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とにかくアクションを起こせ!【書評】美崎栄一郎(著)『「結果を出す人」の仕事のすすめ方』(アスコム)

 

「結果を出す人」の仕事のすすめ方

「結果を出す人」の仕事のすすめ方

  • 作者:美崎栄一郎
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2010/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

美崎栄一郎さんの新刊はとにかく書評ブロガー泣かせ。
そして、泣かされたのはブロガーだけではなく編集者もだったことがのちに判明(黒川様お疲れ様でした)。

多くの人の汗と涙、そして紹介されているアクションを具現化したのが本書です!

 

【目次】

まえがき  ビジネス書で結果を出したい人の最も効率の良い仕事術
第1章 アクションリストをつくる5つのルール
第2章 「目標達成」のためのアクション
第3章 「効率アップ」のためのアクション
第4章 「問題可決」のためのアクション
第5章 「人間関係」のためのアクション
第6章 「アイデア出し」のためのアクション
第7章 「時間管理」のためのアクション
第8章 「すぐやる」ためのアクション

【ポイント&レバレッジメモ】
★アクションリストをつくる5つのルール
◇ルール1 本は、仕事の道具(ツール)である
 本も仕事においては道具 ⇒ 「読む」のではなく、「使う」

◇ルール2 本は、他人の経験から技を盗む場所である
 ⇒ 本は、他人の経験の宝庫

 製作期間をかけて推敲に推敲を重ねた先人の知恵が詰まっている本を、自らの行動のヒントにするだけで失敗する確率が減るのです。ですから、本に書かれている先人の知恵を盗むつもりで読めばいいのです。あなたが仕事で結果を出したいのであれば。

◇ルール3 本には、時限爆弾が仕掛けられている
 ⇒ 投資しているのは、あなたの貴重な時間とお金。制限時間を決めて投資して、先人の知恵から学んだ答えとして回収する
 

つまり、仕事に納期があるように、本も時間を決めて答えを探すつもりで読むということです。自分の仕事のヒントにつながる鍵が絶対にあると思って読めば、集中して読めて制限時間内に鍵を見つけることができます。

◇ルール4 本は、素直に学ぶものだけに価値がある
知っている人が、何が自分に足らないかを学ぶ材料として読むべき ⇒ 定石や常道を知っていることは、勝利へと近づく確率が高い

 残念なことです。その本に書かれていることはあなたが知っていることばかりかもしれません。しかし、本の著者になっている人とそれを読んでいるだけの人がいます。その差は歴然としています。

◇ルール5 本は、あなたのアクションプラン
 ⇒ 先人の経験をインストールすることは実行して初めて意味が出てくる

 仕事で求められるのは、結果です。結果は行動したものだけが得られる果実です。

 書籍の価値は、先人の経験にあります。これが数千円という格安の値段で手に入る投資というわけです。しかし、このままでは他人のアクションの結果でしかありません。これを自分のアクションプランに変えて実行して初めて価値が生まれます。

今回の【ポイント&レバレッジメモ】は本書のキモである「アクションする読書」の5つのルールをまとめさせてもらいました。
それぞれの本からのアクション具体例は本書をお読みください!

【感想など】
先日大阪ツアーでお会いしてきた美崎栄一郎さんの新刊です。

はっきり言って本書は書評ブロガー泣かせな本。

3月13日のセミナー会場で購入して、その夜、ブログ記事にすることを前提に付箋を貼りつつ一気に読んだのですが、読み終えたときはこのあり様。
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「これはどうしたものか?どうやって記事にするか?」と考えながらその日は就寝。

翌日、書店巡りの途中、移動の地下鉄の中で美崎さんにサインをおねだりしたのですが、
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大量に貼られている付箋を見て美崎さんも驚いたご様子。

正直に、「この本、守備範囲が広くて、どう記事にまとめるか迷い中なんです」と言ったら苦笑されてました。

守備範囲が広いのはあたりまで、本書の概要を説明すると

本を「読む」のではなく、本を「使う」 の基本コンセプトの元
書評ブロガー、有名著者、カリスマ書店員、編集者など、本のプロが推薦する200冊の本の内容から起こした美崎さんの行動(具体的なアクション)が紹介されています。

つまりこの本、

本を読んでどう仕事に活かすかという読書術&実践集でありながら、
ストーリー自体が仕事のすすめ方の参考書となる仕事術本でもあり、
さらには200冊のオススメ本紹介&書評本でもある

という、なんともお得な一冊であり、ワタクシの力量ではとてもまとめきれない本であります。

そんなわけで、書評ブロガーさん達の本書の書評記事が次々とアップされるのをはた目に、
「焦るのやーめた、急いで書いてもいい記事できないもん!」となかば逆切れ気味に、自分のペースで企画を練りに練り

≪ACTION 009 どのポジションで勝負するのか決める≫・・・のつもりが、

「なんも出ねぇ、なんも書けねぇ」状態でございます(スマヌ)

で、
≪ACTION012 視点を変えて見直す≫(←と言えばかっこいいが)

気分転換に

「200冊のうち何冊読んでるかな?」とふと思って付箋貼りつつ数えてみたところ、ちょうど40冊読んでおりました。
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「意外に読んでるやん!」とちょっと気分がよくなってきたところで

≪ACTION032 自分流に置き換えて、実際に行動してみる≫

ひらめいた!のがこの企画 ↓

『「結果を出す人」の仕事のすすめ方』と一龍@「一流への道」の勝手にコラボによる
新社会人が読むべきオススメ本特集

あまり新鮮味がありませんが・・・、

『「結果を出す人の仕事のすすめ方」』の200冊 ⇒ 一龍が読んだことのある40冊 ⇒ 新社会人が読むべき本

という感じで絞ってお送りしようかと思います。
≪ACTION096 軸を決める≫

もちろん、ワタクシが読んでいない本の中にも新社会人が読むべき本は多数存在するのですが、
自分が読んでない本は紹介できませんので、
「なんでこの本は入ってないんだよ」などという問い合わせやクレームなどは一切受け付けませんのでその点平にご容赦を(笑)。

【『「結果を出す人」の仕事のすすめ方』&一龍@「一流への道」勝手にコラボ企画 新社会人が読むべきオススメ本特集】
≪ACTION015 中身を読みたくなるタイトルをつける≫(←できてねぇ~)
≪ACTION038 見出しで相手に伝える≫(これはさすがにできてるかな)

★入社するまでに読んでおく本

 

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙    新潮文庫

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫

 

 

とにかく、理由など聞かずに脊髄反射的に即読むべし!
ビジネスマンの父が息子へ、仕事のなんたるか、人生のなんたるかを語ります。
これ一冊で社会人になる心の準備はできるはず。
参考記事:

 

www.s-ichiryuu.com

 

しかしそれだけではちょっと心配という方には

 

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則

  • 作者:本田 直之
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2009/01/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ご存知、本田直之氏の著書。より実践的な内容とコストパフォーマンスの高さは新社会人にオススメかと。
参考記事

 

www.s-ichiryuu.com

 

まずは上記2冊を3月中に読んでもらうとして、さらに付け加えるなら

 

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

  • 作者:高野 登
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2005/09/06
  • メディア: 単行本
 

 

特にサービス業に就く人は必読。

参考記事

 

www.s-ichiryuu.com

 

また、「いつか独立してやる」と野望を胸に秘めてる方には

 

仕事は5年でやめなさい。

仕事は5年でやめなさい。

  • 作者:松田 公太
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2008/05/23
  • メディア: 単行本
 

 

をオススメしておきます。

★とにかく仕事を覚えてこなせるようになるために即戦力の仕事術
さて、仕事が始まったら、緊張と覚えることが多くて毎日パニック状態で全く余裕がない日々が続くと思います。

そんな日々の業務に追われる毎日のなか、少しずつでも仕事の効率化を図るためにこの2冊を。

 

IDEA HACKS!

IDEA HACKS!

 
整理HACKS!

整理HACKS!

  • 作者:小山 龍介
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2013/05/02
  • メディア: Kindle版
 

 

ここに紹介されているハックをすべて取り入れる必要はありません。自分の業務に使えそうなハックを少しずつ実行してみてはいかがでしょう。
ほんの少しの改善を毎日続けていれば、1年後には見違えるほど立派な社会人になっていることでしょう。

参考記事:禁断のハック!【書評】小山 龍介(著)『整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣』(東洋経済)

あと、実務の中で非常に重要な役割を果たすのがPCやITのスキルではなく、意外とアナログなメモ・ノート術だったりします。そこでこの3冊。

 

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)

  • 作者:美崎 栄一郎
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2012/10/13
  • メディア: Kindle版
 

 

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)

  • 作者:奥野 宣之
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2008/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

夢をかなえる メモの習慣

夢をかなえる メモの習慣

  • 作者:佐藤 伝
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2008/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ただ、メモ・ノート術は人それぞれ好みがありますので、これらの本を参考に自分で自分に合った方法を編み出してください。

参考記事

 

www.s-ichiryuu.com

 

参考記事

 

www.s-ichiryuu.com

 

★仕事を覚えて少し余裕が出てきた。さらに上を目指すために
早ければ半年、遅くとも3年もすれば仕事も覚え、周りを見渡し、自分を顧みる余裕も生まれることでしょう。
そこからが第2ステージの始まり。
さらなる高みを目指すならこの2冊を呼んでみてはいかが。

 

パーソナル・マーケティング

パーソナル・マーケティング

  • 作者:本田 直之
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/11/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

 

 

参考記事

 

www.s-ichiryuu.com

 

そして、古典的名作・定番ビジネス書を読みだすのもこの頃かと。

 

人を動かす 文庫版

人を動かす 文庫版

  • 作者:D・カーネギー
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2016/01/26
  • メディア: 単行本
 

 

 

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

 

 

 

上記2冊は読書特集などでは必ず出てくる本ですが、それにはそれなりの意味があるわけです。
変化の速い現代のビジネス社会においても、価値を失わず読み続けられる本というのはやはり素晴らしいのですよ。

何度も何度も読み返してほしい本です。

★ちょっと仕事や人間関係に疲れたら
5月病とはよく言ったもので、肉体的疲れとともにちょうど5月ごろ、最初の
「俺は何のために働いてるのだろう」とか
「辞めたいなぁ」とか
「あの上司の顔を見るのが嫌だ」といった“後ろ向き期”がやって来ます。

そんな時はぜひこの2冊を!

 

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

 

  

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事は楽しいかね? (きこ書房)

 

 

参考記事

www.s-ichiryuu.com

 

★仕事でよい結果を出すには、よい生活習慣から
学生時代に怠惰な生活をしていた人も4月からは生活習慣を一新することでしょう。
でも、ただ単に早寝早起きの規則正しい生活をするだけではもったいない。
ほんのちょっとした朝の習慣を加えるだけで全く違った一日になる。
この本でぜひ実感してください。

 

幸運を呼びよせる 朝の習慣

幸運を呼びよせる 朝の習慣

  • 作者:佐藤 伝
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2006/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

★やっぱり健康が第一
若い皆さんは健康には無頓着でしょう。
ですが、確かに体は若くて体力もあり健康でも、心の病には年齢は関係ありません。
今、若者のウツが増えています。
この本を読んで少し体と心の健康にも気をつけてください。

 

脳を休める 脳科学と睡眠の新しい常識

脳を休める 脳科学と睡眠の新しい常識

  • 作者:西多 昌規
  • 出版社/メーカー: ファーストプレス
  • 発売日: 2009/10/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

参考記事:

 

www.s-ichiryuu.com

 

★やっぱり恋もしなくちゃね
就職するとそれまでのようにはデートもできず、学生時代からの恋人とうまくいかなくなることも多いもの。
逆に新しい世界には、素敵な出会いが待っていたりもするものです。
うまくいく時も行かない時も、この本からはポジティブなエネルギーをもらえますよ。

 

恋の天使を味方につける70の法則

恋の天使を味方につける70の法則

  • 作者:西田庸子
  • 出版社/メーカー: 高陵社書店
  • 発売日: 2009/07/25
  • メディア: 単行本
 

 

参考記事:

 

www.s-ichiryuu.com

 

仕事も恋も手に入れて充実した社会人生活をおくりましょう。

頑張れ!新社会人!

 

「結果を出す人」の仕事のすすめ方

「結果を出す人」の仕事のすすめ方

  • 作者:美崎栄一郎
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2010/03/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

8 COMMENTS

かっちゃん2.0@名古屋

"デープインパクト書評ブロガー"のかっちゃん2.0@名古屋でございます。
 一週間のご無沙汰です。今回も多分デープです。
まったくもって、書評ブロガー泣かせの本です、これは!
同感の2乗です。いや3乗です。
 ドウカン・ドウカン・ドウカン・・・
 いつのまにか、カンドウに(アレ? ^^;)
通常一回の深読みで済むのに、この本は3回も読まされました。
 ブツブツ。セミナー前に一回目。帰りの新幹線で2回目。
 自宅に帰ってから3回目。
 結果、付箋だらけ!なんじゃコリャ!
その書評の結果はコチラ > http://bit.ly/dz8AC3
◆「200冊のうち何冊読んでるかな?」
そうか、自分もやってみよう!
ジャスト80冊。半分も読んでいない!
なんてこった!完全に負けている!
 その上、オススメ欄に自分の名前が一個も無い!
 がっかり(泣)
 
ついでに愚痴ると、巻末に紹介本200冊の一覧を付けておいてよ~
 多分、わざとだな。とすると、その意図は何だ?
 何回も読ませるためか。マンマとハマったのか?
なんだかんだで、同じ本を3冊も買わされたのも初めてです!
 美崎さんのワザ、スゴすぎ!
 あのさわやか笑顔にコロッと・・・なのかな?
ビジネスパーソンが本を書く時代に突入は、まさにその通り!
潮目が変わりました。自分も年内出版目指します!
 一龍さん、その節は、書評よろしくね!
ということで、
今回も、たっぷりデープな、かっちゃん2.0でした。
ありがとうございました。(笑)

返信する
睦五郎

夫に略奪されました。
こういう表紙に弱い!と
じっくり読み込んでいます。
正直言って自分もまとめきれませんが
まずは何のために?だれのために?を
呟きながら生活していきたいです。
まずは来週の神戸研修旅行を
有意義なものにするべく
思考中です。

返信する
一龍

かっちゃん2.0@名古屋 様
書評ブロガー泣かせのコメントとは思えない長いコメントありがとうございます。
200冊を巻末一覧にしなかった理由はお好み焼き食べながらスマイルシグナルさんが質問したところ、
「本好きな人しか見ないでしょ」の一言でした。
確かにそうですね。
あと、出版するんですか!
書評ね、書きますよ、いい本なら(笑)
楽しみにしています。

返信する
一龍

睦五郎 様
だんなさんに取られちゃったんですか?
まぁいいじゃないですか。
ところで睦五郎 さんがプレゼントされた本ってなんでしたっけ?
何のために、だれのために?って 『ワンランク上の~』 がプレゼント本?

返信する
一龍

美崎栄一郎 様
泣かされたのはワタクシの方ですよ!
でも書きたいことがありすぎて書けない本って嬉しいですよ。
お得感いっぱいで。
今後の新刊にも期待しています。

返信する
一龍

黒川 様
はじめまして、こういう気持ちのこもったコメントなら長文大歓迎です!
あのビジネス書の女王の本が無いことに関しては、記事では言葉を濁しましたが、正直に申し上げると「これが世間の冷静な評価」だと思います。
まだまだ煽って売ろうとしている出版社さんやアルファーブロガーさんも見受けられるし、実際いい本も書かれているようですが、ワタクシもワタクシの知り合いのブロガーさんも「もうお腹いっぱい」というのが素直な感想です。
2007~2008年に出版された著書のような魅力を最近は感じません。
ワタクシも彼女のファンなのでまだまだ頑張ってほしいし、経済評論家としての真価を発揮するのはこれからだと思いたいのですが・・・。
書影はCGだったんですね。
縦と横の比率が変だし、背表紙の幅も妙に広いし、「なんか変だな」と思っていました。
細部まで凝りますね。
それにしても美崎さん、かわいい新人デザイナーさんも泣かせてしまったんですね(笑)
さすが男前!
「約」という言葉にはブログに記事書く時引っかかりました。
「あれ、本当は200冊じゃないのかな?」って。
でも数えたら200冊あるし。
実はこんなドラマがあったとは。
作家さんのブログに印刷所の写真とかアップされてるのも珍しいなぁと思ってましたが、
本当にギリギリまで書いていたんですね。
あらためて感動しました。
いろんな人の汗と涙が詰まって出版される本。たとえ内容は同じでも電子書籍とは重みが違いますね。
今後も素敵な本と著者を世に送り出してくださいね。
ブロガーとして微力ですが協力させていただきます。

返信する
Mさんの担当編集者

担当編集の黒川と申します。
一龍さんの考察、すごいの一言です。
おっしゃる通り、これからは
「会社に属している人がモノ書きになる時代」
が来ると思います。電子書籍の登場は
それに拍車をかけるはずですよね。
それから、あの女王の本がないのに気付かれましたか。
編集しているときから「何冊入るかな?」と
気にしていたのですが、待てど暮らせど…。
どう解釈すればいいんでしょうね?
まあ、それはさておき、
今回の本は「書評ブロガー泣かせ」
と書かれていましたが、
編集者泣かせでもありました…。
ほぼ全ページの下段に書影が載っていますよね。
その数、200冊。
あれ、単なるスキャン画像ではなく
スキャンしたあとに斜めに立体的に見えるよう
CG化しています。著者のMさんのこだわりでした。
「カッコイイでしょ!」って。
たしかにカッコイイんですが、
あれをCG化する作業をしたデザイナーの女の子(まだ新人)
は、1週間ほぼこればかりをやり続けました。
ひとつ作るのに10分ほどかかるようです。
200冊あったから…なんと30時間以上かかったとか。
とっても可愛らしいその子が一言。
「気が狂いそうでした~。ハハハ」
僕に対する殺意を感じました(汗)。
それからスケジュールもきつかった。
本のカバーの前ソデ(折り返し部分)には、
「本のプロ達が推薦する約200冊の内容を、」
という一文があります。
よく読んでいたただくとお気付きになるかもしれません。
「約200冊」。
本文にはちょうど200冊を掲載していますから
「約」はいらないんです。
じつはコレ、カバーと本文が別進行のために
僕が保険をかける意味でつけた「約」なんです。
本の見本日は3月6日。
そのためには、2月末日には「校了」といって
「はい、これで完璧!あとは印刷・製本だけ」
という状況に持っていかなければなりません。
しかし、その時点でMさんから僕にきていた下段の原稿は
196冊でした。
200冊を収録するつもりで、スタートしましたが
まあ、ほぼ200冊。
で、カバーには保険をかけて「約」を
入れたわけです。
しかし、Mさん、
「残り5%に手を抜かない」を地で行く人です。
「200冊をやりとげます!」と。
スケジュールもヒヤヒヤでしたが
その時点で、すでに残り4冊が入るページがない、
というのが僕にとっては大きな問題でした。
最終章の「すぐやるためのアクション」の
最後のページまで下段は書影でうめつくされています。
残り4冊、どこに入れよう…。
で、気づきました。
「あとがき」がちょうど4ページだったんです。
その時点では「あとがき」の下段には書影は入らない前提で
レイアウトしていましたが、急きょデザインを変更して
下段にスペースをあけました。
本来、「あとがき」にはこういった要素は入れません。
でも、それはそれでMさんの「200冊をやり抜く」という
アクションへのこだわりが徹底されていていいかな、と。
Mさんから200冊目の書影とサマリーをもらったのは
印刷に入る2時間ほど前。
Mさんと僕が印刷所で最後の校正をしていたときです。
時間がギリギリのときには「出張校正」といって
終わったらすぐ印刷してもらえるよう、
印刷所で最終チェックをすることがあります。
今回がそれでした。
彼は本当にギリギリまで原稿を書き続けました。
200冊目をはめこみ、
う~、間にあった、と一同安堵。
印刷所の営業さんが、「じゃあ、これで刷り始めます!」
と走って去っていきました。
ちょうど印刷機が回りはじめたころ、
僕はハタと気付きました。
「あ、カバーの”約”とるの忘れた…」
カバーはすでに印刷に入っていたので
もう修正はききません。
僕が「もしかしたら200冊いかないかも…」と
保険をかけて入れた一文字である「約」は、
Mさんの執念によって不要な文字になりました。
まったく編集者泣かせの著者。
でも、とことん読者サービスを追求して
最後の最後まで粘り抜く著者。
僕はこの本を通して、Mさんに多くを教えられました。
Mさんの妥協しない姿に、
僕も含めたスタッフ全員が魅せられ、
細部にまでこだわり抜いた
1冊になりました。
ですから、一龍さんのフセンだらけの
本の写真を拝見したときは、
思わず涙が出てしまいました。
素敵なコメント、本当にありがとうございます。
これからもいい本を、
そしてい著者を世に送りだせるよう
努力していきます。
一龍さんも、多くの読者に
素敵な本を紹介してあげてくださいね。
ブログのコメントにこんな長文を書いていいのだろうか…。
大変失礼しました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
以上、感謝の気持ちとして。
何もかもがギリギリまでねばって編集した本なので

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