPhoneを粉砕する動画。)

各企業(店)の集客・売り上げ増にどうやってつなぐかの工夫が非常に面白い。

アイデア次第で中小企業が大企業と互角、いやそれ以上に渡り合える可能性があることが十分読み取れるはず。
それにむしろ、小回りが利く中小企業の方がソーシャルメディアというのは臨機応変に素早い対応が求められるため、向いているような印象も受ける。

なんか、昔の大相撲、技のデパート舞の海 対 巨漢だが動きの遅い小錦 の対決を思い出してしまう。

もちろん、SNSは無料で集客できる魔法のツールではない。

本書には
 

「ソーシャルメディア=集客や販売のツール」と考えている人は、まずそうではないことを認識しよう。

とか、
 

ソーシャルメディアは、「フェイスブックで集客して、友達やファンに販売しよう」といった、単体で収益を上げるものではない

といった諌言も随所にちりばめられている。

特にPART3ではこんなふうに

図解ソーシャルメディア1

Twitter、ブログ、Facebookなどのそれぞれの使い方と相関関係を図で解説するとともに、ソーシャルメディア活用のポイントも解説。

SNSを始めるにはそれなりの覚悟が必要ですが、やらないことのリスクの方がやったときのリスクをはるかに超えているのが現状ではないでしょうか。

「我が社もSNSに取り組んでみるか」と考えている経営者、店主の方々、はじめる前にまずは一読することをオススメ!
もちろん、個人ブロガーも!

本書はあさ出版編集者、吉田様より献本していただきました。
ありがとうございました。

【管理人の独り言】

アクセスアップを狙っている個人ブロガーさんにオススメ。
まずはこちら。

そして、現在ワタクシが最も注目しているのがこちら

 

Facebook、Twitter、Google+……。ソーシャルメディア今の時代だからこそ、ブログの価値が高まっている。ソーシャルメディアを使いこなす、自分の「ホーム」となるブログの作り方。

色々なSNSが登場していますが、そのなかでブログはこれからも重要な核となるメディアだと思います。
ということで、ワタクシもいつまでも弱小ブロガーやってる場合ではないので読みます!

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