まいぷら

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スピーチ世界チャンプ達の極意に学ぶプレゼンのポイント




おはようございます、一龍です。

「トーストマスターズ・インターナショナルとは、世界中のネットワークを通して、スピーチとリーダーシップのスキルを教える非営利の教育団体」

で、世界122カ国、29万人以上の会員が、「話し方」「パブリックスピーキング」「リーダーシップ」を学んでいます。

その活動の中の一つ、トーストマスターズ国際スピーチコンテストの世界チャンピオン11人のスピーチを分析し、体系化したのが今日ご紹介する『スピーチ世界チャンプの魅惑のプレゼン術』 です。

今回は本書の最終章から、章タイトルどおり「チャンプが教える優勝の極意」のポイントをご紹介します。 

スピーチとビジネスシーンのプレゼントは違いますが、人前で話し伝えるという点で参考になると思います。 

チャンプの極意に見るスピーチのポイント


★スピーチは徹底的に修正する


 実際、スピーチは何度も何度も修正する必要があります。4〜5回ほど修正を加えて、ようやく形になるという感じです。
 上達するには、形になるまでスピーチを何度も修正しなければならない。これこそがコンテストの醍醐味です。

”プレゼンの神様”のレベルのかのスティーブ・ジョブズも新製品発表の2ヶ月前から集中して練習と修正を繰り返したといいます。

伝えたいことやストーリーが決まっていても、それを効果的に伝える方法は徹底して修正していくしか方法はないということでしょうか。

この時、録画してそれを基に修正していくのも有効な方法です。


インパクトを与える言葉を選び抜く

 

 聞き手の心を動かしたいと思いませんか?話を聞くだけでなく、感じてもらいたいと思いませんか?それには、最適な言葉を使う必要があります。
 最も強いインパクトを与える言葉は何だろうか?と自問してください。それを考え出して、スピーチに入れるのです。

スピーチを修正していく中でするべきことの一つは、聴衆に強いインパクトを与え、情景が目に見え、聴衆もスピーカーと同じ体験ができる言葉を考え挿入するということです。

同じ内容を伝えても、言葉ひとつでインパクトはまったく違ってきます。



★ストーリー一つ、要点一つに絞る


 決勝戦をめざす人に、ぼくはいつも「重要なストーリーを一つ話して、要点を一つ言いなさい」とアドバイスします。
 「情報を押し込むと、聴衆が押し出される」という古いことわざがあります。5〜7分間で要点を三つ伝えることは、45分の基調講演を7分に凝縮するようなものです。そんなことは不可能ですし、試すまでもありません。
プレゼンではよくポイントを3つに絞るといいますが、5〜7分のスピーチならポイントは1つというのは当然です。

プレゼンでは伝えたいことを詰め込みすぎて、結局ポイントがぼやけてしまうということがありますよね。
よく失敗する原因ですので、ポイントを絞るというのは徹底したいです。


★質問で聞き手の意識をノックする


 ぼくは毎回、ほとんどのストーリーを質問から始めます。
 ぼくはこの方法を「ノック&トランスポート」と呼んでいます。わかりやすく言い換えると「予備知識を刺激する」ということです。
 スピーカーは、聞き手かついてくるものと想定してストーリーを語りはじめます。しかしそう簡単にはいきません。
 まずは聞き手の世界をノックすること。聞き手をあなたのストーリーに誘う前に、彼らの心に働きかけるのです。そうすれば、彼らは問の答えを探ろうと、喜んであなたの旅についてきてくれるでしょう。
いわゆる”つかみ”に苦労する人も多いと思います。

そんな方に質問で注意を喚起する方法がいいかもしれません。
これから説明する商品やサービスで解決できることで「こんなことで困っていませんか?」といった質問をすると、自然とプレゼン本題へと流れていきますよね。



★「誰かに残したい教訓はなにか?」から考える 


 スピーチをストーリーから始めることは可能ですが、逆方向、すなわちメッセージから始めることをお勧めします。
 重要なのは、人生の教訓を込めることです。人がつい忘れがちな普遍的なメッセージでいいのです。<中略>
 「あなたが、そうか!と膝を叩いた時のことを話しなさい。あなたの『そうか!』を聴衆に追体験させるのです」
 ポイントは、ストーリーには核心を突くような強力な教訓がなければならない、ということです。

『そうか!』と膝を打つこととは「人々にとって価値あること」に他ありません。

本書では「コア・メッセージ」と表現していますが、そこからスタートしてストーリーを組み立てるのが本来の目的と合致したあり方だと思います。

まず、メッセージありきです。


★スピーチの中にスピーチを盛り込む


 優れた映画では、しばしば一人のキャラクターが素晴らしいスピーチを披露する場面が中心的な働きをします。<中略>
 決勝戦でのぼくのスピーチには、そのなかにスピーチが組み込まれています。ぼくがジャッキーのお見舞いに行くのをためらったときに、母が言った言葉です。
 あのスピーチは、母の言葉にぼくのメッセージが集約されていて、あの瞬間を中心に作られています。あの後ぼくがしたことは、母の言葉に従っただけです。母のアドバイスを素直に従うさまを、面白おかしく語っただけなのです。
映画では主人公のスピーチ(セリフ)で、仲間たちが奮起して流れが変わるという方法がよく使われています。

そのシーンの俳優は優秀なスピーカーです。
どんな言葉を使い、どんな表情や身のこなしで、声の質の変化を使っているのか。

すべてがスピーチのお手本となります。

私的には戦争モノの映画がオススメです。
決戦前のリーダーのスピーチは必ず感動的です。



まとめと感想


本書で紹介されているようなスピーチは、最近でこそTEDなどで日本でもおなじみになってきましたが、まだまだ一般的ではありません。

われわれがプレゼンというと、パワポのスライドを使った商品やサービスやアイデアの説明を思い浮かべます。

ですので本書て紹介されているスピーチのメソッドは若干違うと思われるかもしれません。
しかし、聞き手の心にうったえ、心を動かし、決断と次の行動を促すという点では目的はまったく同じといえるでしょう。

今回は実際のスピーチコンテストチャンプの極意からそのメソッドを幾つか紹介しましたが、本書ではグラフなどの効果的な視覚資料の作り方、ステージ上の立ち居振る舞い方、またメンタル面までアドバイスされています。

日本人の我々にとっての”プレゼン”にも参考になる情報が多く掲載されています。

是非参考にしてください。






本書はDiscover21社様から献本していただきました。
ありがとうございました。


目次


謝辞 
はじめに 「人前で話す力」が、ビジネス・リーダーを育てる
第1章 心を揺さぶる話題を選ぶ
第2章 スピーチを構成する
第3章 ストーリーを語る
第4章 ユーモアを磨く
第5章 聞き手の感情を揺さぶる
第6章 スピーチ原稿を練りあげる
第7章 言葉を伝える技術を磨く
第8章 非言語コミュニケーション
第9章 効果的な資格資料を作る
第10章 恐怖と不安を克服する
第11章 無心でスピーチするために
付章 チャンプが教える優勝の極意




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