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山田真哉(著)『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉』(光文社新書)

 

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い   禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)

 

 

こんにちは、最近ちょっと暖かくなってきましたね。
春はもうすぐって感じです。花粉も飛び始めたことだし(涙が止まらん!)

さて今日は、山田信哉さんの待ちに待った最新刊!!
山田真哉(著)『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉』(光文社新書)
をとりあげます。

といっても、
 404 Blog Not Found 反?会計本 – 書評 – 食い逃げされてもバイトは雇うな/なんて大間違い
などなど大御所ブロガーさんはとっくに書評をだしておられますが・・・

前作でミリオンセラーとなった

 

 

からまだ1年経っていないのですが、満を持して登場って感じですね。

ところで、帯には「さおだけ完結」と書かれているので、前々作の
山田真哉(著)『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社新書)
も含めて3部作と言うことになっているのでしょうが、
読んでみると『食い逃げされても~〈上〉』がネタフリで『「食い逃げされても~」なんて大間違い 〈下〉』でオチという構成になっているので、『さおだけ~』はともかく、少なくとも『食い逃げ~』の2冊はセットで読まれることを薦めます。

【目次】
第1章 数字の達人は、特になにもしない  数字のウソ
第2章 天災CFOよりグラビアアイドルに学べ  計画信仰
第3章 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い  効率化の失敗
第4章 ビジネスは二者択一ではない  妙手を打て
終章 会計は世界の1/2しか語れない  会計は科学

このシリーズを通してのテーマは

①「数字のセンス」(数字を使いこなすセンス、数字に騙されないセンス)を身につける
②「会計が分かればビジネスが分かる」的な過大評価の誤解を解く

が挙げられると思います。

①に関しては非常に面白く、多くの読者が「納得」されたことでしょう。その結果ミリオンセラーとなったわけですが、問題は②ですね。
現在の「会計ブーム」(?)の火付け役の主役はなんと言っても山田真哉氏とその著書だったと言うことは周知の事実。ライブドア事件というタイムリーな出来事もありましたが、多くの人に「数字」や「会計」に興味を持たせたという功績は大きかったと思います。

ただ、ブームとなり本来の「会計」の役割からかけ離れて暴走し始めた時、山田真哉氏以外に「会計の限界」を語れる人がいなかったのも事実。

葛藤はあったと思いますが、私は著者の良心と勇気を賞賛したいと思います。

では、「会計の限界」とは何か?

それは「ビジネス」というものは「会計的な行動」だけでは成り立たず、「非会計的な行動」とセットとなってビジネスを形成するということ

つまり「会計」と「経営」は別物であるということです。

これ以上触れると、ネタバレになってしまうのでこの程度にしておきますが、これが今回最大のテーマです。

さて、「簿記」「会計」のド素人である私ですが、山田真哉氏の絶妙な筆裁きにより”読み物”として楽しく読ませていただきました。

例えば
「二分法」の考え方などは実生活で有効に使えそうですね。
特に「3秒ジャッジ」は「なるほどこういう考え方もありか」とうならされました。
(これもネタバレするといけないので、詳しくは実際にお読みください)
私のようなド素人には生活の中での役に立つ実用書として得るものの多い本でもありました。

平易で軽妙な語り口でいて内容があり、読者を飽きさせない仕掛けが随所に施されているあたり、現段階で山田真哉氏の最高傑作と思います。
是非、上下巻セットでお読みください。

 

 

山田真哉(著)『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』(光文社新書)

【気になったところを追記】

また、書評を書くときも、二分法は使えます。
たとえば、読んだビジネス書がおもしろかった場合、私はその理由が「共感できた」「新しい発見があった」のどちらに当てはまるのかをまず考えます。
本は新しい発見がなくても共感さえできればそれなりに満足しますし、共感できなくても新しい発見があれば損した気分にはならないからです。
こうやって二分法を使って面白かった理由を分析していけば、自分の感想を的確に表現した書評を書くことができます。

なるほど、こういう考え方もありですね。

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