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自分専用Googleを作る【書評】五藤隆介(著)『たった一度の人生を記録しなさい』(ダイヤモンド社)

巷では、iPhone5の発表がカウントダウン状態に入った今日この頃。
ライフログに関しては完全にアナログ派なワタクシのハートを揺さぶる一冊の登場。
うわー、また悩んでしまうなぁ。

 

【目次】

はじめに
序章 ライフログに人生を投げ込む
第1章 デジタルを活用して楽に記録する
第2章 生活を記録するともっと「自分」が見えてくる!
第3章 面倒にならない「仕組み」記録術
第4章 情報はすべてEvernoteにまとめなさい
第5章 ライフログを楽しく続けるコツ
第6章 記録したものを人生に生かす
[付録]ライフログに便利なWEBサービス&iPhoneアプリ

【ポイント&レバレッジメモ】
★人生を「再体験」するトリガー

私は、ライフログとは「人生を再体験するためのトリガー(引き金)」だと思っています。
自分が生きてきた、自分だけの人生。これは何ものにも替えられない、かけがいのないものです。
しかし、それを「記憶」しておくだけでは、思い出はどんどん風化し、失われていってしまいます。ライフログを残しておくことで、この記憶の風化を限りなく小さくすることが可能なのです。

★記録のコツ

1.「その場でメモする」
2.「客観的な情報を残す」

★ライフログにデジタルが向いている七つの理由
1.省入力 最低限の入力で最大限の記録

デジタルツールで記録した場合、大抵は同時に「日時」も記録してくれます。ツールをうまく使えば、「場所」まで同時に記録することも可能です。

2.検索性 検索すれば何でも見つかる

Evernoteを使えば撮影した画像に書かれている文字までも検索で見つけ出すことが可能です。

3.保存性 デジタルデータはなくならない

何も知らない一個人である素人がデータの扱いに気をつけるよりも、一流のネットワークのプロが管理しているクラウドサービスの方がはるかにデータの安全性は高いと思います。

4.データの流動性 いつでもどこでも同じデータを参照できる

デジタルの強みは、いくらでもコピーが可能だということです。さらに現代では、クラウドを使えばコピーすら意識する必要がありません。

5.省スペース どれだけたくさん保存しても必要なスペースはゼロ

すべての記録を捨てずに残しておくことに価値があると考えるのがライフログです。どれだけたくさん記録をしても保存場所に困らず、いくらでも保存ができるということはとても大事なことです。

6.携帯性 忘れずにいつも持ち歩くことができる

スマートフォンなら、多くの人は必ず持ち歩いていますし、大抵すぐ取り出せる場所にいれています。
いつでもどこでもメモを取ることができるというのは、非常に大きなメリットです。

7.可読性 字が下手でも問題ない

デジタルツールであれば、文字は後で読み返すときもきれいですし、絵を描かなくても写真や図形で代用することができます。

★「手間なく記録を続ける仕組み」三つのコツ

1.デジタルの得意なところは、自分でやらない。
2.記録を日常の生活の一部にしてしまう。
3.記録をゲームにする。

★Evernoteがライフログに最適な理由

 Evernoteのメリットは、「いつでもどこでも」「常に同じ内容が参照できる」ということです。
 さらに「どんなデータも保存できて」「データがなくなる可能性が極めて低い」こともあげられます。
 この特徴が、何でも保存し、全部を大切に残すことが前提となる「ライフログ」と相性が非常にいいのです。

★「自分専用Google」を作る

 Evernoteにデータを集めることを徹底すればするほど、自分が残したライフログは様々なことに活用でき、どんどん便利な自分データベースになっていきます。
 とにかく何か必要になった場合には「Evernoteを見ればいい」のです。<中略>
 そおれらは大抵キーワードやタグで「検索」すれば、容易に見つかります。
 この、Evernoteに蓄積されたデータベースは、自分自身が、自分自身によって自分自身のために作る、「自分専用Google」だと言ってもいいでしょう。

【感想など】
白状します。
実はワタクシ、Evernoteでライフログをつけようとして挫折した経験があるんです。

2008年7月、ワタクシは売り出されたばかりのiPhone3Gに飛びつきました。

当時はスマホ全盛の現在と違って、iPhoneに飛びついたワタクシに周囲の目はすごく冷ややか。
「それって何ができるの?」という、まあまあまっとうな質問から、「絵文字ないの?ダッサー」「赤外線通信できんの?むっちゃ不便やん」という批判。
そして、「そんなんいらんわ」という悪意とやっかみに満ちた嘲り・・・。
(オイッ、あのときバカにしたお前ら、一生ガラケー使っとけ!スマホ買ったら許さんぞ!ウラーッ!!!     笑)

さて、iPhoneを買った主な目的は、インターネットを”持ち歩く”ことができるようになれば、読書ノートでもある当ブログを”持ち歩く”ことができ、いつでも参照できるようになるのでは、というものでした。

もちろん、多機能なiPhoneですから、昔ザウルスを使っていたこともあり、電子手帳としても使えるという考えもありました。

そんな中、実際にiPhoneユーザーとなって試してみたものの一つがEvernoteでした。

本書の中で、著者の使用例として「ラーメンマップ」というのが掲載されています。
ラーメンの写真を残せば、自動的にお店に訪れた時間と位置情報も記録されるので、自分オリジナルの「ラーメンマップ&記録」ができるというもの。

iPhoneを買ったばかりのワタクシは、これと同じ方法で「うどんノート」を作ろうとしたのです。

Evernoteをダウンロードし、さっそくうどん屋さんに出かけました。
そして、うどん屋さんの写真を撮り、Evernoteにほりこんでコメントを入力という一連の作業をやろうとしたのですが・・・。

遅い。あまりにも動作が遅い。

結局、ワタクシのEvernoteには、このとき撮ったうどん屋さんの写真が一枚だけ記録されただけで、それ以後起動されることは現在に至るまでありませんでした・・・。
(昨日Evernoteを起動したところ、ちゃんとこのときの写真が残されていました。データがなくならないということが実証できた?)

美崎栄一郎さんが言ってましたが、「デジタルかアナログかを選択する基準は起ちあがるスピードで決める」とのこと。
ワタクシも全くこの意見には同意。

やはり、「あっ、残そう」と思った瞬間にさっと取り出せて書く(入力する)ことができなければライフログには用いられません。

ワタクシの場合は、その後、モレスキンという魅力的なノートと出会ってしまったこともあり、ライフログはモレスキンに書き留めるという完全アナログ派になってしまいました。

しかし、アナログの欠点はワタクシも認めます。
その一つは編集の難しさ。
記述したものを別のノートやページにまとめ直したくなることは絶対にありますよね。
でも、アナログの場合は面倒臭い。
そんな時は「デジタルならコピペでいくらでも編集できるのになぁ」と思ってしまいます。

そしてもう一つは物理的なスペース、容量の問題。
1ページの面積は決まっているし、増え続けるノートは場所を取り続けます。

ワタクシのiPhoneは3Gのままなので、現在のiPhone4でEvernoteがどれくらいサクサク動作するのか知りませんが、もしストレスを感じない動作スピードであるならば、デジタルによるライフログは魅力。

特にアナログでは絶対に残せない動画データ、音声ファイルまでも一か所にまとめて保存できるのはすごい強み。
また、書くのが苦手な人にとっては写真だけをどんどん残していくスタイルのライフログがおススメですが、こちらもデジタルのほうが得意な分野。

アナログ一辺倒でデジタルを一切使わないというのももったいない話。

ワタクシも瀕死の状態のiPhone3Gから、おそらく10月5日早朝に発表されるであろうiPhone5に機種変更したあかつきには、Evernoteに再チャレンジしてみます。

もちろん記録に残すのは「うどんノート」からです。

本書はダイヤモンド社のヨン様こと、イケメン編集者の市川様より献本していただきました。
ありがとうございました。

【気になるアプリ&ガジェット】
本書で紹介されていた、ライフログに便利なアプリ&ガジェットを紹介しておきます。
なお、今回アプリに関してはiPhone用のリンクのみを掲載しております。

Evernote
Evernote – Evernote

クラウドを最大限に活用した、パーソナルなメモ帳。Windows、Mac、スマートフォンなど、機器を問わず様々な環境から「メモ」を見たり書いたりできるサービス。写真に映っている文字なども「文字データ」として認識して、「検索」することができる。また、文章や写真、WEBページ、ボイスメモ、エクセルファイル、PDFファイルなど、デジタルデータと呼ばれるものはすべて何でもEvernoteに入れて、ひとまとめにして保管、管理することができます。

FastEver
FastEver – rakko entertainment

メモを書いたら「保存」ボタンを押すだけ、自動的にEvernoteに保存されます。日時や場所の情報まで自動で残しておくことができます。

foursquare
foursquare – foursquare

いつ、どこに行ったのかという情報を記録し、残してくれるアプリ。

FastEver Snap
FastEver Snap – rakko entertainment

iPhoneからEvernoteに写真を保存することのみに特化したアプリ。立ち上げて写真を撮影、そして保存ボタンを押すだけで「日時」「場所」まで含めて、すべて自動でEvernoteに保存してくれます。

PictShare
PictShare – multiple photos/movies uploader – itok

さまざまな写真共有サービスに、iPhoneから写真を一括でアップロードするためのソフトウェアです。撮影した写真をまとめてEvernoteに送信してくれるだけでなく、写真のサイズを変更してくれたり、写真を閲覧、整理するための手段も豊富なアプリです。Flickr、Picasa、mixi、Facebookといった数多くのサービスへの写真のアップロードにも対応しています。

Daytum
Daytum – Daytum

「数」を記録するサービスです。飲んだコーヒーの量、走った距離、腕立て伏せの回数。どんなものでも「数」を記録して、グラフに美しく表示してくれます。

TinyEver
TinyEver [Evernote入力支援] – JujuTarman

あらかじめテンプレートを設定しておき、テンプレートに沿った内容のものをEvernoteに送信するアプリです。テンプレートの中にあらかじめ日時などを設定しておくことで、毎回時間などを入力する手間が省けます。

PostEver
PostEver – 1日分のメモが1つのEvernoteノートに – Atech inc.

1日分のメモを、時刻付きで1つのノートとしてEvernoteにまとめられるアプリです。ノートは1つにまとめられますが、メモ一つ一つに、時刻、現在位置も同時に残しておくことが可能です。

Egretlist
Egretlist – MindsMomentum

Evernoteの中の「チェックボックス」が付いた内容のみを同期するアプリです。大量のノートの中からチェックボックスが付いた内容のみを同期してくれるので、すぐに必要なものにだけチェックボックスを付けておけば一覧性が上がります。

Awesome Note
Awesome Note (+To-do/Diary) – BRID

Evernoteの「特定のノートブック」のみを同期するメモアプリです。非常にデザインが美しく、日記風、写真表示、リスト表示など、さまざまなレイアウトでメモを表示することが可能です。

SpeedText
SpeedText (手書きメモ) – Hirogram

手書きメモを素早く入力し、それを即座にEvernoteにアップロードできるアプリです。

Sleep Cycle alarm clock
Sleep Cycle alarm clock – Maciek Drejak Labs

睡眠時間を記録しながら、同時に「眠りが浅いとき」を判断して、眠りが浅いタイミングでアラームを鳴らしてくれるアプリです。

DocScanner
DocScanner – Norfello Oy

カメラでメモやホワイトボードの写真を撮り、自動で「紙」を認識して、向きを補正して画像を保存できるアプリです。

iTalk Recorder
iTalk Recorder Premium – Griffin Technology

音声録音アプリです。iPhone標準アプリの「ボイスメモ」よりも、圧倒的に聞き取りやすい音質での録音が可能です。

aTimeLogger
aTimeLogger – Sergei Zaplitny

仕事、移動時間、食事、睡眠などのカテゴリを設定しておき、タップ一つで時間の計測を開始します。複数の行動を同時に測定することも可能です。それぞれにどのくらい時間を使ったのか、ということをグラフでも確認できます。

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無線ネットワークがつながっている場所であれば、SDカードをカメラから取り出すことなく、自動でパソコンや写真共有サービスなどに写真をアップロードしてくれるツールです。撮影した写真をEvernoteに自動で転送する機能にも対応しています。

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体重計に乗るだけでインターネットを通じて自分自身の体重を自動的に記録してくれます。

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専用のペンと受信機を組み合わせて使うことで、書いたメモが「そのまま」デジタルデータとして保存できる。書いたメモがそのままの「ナマ」のデータで保存可能。もちろん、紙に書いたほうの内容もそのまま紙に残ります。

【関連書籍】
著者が影響を受けた2冊

【管理人の独り言】
Evernoteを、仕事も含め、アウトプットに役立てたいという方にはこちらがおススメ。

著者は、今日ご紹介した五藤さんと同じく、大人気ブログ、「シゴタノ!」のライターでもある倉下忠憲さんです。

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