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計画を実行していくコツ【書評】吉越浩一郎・立花岳志(共著)『クラウド版デッドライン仕事術』東洋経済新報社

2014-11-30-12-14-27

おはようございます、一龍です。

新年最初の書評は、あたらしい1年を実りある1年にするための方法が詰め込まれたこの本からスタートします。

 

はじめに

本書は元トリンプ社長の吉越浩一郎氏とプロブロガーの立花岳志氏の共著です。

もともとは吉越氏の名著であるこちら

の本を、IT技術が進んだクラウド時代の現代にふさわしい内容に再編纂するということが基本方針でできた本です。

 

www.s-ichiryuu.com

 

ですので、「クラウド時代のデッドライン仕事術のコンセプト」としてあげられている

・いつでもどこでも必要な情報すべてにアクセスできること
・時間と場所に縛られないノマドワークスタイルに対応していること
・すべての仕事について、「誰が、何を、いつまでに」するかが明確であること
・離れて場所にいても、関係者全員に必要な情報すべてがリアルタイムで共有できること
・ノイズに邪魔されることなく集中して仕事をこなすことができること
・ムリ・ムラ・ムダのないスマートなシステムであること
・パソコンやスマートフォンが壊れたりしたときに情報が失われてしまわないこと

このようなことを実現する方法が解説されています。

これが本書全体の全体像だとわかっていただいた上で、今回特に注目し紹介したかったのは

 第3章 計画・実行・結果 デッドライン仕事術を回す技術 

でした。

新しい年を迎え、「今年の目標」を設定した人も多いと思いますが、毎年その目標は達成できていますか?

実はこの第3章に書かれている内容が、個人で目標を実現する方法として非常に有効性の高いものだと感じたのです。

なぜなら、立花岳志さんご自身がこの方法でサラリーマンから独立、プロブロガーとしてフリーランスで活躍されているからです。

ということで、今回は第3章にスポットを当ててそのポイントを紹介します。

ポイント

 

★長期計画をブレイクダウンしていく

①60年計画

まず人生を「仕事」「家庭」「財産」「教養」「健康」「趣味」の6つの柱に分類して60年計画を立てます。
5年毎の計画を12ブロック作ります。

(立花さんは表計算ソフトで作成。本書では60年計画のNumbers、Excelファイルをダウンロードすることができます。)

②ブレイクダウン

2015-01-06-08-17-40

つぎに60年計画をブレイクダウンしていきます。

60年計画
 ↓
5年計画
 ↓
1年計画
 ↓
3ヶ月単位(四半期)
 ↓
1ヶ月単位
 ↓
1週間単位
 ↓
1日単位

60年計画が、最終的には1日単位の「今日は何をどこまでしなければならないか?」というレベルまで落としこむのです。

★予定を振り返る⇒実行

計画をたてることができたらそれを実行していくわけですが、ここまでかPDCAサイクルでいうと「P
」と「D」。

そして一番重要なのはその次の「C」と「A」の部分。
これが仕事と違って個人的な計画では続けるのが難しいと感じています。

立花さんの「C」と「A」のポイントは「週次レビュー」と「日次レビュー」にあります。

①「週次レビュー」<前半>

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毎日書いている日記(1日の活動の要点、3つの良かったこと、会った人、教訓など)から1周間の事実を時系列で並べる。

そして次の「質問」に回答するというかたちで週次レビューを行っているそうです。

・この1周間の大きな出来事トップ5
・この1周間で学んだことは何か?
・今週、自分が最も誇れることは何か?
・今週、自分がやったことで一番楽しかったことはなにか?
・来週、何をすればもっと楽しくなるか?
・来週<※※※>の目標を達成するためには何をすればいいのか?
・直感が私にアドバイスを与えようとするなら、それは何だろう?

こうして自分の1週間の動きを「主観的」に振り返るのが「週次レビュー」<前半>です。

②「週次レビュー」<後半>

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次に「週次レビュー」<後半>では、自分の1週間を「客観的」に振り返ります。

ここでは

Toggl Timer

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といったアプリに記録させた行動結果から何にどれだけ時間を書けたかを分析していきます。

これを元に改善計画をたてるのです。
ちなみに立花さんの場合はランニング記録やお金の記録も含まれていますが、この項目内容は各自の人生計画によってアレンジしてください。

③毎朝の「振り返り」と「その日にすること」を確認してから1日をスタート

計画をもれなく実行するコツは「何度も見返す」こと。

立花さんは「週次計画シート」を見つつ、カレンダーとタスク管理ツール

OmniFocus 2

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を調整し、完成版の「今日の予定」を作ります。

あとは実行あるのみです。

感想

 

◆計画は立てるが・・・

以上、立花さん流の計画の立て方から振り返り、調整して実行の方法の概略をポイントを抜き出してご紹介しました。

上記したのはあくまでも概略ですので詳しくは本書に直接あたってください。
もっとシステマティックで、もっと工夫に満ちていますから。

さて、
私が本書の特に第3章を紹介したかったのは、この部分が一番できていないと感じていたからでした。

計画は立てるが実行できないとか、続かないという人が世の中のほとんどではないでしょうか。
私も典型的な計画倒れ人間の一人なのです。

それで、手帳術を工夫してみたり、ブログで週次レビューをしてみたりするようになって、少しは改善してきたとも思うのですが、正直まだうまくいっていないと感じています。

PDCAのサイクルが回ってない、そしてその原因がPDCAの「C」の部分にあると感じていたのです。

◆個人の計画実現で一番の難敵

本書に書かれていることは立花さんの以前の著書

にも書かれていた内容ですが、今回、より詳しい内容がわかっておすすめです。

ですが、おそらく本書の「計画・振り返り・実行」関連の内容を初めてお読みになったら「こんなことできない!」と感じる方も多いかもしれません。

著者のその徹底ぶりを完璧に真似するのは、正直かなりハードルが高いです。
しかしそこは自分なりのアレンジを加えていけばいいのです。

見直す項目とか、実現したい夢の内容とか。
または、アナログのほうが好きな人は手帳なりノートを使って、書き疲れない程度の文字数で実行できる内容にすればいいと思います。

要は計画を立て実行し、それを振り返るというアクションを出来るだけ密にすることが重要だと思います。
そのために内容のハードルは下げてもいいかと。

そこをレベルを上げて、でも「面倒くさいからやらない」となると本末転倒。
まずはPDCAサイクルを回り続けることに集中してみてはどうかと思います。

そして続けていく中でレベルアップしていくのがいいのではないでしょうか。

結局計画実行を一番難しくしている最大の敵は自分なのです。

◆個人の時代

さて最後に、「こういう個人の計画を立てる意味があるのか」と感じる方へ。

勤め人をしていると自分ではなく会社が計画を立ててくれますよね。
我々は与えられた計画を達成するために頑張っていればいいわけです。

だから、個人の計画なんてなくても生きていける。

確かにそうかもしれません。

しかしそれでいいのですか?

この問について僕はここではとやかくいうつもりはありません。

ただ、あえて仕事だけでなく「個人の計画」を立てることの意義を本書を通じて感じてほしいと思います。
おそらくこの問の中にこれからの時代を生きる上での重要なものが隠されていると感じています。

単に仕事術として本書を読むだけではなく、そのメッセージを感じつつ読んでもらいたい1冊です。

 

目次

まえがき
第1章 なぜデッドライン仕事術が優れているのか
第2章 吉越さんからの指令!「デッドライン仕事術をデジタル化せよ!」
第3章 計画・実行・結果 デッドライン仕事術を回す技術
第4章 EvernoteとScanSnapをコアにした使えるペーパーレス!
第5章 クラウド時代の「会議」の技術
第6章 ひらめきも気合もデジタル化
鼎談 「デッドライン仕事術」こそが日本経済復活のカギである

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