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変化の先を目指せ!【書評】寺田 和正(著)『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』(サンマーク)

 

3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい

3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい

  • 作者:寺田 和正
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

不況期に成長し続けてきたサマンサタバサ。
百年に一度の大不況期を会社が乗り切る、いや成長し続けるヒントもきっとここにある!

 

【目次】

CHAPTER1 感じて、考えて、行動する
 「わずかなお金」にこそ感謝の気持ちを込めなさい
 つらい体験はすべて「決意」の種となる      他
CHAPTER2 好き嫌いをはっきりさせる
 仕事は「自信」ではなく「責任」を持ちなさい
 楽しくない仕事には「隠れた弊害」が山ほどある     他
CHAPTER3 どんなときも高い目線を持ちつづける
 「たまたま」は高い目線の人にやってくる
 「学ぶつもり」の人ほど、結局は何も学べない      他
CHAPTER4 運のいい人とつきあい、自分の運を信じる
 運の強さは「言葉づかい」で決まる!
 一緒にいてはいけない「運の強い人」を見抜きなさい     他
CHAPTER5 自分を否定し勝利の方程式を変える
 自分を変えるきっかけは「怒り」の中にある
 高校二年で友達が変わるのは自然の法則である     他
CHAPTER6 誰でもできると信じる
 成長は「できる」と信じた人にやってくる
 塾講師として「できない組」の平均点を、40点上げた方法    他

【ポイント&レバレッジメモ】
★「感じて、考えて、行動する」 私がしてきたことは、じつは突き詰めればこれだけです。
「行動」できないのは、きちんと「考え」られていないからだということが、簡単にわかってもらえない ⇒ その人のように自分もなりたいと思うなら、まず、その人の努力していることや、読んでいる本を教えてもらい、それを何月何日までに読み切るというように、より具体的に自分の行動に落とし込んでいくのです。

★行動には必ず結果が伴います
成功であれ失敗であれ、結果が伴わない行動は行動とは言えません。 ⇒ 本気で考え、行動したことには必ず結果が伴います。その結果は失敗でもいいのです。行動の結果として失敗したとしても、その失敗から学び、また考えて行動すればいいだけのことです。そして、仕事とは、その繰り返しなのだと思います。

★「アウトゴーイング/outgoing」の精神
◇ビジネスをはじめたとき、もっとも役立ったのは、カナダのゴルフ場で培った「アウトゴーイング」の精神でした。「アウトゴーイング」というのは、日本語に直訳すると「社交的な」または「人見知りしない」といった意味で、初対面の人に「How do you do?」と自分から話しかけていく積極的な精神状態を表す言葉です。

★「どうすれば」と問う
◇多くの人が陥ってしまっている間違い、それは「なぜ」と考えていることです。 ⇒ なぜできないのかと「できない理由」を問うのではなく、どうすればできるのかと、「できる方法」を問えばいいのです。

★好き嫌いをはっきりさせる
自分の感性に背いたとき、必ず仕事はダメになります。 ⇒ 仕事が楽しめなくなっていたころは、違和感を覚える人たちと無理してつきあうなど、自分の感性に反することばかりしていました。

◇社員がきちんと仕事をするかどうかは、社長の責任なのです。会社が潰れかけたときにそのことを学んだ私は、それ以後、好きな人しか採用しないようにしています。好きな人じゃないと、すべては自分の責任と思えないからです。 

好きなら好きと言う。とても単純ですが、それは、本当に好きと言える人と付き合っているのか、本当に好きと言える社員を採用しているのかという問いでもあるのです。

★高い目線を持ちつづける
◇私が最も大切にし、社員たちにも大切にしてほしいと言っているのは、「高い目線を持ちつづける」ということです。

◇高い目線を持ちつづけるということは、成り行くべき自分、成長した自分を感じたり見つめたりし、どうすれば今の自分がそこへ行くことができるのか、考えることにつながる。

何を当然と考えているかで、人は吸収できるものが違ってきます。その結果、行き着くところが違うものになるのです。

◇多くの人は、目標を書きかえるのは、その目標を達成した時だと思っているようですが、私はそれでは遅すぎると思います。 ⇒ 目標は常に高くなければなりません。ですから、成長し続けたいと思うなら、目標は達成する前により大きなものに書きかえることが必要なのです。

◇「神は細部に宿る」という言葉がありますが、高い目線や大きな目標というのは、小さな仕事や、細やかな思いやりといったことの積み重ねで養われていくのではないでしょうか。そしてそれこそが「ブランド」のたたずまいを生み出すのだと思います。

★運の強さは「言葉遣い」で決まる
運のいい人はポジティブな言葉を使い、運の悪い人はネガティブな言葉を使っている ⇒ どんな言葉を使うか、そして、どんな思いを発しているかがその人の運命の良しあしを決定づける

★一緒にいてはいけない「運の強い人」
◇他人の運を吸い上げてしまう人 ⇒ 人の運を吸う人は、相対的に「感謝の心のない人」と言っていいと思います。とても運が強いのに、周囲の人や物事に「ありがたみ」を感じず、逆に「ありがたさ」を見せつけます。

★運を信じた人に、さらなる運が舞い込む
自分で自分の運を信じる ⇒ 自分は運がいいと思い込むことは、運がいいのだから成功できるはず、と、自分の成功を信じることにつながります。つまり、行動のハードルを下げることにつながります。

★自分を信じ勝利の方程式を変える
◇私は、節目節目でそれまでの自分を捨て、新しい自分を築いてきました。そのとき何を捨てたのかというと、それはかつて自分を成功に導いてくれた「勝利の方程式」でした。

◇人は成長してステージが変われば、もう以前のステージで使っていた方程式は通用しなくなります。そして新たなステージで成功するためには、また、感じて、考えて、勝利の方程式を作りあげて、それに沿って行動することが求められます。

◇うちの会社にはときどき、「販売が好きだから、販売を続けられないなら仕事を辞めます」という人が現れるのですが、私は、人は年齢とともに成長していき、その成長に合わせて立場を変えていくのが自然だと思っているので、もったいないな、と感じます。

★「ないもの探し」をする人はいつまでたっても変われない
◇今自分の手の届くところにあるチャンスに感謝しないで、欠けているものばかりを見てないものねだりをするのは、せっかくのチャンスを踏みにじっているのと同じです。


「ものまね」で自分の弱点に気づく

◇尊敬する人、あこがれている人、好きな人、そういった自分のなりたい姿に近い人を見つけ、その人のことをとことん研究し、まねてみる ⇒ 「その人が持っていて、自分が身につけてないもの」を「考え」手目標とし、それを身につける努力(=行動)をしていけばいい。 ⇒ 成長する人というのは、自分のダメな部分を知っている人

★チャンスは「文句を言わない人」にやってくる
ピンチはチャンス ⇒ 頑張らない人が多いということは、裏を返せば自分ひとりが必死でがんばれば絶対に勝てるということでもあります。

「不平不満や文句を言わない」 ⇒ 裕福な時代に育った日本人は、すぐに「あれがないからできない」「これがなければ無理だ」と、知恵やクリエーションを働かせる前にあきらめてしまう傾向があります。それではチャンスはつかめません。

【感想など】
30代後半から40代のヤングエグゼクティブと言えば、数年前のITバブルに乗って成功した方々を思い浮かべてしまいます。

実際マスコミも時代の寵児としてもてはやしますからね。
(楽天の三木谷さんとか、サイバーの藤田さんとか、そうそう○○○もんとかもいましたね)

しかし、本書の著者、寺田和正社長はファッション業界という既存のマーケットで日本発のバッグブランド“サマンサタバサ”を世界的なブランドに育て上げた方。

しかもその時期が“失われた10年”とちょうど重なるのですからスゴイ!

ワタクシ、バッグにはまったく興味無かったのですが(スイマセン)寺田社長にはどんな経営者なのか興味深々でした。
それで以前「カンブリア宮殿」に出演されたとき見させてもらいましたが、それでさらに興味を引かれました。
というのも、「ちょっとこういう雰囲気の経営者ってみたことないなぁ」と思ったから。

比較すると失礼なのですが、同じ番組に楽天の三木谷社長が出演されたとき、すごく体育会系のイメージを受けたのですよ。「俺についてこい!」「やる気無きものは去れ!」みたいな。
あえて例えるなら星野仙一タイプ(笑)

しかし寺田社長は何と言ったらいいのか・・・“柔らかい”
もちろん腹の中には一本まっすぐな信念をお持ちなのでしょうが、何とも柔らかく威圧的なところがない。

そしてさらにびっくりしたのが“社員が社長を見る目”

女性社員やショップの店員が「社長が好きで好きでたまらない」という、まるでジャニーズのファンがお目当てのアイドルを見るかのような目で見てるんですよ。

で、この番組を見て以来、「この社長さんっていったいどんな人なんだろう」とずっと興味を持っていたのですが、本書を読んでそのなぞが解けました。

寺田社長って心底社員を愛しているのですね。
経営者が「社員が大好き」なんてなかなか社員の前で言えないですよね。

中国のことわざに
「男は自分を知る者のために死に、女は自分を愛する者のために装う」(←だったかな、間違ってたらゴメンナサイ)というのがありますが、これだけ社員を愛してくれる社長のためならそりゃ働きますよ。

ここ数年、日本の企業は経済のグローバル化の波に押されて、グローバルスタンダードだの経営の効率化だのに振り回されてきました。

「うちはリストラは致しません」と豪語していた某カメラメーカーでさえ、その陰で派遣社員をいいように使い、景気が悪くなれば切ってしまう。

“社員”や“社員を大切にする心”を犠牲にしないと成り立たない会社や経済って何なんでしょう。
「会社は株主のもの」という考え方って正しいのでしょうか。

どんなに時代が変わろうとも、会社経営にはやはり変えてはいけないものがあるのではないでしょうか。

社員を大切にすること、そして同じ目標を共有すること。
これこそが会社経営の原点であり、普遍の真理。
社員を機械の部品のように扱う会社には現在の危機を乗り越えることはできないと本書で痛感させられました。

そしてもう一つ本書が伝えてくれる難局を乗り切る方法は、本書のタイトルにもなっている
“「勝利の方程式」を変える”ということ。

個人も会社も成長のステージに合わせて変わり続けなければならない。
この考えにワタクシも大賛成です。

例えば、いまの日本経済と経済政策の手詰まり状態を見ていると、まさしく必要なのは「過去の成功体験」つまり「勝利の方程式」を捨てる時期だということは誰の目にも明らかなのではないでしょうか。

なのに、いつまでたっても高度経済成長期の経済政策を繰り返している。
もう、高度経済成長期のように人口が劇的に増えて国内市場が大きくなることもないし、1ドル=360円でもないのに。

おかげで景気が良くならない上に、国の借金は増える一方。
いよいよ苦しくなって社会保障制度を切り詰め、弱者を切り捨てる。

おやおや、日本はいまダメダメ会社と同じ状態なのですね(恐)

かつてダーウィンは言いました。
「強いものが生き残るのではない、環境に適応するものが生き残る」のだと。(←だったかな、これも間違ってたらゴメンナサイ)

寺田社長の本を読みながらこの言葉を思い出していました。

われわれはガラパゴス諸島のフィンチやゾウガメを目指すのか、それとも恐竜となって栄華を極めたのちに化石となるのか。

答えは明白。成長(変化)し続ける生き方、目指そうではありませんか。

普遍の真理と変化の大切さに気づかせてくれる一冊。
オススメです。

サンマーク出版 綿谷 翔 様から献本していただきました。
学びの機会を与えていただいたことに感謝します。

 

3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい

3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい

  • 作者:寺田 和正
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2009/07/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【関連書籍】

 

サマンサタバサ 世界ブランドをつくる

サマンサタバサ 世界ブランドをつくる

  • 作者:寺田 和正
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社出版局
  • 発売日: 2007/07/26
  • メディア: ハードカバー
 

 

【本から学んだことを実践しよう!】
 「勝利の方程式」を捨てる!と言いたいところですが、たいして勝利を収めたことがないので

 「尊敬している人のまねをする!」からはじめてみよう。

しかしワタクシには尊敬する人がたくさんいまして・・・・誰にしようかな・・・。(この時点で迷ってたらダメジャン!)

【管理人の独り言】
明日から瀬戸内海の小豆島に家族旅行行ってきます!
連休をはずしたので夏休み中でも格安なんです。

が・・・天気予報は激しく雨の模様。
そうでした、ワタクシ超のつく雨男だったことを忘れてました。

日食も見れないかも(泣)

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