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「書籍」出版がかくもパワフルとは!【書評】主藤 孝司(著)『なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか? 』(ゴマブックス)

 

なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか? 面白いほど行列ができるバイブルマーケティングのすすめ

なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか? 面白いほど行列ができるバイブルマーケティングのすすめ

  • 作者:主藤 孝司
  • 出版社/メーカー: ゴマブックス
  • 発売日: 2009/06/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

薄々そうではないかと気づいていましが、本書を読んで腑に落ちました。
まさしく“温故知新”
古くて新しい、これからの時代のマーケティングがここにある!

 

【目次】

はじめに――なぜ、売り上げが思うように上がらないのか?
第1章 まずは情報を出してしまえ
 バイブルマーケティングとは
 「時間」を投資してブランドを手に入れる     他
第2章 「今までの営業」から抜け出すために
 1、これまでの「営業」とはどんなものだったか?
 2、現代の営業ノウハウは70年前と変わらない    他
第3章 「バリュー」の高さがカギを握る
 1、なぜ宣伝・セールスが通用しなくなったのか
 2、バリューを高めた人たちの成功例    他
第4章 バリューをニュースで作る
 1、ニュースはどう生まれるのか
 2、ニュースの広告化も原点回帰    他
第5章 バイブルマーケティングを行う方法
 1、バイブルマーケティングとはどういうものか
 2、具体的バイブルマーケティングの手法    他

【ポイント&レバレッジメモ】
★バイブルマーケティングとは
「バイブルマーケティング」とは「お客さまにとって手放すことができないほどの価値ある情報」を活用したマーケティング。お客さまにとって価値ある情報は磁石のような働きをします。それを必要としている人々が吸い寄せられ集まってくるのです。バイブルマーケティングを実現すると、同時にブランドも構築されていきます。

提供する情報は公正で中立的なものでなくてはなりません。自社にとって都合のいい情報だけを流せば、瞬く間に消費者によって見抜かれ、そうした企業の姿勢はインターネットを通して多くの消費者に共有されることになります。

◇バイブルマーケティングでは、お客様が選択できる選択肢が二つ以上提示されていることが望ましい状態です。なぜなら、お客様はその中立的な態度に信頼感を深め、その姿勢がそのままブランドへとつながっていくからです。

★宣伝・セールスが通用しなくなった
◇主にプッシュ型のマーケティングというのは、(業界の)「成長期」に特に効果を上げることができる手法 ⇒ 上向きの波に乗っているからこそ、の成果が続いて行く時期なので、会社や商品の実力ではないことが往々にしてある

★成熟期における営業
◇いい商品だ、新しいサービスだと散々相手に言って聞かせるよりは、第三者に伝えてもらった方が、お客さんは耳を傾ける。 ⇒ 経営者が考えるべきは、どのようにしてこのような「第三者」をつくりだすか、という戦略

◇経営者としてすべきことは「正しい情報を、適切な人に、客観的に伝える」ということ

PRとは「しかけの作業」・・・口コミ、新聞・雑誌の記事など ⇒ 第三者が介在することで客観性も信頼性も一気に倍増します。ただし、PRでは情報発信者の意図を十分に反映させていくことができない

「広告の価値化」「広告のニュース化」・・・商品情報や自社独自の情報を価値ある形で伝える工夫を行うことで、情報発信者の意図を十分に反映させ、それでいて客観性のある記事やニュースの形で情報を発信していく。

「記事広告」「ペイドパブ」・・・(例)雑誌『LEON』では、お金を払うことによってその商品を確実に取り上げてもらう。しかも価値ある情報のひとつとして客観性高く取り上げていく。 ⇒ 「広告の価値化」であり、言い換えれば広告がニュース化している

◇「記事広告」「ペイドパブ」に問われる倫理観 ⇒ 本当にお客さまにとって有益な情報であれば、広告だろうが記事だろうが、どちらでも構わない

◇広告のニュース化は日本経済の流れを仮に100年というスパンでみた場合には、決して新しい方法ではありません。 ⇒ 原点回帰を愚直にやることが今の時代には合っていると言えるかもしれない。

★バイブルマーケティングとして最も高い効果をもたらすメディアが「書籍」
「メディア」の利用・・・出した情報が信頼に値するものだとお客さんにわかってもらうためには、発信する情報が第三者を通じたものであることが大前提

書籍は著者としての「主観」が述べられている「主観的なメディア」です。にもかかわらず、客観性が高いポジションにあります。その理由は「書籍のかたち」に答えがあります。あの書籍独特の「かたち」から、私たちは神の言葉や王様の言葉を無条件に連想するのです。

客観性と情報コントロールという、本来矛盾すべき二つの性格が両立している、唯一のメディアが書籍

◇書籍は、究極のロングテールメディア

★バイブルマーケティングの方法
◇情報を出し惜しみしていては、新しいものは入ってきません。かえって、大事な獲物を逃すことになるでしょう。そして物事の最先端にいる人ほど、情報を惜しげもなく公開するものです。

◇特別なことをする必要はありません。今現在の営業ツールを、バイブルマーケティングに落とし込むのが一番よい方法なのです。

★ネット時代こそ「残るもの」が重要
◇書籍はもちろん、販売ルートにのっているCDやDVDも検索結果として表示されやすくなります。講演記録なども同様です。なぜなら、これらはすべて、客観的で価値ある情報だとサーチエンジンに認識されるからです。

◇その分野で書籍を書いている著者や、講演会を行っている人ほど、その分野においてプロフェッショナルであり第一人者であると目を向けられる可能性が高い

【感想など】
「なるほどね~」というのが本書を読了して最初に出た言葉。

というのも、ワタクシは営業職ではないので、消費者からの視点で読ませていただいたのですが、腑に落ちる点がたくさんあったから。

その一つ目が、プッシュ型マーケティングは時代に合わないという点

仕事中のテレアポとか、休日家でくつろいでいるときの飛び込み営業とか
これを仕事にしている人には申し訳ないのですが、ハッキリ言って“うっとうしい!”

もうスタートの段階でマイナスイメージ。

また、テレビCMにいたってはHDDレコーダーの登場で全く見なくなりました。
(という以前にテレビ自体見ていない)

完全に時代遅れだし、逆効果ですよね。

で、二つ目の「なるほどね~」ですが、「価値ある情報」という付加価値をつけるという点。
特に消費者の立場から言うと大切なのが本書でも書かれていますが、「客観性」「信頼性」

「バカ正直」といったらいいのでしょうか、「そんなことまで言っちゃっていいの?」と客であるこちらの方が心配になってしまうような正直さ。

某スーパーのオネスティカードが典型的な例でしょうか。
「このリンゴは出始めで酸味が強いです。」とか「見た目は悪いですが糖度は高いです」といったカードを商品と一緒に陳列しているのですが、ここまでされるともう他のスーパーには行かないですよ。

もう消費者は安いだけでは買いません。

本書で著者が薦めている「バイブルマーケティング」がまさしくこれにあたります。

すなわち、

ニュース性を持たせた価値ある情報、お客さまにとって手放すことができないくらいの大切な情報を、できるだけ価値ある形にして発信していく

という手法です。

これからはこういう手法をいち早く取り入れた者が勝ち残るのでしょうね。
ワタクシは読まないので(だってワタクシ、ちょい悪ではなく激悪オヤジですから)知らなかったのですが、雑誌「LEON」って広告記事でできていたからあたったんですね。

真実を知ってしまうと、広告に踊らされているオヤジたちに同情してしまいますが、これも「なるほどね~」でした。

さて、ワタクシ的に一番腑に落ちたのが、実はバイブルマーケティングとして最も高い効果をもたらすメディアが「書籍」という点でした。

勝間和代さんや本田直之さんが「本を出版するとステージが上がる」といったことを著書で述べられていましたが、本書でその効用をマーケティングの観点から説かれているのを読んで
「出版とはこれほどパワフルなマーケティングなのか」とあらためて気づかされました。

そう考えると、以前水野俊哉氏のセミナーに参加した時の雰囲気もうなずける。
セミナーは「ベストセラービジネス書がすらすら書ける」という、出版を目指す人のためのものだったのですが、会場は異様な熱気とギラギラ感につつまれていまして。

ただ、水野さんに会いに行っただけのワタクシなどは気おされてしまったのを覚えています。
そういえば出席者は個人事業者や専門職の方が多かったなぁ。

うまく出版にこぎつけて、多少なりともヒットすれば本業への影響は測り知れず・・・皆さんそれを狙っていたのですね。

「なるほどね~」

そういえばワタクシも経営者や事業主の方の本を記事にさせていただいてますが、その計り知れない効果を知っている人は知っているわけですよ。

これはうかうかしていられません。

新しい時代のマーケティングを目指す経営者・事業主の方、必読ですよ。

ゴマブックスの柳ヶ瀬 肇様から献本していただきました。
学びの機会を与えていただき感謝します。

 

なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか? 面白いほど行列ができるバイブルマーケティングのすすめ

なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか? 面白いほど行列ができるバイブルマーケティングのすすめ

  • 作者:主藤 孝司
  • 出版社/メーカー: ゴマブックス
  • 発売日: 2009/06/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【管理人の独り言】
最近暑くて夕方仕事終わってからの1時間ほどの散歩は結構つらい。
しかし、そんな主をしりめに元気いっぱいの我が家のおバカラブラドール。
毎日散歩のたびに川で泳いで上機嫌
IMG_1267
「お前はいいよなぁ」

でも川から上がってきて体をすりつけ、なおかつ至近距離でブルブルするのはやめてくれ。
お前のおかげで毎日靴がびしょ濡れだ!

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