本を耳で読む Amazon Audible 30日間無料体験キャンペーン実施中

「キング・アーサー」【教養敵映画鑑賞】ローマ末期のイングランドを舞台にした創作アーサー王物語

「キング・アーサー」【教養敵映画鑑賞】ローマ末期のイングランドを舞台にした創作アーサー王物語

映画から歴史的教養や雑学を学ぶ教養的映画鑑賞、31回目の今日は「キング・アーサー」です。

この映画は、いわゆる「アーサー王伝説」とは違った、いわば創作アーサー王物語です。

 

 

キング・アーサー (字幕版)

キング・アーサー (字幕版)

 

 

 

 

 

 

はじめに:「キング・アーサー」、ローマ末期のイングランドを舞台にした創作アーサー王物語

ストーリー(Amazonより)

イギリスがブリテンと呼ばれ、ローマ帝国の支配下にあった時代 ―― ローマ軍の司令官アーサー(クライヴ・オーウェン)は、ランスロット(ヨアン・グリフィズ)を始めとする《円卓の騎士》を率いて反乱軍と戦っていた。ある日、アーサーは無実の罪で囚われていたグウィネヴィア(キーラ・ナイトレイ)というブリテンの女性を救出する。その頃、ブリテンは残虐なサクソン軍の侵略によって滅亡の危機に瀕していた。“愛する祖国は指導者を必要としている”というグウィネヴィアの言葉は、アーサーの中に眠っていた何かを目覚めさせていく。ブリテンとアーサーの運命を賭けた壮絶な戦いが、いま始まろうとしていた・・・。

歴史教養的見どころ

 

◆ローマ帝国末期の辺境

319430view001

この映画ははっきり言って空想の産物です。

まず、よく伝わっているアーサー王伝説を描いたものではありません。

途中、伝説に登場するエピソードをあれんでして描くシーン、例えばエクスカリバーとの出会いとか

319430view003

もありますが、有名ドコロのエピソードは少なめ。

アーサー王伝説のモデルとなったローマ帝国軍人出身と言われるアルトリゥスが、ローマ軍のサルマティア人傭兵の指揮官だったという仮説をベースに創作した物語です。

また、アーサーたちを騎士として描いていますが、この物語の時代である400年代前半(最初のテロップでは415年)は、当然ながらまだ騎士は存在しません。

まったくのファンタジーとはいいませんが、かなり時代考証的にはおかしな作品であることは間違いありません。

ということで、ノンフィクションとして見ないほうがいいです。

ただ、2つの要素はローマ帝国末期の辺境であるイングランドの雰囲気を伝えるものとしてはいいのかと思います。

その一つが先住民との戦い。
ローマ時代にハドリアヌスの長城が築かれますが、相変わらず城壁より北ではケルト系の先住民(映画ではウォードと呼ばれています)の抵抗が続いています。

もう一つはキリスト教の広がり。
キリスト教に改宗しない異教徒たちにたいして、拷問しているシーンが登場します。
実際のローマ末期のキリスト教布教活動がこの映画のようになされていたかどうかはわかりませんが、のちのキリスト教徒による異教徒に対する活動を見れば、十分ありうるなと思わされます。

◆サクソン軍の侵入

さて、アーサー王といえばサクソン軍の侵入をしりぞけ、王国を築いた人として英雄にまつりあげられますが、長い歴史を見ればそれは一瞬のこと。

その後、イングランドは異民族の侵入をどんどん受けることになります。

その一端を見ることができるのはこの映画が参考になるのではないかと思います。

最後に個人的な感想を

この映画で個人的にドキドキしたのがヒロインで後にアーサー王の王妃となるグウィネヴィア役のキーラ・ナイトレイ。

クライマックスの衣装がとにかく刺激的ですごい。

319430view002

この衣装で主人公以上に大活躍してしまうキーラを見るだけでもこの映画は価値ありです。

基本データ

監督:アントワン・フークア
主演:クライブ・オーウェン
公開:2004年
126分

 

キング・アーサー (字幕版)

キング・アーサー (字幕版)

 

 

 

 

 

あわせて読みたい

 

www.s-ichiryuu.com

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA