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【読書カード】大西正夫(著)『放射線医療』(中公新書)

 

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○CT数で世界最多を誇る日本の実情は、九割がローエンド、つまり低性能機種で占められていた。

○マルチとシングルのヘリカルCTを保有する約7200の医療機関に常勤する放射線科医が16%しかいない<中略>この数字は、専門医不在の施設・装置の多くが、放射線診断のトレーニングを受けていない医師にゆだねられていることを意味する。

○CT検査を受けたときの放射線被曝線量は、単純エックス線撮影の数十倍にもなる
 例 胸部CT(8ミリシーベルト)は胸部単純エックス線検査(0.02ミリシーベルト)のなんと400倍
 ⇒ 将来の発がん確率が最も高いのはCT大国の日本?

医療被曝に関しては線量限度がない

○現在の日本でのがん治癒をもたらしている治療法は、手術療法が約80%、放射線療法が約10%、化学療法が約10%

○改めて日本の放射線治療を振り返ってみると、手術が有効ながんばかりではなく、無駄だとわかっていても手術一本槍だったり、治癒効果にエビデンス(科学的根拠)の報告がない抗がん剤投与が優先されたりするケースが計り知れないほど多い。放射線治療を重視していない外科医、内科医が多いからだ。そのくせ(それゆえ?)、匙を投げて回してくる先が放射線科だった。がん治療の三本柱とは言葉の綾にすぎず、放射線治療科はマイナーな医療に位置づけられていた。

■CT検査の被曝など考えたこともなかった。「とりあえずCT」という診察に対してはもっとその危険性を患者が知るべきだろう。

■がん治療はがんの種類と部位によって手術や放射線治療、化学治療のそれぞれ得意分野がある。放射線治療の技術が進歩してきた今、「まず手術ありき」という考えに患者が勉強して自衛するべきだろう。

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