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僕らの表現は間違っている?「カタカナ」英語のほんとうの意味を知るだけでも英語理解が深まります

おはようございます、一龍です。

「英語を勉強する」と言いながら、いつも「するする詐欺」な私ですが、そんな私でも楽しく読めて目からうろこの英語勉強本をご紹介。

当ブログでもこれまで何冊か紹介してきた西澤ロイ先生の新刊、『英語は、「カタカナ」から学びなさい!』 です。

今日は本書から、普段何気なく使っている「カタカナ英語」が実は「全然間違って使っているよ」、「それって和製英語で通じませんよ」というものを幾つかピックアップしてみました。
 
「マク・ダ・ノー」に行って「イモ炒め」を注文しちゃう前にぜひお読みください。

 

カタカナ英語のおもしろポイント

 

★ウォーター(water) 熱かろうが冷たかろうが、water

日本人は同じ物質でも状況によって表現を使い分けるものがありますが、英語ではずっと同じというものの例として”water”があります。

例えば

add more water to the tea お茶に湯をつぎたす(英語には「湯」に当たる一語がないので状況によって「湯」の意にもなる)

この表現、日本人には「え?水をいれるの?」となりますが

 科学的に表現するなら、H2Oという物質が液体のときに、温度がある程度低いと「水」、そして温度がある程度高くなると「湯」(お湯、熱湯)と日本語では呼びますよね。しかし英語では、温度に関係なく「water」と呼ぶのです。なお、温度が高いことを意識するなら「hot water」「boiling water(熱湯)」等と言いますが、やはりwaterという単語が使われます。 

★ウエスト(waist) 「腰=ウエスト」ではありません

 

「ウエスト」は腰回りのくびれた部分に当たります。

では「腰痛」を英語でいうと

「腰痛」は通常「lower back pain」と言います。「背中」に当たると思われがちな「back」ですが、「体の背面」のうち「背骨のある辺り」に対応しています。ですので、腰痛の起こる場所は「lower back」と指し示すことになります。

「腰が痛い」という時の「腰」というのは「背中の下の方」というわけですね。

では「ヒップ」はというと、

「ヒップ」は「臀部」だと思っている方が多いのではないでしょうか。以前の私もそうでした。しかし実は「hip」か指すのは「腰骨の辺り」、つまり図のとおり、横側だけなのです。

ちなみに「お尻(臀部)」は「buttocks」と言って、しかもお尻の膨らみは左右にあるので複数形にするそうです。

★ベースボール(baseball) 「冠詞」があるかないかという大きな違い

 

 英語では、名詞を数える形で使った場合には「具体的な形がある」ことを示します。具体的な形のあるbaseballとは一体何だろうか・・・・と疑問に思われるかもしれませんが、答えは非常に簡単で、「野球の球」を指します。
My father bought me a baseball and a bat. (父は私に野球の球とバットを買ってくれた)
 それに対して「play baseball」という数えない言い方をした場合、具体的な形のないbaseball、ここでは「スポーツとしての”野球”」を指すことになります。

有形の文化財と無形文化財の違いのように

具体的な形のない、眼に見えない概念をさしている場合に、英語ではその名詞を数えない

ということですね。

★フライドポテト(fried potatoes) このままだと「イモ炒め」が出てくる

「揚げ物」のことを「フライ(fry)」だと思っていたのですが、違うようです。

 英語では「油を使って炒める」ことを「fry」と言います。

 では「炒める」ことと「揚げる」ことをどう区別するのでしょう。

 「たくさんの油を使って揚げる」ことは「deep-fry」と言います。文字通り、深い油のなかに入れるからです。また、揚げ物ができるような深い鍋のことは「deep fryer」と言います。

実は「フライドポテト」というのは和製英語。

 なお、「フライドポテト」は和製英語ですのでご注意ください。英語の「fried potatoes」は意味が少し異なり、「イモを炒めたもの」を指します。

しかし、「deep fried potatoes」とは呼ばないようで、

 「(細切りのイモを揚げた)フライドポテト」のことは、アメリカでは「French fries」、イギリスでは「chips」と呼びます。

とのこと。

なんだって!と驚きましたが、フライドポテトってフランス発祥なのかなと思ってウィキペディアをみてみたら、発祥はベルギーで「フリッツ」と呼ばれており、フランスでは「ポム・フリット」あるいはやっぱり単に「フリット」と呼ばれているとのことでした。

★フライング(flying) 「flying start」とは、好スタートのこと 

レースなどでよく使われる「フライング」は、英語で正式には「(make a)false start(不正スタート)」というそうです。

しかし「flying start」という言葉もあるそうで

「flying start」という言葉も実は存在します。スタートラインの手前で助走をするスタート方式のことです。スタートラインから飛び出すことからflyを使うのですね。

なんか、ボートレースのスタートみたいですね。
(ということはボートレースのスターはみんな”フライング”というわけだ!「スタートは正常」とかいってるけど)

また、この言葉は

Toyota made a flying start this year.
といったように「好スタート」を表すのですね。

ちなみに「フライングをする」ことは英語でどう表現するかというと

 イディオムで「jump the gun」という表現があります。文字通りには「号砲を飛び越える」ということですね。
 He jumped the gun and quit his job.(彼は早まって仕事を辞めてしまった)

という言い方をするそうですが、表現方法はいろいろで、何をフライグしたかを具体的に考えるのがポイントです。

★フェイスブック(Facebook)”friend”を動詞で使うと非常に便利

最後に、これからの時代に知っておきたい表現を二つご紹介。

本書ではSNSで外国人とつながるのに便利な表現が2つ紹介されています。

Are you on Facebook ? (フェイスブック、やってますか?)
 コンピュータやインターネット、ネット上の各種サービスなどを利用している場合は前置詞にonを使います。

「システム」の上に乗っているイメージなのでしょう。

Friend Me On Facebook ?(フェイスブックで友達申請してね)
 friendが動詞で使われていることに驚く人もいるかもしれませんが、「friend + 人」で「〜と友だちになる」という意味になります。

感想など

日本語には表音文字のカタカナがあるために、外国語を発音通りに表記できるという便利さがあります。

ゆえに私たちは海外から入ってきたものにそのままの発音でカタカナにして慣れ親しんでしまいます。
これは日本人にとってはメリットなのですが、問題は意味や使い方もちゃんと”輸入”しているかどうかという点。

特に”和製英語”と呼ばれる造語は、もはやネイティブの表現なのかどうかもわからないほど巷にあふれていますし、日本人は器用なのでうまく使いこなしてしまっています。

面白いのは、これらのカタカナ英語は、ネイティブが日常でよく使う基本的な単語でもあったりするところ。

この点に目をつけた本書は着眼点がすばらしい。
カタカナ英語の実際の意味や本来の使い方を学ぶことで、基本的な表現や英語のニュアンスを学ぶことができます。

しかも目からうろこ的な驚きとともに。

いやぁ、本書を読まなかったら危うく「マク・ダ・ノー」(マクドナルド)に行って「イモ炒め」(フライドポテト)を注文するところでした(笑)。

実際にはフライドポテトでも通じるんだと思いますが、「なんで日本人はイモ炒めがそんなに好きなのか?」と思われるんでしょうね。

ところで、本書を読んで正しい英語表現を知って目からうろこが落ちる体験をしつつ、私はもう一つ感じるところがありました。

ひょとしたら日本人って表現力高いんじゃないかということです。

というのも、「イートインコーナー」とか「パワースポット」といった、いかにもジャストミートな言葉を作り出している。

海外から入ってきたものを、自分たち流に作り変えて、よりいいものを生み出す。

これはもうわれわれのDNAに組み込まれた民族的才能なのかもしれません。

本書を読んでそんなことも感じてしまいました。

本書は著者の西澤ロイ様から献本していただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに よく使う「カタカナ」が英語理解の切り札に!
1章 「幅広いイメージ」で単語をとらえる
2章 このニュアンスまで知っておくと「英語脳」に近づく!
3章 勘違い!そのカタカナ英語は、通じません
4章 学校では教えてくれない「意外な意味」「本当の意味」
5章 語源・文化・雑学を入り口に英語を見直そう
おわりに 英語が教えてくれる、貴重な学び

関連書籍

西澤ロイ先生の既刊本「頑張らない〜」シリーズです。

 

www.s-ichiryuu.com

 

 

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