まいぷら

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人生なんてなんとかなるさ【書評】齊藤 正明(著)『仕事・人間関係・人生で「このままじゃイヤだ!」と思ったとき読む本』 中経出版



おはようございます、マグロの美味しさが未だによくわからないお子ちゃまの一龍(@ichiryuu)です。

さて、今日は「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、マグロ船評論家の齊藤正明さんの最新刊のご紹介。

ゆるーく、肩の力がすーっと抜けてラクになる。
齊藤ワールドです。


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【目次】
はじめに
第1章 仕事で認められたいとき
第2章 人間関係でラクになりたいとき
第3章 人生をもっとよくしたいとき
あとがき 幸せな一生を送る唯一の方法とは



【ポイント&レバレッジメモ】

★「誰からも期待されない」ときは一番のチャンス
 人生は期待されないほどラッキーです。<中略>

 人生も仕事も長期戦です。短距離走なら集中して気合いで走り抜けることもできるでしょうが、何十年にもわたる長距離走を、ずっとプレッシャーと戦いながら走り続けるのは相当しんどい、というより不可能ですよね。
 期待されないでいるほうが、つねに「気楽にできて、やればやるだけ評価される」という、ベストな状態で頑張ることができます。<中略>
 期待は、されすぎないほうがラクに生きられます。でもできると期待をかけられたものは、とりあえずやってみましょう。やってみてうまくいっても、ダメだったとしても、どちらもあなたにとってはプラスになるのですから。

⇒ 適度に負けて、周囲からの期待を下げておく





★結果がでないときは、夢にしばられすぎない

 世間一般で「夢を持つべき」といわれているために、「そうすべき」という脅迫観念にとらわれている人も少なくないのではと思います。
 しかし夢を持つということは、それによって視野狭窄に陥り、自分の可能性を狭めるリスクもはらんでいるものなのです。<中略>
 突き詰めていえば、夢を持っても持たなくても、それで楽しく生きられるのならば、どちらでもいいと私は思っています。でも、「楽しい」という状態は、ひとりよがりでは成り立ちませんよね。
 自分が楽しいと感じるためには、ある程度周囲の人にも喜んでもらえる状況を作る必要があります。あなたの夢は、果たしてそれにつながるものなのか。ひとりよがりになっていないかを、一度立ち止まって考えてみることがあってもいいのではと思います。

⇒ 2年頑張っても夢が叶わないなら、軌道修正をする





★まわりがイヤな人ばかりのときは、実はラッキー

 自分を評価するのは、向かい合っている目の前の相手ではなく、その状況を見ているまわりの人です。それを忘れてしまうと、対峙している相手と一対一の関係しか見えず、そこで熱くなって自爆してしまいます。評価してくれているのは誰かがわかっていれば、相手だけを見ずに済むので、だいぶ気持ちも楽になるのではないでしょうか。
 「ひどいことをされたから文句をいう」というのは反応として普通すぎるので、それでは評価は上がりません。ひどい人やイヤな人がいてくれたほうが、自分の評価が上がるのでむしろラッキー、ぐらいに思っていたほうがいいのです。

⇒ 自分を評価するのは「相手」ではなく「まわりの人」だと知っておく





★人気者になるために、コミュニケーション能力は関係ない

 言葉は相手への「贈り物」。そう思った時点で、相手にかける言葉が変わる。それはテクニックや「うまいコミュニケーション」などというものとは全く別のものなのだと痛感しました。<中略>
 うまくいく状況をつくるには、ただ自分をアピールするのではなく、まず相手の役に立つことが大前提です。自分が先に「ギブ」することで求められる人になれるのです。
 そして、相手によくしていると、結果的に自分が選択権を手にできます。<中略>
 自分から「ギブ」することを損だと考えることこそ、むしろ逆に損だと思います。自分から積極的に与えていくことによって、結果的に自分にとって有利な状況がつくれるのです。

⇒ 相手の気持ちを「考える」のではなく「感じて」みる





★失敗を重ねるほど人生はずっとラクに歩ける

 人生において厄介なのは、不可能なことがあるということでなく、むしろ可能性がありすぎることです。<中略>
 一般的に、まわりの人に比べて上達するスピードが速ければ才能があり、才能がなければうまくいきません。 そしてうまくならないとき、「失敗だった」といわれます。
 けれども、本当にこの中に才能があるかどうかは、やってみなければわからないのです。「コレはうまくいかない」「アレもうまくいかない」とたくさんの失敗を重ね、その中で自分に向いたものが絞られてくるのであって、いくら頭で考えていても結論は出ないものです。<中略>
 苦手なことでも、とりあえずやってみる。でも、やってダメだったものに関しては、固執せずにどんどん撤退していく。その過程でひとつでも自分に向いているものが見つかったら、そこではじめて、それに力と時間を注ぎ、じっくり取り組むようにすればいいのです。

⇒「才能を見つける」ためには、早く失敗を重ねて可能性をしぼる






★「身につける」より「捨ててみる」

 頑張っているのにうまくいかない人の場合、往々にしてその原因は、何かが足りないことではなく、むしろ「多すぎる」ことにあるのではないかと思います。<中略>
 うまくいかないときは、「自分に何かが足りないのではなく、何かが過剰なのかもしれない」と視点をスイッチしてみると、それが脱出のきっかけになるかもしれません。<中略>
 「多い」ということは、逆に何かが「足りない」というこでもあって、つまりはバランスの悪い状態です。
 「多い」ものだけでパンパンになった袋に、「足りない」ものを入れようと思っても、入れる余地がありません。「足りない」ものを入れるためには、先に「多い」ものを捨てることが必要なのです。

⇒ どうしてもうまくいかないときは、長所や能力をいったん手放してみる





★適当に生きていても何とかなる

 人間、適当に生きていても何とかなるものです。
 なぜなら、トランプゲームでは、上がり方が決まっています。<中略>
 ところが人生の場合、それはルール違反にはなりません。人生のルールを決めるのは自分ですから、つねに「勝ち放題」になることもできるのです。
 人生には「真実」がありません。算数の問題には、答えはひとつしかありませんが、人生や仕事には答えがいくらでもあります。どんな答えでも、それを自分で「正解」ということにしてしまえばいいんですね。

⇒ 人生のルールや価値は自分で決めていい





【感想など】
最近すっかり有名人になってしまった齊藤さんですが、この本、いやぁー、ゆるいですねぇ。

人柄なんでしょうね。

なんか、悩んでいることがどうでもよくなるというか、安心できるというか、ともかく独特の齊藤ワールドが展開されています。


普通、この本のタイトルのように「このままじゃイヤだ!」という状況になると、いわゆる成功本を読むわけです。
そして、成功本というのは、”頑張れ!頑張れ!行け行けドンドン!!”なわけですよ。

もちろん、成功本というのは、心に火をつける着火材、あるいは走り続けるためのガソリンでなければならないのだから、ひたすら熱く、我々のやる気を鼓舞し続けるものでなくてはなりません。

ワタクシもうまくいかないことがあったり、やる気がなくなってくると、モチベーションアップのために成功本を読んでいます。

しかし、よく効く薬ほど副作用があるもの。

その例が”勝間和代症候群”とでもいいましょうか、これですよ。



努力はとても大事だと思います。
でも、それが必ず結果に結びつくわけではない。

そんなとき、「俺の努力が足らないんだ」「俺は出来の悪い人間だ」と自分を責めてしまう。

「人間努力すれば願いは叶う」とか「無限の可能性がある」と信じることはすごく大事。

でも、信じて努力している過程で、心のどこかに「無理なこともあるんだよ」と、一種の”さめた心”とか、「ドンマイ、俺」みたいな”余裕”は必ず持っておかないと自分で自分を潰しかねない。

そもそも、自分の思い通り、うまくいくことの方が人生珍しいのですから。



そういう”ゆるさ”を教えてくれるのが、齊藤さんの本書。

例えば、人間には基本的な欲求として”承認”されたいというのがあります。
自分という存在価値を期待してほしい、見てほしい、そして認めてほしいのです。

ところが齊藤さんは、

「誰からも期待されない」ときがチャンス

と言い放ちます。
そのほうがプレッシャーがかからず気軽にやれるし、期待されてないからちょっと成果を出すとすごく評価されると。

しかも、期待されないために、普段できるだけ目立つなと。


これはまるで、偏差値30ぐらいの落ちこぼれが、一気に偏差値50になって「おまえスゲェーな!一気に偏差値20も上がってるやん!」と回りにびっくりされている状況と同じですよね。

この事実を冷静に判断すれば、やっと平均に到達しただけのことで、もちろん上には上がいて偏差値70の人がいる。
しかも内容的には偏差値30を50にするよりも65を70にするほうがすごく大変。

しかし、人生は受験勉強とは違います。
ここで大事なのは、落ちこぼれ君の心の動きで、「俺ってすごい!」と素直に自分をほめることができれば、これからも彼はスピードは遅くとも順調に伸びていくし、幸せな人生を歩むことでしょう。

反対に、「まだまだ俺の上にはたくさんいる。あれだけ頑張ったのに偏差値50か・・・俺ってダメだな」と、自分を責めてしまえば努力すること自体イヤになるでしょう。

”勝ち組”とか”負け組"といった言葉がありますが(イヤな言葉だな)、勝ち負けの判断は他人と比べてするのではなく、昨日の自分と比べて、勝ったときは「俺ってすごい」と素直に喜び、負けたときは「ドンマイ俺」と悔やまず、そういうスタンスで生きていくと人生の過程自体を楽しむことができますよね。


そして齊藤ワールドの究極は

これを言っては身も蓋もないことになるのですが、齊藤さんが言うように、人生って

人間、適当に生きていても何とかなるものです。

あまりこれを大々的に言ってしまうと、「努力なんてせんでもええやん!」となってしまいかねないのであまり言いたくはないのですが、でも本当にその通り。

今の日本では生きていくこと自体はなんとかなるのです。

それを、「足りなさ」にばかり目を向けて、「足りなさ」を埋める努力ばかりしているから辛くなる。

どうしてもうまくいかないことがある人。
努力しても理想の自分に近づけない人。

一旦ここで立ち止まって、昨日の自分、1年前の自分、10年前の自分と今の自分を比べてみませんか?
進んでないように見えて、実は進んでいることに気がつくはずです。

そしたら自分を褒めてみましょう。

もし、本当に進んでなかったら・・・

その時はこう言いましょう、「まっ、ええやん。なんとかなるわ」

すべての悩める努力家たちへ。


本書は著者、齊藤様より献本していただきました。
ありがとうございました。


【関連書籍】
<著者の本を紹介>


ある日、ひょんなことから、マグロ船に乗るハメになった会社員の私。一度、出港したら40日以上も陸地に戻ることはおろか、逃げ出すこともできない。病院もなく、遊興施設もなく、コンビニもない、陸上とは180度異なる船上での生活は、極度にストレスの溜まりやすい空間だが、そんな場所だからこそ、漁師たちのコミュニケーション術やストレス対処法があった。大自然に立ち向かい、常に命を懸けで仕事に取り組む漁師たちの口からは、時に重みのある人生哲学も語られる。船上で目にし、耳にしたこととは一体……。







参考記事:「内側に向かうな。外に出しぇ」【書評】齊藤正明(著)・腹肉ツヤ子(漫画)『マグロ船で学んだ人生哲学』(講談社BIZ)





参考記事:すぐに使えるマグロ船仕事術テクニック7選【書評】齊藤正明(著)『マグロ船仕事術』(ダイヤモンド社)





【管理人の独り言】
マグロ船の齊藤さんの本を紹介しておきながら、こんなことを言うのもなんですが、冒頭で書いたようにワタクシ、マグロの味がよくわからない。

瀬戸内の身の引き締まった魚を食べて育ったワタクシには、どうも歯ごたえのないマグロの身が美味しく感じられないです。

というわけでお寿司に行っても、マグロを食べることはありません。
最近一番好きなネタは生ダコですから!

そんなワタクシが人生の中で唯一「あっ、マグロって美味しいかも」と思ったのが齊藤さんがゲストだった築地朝食会でした。

また齊藤さんとお会いして、うまいマグロを食べてみたいです。




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