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夢を志に変える!【書評】栗城史多(著)『一歩を越える勇気』(サンマーク出版)

 

一歩を越える勇気

一歩を越える勇気

  • 作者:栗城史多
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

これはまさしく“成功本”です。
著者が体験から学んだ珠玉のメッセージが、キラ星のごとく輝いています。
ちょうど山で見る星空のように。

 

【目次】

はじめに
第1章 「自分の限界」という壁をなくす
第2章 なぜ僕は山を登るのか
第3章 世界の屋根と日本の空をつなぐ
第4章 見えない山を登る
第5章 空のように青く、宇宙のような無限の心を描く
第6章 エベレスト単独・無酸素登頂へ
あとがき

【ポイント&レバレッジメモ】

もうこれ以上登るところはない。
僕はついにマッキンリーの山頂に立った。
山頂の風邪は、鋭く冷たく、そしてどこか暖かく感じた。
僕は空を抱きしめるように思いっきり両手を空に向け、心の中で大泣きをする。
山頂に立った瞬間。今までの苦しみも悲しみもすべてが喜びに変わっていった。そして、「不可能」は、自分の心が勝手に作っているだけだということを知った。
僕は自分の殻を打ち破ることができたのだ。

生き抜くこと――それは最期に感謝できる人生を送れるか。

生きていく中で一番怖いのは夢を達成した瞬間かもしれない。

僕は「山との対話」をしながらの登山を目指し、単独で登っている。誰かがそばにいる時になってしまい、純粋な登山ができないのだ。だが時々、誰もいないと怖くなることもある。結局、人間は人とのつながりがないと生きていけない動物なのだろう。

ヒマラヤはいつも、人間の小ささを教えてくれる。だからこそ登頂すると大きな自信につながるが、けっしておごり高ぶることはない。登れば登ほど、自然に対して謙虚になるのだ。

「ありがとう」
なぜ、ありがとうと口にしたのかわからない。ただそのほうが、力が出たのだ。苦しみに対抗しようとしても力は出ない。この苦しみを受け入れるしかないのだ。苦しみも不安もすべては自然の一部であり、僕はその自然の中で生かされている。

いつも頂上につく瞬間に思うこと、それは山頂近くでは自分が登っているのではなく、自然の大いなる力で登らせてもらっているのだということ。そして、「生かされている」ということに気づかされる。人間は、自分の力だけでは生きられない。人間は山にいても、下界にいても、大いなる自然の中で生かされている。どこにいても、それは変わらない。

それは、自分の夢をたくさんの人に語るということ。
これができるだけで、夢が実現する可能性は高い。逆にいえば、自分のやりたい事や夢、目標を口にできないということは、実現させられる可能性は低いということなのだと思う。

できれば、一日に十回、誰かに自分の夢や目標を語ってみよう。十回口にする事によって、漢字の成り立ちどおり、「叶う」になる。でも十一回以上言ってはいけない。なぜなら、「吐く」になってしまうから。

人の夢は絶対に否定してはいけないということ。どんな夢であろうと「お前は絶対に無理」と言われた瞬間に、希望が消えてしまうからだ。腐れ縁というのがあるが、もし「無理だよね」と言い合っている人たちがいたら、そこからは離れたほうがいいと思う。

すごい人のお友達は凄い人であることが実に多い。社長さんのお友達はまた社長さんなのである。人と出会ってつながっていくことで、夢を形にする事ができる。そうして、僕は社長さんの紹介でまた社長さんに出会い、東京の街の中を走り回るという、究極の営業方法を行っていた。
そして、つけられた名前が「わらしべ長者」ならぬ「わらしべ登山家」である。

僕の夢も、エベレストの山頂で終わりではないのだ。生きて帰ってこそ成功だし、それからまた次の山に向けてチャレンジし続ける人が、真の成功者なのだと思っている。
そのためには生きていないといけないのだ。生きていないと。

その心のスイッチは、どうやって入れたらいいのか。それには、魔法の呪文がある。
それは、「これでいいのだ」という言葉。
苦しいことも、不安なことも、すべてあるがままを受け入れること。それに向かって強くなるとか、自分に嘘をついてまで苦しいことを楽しいと思う必要もない。
<中略>
何かがうまくいくときというのは、すべてを受け入れているときなのだ。

この世の中には、何か「○○を生かそう」という大きなパワーがあるのではないかと思う。人はそれを神様と呼ぶのかもしれないけれど、それはポジティブとかネガティブとかどこか一部分ではなくて、すべてがオッケーなんだよ、と伝えたいのではないのかなと思う。

僕は幸せ者だ。なぜなら生きているからだ。
しかも、山を登り人に元気を伝えていくというお役目までいただいている。誰かと比べることもしないが、自分は本当に幸せ者だと思っている。
何をもって「幸せ」というかは、人それぞれ違う。僕にも何を持って幸せというのかはわからない。だが、自分は幸せだなあと思い、日々の生活に感謝できるようになると次々といいことが起こるし、自分自身が変わり、本当に幸せな人生を過ごせるのではないかと思う。

【感想など】
当ブログではおなじみ水野俊哉さん

 

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2010年 5/4号 [雑誌]

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
  • 発売日: 2010/04/20
  • メディア: 雑誌
 

 

の読書特集で自己啓発分野でお勧めしていたことが本書を知るきっかけ。

【参考記事】

 

www.s-ichiryuu.com

 

水野俊哉さんといえば

 

成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内 (光文社ペーパーバックスBusiness)

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  • 作者:水野俊哉
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/08/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
成功本50冊「勝ち抜け」案内 How to Improve Your Reading Skills for Success in Life (光文社ペーパーバックスBusiness)

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  • 作者:水野 俊哉
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/01/24
  • メディア: ペーパーバック
 

 

 

といった本を出し、成功本の研究者としても知られている方。
その水野さんがプッシュしている本となれば成功本が大好物のワタクシとしては読まずにはいられません。

それに、実はワタクシ、大学時代に登山もやってた(著者とは比べるべくもないのですが)のでこの本は完璧にハマりました。

登山って苦しいですよ。

35㎏のキスリングを背負って、背中の皮がむけ、そこが甲羅のように硬くなって。
朝は3時に起きてホエーブスでご飯炊いて。
一日の行動が終わったらシュラフにはいって泥のように眠って。

でもそんな苦しい中で普段経験できないことも経験させてもらえました。

星が見えすぎて星座がわからないくらいの満天の星空。
太陽の光が当たると生き物のようにムクムクと動き出す雲海。
テントの周りで鳴り光る雷。

そして何よりも学ばせてもらったのは、著者と同じく、「自然の前での人間の小ささ」でした。

まぁワタクシが登っていたのは日本アルプスですから、ヒマラヤの8000メートル級の山を無酸素で登る栗城さんと比べれば遊びみたいなものですが、それでも岩場で人間の頭ぐらいの大きさの落石が自分の背負っているザックに落ちてきたり、自分のつま先も見えないぐらいの濃いガスで視界を遮られ、“遭難”の二文字が頭をよぎったときにさっと風が吹いてルートのマークが見えたりといったことはありました。

そんな時、
自然に対して人間は無力だけど、自分は確かに生かされている
ということを感じたものです。

生と死が隣り合わせの非日常の世界。
我々ホモサピエンスが生活できない世界。
そういう世界にいかなければ見れない景色、どっぷり身を置かないと知ることができない感覚。
それは確かにあると思います。

そして、それは著者が言うように、下界にいても本当は経験しているはずなのに私たちは気がつかないんですよね。

この本はそういった日常生活の中では得ることが難しい気付きを与えてくれます。

それから本書を読んで素敵だなぁと思ったのが著者のお父さん。

生きることとは何か。
僕は、「希望(夢)を持ち、行動すること」だと思っている。

と著者は述べてますが、これをお父さんから学んだそうです。

詳しくは本書をお読みいただくとして、私利私欲ではなく町の人のために温泉を掘るお父さんと、そのお父さんに共感して集まってきた仲間の姿から著者は

夢を持つと人は明るくなり、元気になるということ。そして自分自身が変わり始めると、まわりの人も明るくなるということだ

と悟ったそうです。

夢を持ち、行動し、人を巻き込み、そして仲間と一緒に夢をかなえる

ワタクシも父親として、行動を通して子どもに何かを教えられる人になりたい。
そう思ってしまいました。

最後に夢をかなえるコツを著者はこんな風に言っています。

夢をかなえるために必要なのは、夢を志に変えること。つまり、世のため人のために自分の命を果たす覚悟を持つことだ。

今年の年頭に、

ディスカヴァー21社のクリスマスパーティーに招待されること

を今年の目標に掲げた自分が恥ずかしーーい!
20代の若者がこんな立派なことを言ってるのに、オッサンは何言うてんねん!

また登山をして根性たたき直そうかなぁ。

極限の世界で得た珠玉の成功哲学。
ワタクシ久々に激プッシュです!

 

一歩を越える勇気

一歩を越える勇気

  • 作者:栗城史多
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

著者、栗城史多さんが現在アンナプルナ登頂を目指してます。
インターネット中継も時々行われています。
みなさん応援しましょう!
NOBUKAZU KURIKI OFFICIAL WEB

【関連書籍】
ワタクシが登山をするきっかけとなったのは植村直己さんでした。
特に「青春を山に賭けて」は若い人に是非読んでほしい本です。

 

新装版 青春を山に賭けて (文春文庫)

新装版 青春を山に賭けて (文春文庫)

  • 作者:植村 直己
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/07/10
  • メディア: 文庫
 

 

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