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フェルメールとボッティチェリ、「ルーブル美術館展」と「ボッティチェリとルネサンス展」に行ってきました。



一泊二日東京弾丸ツアー記事4本目。

今回の上京で2つの美術展に行ってきました。 

「ルーブル美術館展」と「ボッティチェリとルネサンス展」です。

感想などを書き残しておきたいと思います。

ルーブル美術館展





上京初日、ももも展の後にルーブル美術館展に行ってきました。

会場は国立新美術館。 


土曜日とういこともあって会場はすごい人でした。

 

 

フェルメール、そしてレンブラント

展示点数の規模がすごくて、見どころを絞り切れないのですが、私的には最も印象に残ったのはフェルメールとレンブラントですね。

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フェルメールの「天文学者」は初来日。

お得意の光の差し込む窓際の構図ですね。

PCの画面や印刷物で見ても正直いってすごい作品には見えないのですが、実物はぜんぜん違う。

今回の多数の展示作品の中でも際立って美しい。

絵の題材的にも全然派手さも花もないのに、実際に絵を見るとなんとも柔らかく輝いている。

“光の魔術師”とよく言われますが、実際に絵を見るとそれがよくわかります。

そして、同じく光と影を巧みに操るといえばレンブラント。

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「聖家族」または「指物師の家族」という作品。

マリアが赤ちゃんのイエスに授乳している、その後ろで大工であるヨセフが仕事をしています。

いかにも職人の家といった質素な部屋。

そこに日常の静寂と安らぎが表現されています。

わりと地味な作品でひょっととしたら見落としてしまいそうなのですが、じっくり鑑賞されることをお薦めします。

歴史好きなら資料としても面白い

さてこのルーブル美術館展にはサブタイトルに

日常を描く 風俗画に見るヨーロッパ絵画の真髄

とありまして 、いわゆる風俗画の大展示会なのです。

しかも

1章 「労働と日々」—商人、働く人々、農民

2章 日常生活の寓意―風俗描写を超えて

3章 雅なる情景―日常生活における恋愛遊戯

4章 日常生活における自然—田園的・牧歌的風景と風俗的情景

5章 室内の女性―日常生活における女性

6章 アトリエの芸術家

というように、6章立てでテーマ設定をして展示されています。

これね、絵的にどうこうというのは私にはわからないのですが、歴史好きならなかなか興味深い展示であることは間違いない。

なぜなら、時代劇を観るように、その次代の生活を絵画の中に見ることができるから。

例えば

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「物乞いの少年(虱を取る少年)」とか

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「両替商とその妻」とか、

当時のごくごく日常の一コマを切り取った、特に政治的にどうというテーマもない(いや本当はあるかもしゃれないけど)作品。

けれど、当時の衣装とか、使っている食器や雑貨、住まいなど、そこには血の通った人間の生活が描かれています。

そういったキャンバスの中の小さな小道具一つ一つをじっくり見て観察するのも、歴史好きなら楽しめると思います。

というか、私はそっちの方ばっかり注目して見てしまいました。

まぁそういう楽しみ方もあっていいのかな。

 

開催期間:6月1日(月)まで10:00-18:00

会場:国立新美術館

入場料:一般1600円

ボッティチェリとルネサンス展

 


そして、上京2日目に行ったのがボッティチェリとルネサンス展です。

ボッティチェリの作品が大集合

この展示会がすごいのはサンドロ・ボッティチェリの作品(工房作も含む)がなんと17点も展示されていることです。

ボッティチェリといえばルネサンスの幕開けを告げる、ルネサンス初期の大作家です。

が、日本で知られているのは「春」と「ヴィーナスの誕生」の2作品ぐらいではないでしょうか。

しかも私は何かの本で、ギリシア神話を題材にした絵を描いたために、かなり批判を受けて注文が減り、政治闘争にも巻き込まれて、晩年は非業な生活だったというのを読んだことがありました。

それで私は勝手に、あまりキリスト教を題材にした絵を描いていない作家とういイメージを勝手に持っていました。

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ところがこの展示会で観たものはキリスト教を題材にした宗教絵画ばっかりなのです。

「受胎告知」も2種類あるし。

今回自分のボッティチェリに対するイメージが間違っていることを発見できたのは良かったです。

フィレンツェ金融業の歴史も展示

この展示で面白かったのは、ボッティチェリの絵画の展示とともに、ルネサンスを支えたフィレンツェの金融業の発展も紹介されていたこと。

あの有名なフィオリーノ金貨も展示されていました。

普通、美術展というと絵だけを楽しむものですが、この展示ではフィレンツェの金融業を紹介することで、当時のヨーロッパがどう変化していたのか、ルネサンスを出現させた背景にはどんな経済的変化があったのかなどが絵とともに理解できるようになっていました。

ルネサンスのようなあれだけの大きなムーブメントは、膨大な資金があってこそ生まれます。

そういった作品の裏というか時代背景、もっといえば作家のしがらみなんかも絵を鑑賞する時に一緒に知ることができると、同じ絵もまた違って見えますよね。

ということで、ボッティチェリの作品が素晴らしいのはもちろん、展示方法も面白い展示会でした。

 

開催期間:6月28日(日)まで10:00-19:00

会場:Bunkamuraザ・ミュージアム

入場料:一般1500円

 

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まだまだ旅の報告は続く。 でも次は書評。

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