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パパだからこそ頑張れる【書評】栗田 正行(著)『「働くパパ」の時間術』 日本実業出版社

おはようございます、子どもが中学生になって手が離れ、ちょっと寂しい一龍です。

なんてことを言うと「いいなぁ」「うらやましいなぁ」と、ただいま子育て真っ最中のイクメンパパたちに言われてしまいそうですが、そんなパパさん達にぴったりの本をご紹介。

栗田 正行(著)『「働くパパ」の時間術』 :ポイント&レバレッジメモ

★働くパパの時間術 5つの基本ルール

ルール1 「時間のボーダレス化」でストレスフリーになろう
 「仕事」「家族」「自分」の時間にとらわれないこと、つまり「時間のボーダレス化」(=時間にとらわれない考え方)をすることがストレスから解放されるための第一歩と言えるのではないでしょうか。

ルール2 確実に物事をこなすために時間を「天引き」しよう
 時間の天引きとはずばり「あらかじめ作業に必要な時間を設ける」ということです。

ルール3 日々の効率化のためにいろいろ「仕組み化」しよう
 小さな面倒を惜しまずに、あらかじめ準備する。これこそ、「仕組みか」の根本となる考え方なのです。

ルール4 「二毛作」をキーワードにして時間を有効に使おう
 何かをしながら同時並行して物事を進める、これが時間の「二毛作」という考え方なのです。

ルール5 全部自分でやらずに人に頼むことを覚えよう
 仕事も子育ても、共通するのは「チームプ例」だということです。時間術を考えるうえで「人に頼ること」はとても重要な要素です。

★子どもの「生活リズム」を整えるのが育児の第一歩

 私がたどり着いた子育てについての結論は、まずは「子どもの環境を整えてあげる」ことです。<中略>
 私が子育てで特に意識しているのは、子どもの「生活リズム」を整えてあげることです。これはお金のある・なしに関わらず、親の意識次第でできることではないでしょうか。そして、じつはこれこそが乳幼児の子育てにおいては、最も重要なことなのです。<中略>
 私が実践している子どもたちの「生活リズムを固定するための極意」をお教えします。それは、ずばり次の4つの時間帯を整えることです。
1. 起床時間
2. 食事時間
3. 就寝時間
4. お風呂時間
 じつは、この考え方は私が学校で生徒に伝えている、効率よく勉強するための生活習慣の基本とほぼ同じです。ということは、幼少期にこれらを意識することは、将来、子どもたちが学校に行ってからもメリットになると言えます。

★子どもとの時間を「濃く」する5つの習慣

第1の習慣 パパは積極的に動く
(ママ)一人の視野や考え方だけではどうしても偏りが出てきます。そういうときこそ、あなたの出番なのです。

第2の習慣 育児は目的を持って始める
 子育てのゴールイメージを明確に持つ必要があります。<中略>
 「子どもの自立」という子育ての最終ゴールへの近道は、子どもへの愛情をたっぷりと注ぐこと。

第3の習慣 子どもの重要事項を優先する
 重要かどうかを決めるのは大人ではなく、子どもだということです。親がこう考えるようになると、子どもが生き生きと自分のしたいこと、考えていることを教えてくれるようになります。

第4の習慣 ママとのWin-Winを考える
 ・ママに尊敬されるパパは、子どもにも尊敬される
 ・ママを大切にすると、子どもは自分が大切にされていると感じる

第5の習慣 こどもを理解するところから始める
 こどもを理解するためにすべきことは、「こどもをよく見る」「こどもの話をよく聴く」「こどもが思うままにやらせる」という、たった3つです。

★「BWT(子どもが起きる前の時間)」を活用しよう

ビフォー・ウェークアップ・タイム(BWT)活用のメリット
メリット1 「前業」との相乗効果がある
夫婦で、子どもが目覚める前に起きるようにすると、自然と早起きになります。その分、朝食の準備や身支度の時間が早まるので、それだけ心の余裕もできます。

メリット2 冴えた「スッキリ頭」で話せる
 朝は睡眠によって脳内の情報が整理されているため、比較的スッキリとした頭で話すことができます。

メリット3 「タイムリミット」があるため、ダラダラ話にならない
 出勤時間や子どもの起床時間が主なタイムリミットです。これを前向きにとらえると、定められた時間内に上手にコミュニケーションをとる工夫をするようになります。

★ママとの「話し合い」で大事な2つのポイント

1つめは、「女性は。気持ちをぶつけるときには、必要以上に強い言葉をぶつけてくる」ということです。
2つめは、「女性は思ってもいないことも言ってしまうことがある」ということです。

以上2点をふまえたうえで、あなたがやるべきことはただひたすら聴くことです。そして、ママの本音が出てきたら、そこを理解します。それで「話し合い」は終了です。

栗田 正行(著)『「働くパパ」の時間術』:感想など

タイトルを見たとき、子どもが二人とも中学生になってしまったワタクシなので、「あ、もう俺が読むには遅いかな」と思ったのですが、担当編集者さんに

「一龍さんは子育ての復習として読んでください!」

という温かい(?)励ましの言葉とともに本を頂いたので、読ませていただきました。

さて、こんなやり取りを最初にしたので、ワタクシてっきり”お父さんのための育児書”だと思って読み始めたのですが、これが見事に裏切られる結果に(というかタイトルにちゃんと”時間術”ってあるじゃないか)。

広い意味で”パパ”のための仕事術&時間術本なのです。
そしてその内容は多岐にわたりますが、ワタクシが感じた最重要項目は二つ。

一つ目は、いかに仕事を短時間で終わらせるかということ。

それはそうですよね、「ビジネスマン」と「働くパパ」のニュアンスの違いを感じていただければお分かりかと思いますが、働くパパにとっては「ビジネスマン」に負けない成果を出しつつ定時で帰るというのが至上課題です。

保育所のお迎えをしているパパもいますから。

そこで、第2章では仕事を短時間で終わらせるためのメソッドが紹介されていますが、まずワタクシも同感なのが「初球打ち」・・・つまりとにかくすぐに取りかかる、ということです。

これ絶対効果あります。

ちょっと話がそれるのですが、以前当ブログで

を紹介したときに、

書類を進捗に応じて「未処理」「保留中」「処理済み」の3つに分類したら書類探しがなくなったことを書きましたが、これにはもう一つ副産物がありました。

それは「未処理」の書類が目に入るので、早く処理しようという意識が働いて、どんどん取りかかってしまう。
いわゆる「初球打ち」が常態化しました。
すると、仕事のが片付くスピードが激アップ。
これにはワタクシもびっくり。

いつも一生懸命仕事してるようでも、取りかかるまでの無駄な時間がかなりあったんだなぁと。

それから、著者のマロン先生こと栗田さんは高校の先生ということで、先生らしいなぁと思ったのは「仕事の時間割」という考え方。

あらかじめこの時間帯はこれをするというのが決まっていれば、「この時間は何をしようか?」と考える無駄な時間が
必要なくなるわけで、それだけスピードアップするわけです。

突発の仕事が少ない職種の方にオススメですね。

さて、もう一つの「働くパパ」にとっての最重要項目ですが、もう、これが全てと言っていいかもしれません。
それは「ママとの関係」。

ワタクシ、正直言って、本書は第4章を読むだけで十分元をとれる、値段の数倍、いや無限大の価値があると思いました。

結局ね、ママとのコミュニケーションが一番の難題なのですよ。

仕事は頑張ればなんとかなるんです。
怪獣のような子どもも、お風呂でキャッキャ遊んで疲れさせれば、こてんって寝てくれます。

ところが、ママだけはそうはいかない。

家庭において、普段はよきパートナーであっても、コミュニケーションをしっかりとっていなければ、ときに瞬時にしてクレーマーに大変身。

昔から日本には阿吽の呼吸なんて言葉がありますが、夫婦の間で「言わなくてもわかってくれてるだろう」は絶対禁物なのです。

ところが、男というものは本当に女心がわからない生き物で、ワタクシもなんど逆鱗に触れてきたことか・・・。

そのつらい貴重な経験をしてきた子育てパパの先輩として若いパパたちにアドバイスします。
毎日「とにかく聴く」時間を持ってくださいね。

たとえ、「隣の奥さんがどーした、こーした」とか、「服がないわ、合わせる鞄もないわ」とか、男にとっては退屈この上ないささいな話でも、片方の耳でいいから聞いてあげてください。

それで家庭が上手くいくなら、幸せじゃないですか。
人生は修行です。

そして、あとの細かいママとのコミュニケーションテクニックは本書に当たって勉強すること。

もう一度言います。
人生は修行です。

そして、子育てほど楽しい修行はありません。

子育て奮闘中のイクメンたちへ。

本書は日本実業出版社編集者の滝様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございました。

【目次】
はじめに
第1章 パパのための時間術 5つの基本ルール
第2章 なるべく定時で帰れるようになる「仕事」の時間術
第3章 適材適所で協力し合う「家事・育児」の時間術
第4章 家庭の時間を充実させるママとの「コミュニケーション」術
第5章 働くパパでも無理なくできる将来への「自己投資」術
おわりに

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