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「べき」という考えから自分を解放しよう。【書評】ティモシー・フェリス(著)『「週4時間」だけ働く。』青志社

 

「週4時間」だけ働く。

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これは驚いた。本当に週4時間だけ働いて人生を謳歌している人がいるんだと。
これはあなたの人生観を、仕事観を、大きく変えるスゴ本、いや劇薬かもしれない。

 

【目次】

『週4時間』への賛辞
完全版によせて
はじめに 知っておいてほしいこと
ステップ1 定義(Definition)の「D」
ステップ2 捨てる(Elimination)の「E」
ステップ3 自動化(Automation)の「A」
ステップ4 解放(Liberation)の「L」
おわりに 言い忘れていた、大切なこと
謝辞
索引(INDEX)
 

【ポイント&レバレッジメモ】
★ニューリッチ(NR)

 富だけ持っている金持ちはもう古い。ニューリッチ(NR)は、先送り型人生プランを捨て去り、「ニューリッチ通貨」を使って贅沢なライフスタイルを作り出す人々のことだ。「ニューリッチ通貨」は2種類ある。時間と移動だ。これらは芸術的、科学的な概念であり、私たちがライフスタイルデザイン(LD)と呼ぶものだ。

 お金の実用的価値は、自分でコントロールできる「W」の数に応じて何倍にもなる。「何を」(what)、「いつ」(when)、「どこで」(where)、「誰と」(whom)するか、である。これを「自由のかけ算」<freedom multiplier>と呼ぶ。
 これを私たちの基準で考えよう。週80時間働いている年収50万ドル〔約4150万円〕の投資銀行家がいるとする。一方、年収は4万ドル〔約332万円〕でも、投資銀行家の1/4しか働かず、いつ、どこで、どうやって暮らすかを自由に選べる従業員NRがいるとする。この2人を比べると、投資銀行家のほうが「パワーが劣る」ことになる。つまり、投資銀行家の年収50万ドルよりも、従業員NRの4万ドルのほうが価値は大きいのだ。

★ドリームライン<Dreamline>・・・大部分の人が夢と考えていることに時刻表を適用したもの
 1 目標はあいまいな欲求から明確な工程に移る
 2 目標は効果的であるために非現実的でなければならない
 3 仕事が消えた後に生まれる空虚さを満たしてくれる解放後の活動に注目する。「億万長者のように生きる」とは、興味のあることをするということだ。ただ人にうらやましがられるものを所有することではない。

★有効的であるということと効率的であるということ

「有効性」とは自分の目標に近づくように何かをすることを言う。「効率性」とは、自分に与えられた課題(それが重要であろうとなかろうと)を可能な限り無駄のない方法でやり遂げることを言う。有効性を無視して効率性を求めているのが、世の中のデフォルトモードである。
1 どうでもいいことをうまくやっても、それが重要になるわけではない
 2 多くの時間を必要としても、その仕事が重要になるわけではない

★パレートの庭――「80/20」と無益なものからの解放
1 何の20%が、自分の不幸と問題の80%を引き起こしているのだろうか?
2 何の20%が、自分が望んでいる結果や幸せをもたらすのだろうか?

◇生産性の向上に相乗効果をもたらす2つのアプローチ
1 仕事を重要なことに制限すると、仕事時間が短くなる(80/20の法則)
2 仕事時間を短くすると、仕事が重要なことに制限される(パーキンソンの法則)

★アウトソーシング・ライフ
◇バーチャルアシスタント(VA)

 あなたの代わりに誰かを用意すれば、スケジュールに残っている余分なものや無駄なものをカットできる、超洗練されたルールが生まれるだろう。グズグズ長引いていたロクでもない仕事は、自分の代わりにやってもらえるように確かに賃金を支払ったとたんになくなってしまうだろう。
 でもコストの方はどうだろう?
 多くの人にとって難しいのはこのハードルである。もしアシスタントより自分の方がうまくできるのであれば、なんで賃金を支払うのか?その理由はこうだ。目標は、自分の時間を作って、より大きなより有意義なことに集中すること、だからだ。

◇人に権限を与える前に「捨てる」(E)を実行しよう

 捨てられるものは自動化しない。自動化できるもの、あるいは合理化できるものは委託しない。さもなければ、自分の代わりに他の人の時間をムダにしてしまう。それはあなたが一生懸命稼いだ金をムダにすることでもある。
「奨励されるべきは、有効的であること、効率的であること」

★解放
◇ボスとの交渉
 ステップ1 (会社から自分への)投資を増やす
 ステップ2 リモートワークでは成果が増えることを証明する
 ステップ3 数字で示すことができるビジネスメリットを準備する
 ステップ4 取り消し可能なテスト期間を提案する

◇悪魔の追放――精神の自由

 真の自由というのは、十分な収入があることや、時間があってやりたいことができることよりももっと多くのものをもたらしてくれる。お金と時間を自由にするのは可能であるが、そうしてもなお、ラットレースの苦しみからは逃れられない。人は、モノへの執着、時間欠乏症的心理状態、それらを生み出す競争意識から自由になるまで、スピードと規模にとりつかれた文化のストレスから自由にはなれない。<中略>
 ゆっくりすることを学ぼう。意図的に道に迷ってみよう。自分が、自分自身や周囲の人をどうやって判断しているかよく観察してみよう。自分の中にずっと引っ掛かっているものがチャンスになる。古い習慣から抜け出していくのに最低2か月はかけよう。

◇社会的孤立

 オフィスはいろんな意味で快適だ。まずいけどタダでコーヒーが飲めて文句も言い放題、噂話に花を咲かせて人の不幸を憐れむ、Eメールで送られてきたふざけたコメント付きのくだらない動画を見る、時間だけ無駄にして何の成果もなく、無駄話で笑うだけの会議に参加する…。仕事そのものは死んだも同然だろう。しかし、そこにある人間関係のネットワーク(社会的環境)に私たちは囚われている。いったんそこに解放が起これば、この自動的につくられてきた「部族社会」は崩壊する。あなたの頭の中にはその破壊音だけが鳴り響くだろう。
 自分の存在意義や社会的立場を問われることを恐れてはいけない。自由とは新しいスポーツのようなものだ。最初のうちは、新鮮さが刺激的でいつも面白がることができるが、いったんその根本を知ると、まともな状態を維持するには、いくらか真剣なトレーニングを積む必要性がはっきりと出てくる。

◇「人生、何をすべきか?」

 この問いに対する正しい答えなんかない。まずは「べき」という考えから自分を解放しよう。そして、自分にとって、楽しくてやりがいのある何かをすればいい。きっと人生で大事なのは、これだけかもしれない。

★スローダンス  (ディビッド・L・ウェザーフォード)

メリーゴーラウンドに乗っている 子供を見ていたことはある?

地面をたたいている 雨音に耳を傾けたことは?
 
ひらひらと飛ぶ蝶々を追いかけたことは? 夜が更けるとき、そこに沈む太陽を見つめたことは?

ゆっくりでいいんだよ そんなに早く踊らないで 時は短いんだ 音楽がもたないよ

大急ぎで 毎日を走り続けるの?

調子はどう?とたずねるとき 返事は聞こえる?

1日を終えて ベッドに横たわって やらなくちゃいけない山のような雑用が 頭の中で駆けめぐっているの?

ゆっくりでいいんだよ そんなに早く踊らないで 時は短いんだ 音楽がもたないよ

あなたの子供に言ったことはある? それは明日にしようよ、って

急ぐあまり 子供の悲しみに目を向けられなかった?

電話して「やあ」って言うだけの

時間がなくて 縁がなくなり いい友情をなくしてしまったことは?

ゆっくりでいいんだよ そんなに早く踊らないで 時は短い 音楽がもたないよ

どこかを目指してそんなに速く走ったら たどり着くまでの楽しみを半分逃してしまう

不安になり1日をひた走るのは 贈り物をあけないまま捨ててしまうことと同じなんだ

人生はレースじゃないんだよ ゆっくりやってごらん

音楽に耳を澄ませて 歌が終わってしまう前に

【感想など】
源平合戦のクライマックス、壇ノ浦の戦いで、平 知盛(たいら の とももり)は、
「見るべき程の事をば見つ。今はただ自害せん」(見るべきものは全て見てしまった。今はただ自害しよう。)
と言い残して入水したと言われています。

本書の紹介のために彼の言葉を引き合いに出すのは少々彼の真意とはかけ離れるのでしょうが、著者のティモシー・フェリスは「見たいものを見、会いたい人に会い、学びたいものを学ぶ」ために、自分のビジネスから自分自身が関与しなければならない部分を、徹底したアウトソーシングとオートメーション化してニューリッチという生き方を実践した人です。

そして本書はその方法を事細かに紹介

ビジネスを経営したいと思っている人々のためには書いていない。自分の時間を使わずにビジネスを自分のものにしたいと思っている人々を対象にしている

本なのです。

しかも本書は以前出された

 

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?

 

 

の改訂版ではなく完全版!

 前回日本語に訳されなかった部分の含め、新しいコンテンツが300ページ以上追加されている。たとえば、最新テクノロジーの利用法や、さまざまな分野での実践報告。そして、読者から私のブログに寄せられた400ページ以上のケーススタディから厳選した、現実世界でのサクセスストーリー。これが一番重要だ。

といった内容が追加されている。

結果、600ページ越えの超大作。
ブログにまとめようにも内容が濃すぎて不可能でした。

ですので一番キモである収入のオートパイロット化の部分は割愛させていただきました。
これは実際に本書にあたってくださいませ。

さて、本書で語られるティモシーの実践したことが、日本でそのまま通用するか?
これはなんとも言えません。

職種によってはオートメーション化が不可能な場合もあるでしょうし、VAを雇うにも日本語に対応したサービスがあるのか?という問題もあります。

本書では自分でスモールビジネスを立ち上げる方法も詳しく載っていますが、そこに紹介されているネット上の代行サービスと同じようなものが日本にあるのかもわかりません。

ただ、ワタクシも彼の人生に対する考え方は大きく共感しました。
自分のやりたいことをやらずして何のための人生か。

そして、上記スローダンスという詩。
そういえばワタクシも子供が小さいとき、土日も仕事で家をあける日々が続いていたことを思い出して胸打たれてしまいました。

自分のやりたいことも諦めなければならない、子供が一番かわいい時期に一緒に過ごす時間もない。
そんな仕事って何なんでしょうね。

すくなくともこれが幸せな人生のはずがないと思うのです。

本書の最終ゴールのように数カ月仕事から離れて外国を巡るというライフデザインは日本ではまだまだ難しいでしょうが、仕事の効率化に関するメソッドは使えるものが多数紹介されています。

メールの処理や顧客の整理などなど。

まず、1日に最低3回自分自身にこう質問してみるところから始めてみましょう

「生産性のある働き方をしているか?それともただ働いているだけか?」
「次から次へと無駄なことをして、それを大事なことができない言い訳にしていないか?」

どんどん無駄をそぎ落としていく先にもしかしたらティモシーのようなラフデザインが手に入るかもしれません。

すくなくとも、家族と過ごす時間が増えることは間違いないでしょう。

最後にティモシーのこの言葉を

 日本では、毎日9時―5時のつまらない仕事に出勤する3つ揃えのスーツを着たゾンビたちを「サラリーマン」と呼んでいる。ところが最近では、新しい言葉が出てきた。「脱サラする」というものだ。サラリーマンのライフスタイルから抜け出すことを指す。
 さあ、今度はあなたが脱サラダンスを踊る番だ。

 

「週4時間」だけ働く。

「週4時間」だけ働く。

 

 

 

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