本を耳で読む Amazon Audible 30日間無料体験キャンペーン実施中

アナログ派読書術!【書評】奥野宣之(著)『読書は1冊のノートにまとめなさい』(Nanaブックス)

今日ご紹介するのは『情報は1冊のノートにまとめなさい』で大ブレークした奥野宣之氏の新刊

 

人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ

人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ

  • 作者:奥野 宣之
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

今回もまたおなじみの大学ノート風の装丁ですが、今回のお題は”読書”。
100円ノートを使った読書術とあれば、読書好きなら気になるところ。

いったい100円ノートを読書に対してどんな使い方をするのでしょうか。

 

【目次】

「読みっぱまなし」は読んでないのと一緒
 必要なのは「取り入れる」技術
 ノートで読書情報を「財産化」する
第1章 「ノート」で読書をマネジメント
 本との付き合い方が劇的に変わる
 ノートを読書のパートナーに   ほか
第2章 「探書リスト」で主体的・効率的に本を買う
 なぜ「探書リスト」でインストールできるのか
 メモで本選びの主導権を握る   はか
第3章 「読書ノート」で本と対話する
 成果を可視化する効用
 読書ノートをつければ読み方が変わる   ほか
第4章 ノートを活用して「アウトプット」
 読書を体験化する
 アウトプットするからインストールできる   ほか
第5章 生活を変化させる「応用読書」
 ネットより「レファ本」が使える
 古典を枕にする   ほか
第6章 インストール「グッズ」
 1どこでも手に入るノート(キャンパスノート)
 2太めのシャープペン(プレスマン)   ほか

【ポイント&レバレッジメモ】
◇ノートを使うことで得られる効用
・「何となく」の読書ではなく、目的を明確にした主体的な読書ができる
・本で読んだ情報を確実に自分のものにできる
・昔読んだ情報や感想をいつでも自由に引っ張り出せる

◇4つのノートの使い方
・思いつきメモ(日常の取材メモ)
・探書リスト(読みたい本をリストアップ)
・読書ノート(読んだ本の感想を記録)
・検索テキスト(読書ノートのデータベース化)

◇書くことを継続するコツ
・習慣化
・見返りを大きくする
・自己流のアレンジ

◇インストール・リーディングの読書の流れ、5段階
①探す → ②買う → ③読む → ④記録する → ⑤活用する

◇情報をノートに一元化するポイント・・・「何でも突っ込んでおける入れ物」
・1冊にまとめるのは「ラクである」
・やり方が単純なので「続けられる」
・「低コスト」なので、スペースを気にせずいくらでもメモできる
・一元化すれば情報は必ず一か所に「ある」
・後で情報を探しやすいので「活用できる」
・自然とデータベースができ、「オリジナルノート」が作れる

◇ノートに一元化する技術、5つのポイント
・何でもここに書く ⇒ 分類不要
・時系列を守る 
・日付を6桁で書く
・速記法でラクして書く ⇒ 大きな字、カタカナ表記、略字
・とりあえず貼る

◇「探書リスト」
・「タイトル」「著者」「出版社」、さらに新書の場合は「レーベル名+通し番号」
・目的意識を持って読むことができる
・自分が本当に読みたい本に到達できる

◇情報収集
・出版社のPR雑誌 → ただでもらえる?
「ハブ本」・・どんどん他の本につながる本。ブックガイドや引用で成り立っているような入門書など

◇読書ノート
・「継続できること」がすべてに優先 ⇒ 何年、何十年と続けることができるシステムを運用して初めて、参照したり、詳しい読書ノートを作ったりといった応用がきくようになる。
・「抜き書き+自分の感想」⇒ 抜き書きする個所は厳選し、自分の感想は短く深く書くようにする
・①「自分にとって」重要な内容(本の引用)、②そこで発生した「自分の考え」(本の感想)の二点にフォーカスする。
・読書ノートに引用することを前提としておくことで、読み方が「グッとくる個所」を探す作業になる ⇒ 「サーチ読み」
・読書とは、ある程度は「思考のタダ乗り」。ある程度のところまで連れて行ってもらったら、そこから先へ、少しでも自分の頭で考えることが大事。
「ねぎま式読書ノート」・・抜き書きには「●」、感想や補足説明などの言葉には「☆」
をそれぞれ付け、交互に書いていく。

◇読書を体験化する
・「本にこう書いてあった」というのが「情報の摂取」。「本にこう書いてあったのを私はこう受け取った」「それをきっかけにこう考えた」というのが「読書体験」
・本の受け売りから自分の考えへの跳躍を生むツールが読書ノート
・読書ノートを参照して、それをもとに書評などを書こうとすると新しい「気づき」が生まれる。探書リストから始まって、一冊の本は何度も繰り返し、エッセンスの抽出と咀嚼を繰り返していることになる。

【感想など】
ここ最近の読書ブームの中で、主流派となっているのは勝間和代さんの『グーグル化』や原尻淳一さんの『READING HACKS!』に代表される、「読書とITの融合」です。

本書にも登場しますが、読書の基本的流れ(フロー)は
 

①探す → ②買う → ③読む → ④記録する → ⑤活用する

ですよね。(ひょっとしたら、これ以外にもあるのかもしれませんが)
ワタクシも含めて多くの人が勝間さんに驚嘆したのは、このすべての段階においてITを駆使することでした。(読書の部分はフォトリーディングでしたが・・)

そういった方には、本書は対極にある「超、アナログ読書法」と言えるのではないでしょうか。そして、ちょっと違和感を覚える本かもしれません。

例えば、「探書リスト」はわざわざノートに書いて持ち歩かなくても、携帯のメモ機能でいいのでは?
「ノートなら広告を貼ったりできる」と主張する人もいるでしょうが、それも携帯のデジカメで撮れば済むこと。

「指名買い」するならAmazonでもよいのでは?

記録や活用に関しては、読書ノートをつくるのはいいのですが、その後の”「索引」のデジタル化”として「読了書リスト」をエクセルで作ったり、読書ノートをもとに”ブログに書評を書いてみよう”というのであれば、最初からパソコンや携帯のメールを使ってデジタル化したらいいのではないか。
だいたいブログを読書ノートにしていれば検索の問題も、紙媒体を保存するスペースの問題も解決するのでは?

そして、ワタクシ思うのですが、そもそも著者がススメル、A6ノートってムチャクチャちっちゃいですよ。実際に文具店で実物を見たら、たぶん ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

しかし、そんなこんなを書き連ねてしまったワタクシも、著者の読書に対する姿勢には大いに共感するところがありました。

本の価値はなかなかすぐにはわかりません。読み終わってから、じわじわと魅力を増していく本もあります。だからある程度、時間経過による淘汰と情勢が起こることを想定して、淡々と読書ノートをストックしておきましょう。

結局のところ、読書に対するスタイルが、アナログ派かデジタル派かの技術的な違いだけで大切なのは、読んだ本の「エッセンスの抽出と咀嚼」→「血肉化」なんですよね。

そして当然、デジタル機器が苦手な方や、断固”紙とペン”にこだわる方もおいでることでしょう。
そういう方には本書は超お勧めの読書本だと思います。

さて、本書には読書に関する”ハック”や便利グッズも多数紹介されています。
その中からワタクシが気になったものをいくつか。

◇「レファ本」
「百科事典」のような、何か調べるときの辞書の役割を果たしてくれる本のことですが、その紹介本が

 

使えるレファ本 150選 (ちくま新書)

使えるレファ本 150選 (ちくま新書)

  • 作者:日垣 隆
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/01/06
  • メディア: 新書
 

 

日垣さんのススメルレファ本とあってはその”使える度”はお墨付き。

◇平置き本棚
商品名がブックシェルフとなっていますが、おそらくブックタワーの間違いだと思われます。
(↓これは違うメーカーですがこういうのです。)

オークス ブックタワー ハイタイプ L51DA ダーク オークス ブックタワー ハイタイプ L51DA ダーク
()
不明

商品詳細を見る

これは目から鱗商品。こんなのあったんですね。メッチャほしいです。
私も某通販カタログで見つけましたが、お値段は2万円前後。ちょっと検討中です。

その他、「3冊併読」や玄関に本を置いてその日の気分に合う本を持っていくなど、読書好きにはたまらないアイデアやグッズ満載です。
そういう点でもお薦めできる1冊ではないでしょうか。

アナログ読書好きに超オススメの1冊

 

読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング (Nanaブックス)

読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング (Nanaブックス)

  • 作者:奥野 宣之
  • 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
  • 発売日: 2008/12/05
  • メディア: 単行本
 

 

【関連書籍】

 

情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

  • 作者:奥野 宣之
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

【管理人の独り言】

いよいよ明日書店に並びます!
ワタクシはアマゾンに注文済みです!

 

勝間和代 成功を呼ぶ7つの法則

勝間和代 成功を呼ぶ7つの法則

  • 作者:勝間 和代
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2008/12/10
  • メディア: 単行本
 

 

勝間さんと言えば、ご自分の著書に対するブログ書評にリンクしてくれるのが恒例になっていますが、なぜか勝間さんのブログ『起きていることはすべて正しい』のリンク集その3にもれてしまったワタクシです。Σ(|||▽||| )

1 COMMENT

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA