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ジョン・グレイ(著)『ベスト・パートナーになるために』(三笠書房)【書評】男とはプライドで生きるものでございます

ジョン・グレイ(著)『ベスト・パートナーになるために』(三笠書房)【書評】男とはプライドで生きるものでございます

 

早いもので1月ももうすぐ終わり、明後日からは2月です。
そして2月といえばバレンタインデー。
女性のみなさん、準備は万端ですか?

今回はそんな淑女のために、モテ・恋愛本の定番中の定番の本書から、「男ってこうなのよ」という部分をご紹介しまーす。

 

 

 

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『ベスト・パートナーになるために』ポイント&恋愛メモ】

★男は「挫折」が怖い

 

 男性がもっとも恐れているのは、自分は力量不足で、彼女にはふさわしくないのではないかということである。彼は、その恐怖心を取り除くために、自分の才能や力を磨くことに専心するだろう。成功、目的達成、能力向上こそが彼にとって人生最大のテーマなのである。

 ほとんどの女性が、男性が傷つきやすく、彼らもまた愛情を必要としているのだという事実に気がついていない。女性の愛情は、自分が他人の心を満足させる能力を備えていることを男性に実感させる力を持っている。

 

★自主独立こそ男の誇り、達成感が男の“自己証明”

 

 そもそも男というものは、体力や知力、仕事の効率や物事の達成に価値を置く種族なのである。彼らにとっては、絶えずこれらの点における自分の能力を実証しようと生活し、能力と技術の研鑽に明け暮れることが、すなわち生きることなのである。
 男性は、自らの能力によって達成された結果によって“自己証明”をするのである。目的の達成と成功によってはじめて、男性は基本的な人生の充実感を味わうことができるのだ。

 男に対して、頼まれもしないのに勝手に忠告をするということは、相手が何をしていいのかわからず、自分ひとりの力では何もできないと見なしていることになる。男というものは、そういう接し方にはとりわけ神経過敏になり、気分を害するのである。自分の問題はすべて自分の力で片づけていこうとするために、男性はよほどの場合
でない限り、その問題に関することを人前で口にしようとしない。
せいぜい、その道の専門家に専門的なアドバイスを受ける時ぐらいである。

 女性たちは、他人に助けの手を差しのべることに何の悪気も感じていないし、誰かに助けを求めることも、けっして自分の弱さをさらけ出す行為だとは考えない。しかし、男は違う。頼みもしないのに女からよけいなアドバイスや助けを受けるということは、自分の能力が信頼されていないということであり、自分が非難されていると受け取ってしまうのだ。

 女性は、親しい男性が何か誤りを犯した時、“教育委員長”になろうとする。そして、頼まれもしないのに余計なアドバイスや批判をして彼の行動を変えようとする。しかし、それは男性の自立心や誇りをいたく傷つけることとなり、かえって反発を呼ぶだけの結果に終わる。

 私は女性に、これからの一週間、パートナーにいっさいよけいなアドバイスや批判を加えるのを慎むことを勧めたい。そうすれば、あなたの恋人や夫は、それに感謝し、あなたをよりいたわるようになり、物わかりも良くなって、あなたは驚くことだろう。

 

★男女間の違いでもっとも大きいのは、ストレスの対処法

 

 男性はストレスがたまると自分の心の穴の中に引きこもり、問題を解決することに全神経を集中する。そして、そのたった一つの問題の解決に専念するために、他のことは一時的にすべて忘れ去ってしまう。
 このような時、彼は自分の殻の中にこもり、目前のストレス退治に心を奪われてしまうので、他人に対してはよそよそしい態度となり、話の受け応えもほとんど上の空になる。たとえば、恋人が彼と公園で会話を交わしていても、彼の心の95パーセントはトラブルをやっつけることに夢中で、わずか5パーセントほどが彼女との関係に
向けられているようである。体は彼女の目の前にあっても、心はここにあらず、といった状態なのだ。
 このような時には、彼は女性に対して普段と変わらぬ気づかいをする余裕はない。完全に一つのことに心を奪われ、自分自身を失っているのだ。しかしながら、もし、解決法を発見することができれば、彼はたちまちいい気分になり、こもっていた穴の中から飛び出してきて、いつものような関係を結ぶことができる。

 一般的に女性は、男がストレスとどう闘っているかを知らない。その方法について理解することもできない。女性は彼らに自分たちと同じように心をオープンにし、自分の悩み事をすべて打ち明けてくれることを望む。したがって彼が自分の穴の中にこもると、その心を閉ざしたふるまいにいらだち、憤るのである。

 

★女の“あやふやな話し方”に男は耐えられない

 

 男性が、問題を解決していく過程において複雑に込み入った話のディテイルを「分析」していくことで満足感を得るように、女性は問題のディテイルをこと細かく「説明する」ことによって満足を得る。
 こうした自分との違いを心得ていれば、彼はリラックスした状態で相手の話に耳を傾けることができるはずなのである。
 だから、女性は、まず前もって話の要点(結論)を伝えるようにし、それからじっくりと詳細部分の説明に入っていくこと。そうすれば、相手に自分の話を親身になって聞いてもらえるはずだ。そうすれば、男性は話を論理的に理解することができるので、話を真剣に聞いてくれるだろう。

 

★女は“話しながら”問題解決の筋道をつける

 

 女性は、聞き手に向かって話をする過程を通して、自分が何を言いたいのかを発見するのである。自分の考えを自由に声を出して表現するプロセスが、彼女の直観力を刺激するのだ。
 しかし、男性の考え方、情報処理法はまるで違う。彼は言葉で反応する前に、まず静かに頭をしぼり、自分が見聞きしたり経験したことについて考える。そして、自分の内側で密かにもっとも正しく有効な方法を割り出す。まず、自分の内側で自分なりに咀嚼してから外へ向かって表現するのである。
 したがって女性は、相手の男性が沈黙を続けている時、彼が「自分にはまだ何と言っていいのか答えが見つかっていない。一生懸命に考えているのだ」という意思表示をしていることを理解する必要がある。だが、彼女たちは往々にして次のような解釈をしてしまう。
「ぼくには君がどうなろうと少しも関係ないし、気にもならない。だから、君のことはいっさい無視するのだ。君がぼくに言ったことは、少しも重要ではないから答える必要もない」

 

★男心の“なわばり”に土足で踏み込まない

 

 女性が肝に銘じておくべき大切なことは、男性がまだ準備不足のうちに、彼の口を開かそうとするのを慎むことである。
とえ彼が何かに悩んでいたり、ストレスに苦しめられて自分の穴の中に閉じこもってしまっても、それが自分に対する個人的な理由によるものだと受け取ってはならない。そういうことは頻繁に起こることだ。けっして彼女に愛想をつかしたわけではない。時が来れば、彼は必ず帰ってくる。大切なことは、穴の中まで彼の後を追わないことである。もし、そんなことをしたら穴を守っている竜に焼き殺されてしまうだろう。

 

★自立心のある女性は“愛され上手”

 

 男性は、自分の最愛の女性には、自分がいかなる問題も独力で処理できる人間であることを信じてもらいたいと願っている。それは、彼の名誉やプライド、自尊心を左右する実に重要な要素なのである。

 

◇男性が自分の穴に閉じこもっているときに女性がすること。

1 彼が自分の殻の中に引きこもる必要性を認めてあげる。
2 頼まれもしないのに解決策を示して問題解決の手助けをしようとしない。
3 相手がどう感じているかを質問して、彼を自分の思いどおりに教育していこうなどとはけっして考えない。
4 穴のすぐ横に座り、彼が飛び出てくるのを待ってはいけない(放っておく)。
5 彼のことをやたらに心配したり同情したりしてはならない。
6 彼のことにはかまわず、自分自身を幸福な気分にする何かをすること。

 自分の穴の中に閉じこもる時、男性は何か問題を解決しようとしている。その時、もし、彼の相手が幸福そうで彼の支えを必要としていないように思えれば、彼は安心して問題解決に専念できる。彼女が自分と一緒にいるだけで幸福であるということを確信できれば、より力を与えられ、やる気が湧いてくるのである。

 

★このひと言で、男は案外“その気”になる

 

 男性が女性に対して小さな愛情表現をし続ける一方、女性はそれに対してとりわけ注意を払い、感謝の気持ちを表わす必要がある。
 けっして「当然のことよ」というような態度をとってはならない。相手に向かって微笑みながら感謝の言葉を伝えれば、彼は得点を稼いだことを実感できるのだ。男性にとって小さな愛情表現を心がけるのは、ちょっとした仕事である。だから、女性はパートナーの努力を認めてやることが必要なのである。
 彼らは、「そんなこと、当然よ」と女性が思っていると感じれば、すぐに止めてしまうだろう。特別な努力を払っていることを認めてほしいのだ。女性は、それを認めてあげるとともに、感謝していることを示そう。<中略>
「ありがとう」と言えばいい。その積み重ねこそ、二人の間に本物の愛情をしだいに育てていってくれるのである。

 

★男の人生観

 

 男性は、人生の成功を目指して必死に努力するものだ。それが人間としての価値を高めることになると信じているからだ。そして、女性に愛される条件もそこにあると思い込んでいる。男性はまた、異性からばかりではなく、同性からも信頼されて称賛されることを心の奥深くで強く望んでいるのである。だから、男性は仕事や人生で成功しなくても他の人々から愛情や信頼感を得られることがわからない。
 しかし、女性には、そういった男性の思い込みを、彼らが自分に示してくれるちょっとした言葉や行動を認め、感謝をすることによって修正する能力がある。

 

★男性が積極的に愛情表現をしない5つの理由

1 男性は“公明正大(公平)”を理想と考える
 男性は、仕事にエネルギーを注ぎ込み、それは五十点満点の努力だと考えている。だから帰宅してからは何もせず、ふんぞり返って妻が自分と同じように五十点のサービスをしてくれるのをひたすら待っているのである。

2 女性は“無条件の愛”を理想と考える
 女性は、なるべく相手の男性に尽くそうとする。そして、自分が疲れ果て、空虚な気持ちに襲われた時になってはじめて、自分が彼から何もしてもらっていなかったことに気づくのである。
 これまで何度も確認してきたように、男と女は根本的に違う生き物である。通常、男性ははじめのうちに大量点を与え、その後はゆっくりと椅子に身を沈め、相手が同点まで返してくるのをひたすら待つ。
 女性がさも幸せそうな様子を見せながら、かゆいところまで手が届くように男性の世話をやいていると、彼はごく当然のように受け取る。そして、自分のほうがまだ点数が多いと判断し、彼女が同点にするのを悠然と待っている。少しでも自分の点数のほうが多いと判断している間は、絶対に何かをしてあげようなどとは思わない。

3 男性は求められた時に、はじめて救いの手を差しのべる
 男は、何事も独力で切り抜けていく自分にプライドを持つ。本当に追い詰められて誰かの助力が必要となるまでは、けっして救いを求めない。したがって、相手から頼まれもしないのに自分から勝手に救いの手を差しのべていくことなど、非礼極まりない“マナー違反”なのだ。

4 女性は、たとえ不服な点があっても「YES」と言う
 男性は、女性が実際に声に出して助けを求めなければ、彼女が手助けしてほしいと望んでいることには気がつかない。しかし、女性は、たとえ彼との間のスコアが互角でなくても、つい「YES」と言ってしまう。

5 本当に執念深いのは男のほうである
 男性は、自分が相手から拒絶的な態度をとられると、それをペナルティとして減点するが、女性にはそのことが理解できない。

★男性を“責める”より“許す”ほうにエネルギーを使おう

 

 男性は、自分が犯した失敗によって相手の女性がひどく動揺したのを見ると、彼女に向かって激しく怒りをぶつけることがある。
 彼自身の心理的な動揺の度合は、犯した失敗の規模や重大性に比例してくる。さしたる影響力のない小さな失敗であれば、彼はさほど自分の身を守りにかかろうとはしないが、自分ばかりではなく周囲にも大きな影響を及ぼすような重大な失敗をした時には、完壁な自己防衛態勢をとるようになる。
 場合によっては、男性が大きな失敗を犯した時に素直に謝らないことがどうにも不可解な場合があるはずだ。その答えは明らかである。彼は、許してもらえないのではないかということを極度に恐れているからだ。

 

★男性にものを頼む4つの秘訣

1タイミングを選ぶこと・・・進んでやろうとしていることに対して、わざわざ請求しないように気をつけよう。

2命令するような態度・口調で頼まない。頼み事はけっして命令ではない・・・もし、あなたが憤りやいらだちを込め、高飛車な命令口調で相手に何かを頼んだら、たとえどんなに注意深く言葉を選んでも、彼はおそらく「NO」と答えるだろう。

3用件は短く,説明が長いほど抵抗感が増す・・・彼がなぜあなたを助けなければならないのか、その理由をいくつもクドクドと並べ立てないようにすること。彼には、いちいち確認する必要がないと心得ておくべきである。

 

 

 

 

『ベスト・パートナーになるために』感想など

本書は心理学博士、ジョン・グレイ氏が書いた、男女理解のためのバイブル的存在の本。

男と女は同じ人間という種でありながら、博士が「男は火星から、女は金星からこの地球にやってきた」と言うように異星人かと思うぐらいお互いに不可思議な存在ですよね。

その“理解不能”の部分をジョン博士は本書でわかりやすく解説し、どう対処するべきかを教えてくれます。
ワタクシもこの本を読んで女性への接し方をはじめて学んだような。
目からウロコの連続でした。

が、今回は女性のための男性理解の部分だけを書かせていただきました。
(だってワタクシ男ですから)
これを読んだ世の女性陣が一人でも多くパートナーと幸せな時間を過ごせるよう、不肖一龍が「こうしたら男性とうまくいくよ」という部分を解説させていただきます。

まず、【ポイント&恋愛メモ】をお読みいただいて、男という生き物が何を生きがいに生きているか、おぼろげながらでもお分かりいただけたと思います。

「人生の目的」とか「スキルアップ」とかいろいろありますが、ようするに男は“プライド”の生き物です。
これは本当に実力のある男でも、しょうもない何のとりえもない男でも同じ。

そして、“プライド”の生き物ですから、何よりも“自分を認めてもらえる”ことに喜びを感じる生き物なのです。

「男は自分を知る者のために死に、女は自分を愛する者のために装う」という中国のことわざがよくそれを物語っています。

男は“自分を知る”、つまり自分を認めてくれた者のためなら命も惜しまない生き物なのです。

ということは、女性のみなさん、彼の仕事、能力、長所、夢・・・とにかく認めた上げてください。
それだけで男は自分を認めてくれる女性を誰よりも大切に思うし、「こいつのために頑張ろう」とモチベーションアップするものです。

次に、

“プライド”の生き物は、仕事上でもプライベートのことでも悩み事やトラブルを当然プライドがありますからあなたに相談しません。

ジョン博士が「穴に閉じこもる」と表現したように、一人で真剣に考え抜きます。
その間はそっと見守ってあげてください。

そして知っておいてほしいことが。
それは男は基本的に“シングルタスク”であること。

男性の脳は一時に一事にしか対応できない、バージョンアップ前のiPadみたいなものだそうです。

ワタクシは基本、家庭に仕事を持ちこまない主義ですが、仕事上のトラブルや問題が発生すると家に帰ってもそのことをずっと考えてしまいます。

要するに穴に閉じこもる状態。

こういう時は、食事中妻が話しかけてきても「うん」とか「ああ」とか相槌は打つものの、話は全く聞いていません。
というか聞けません。

すると「もうちゃんと話聞いてよ!(怒)」となってしまうのですが、本当に悪気はないのですよ。
まぁ男も「ごめん、ちょっと考え事させて」の一言を言えばいいのですが、その辺を察してくれる女性は男性にとってそりゃもう女神です。

不器用なくせに変にプライドが高くて扱いにくい生き物、それが男なのです。

なんだか“男って面倒くさい”と思われるかもしれませんが、そんなことないですよ、基本的に単純な生き物ですから。

ポイントは“適度な間合い”です。
そして女性のみなさんも自分の世界をしっかり持って、彼にズルズルベッタリにならないこと。

男は「ずっと君と一緒にいたい」とか言いますが、本当にずっと一緒にいたら逃げ出したくなる勝手な生き物です。(逆に言うと女性とずっと一緒にいようとする男にろくなやついません)

で、どうするか

お釈迦さんが孫悟空を手のひらの上で遊ばせたように、見守ってください。
そうしたら男は雲に乗って好き勝手に飛び回って最大のパフォーマンスを発揮しますから。

すべての女性が愛する男性と幸せな時間を過ごせるように。
男性にもオススメの一冊

【目次】

はじめに・・・愛にもこの“かしこさ”が必要です
1章 男と女は違う星からやってきた・・・男は“受容”を、女は“共感”を求めている
2章 「男は単純で、女は複雑」は本当か・・・男は“調停屋”に、女は“教育委員長”になりたがる
3章 男は分析して満足する、女は話してすっきりする・・・言葉が愛を生む、憎しみを生む
4章 相手の気持ちを上手に“翻訳”してますか?・・・男と女がうまくいく“究極のルール”
5章 男の恋愛観、女の結婚観・・・この“小さな気づかい”が、彼を男らしい気分にする
6章 男に自信をつける“女のひと言、会話の仕方”・・・“男のやさしさ”を上手に引き出すテクニック
7章 “二人の愛”をさらに深める心理法則・・・男と女の“愛情のパラドックス”
訳者あとがき・・・大島渚  男と女の関係を“魅力的な発想”でとらえ切った本

 

 

 

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