本を耳で読む Amazon Audible 30日間無料体験キャンペーン実施中

自分を好きになろう、きっと自分はいいやつだよ【書評】ジェリー・ミンチントン(著)『うまくいっている人の考え方 完全版』Discover21

2014-09-27-15-55-42

おはようございます、一龍です。
突然ですが皆さんは自分のこと好きですか?
もし「嫌い」と答えた方は、今日ご紹介するジェリー・ミンチントンの本をぜひ読んでください。

 

はじめに

著者のジェリー・ミンチントンさんはアメリカの著述家ですが、心理学に造詣が深い方です。

そして人生において「自尊心」が特に重要であることに気づいた著者は、どんなふうに自分と付き合えばいいのかをまとめ、本書では100の提案がなされています。

まずはその中から私の心のフックに引っかかったものを幾つかピックアップしましたので御覧ください。

ポイント

 

★自分の長所にだけ意識を向ける

 

 ひとつの物事だけに意識を集中すれば、それは拡大する。<中略>
 自分の長所と自分の申請で恵まれている部分にいつも意識を向けよう。そうすれば、長所はさらに磨きがかかり、恵まれている部分はより一層大きくなる。
⇒長所に意識を集中すれば、それはもっと伸びる。

★自分のしたいことをする

 

 他人の意見を優先するほど、自分が本当にしたいことをする自由が失われる。そればかりか、自由にものを考えることすらできなくなる。
 さらに悪いことに、自分のことを他人がどう思っているかを不当に重視すると、自分を他人よりも人間的に劣っていると思い込んでしまうようになる。
⇒他人の意見を優先すればするほど、自分の生き方を選ぶ自由を失う。

★まず、自分をほめる

 

 他人からの評価が収入や成績を大きく左右するというのならともかく、単に自分が気分良くなりたいというだけなら、他人から高く評価される必要はない。自分を高く評価するのは自分だけで十分だ。このことが理解できれば、他人に評価されようとして気を使う必要はもうなくなる。
⇒自分で自分を高く評価するのがいちばんだ。

★自分でできることは自分でする

 

 あなたがすでに身につけているいくつかの能力に、新しい一つの技能をつけ加えよう。<中略>
 その目的は<中略>必要なことを自分でする精神を養うことである。いったん新しい技能を身につければ、いざというとき他人に頼らなくても自分でできるから、「誰も助けてくれない」という被害者意識を持たずにすむ。
 技能を身につけると、「自分だってやればできるんだ」という気持ちになる。そして、同じくらい大切なのは、自分の人生は自分で切り開けるという自信につながることだ。
⇒自分でできることが多くなればより自由に自分の人生を切り開けるようになる。

★自分に頼る

 

 一番頼りになる存在はなんといっても自分だ。自分でできることを他人にしてもらっていると、いつまでたっても他人に依存したままになるだけでなく、自分が望んでいるよりも低いレベルで妥協しなければならなくなる。
 興味深いことに、自分に頼る度合いを大きくすれば、よりよい人間関係が築ける。
⇒他人よりも自分に頼ることが一番賢い生き方だ。

★自分の人生に起こること全てに責任をとる

 

 物事が自分の思いどおりにいかないとき、それを運命や神様、あるいは他人の責任にしてはいけない。自分の身にふりかかる出来事のほとんどは、自分のとった行動、または行動しなかったことに原因があるのだ。このことに気づけば、このことに気づけば、あなたの人生と人間関係は大きく好転するはずだ。<中略>
 いったんこの事実を受け入れれば、今まで想像していた以上に、自分の人生を自由に自分で想像できることに気づくはずだ。
⇒自分の人生に責任を持てば、自分の人生をより自由に創造できる。

 

★感謝の言葉やほめ言葉はすぐに口にする

 

 人をほめることについて大切なことを書いておこう。
・ほめ言葉は、いつでもどこでも口にすることができる無限の資源である。
・相手に感謝の気持を表現することで、自分が寛大な気持ちになれる。
・自分が評価されていることを知っていても、それを誰かから言われることで向上心をさらにかきたてられる。
 最後にひとこと。ほめ言葉は誠実なものでなければならない。不誠実な褒め言葉はすぐに見抜かれる。
⇒感謝の気持や誠実なほめ言葉は、相手だけでなく自分も前向きな気分にする。

 

★相手を大切にする

 

 自分に対して、いい感情を持ちたいなら、次のことを心がけよう。
・相手を軽んじない。
・相手を意図的に傷つけない。
・自分より弱い立場の相手をいじめない。
・相手を自分と同じように大切にする。
・相手も自分と同じように痛みを敏感に感じる人間だと考える。
⇒相手を自分と同じように大切にすれば、自分に対していい感情を持つことができる。

★自分を飾らない

 

 自分らしく振る舞うことについて、心に銘記すべきことは次のふたつだ。
・誰にも迷惑をかけない限り、自分らしく振る舞えばいい。
・居心地が悪く感じるなら、自分らしく振る舞っていない。
⇒誰にも迷惑をかけないかぎり、自分らしく振る舞えばいい。

★自分に正直になる

 

 あなたは他人が正直であるかどうかについてはほとんど何もできないが、自分に正直になることならできる。人と会ったときに自分のふだんの行動様式を変えなければいいのだ。
 一部の人が本当のあなたを嫌っていても、気にする必要はない。できるだけ早く本当のあなたを知ってもらったほうがお互いのためではないだろうか?
⇒ありのままの自分を人に知ってもらうのがいちばんいい。

感想

 

◆自尊心とは自分を認め肯定すること

著者は

「人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する」

ということへの気付きから自尊心に関する研究を行ったとのことですが、ここでいう自尊心というのはちょっと注意が必要です。

日本では「自尊心の高い人」というと、「プライドの高い人」という意味で、「鼻持ちならない人」とか「お高く止まっている」といったようにわりと悪い意味で語られることか多いと思います。

しかし本書で著者がいう「自尊心」というのは違います。

自己受容といえばいいのでしょうか。
自分を認めること、自信を持つこと、自分の価値を信じること。

こういった肯定的な自分への感情のことを総称して、本書では「自尊心」と言っています。

◆自尊心が人生を左右する

さてこの自尊心、人生においてとても重要で、著者は自尊心が人生を大きく左右すると言っています。

それはなぜか。

例えば最近職場の若手に何か仕事を振ると、「私にはムリです」「とても自分にはできません」とすぐに返す人をよく見かけます。

その一方で反対に少数ですが「やってみます」と即答する人もいます。

この両者の仕事の実力の差は時間が経つに連れてどんどん開いていきます。

なぜなら、後者にばかりチャンスが舞い込むことになるからです。
そして後者はますます(失敗も含めた)経験と実績を積み上げていくことになるのです。

ところが前者には最初はただただ自信がないだけだったとしても、いずれ「どうせ俺なんか」という僻み根性へと負のスパイラルへ落ちていくこととなり、行動や人間関係にも支障が出ることになります。

おそらく「やってみます」と即答できる人は、「失敗したらどうしよう」とか「自分にはできるはずがない」といった感情は皆無で、「なんとかなるだろう」といういわば”根拠の無い自信”ぐらいしか持ち合わせていないと思うのです(特に若いうちは)。

で、その根拠の無い自信の根拠をあえて探しだすと、これまた根拠の無い自己信頼感だったりします。

◆無い物ねだりをやめよう

しかし、根拠の無い自己信頼感と書きましたが、おそらく根拠はあるのです。

それはこれまでの人生で得た体験とか現在の自分の能力や置かれている環境などを肯定しているかどうか。

みんな自分に100%満足しているわけではないでしょう。
私だって、もっと男前に生まれたかったとか、良い頭が欲しかったとか、仕事にも満足していませんし、無い物ねだりをしだしたらきりがありません。

でも”あるもの探し”をしてみると

アスリートとは程遠いけどまあまあの運動神経でスポーツはなんでもできたなぁとか、勉強も東大に行けるほど賢くはなかったけどそれなりにはできた。

女優さんほど美人じゃないけど妻もいて、勉強も運動もあんまりできないけどグレずに育ってくれている子どもたちもいる。

給料は安いし拘束時間も長いけど食べていくことができる仕事もある。

そんなふうに考えてみていくと「俺の人生もまあまあじゃないか!俺よくやってるよ!」と思えてきます。

平々凡々とした私の人生でも、結構恵まれているなぁと実感できるものです。

ところが無い物ねだりをすると切りがなく、人の才能を羨んだりしたらもう最悪。

どうあがいてもジョニー・デップにはなれないし、イチローを越えるバッターにもなれないし、アインシュタインを超える頭脳にもなれそうにないしなどと考えたら「俺って本当にダメな人間じゃないか・・・」と、どんどん落ち込んでしまいます。

いいじゃないですか今のままの自分で。
努力は否定しませんが、望んでも絶対手に入らないものも世の中にはありますよ。

そんなものを望んて嘆くのなんて馬鹿らしいです。

ないものや出来無いものを嘆くのではなく、今あるものや出来ることに目を向けて生きていったほうがずっと楽しいですよ。

◆自分を好きになろう

ところで、冒頭で「自分のこと好きですか?」と尋ねましたが、「自分のことが嫌い」という人が意外と多いことを最近感じています。

これって私の周りだけが特別なのでしょうか?
それとも生きづらい世の中なので増えてきているのでしょうか?

いずれにしても、まず自分のことを好きになりましょうよ。
自分のいいところを見つけましょう。

結構自分っていいやつで、頑張っていると気づくはずですよ。

でもどうしても自分を好きになれないとか、自分に自信を持つことができなかったら、その時は本書を読んでください。

そして、書かれている100の提案のうち1つでもいいから実行してみてください。
自分に対する気持ちのあり方が変わるだけで人生はガラリと変わると思います。

本書は Discover21社様から献本していただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに
第1部 自分を好きになる
 自分に寛大になる
 自分を大切にする
 自分を受け入れる
 自分の価値を信じる
 自分の人生を生きる
第2部 よりよい考え方を選ぶ
 視点を変えてみる
 自分と出会う 人と出会う
 ポジティブに考える
 ありのままの自分を見る
 自分の手で人生を創り出す
訳者あとがき

関連書籍

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA