本を耳で読む Amazon Audible 30日間無料体験キャンペーン実施中

カリスマドッグトレーナーに学ぶ、犬と幸せに暮らすためのポイントと知っておくべき心得

おはようございます、一龍です。

突然ですが、あなたは犬を飼っていますか?
我が家はラブラドール・レトリバーとチワワが家族として一緒に暮らしています。

愛犬家は知っているはずですが犬は癒やしや楽しさを与えてくれるかけがえのない存在です。
しかしときに困った行動を取ることもありますよね。

そんな犬が大好きだけど、しつけに困っているという方に今日は、『ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55』 から、犬を理解するためのポイント、そしてしつける時に知っておくべき心得などをご紹介します。

 

パック・リーダーになるために知っておくべきポイント

 

★犬のおきて5か条 

最初に、犬の精神状態を探るうえでぜひとも知っておきたい「犬のおきて」を紹介します。

犬の本来の姿とはどういうもので、自然な状態でいるためにはどうすればいいか。
パック(群れ)・リーダーとして犬たちを上手にコントロールするためには知っておくべき項目です。

(1)犬は本能の動物だ。
 犬をまるで人間のように扱い、人間の感情をそのまま犬に当てはめるのは間違いだ。 

(2)犬はエネルギーがすべてだ。
 エネルギー(相手が今そこに存在している気配)を感じとることが犬同士のコミュニケーションだ。

 犬は私たちが思っている以上にエネルギーを感じ取り、言葉以外の態度やふるまい、つまりポディランゲージに敏感に反応している。人間の声を聞くときは、その調子や抑揚よりも、声に込められたエネルギーを受けとめているのだ。

(3)犬はあくまで動物だ。犬種や名前はその次の話。
 犬とはいったい何者か。

 一番先に来るのは、犬が「動物」だということだ。次に、タイリクオオカミの一亜種である「イエイヌ」という学術上の分類がある。さらに「犬種」の区別があって、最後に「名前」が来る。この順序を逆にして、愛犬の「名前」をいちばん上に持ってきてしまい、犬が動物であるという事実を後回しにするのは、人間がよくやる過ちだ。

(4)犬は感覚で現実を理解する。

 人間は触覚の優先順位が高いので、犬にもつい触れたくなってしまうのだ。だが初めて会う犬には、「触れず、話さず、目を見ない」のが大原則だ。そのあいだに犬は相手の匂いを嗅ぎとり、大丈夫だと思えばパーソナルスペースにいれてくれるだろう。

(5)犬は社会的動物である。

先祖のオオカミと現代の犬はあまり似ていない。しかし、集団で行動し、全員が同じ目標に向けてそれぞれの役割を果たすという社会的動物の傾向はそのままだ。

 群れの中には役割があり、秩序がある。その秩序を人間が知らないうちに変えるようなことをすると、犬は情緒不安定になる。

したがって

 飼い主は自分の犬の性格を探り、群れの中でどんな位置づけにあるのか知っておかなくてはならない。

★バランスの取れた犬になるための9つの原理

 

犬は本来の姿で生きるときが、いちばんバランスが取れている

といいます。
バランスが取れているとはどういう状況かというと

群れの中で自分の居場所がきちんとあり、自分に何が期待されているかわかっていて、穏やかで従順なエネルギーで満たされている時だ。

そして、バランスの取れている犬はパック・リーダーに服従して、おかしな行動は起こさないといいます。
そんなバランスの取れた犬になるための9つの原理が紹介されています。

(1)自分のエネルギーを意識する
 犬が惹かれるのは穏やかで毅然としたエネルギーだ。パック・リーダーとして成功するには、自分のエネルギーに注意をはらい、調整する技術を身につける必要がある。

(2)この瞬間を生きる
 犬はこの瞬間だけを生きている。過去や未来に執着しない。

(3)犬は嘘をつかない
 犬の問題行動の原因は飼い主にある。真実に目を向けないかぎり、犬との問題は解決に向かわない。

(4)自然に逆らわない
 犬を野生から引き離すことはできても、犬から野生を消し去ることは不可能だ。野生の生き方から遠ざかっている動物ほど、この本能をきちんと満たしてやる必要がある。

(5)犬の本能を尊重する
 犬種の個性も犬の行動を形作っているが、動物として、イエイヌとしての本能を満たしてやることができれば、犬種由来の困った行動は最小限に抑えられる。

(6)大切なのは鼻、目、耳の順序
 犬の感覚で最も強いのは嗅覚、次に視覚、聴覚と続く。
 したがって、初対面の相手にはまずは足に鼻先を近づけて匂いを嗅ぐ。こうすることで相手の匂いを知り、相手のエネルギーを感じとる。犬のやり方、犬の領域を尊重して、相手を探る時間を与えよう。

(7)パック内の立ち位置を認めてやる
 パックに属する犬の配置は、前方、中盤、後方のどれかだ。犬の取るべき位置はあらかじめ決まっている。自分の犬がパック内でどの役割をはたすのか。それを知ることは、責任のある飼い主の務めだ。

(8)穏やかで従順な犬は飼い主がつくる
 犬が持つべき穏やかで従順なエネルギーの源は、ほかならぬ飼い主にあるのだ。つねに穏やかで毅然としたエネルギーを放ち、教え方やルールにブレがなければ、犬は飼い主を信頼し、指示されたことを忠実に守る。

(9)パック・リーダーは自分だ
 飼い犬の悩みのほとんどすべては、リーダーシップ不足が原因だ。人間の家庭で暮らしている犬の場合、リーダー不在は精神状態のアンバランスを引き起こし、自分の欲求を何とかして満たそうと、不安や破壊、無駄吠え、攻撃といった問題行動に出てしまう。

★パック・リーダーのための実用テクニック5つ

「犬のおきて」と「犬の原理」を学んだら、最後にこれらの基本原則を実際のテクニックに応用する「パック・リーダーのための実用テクニック5つ」を紹介します。

ただし、これらには細かいテクニックの解説がされています。

実際のテクニックについては本書に直接あたっていただくとして、ここでは各項目だけ紹介します。

(1)穏やかで毅然としたエネルギーを放つ
 生まれた子犬が最初に受けるのは、安心と安全を与えてくれる母犬の穏やかで毅然としたエネルギーだろう。パック・リーダーが発するのも、母犬と同じ種類のエネルギーだ。

(2)運動・しつけ・愛情  この順序を厳守!
 運動・しつけ・愛情。この3つは順序がとても大切。散歩で運動させる目的は2つ。ひとつは、ありあまる体力をメリハリのある自然な形で発散させてやること。もうひとつは飼い主と犬の絆を深めること。

(3)ルール・境界・制限を設定し、実行する
 犬は何をなすべきか指示が必要な動物なのだ。飼い主がルール・境界・制限を設定して強力なリーダーシップを発揮してやれば、犬は喜んで冷静さを取り戻し、従順になるだろう。

(4)散歩を極めよう
 飼い主と犬がともに参加できる活動の中で、最も大切なのが散歩だ。散歩は犬にとって運動になるだけでなく、精神的な刺激も得られる。飼い主の方は、パック・リーダーとしての地位を確立できる。

(5)犬のボディランゲージを読み取る
 犬どうしはお互いのボディランゲージを本能的に理解するし、人間のボディランゲージも彼らなりに解釈している。

感想とまとめ

僕はシーザー・ミランという名前を本書ではじめて知ったのですが、最初にパラパラとページをめくっていて、1枚の写真に目を奪われました。

これはすごい!

世の中に犬のしつけ本は山程あり、いろいろな方法論が唱えられていますが、この一枚の写真で「この人は本物だ」と確信しました。

完全に彼はパック・リーダーとなっています。

そして本書を読み進めていくうちに、彼が言う”犬とはいかなるものか”ということに、自分自身の経験からもいちいち納得できてすっきり。

我が家のラブラドール・レトリバーも過去にいろいろやってくれましたが(特に噛み癖が抜けなくて大変でした)、飼いはじめた最初に本書を読んでおけばもっと早く問題行動を解決できたのにと思いました。

今回このエントリーでは犬を理解するためのポイント、そしてしつける時に知っておくべき心得などごく基本的な部分を紹介しましたが、本書後半ではいろいろな問題行動に対しての対処法を紹介してくれています。

現在犬を飼われている方はもちろん、これから犬を飼いたいという方はぜひとも先に本書を読まれることをオススメします。

特に 第6章 あなたにぴったりの一匹と出会うための11の準備 は必読です。

この章を読むと、結局我が家は犬の受け入れ体制がしっかりできていないのに大型犬を招き入れてしまったため大変な思いをすることになったんだなと改めて反省してしまいました。

◆人間界のリーダーシップも基本は同じ

さて、本書を読んでいて「あっ!」と思った箇所がありました。

それは

 パック・リーダーとして成功するーーそれは人として成功することでもあるーーには、自分のエネルギーに注意を払い、調整する技術を身につける必要がある。

という一節。

この文章中にさり気なく入れられた、「それは人として成功することでもある」という部分。
これ、実はすごいことを言っていると思いませんか?

犬は社会性のある動物で、飼い主はそのパック・リーダーとなることを本書では説いているわけですが、この一文と出会って僕は思ってしまったのです。

犬の群れのリーダーも人間のチームのリーダーも、求められる資質は同じなのではないかと。

もちろん人間様のほうが数十倍も犬より複雑で、その性格や適性もバリエーションに富んでいます。
人間のチームをまとめることのほうが犬のパック・リーダーになるより難しいに決まっています。

しかし、リーダーが取るべき行動であり心得でもあるとして本書で繰り返し登場するこの言葉

穏やかで毅然としたエネルギーを放つ

というのを読むたびに、「うちの上司もこうだったら・・・」と思ってしまう自分に気づくのでした。

これって結局、自分を律するということですからね。
それができる人は信頼されるし、尊敬もされる。
自然と人がついてくるでしょう。

なんだか犬のしつけ本なのに、ビジネス書のリーダーシップ論を読んだような感覚を味わいました。

◆まとめ

 

・パック・リーダーとして穏やかで毅然としたエネルギーを放つ

・運動・しつけ・愛情 この順序を厳守

本書は日経BP社、東城様から献本していただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに
1 犬は何をどう感じているのか 5つのヒント
2 犬のおきて5か条
3 バランスの取れた犬になるための9つの原理
4 パック・リーダーのための実用テクニック5つ
5 問題行動はこう対処する 10の実践例
6 あなたにぴったりの一匹とであうための11の準備
7 人生をともに歩むために 犬に影響する転機7つ
8 3つの実現の法則
9 愛犬とともに輝く人生

関連書籍

同著者の本とDVDを幾つか紹介しておきます。

あなたの犬は幸せですか
C. ミラン
講談社
2006-11-30




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA