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続けることで得るものがある、捨て去ることで見える世界がある【書評】佐伯猛(著)『百万回断られる力』(出版文化社)

婚活業界シェアトップのエクシオジャパン代表、佐伯猛氏の成功法則。
その根底にある物は・・・。

営業マンは必見。
そして人生のパートナーを捜している人にもオススメです。

 

【目次】

はじめに
第1章 あなたにも必ず成功が訪れる、身につけたい10の力
第2章 年間40万人、カップル率38.5%はなぜ実現したか
第3章 エクシオが進むべき道 婚活ビジネスの未来
参考文献
あとがき

【ポイント&レバレッジメモ】
★断られる力

 最初は断られることで、傷つくかもしれませんし、断られることが怖くなり、多くの件数を回るのが嫌になるかもしれません。しかし、成功するためには断られることを恐れてはなりません。ただ断られに行けと言われても、恐れを軽減する方法がわからなければ、なかなか行けないでしょう。では断られることを恐れないためにはどうすればいいのでしょうか?
 まずは結果ではなく自分の行動を評価することです。断られるたびに行動した自分を褒めてあげるのです。「断られる回数が営業マンの勲章である」と自分で自分を褒めることが習慣になれば精神的に強くなれます。

★継続する力

 大学、社会人になってからも約15年間新聞配達を継続しました。継続することによって朝型の生活リズムとなったことや、朝に体を動かすことでアイデアが湧くなどのメリットがありました。しかし一番大きかったのは継続したことによって得られた”自身”でした。さんざんつらい状況の中でも配達を続けてきたことで自分に自信を持つことができました。<中略>
 新聞配達は辞めましたが、現在ほかに、継続していることがいくつかあります。4年ほど前に、みなとみらいのマンションを購入しました。そのマンションは30階建てで、自宅は24階なのですが、購入してから今まで、一度もエレベーターを使わず、非常階段で昇り降りしています。最初はダイエットが目的で始めたのですが、続けていくうちにダイエットのためになるだけでなく、昇り降りの際に「いろんなことを考えることができる」というメリットがあることに気づきました。<中略>
 それ自体に価値がないと思えても、一度やろうと決めたことは、自分を甘やかさずに継続していれば、思いがけない産物を手にすることにもつながるのです。

★自分に適したニッチを見つける力

 マイケル・ポーターが「戦略とは違うレースを選ぶ、自分が勝てるレースを設定するということだ」と言っていますが、ほとんどの人はだれかのつくったレースに参加するだけで、あきらかに不利な状況で競争させられています。
 なぜなら、誰かが作ったレースは、レースを作った人たちに有利に作られていることが多いからです。<中略>
 世の中にはまだ発見されていない小さなマーケットが必ずあります。自分がどの分野でならばトップに立てるか考えてみるのです。<中略>自分に適したニッチを見つけることで、どんな環境でも生き残ることができるのです。

★即断即決力

 現在私は意思決定において、すべての事項において即断即決するようにしています。
 英語のことわざで”Bad decision is better than no decision”というものがあります。「万が一それが間違った決断だったとしても、何も決断しないよりはましである」という意味ですが、私はこの精神がビジネスマンあるいは経営者にとって重要であると考えています。<中略>
 すぐに行動に移せない人は、あれこれ考えず見る前に飛んでみてはどうでしょうか?人生は先のことなど考えてもわからないことだらけで、実際思いがけないことの連続です。ですから一瞬一瞬を何も考えず本能のまま動いてみることです。そうすれば行動に移せない人よりも、はるかに目の前を飛び回っているチャンスをものにできる確率が高まるはずです。

★仕事力

 私はよくスタッフに”作業ではなく仕事をしよう”と言っています。作業とはただ言われたことをそのままやっている行為で、仕事とは指示されたことを自分の頭で考えてよい結果に導くようにする行為です。<中略>
 よく恋愛マニュアルを読み、何も考えずにそのまま実行する人がいますが、こういった人はおそらくうまくいかないと思います。マニュアルをそのまま実行するだけで工夫する力のない人に、異性は魅力を感じないはずです。
 またマニュアルはどんな状況でも通用するわけではありません。だからこそ自分の頭で考え、工夫することが必要なのです。
 マニュアルに頼らず、自分の頭で考え、試行錯誤してみる。そういった経験から学んだ知識こそが、本当に使えるノウハウなのです。

【感想など】
本書は、わずか15年で、婚活イベント参加者年間40万人、カップル率38.5%という婚活イベント業界シェアNo.1にエクシオジャパンを育て上げた佐伯猛氏の著書。

かなり自社サービス紹介色の強い本ですが、それを差し引いても佐伯氏の人間性が魅力的で、その成功法則や仕事観がかなり面白かったのでご紹介します。

本書では第1章の あなたにも必ず成功が訪れる、身につけたい10の力 と題して、佐伯氏の成功法則が語られています。

【ポイント&レバレッジメモ】ではこのうちの5つだけ抜粋させてもらいましたが、あらためて項目だけ並べると

断られる力
継続する力
自分に適したニッチを見つける力
自分でやりきる力
集中する力
弱点を補完する力
捨て去る力
即断即決力
現場力
仕事力

と、なります。

どれも成功するには重要な”力”で、なるほどなぁと納得するのですが、この項目だけ見たら「よくある成功哲学と同じ、普通やん」と思うでしょ。

ワタクシも目次を見たときにはそう思ったんですよ。

ところが、やはり短期間で会社を急成長させる社長さんはやはりレベルが違う。

佐伯氏の場合は上記10の力のうち、特にポイントになるのは 継続する力 と 捨て去る力 でしょう。

これはもうビックリ。

まず、継続する力ですが、なんと佐伯氏は浪人時代から15年間新聞配達を継続していたとか。

学生の頃ならわかるのですが、社会人になってからも継続ですよ。

しかも、車で40分かけて集配所まで通勤して、新聞配達をしてから本業の方へ出社する期間もあったというからさらに驚きです。

そして、最近では24階の自宅マンションへの昇り降りをエレベーターは使わず階段で行うことを続けているそうで、この両者とも、「なんで?」「そこまでするメリットって何?」と聞いてみたくなるりますよね。

まぁ理由はさておき、「成功する方法は成功するまで継続すること」という成功法則の定番があります。

佐伯氏ぐらい継続力のある人が成功するのですよ。 

そして佐伯氏のすごいところは、継続する力と相反する捨て去る力も並外れてすごいところ。

佐伯氏は生命保険会社に総合職として就職したそうです。
バブルの頃だったので、40歳には確実に年収1000万円になると言われていたそうですが、なんと佐伯氏はその安定した座を捨てて歩合制の保険外交員に変わるのですよ。

そして1年目で全国トップになり、年収は2500万円に達したそうです。

これだけでも十分すごいのに、今度はその2500万円の座も捨てて複数の保険を販売できる代理店を自ら立ち上げます。

この潔すぎる”捨て去り”の根底は「お客様のために」という志があります。

ワタクシ、この本を読んで痛切に感じたのですが、継続も捨て去るのも志のため、継続するのも志のため。
この相反する二つの行為をバランスよく成功への最適解を導き出すものは志というぶれない軸なんだと。

ワタクシ、まだまだ志が足らないからいつまでたっても弱小ブロガーでうろうろしてるんだなぁ。
頑張ろう!

ともかく、本書前半の10の力、これオススメなので読んでみてください。特に営業職の方必見!

ちなみに、後半の自社サービス紹介部分。

婚活ビジネスは、妻子持ちのワタクシにはもはや必要ないので軽ーく読ませていただいたのですが、途中から何とも言えぬ不安と憤りが…。

何に対してかというと、エクシオジャパンさんのサービスがあまりに至れり尽くせりなので、世の若い男どもに対して、「ここまでお膳立てしてもらえないと結婚できんのか?」「『お願いします』も『ちょっと待った!』も言えんってどういうことやねん?」などなど。

草書系男子ってよく聞くけど、こんな状態で日本の未来は大丈夫なのかと、日本人で唯一のラテン系世代のワタクシは心配になってしまいました。

これも時代の流れなのかなぁ。

こうなってしまった以上はしょうがない、佐伯氏に頑張ってもらって一組でも多くのカップルを誕生させてもらい、人口減少に歯止めをかけてもらおう!

本書は出版文化社の丑丸博樹様より献本していただきました。
ありがとうございました。

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