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「感情を評価しない」【書評】森川陽太郎(著)『「いつもの自分」トレーニング』(ダイヤモンド社)

 

本番で実力が出せない人のための 「いつもの自分」トレーニング―簡単!直前!“勝負弱さ”を克服する50の方法

本番で実力が出せない人のための 「いつもの自分」トレーニング―簡単!直前!“勝負弱さ”を克服する50の方法

  • 作者:森川 陽太郎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

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本当は実力があるのに本番で力を出せない。
スポーツの世界でも、ビジネスの世界でもこういう人いますよね。

その人にはいったい何が足りないのか?
本書を読めばわかります。

 

【目次】

まえがき
トレーニングを行う前に

1すぐにできる簡単トレーニング
 通勤電車でいつでもシャキッと集中できる自分に!
 電車の中でできる、15秒集中トレーニング!
 込んでいる電車で、タフな集中力を見につける   他

2「120%」の幻想を捨てよう
 メンタルの大切さに気づく
 本番で100パーセント力を発揮する

あとがき

【ポイント&レバレッジメモ】

★「感情を評価しない」

 感情を評価しないとはどういうことかというと、プラスの感情もマイナスの感情も同じように扱うということです。これができると安定して自己肯定感を持つことができるようになります。いつも自分に対して「OK」をあげられる状態をつくることができるのです。

★メンタルが強いとは

メンタルが強い=マイナスの感情を感じていても自分の力を発揮できる
 マイナスの感情を感じていてもそのままの感情を受け入れ、感情と思考を一致させた状態でプレッシャーのかかる行動をすることにより、本来持っている実力を発揮する

★「現実感」の優れた人は夢を叶える

 本番で実力を100%発揮して目標を達成するためには、目標の立て方も重要な要素のひとつになります。
「目標」と「夢」の達成方法の違いは「現実感」、つまりリアリティにあります。
「目標」はリアリティを持てるものに設定しなくては達成することがより困難になります。
「夢」の始まりは、リアリティがあるものよりもないもので作ることが重要です。
「夢」は小さな「目標」達成を繰り返し経験することで「目標」に変えることができます。
「夢」が「目標」に変わった時点で、それは達成可能なものになるのです。

★自分自身との「対話力」

 自分自身との「対話力」とは、無意識の部分にあるさまざまなものを意識的に発見し、それと向き合っていけること

★モチベーションを育てる

 その負荷で「出来た」という小さな成功体験を繰り返し味わうことでモチベーションは育ちます。言ってみれば、「できた感」はモチベーションを育てるための栄養素なのです。モチベーションが育ってくると、マイナスの感情を伴う行動設定でも行動することができるようになります。

★悪いイメージは結果を残すための必須条件

 本番で実力を100%出すことができる人に共通して言えることは「予想外をつくらない力」に長けているということです。
 よく本番前にいいイメージをすることが大事だと聞きますが、それは大きな間違いです。
 いいイメージばかりして試合に臨んでいるアスリートは現実を見ることができていません。仕事でも商談でがうまくいくイメージばかりしていると、予想外のことが起こったときに対処できなくなってしまいます。<中略>
 よりよい現実をつくっていくためには、未来に起こりえることをより現実的に予測する「予想外をつくらない力」が必要になるのです。

【感想など】
本書は2部構成になっています。

ネタバレ自重のため、今回の【ポイント&レバレッジメモ】では前半部分は割愛させていただきました。
が、少しだけ簡単にご紹介を。

写真のように見開き1ページに1テーマでメンタルトレーニングの方法が50個紹介されています。

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右ページには ①シチュエーション ②必要な道具 ③方法
左ページにはイラストとポイントの説明。

また50個のトレーニングはそれぞれ目的別に「集中力」「リラックス」「自己分析」「コミュニケーション」の4つの要素を主題にしたものとなっています。

どの方法も、非常に簡単で、使う道具も必要だったとしてもゴルフボールやペンといった身近なものでできるものばかり。

誰でもすぐに始めることができます。

ちなみに写真は「1日2分で、夫婦喧嘩を減らす魔法の会話!」というメソッドです。

方法を紹介すると

①まわりが気にならないで2人で話せる環境をつくる。
②お互いに、感情を表現する言葉(うれしい、悲しい、つらいなど)と1単語(俺、仕事、今日など)を使って話す。
③会話の終わりに握手をして終わりにする。

と非常にシンプルなもの。

感情が伝わることでストレスをなくすことを狙ったメソッドのようです。

なんか照れくさいけど、お試しあれ。

さて、今回本書を読んでいてすごく心に迫ってきたのは後半部分。

この章では著者の体験からの学びが綴られているのですが、やはり経験からの言葉というものは迫力がある。
しかもその体験が壮絶。

残念ながらワタクシ、ワールドカップ開催中も阪神タイガースの中継しか見なかった、サッカーのことを何も知らないというか野球しか知らない世代のオッサーンなので、エトーとかグイサといわれても知らないのですが・・・。

しかし、サッカーは知らなくてもメンタルに関して武道経験者として「ああ、なるほど」と思える点は沢山ありました。

例えば、

「感情を評価しない」=プラスの感情もマイナスの感情も同じように扱う
メンタルが強い=マイナスの感情を感じていても自分の力を発揮できる

というところ。

ワタクシこれまで“達人”と呼ばれる人に何人かお会いし、実際に教えを受けたことがありました。

その方々に共通するのが“自然体”

“平常心”ともよく武道の世界では言いますが、乱捕(スパーリング)で相対しても闘志を感じるわけでもなく、弱気になっているわけでもなく、とにかく“普通”なんです。

身長160センチそこそこの痩せ形のおじいちゃんが、にこにこしながら「好きにかかってきなさい」と言うわけですよ。

コチラとしては「本当に本気で行っていいのかな?」とか「吹っ飛ばしてやる」とかいろいろ思うわけです。
ちなみにワタクシは身長180センチ以上、体重85キロ(当時)。
相手がガードしたとしてもガードごと吹っ飛ばす自信がありました。

で間合いを詰めて渾身の回し蹴り、結果は・・・

なんとその先生、ワタクシ渾身の回し蹴りを片手でひょいという感じで落として懐に入り、ワタクシの顎をちょんとアッパーで突き、ワタクシの顔を見てニコニコ。

まるで子供扱いでした。

おそらく超一流のアスリートというのはどんな局面でも“平常心”でいられる人なのではないか?
という点に本書を読んで思い至りました。

普通の人がプレッシャーで押しつぶされそうな場面で、難しいプレーをさらっと遊びのようにやってしまうような心境。

ではここで疑問。
じゃぁ練習すればだれでもその境地に到達できるのか?

この疑問に答えるのは非常に難しい。
正直に言うと、すべての人が到達することはないと思っています。

残念ながら持って生まれたセンスとか体格の違いは練習で超えられない壁として厳然と存在するのですよ。
これはスポーツ以外のどの世界でも感じますよね。

ただ、その人なりの限界点を引き上げていくことはできるのではないかと思っています。

さらにいうと、

どんなに練習してもフィジカルな面の練習だけでは必ず限界がある(もちろんフィジカル面の練習は必須条件ですが)。
しかしそれにメンタル部分のトレーニングを加えることで限界点をずっと高くすることができると思うのです。

なぜなら肉体には限界がありますが、精神力には限界がないから。
もっとも精神論、根性論にあまり走り過ぎてもいけないのですが。

まぁ、すべてバランスです。

ビジネスパーソンはプロスポーツ選手のような重圧はないものの、お金をもらってはたく以上プロであることに変わりはありません。

すこしでもよい結果を出すために本番で実力を出すためのトレーニングも必要だと思います。
ジムに通ったり皇居の周りをランニングするのもいいですが、それと並行してメンタルトレーニングも始めてみませんか?

 

本番で実力が出せない人のための 「いつもの自分」トレーニング―簡単!直前!“勝負弱さ”を克服する50の方法

本番で実力が出せない人のための 「いつもの自分」トレーニング―簡単!直前!“勝負弱さ”を克服する50の方法

  • 作者:森川 陽太郎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2011/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

本書はアップルシードエージェンシーの宮原陽介様から献本していただきました。
ありがとうございました。

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