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安藤美冬流「キャリア・スライディング」に学ぶ、変化の早い時代のキャリア・デザイン

おはようございます、一龍です。

新年最初の書評記事は『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』 をご紹介したいと思います。

この本、サイバーエージェントの藤田晋さんや当ブログでも著書を紹介したことのある楢村貞裕さんなど8人の豪華執筆陣が、「起業術」や「人脈術」などそれぞれのテーマで語ってくれている本。

一粒で8度美味しい非常にお得感のある本ですが、今回取り上げるのは安藤美冬さんのキャリア・デザイン論。

彼女の提唱するキャリア・デザインの考え方が、僕にとって本当に目からうろこでした。

新年最初ということもありますし、やはり「どう生きるか」「どう働くか」といったところに関するところからスタートして、「一年の計」いや「一生の計」の参考にしていただきたいと思います。

 

安藤美冬流、キャリアをデザインするポイント

★「キャリア・アップ」とうい概念に疑問をもとう

あらゆる面で変化が激しい時代だと感じますよね。
働くことに関しても、もうすでに価値観がどんどん変化しています。
終身雇用が事実上過去のものとなり、「石の上にも三年」とか「滅私奉公」といった労働価値観は、もはや美徳ではなくなりました。
それどころか、下手をすると自分自身の人生を取り返しの付かない状態に追い込む可能性さえあります。

そんな変化の時代を安藤美冬さんは「仕事の新陳代謝」の時代と言っています。
そして、こういった時代のキャリアデザインは「キャリア・アップ」という概念だけではだめなのではないかと問題提議されています。

私はいま「キャリア・アップ」という概念にも疑問を感じています。もちろん、より高い成果を残したり、社会や周囲の人達に貢献するためにも、スキルを磨き続ける努力は大事です。でも一方で、「キャリア・アップ」という言葉から連想されるような、「より高いポジション」「より高い報酬」「より高い専門性」という「右肩上がりの成長」を目指すキャリアスタイルに私は違和感を抱いてしまいます。むしろこれからの時代は、「一生モノのキャリアを目指さない」という新しい発想からキャリアを考えていくことも必要だと思うのです。

僕はまずこの考え方で目からうろこでした。

社会や価値観の変化に対応しなければならないというのはわかっているし、自分自身新しい働き方を目指してもいます。

しかしバブル世代のため、どうしても「キャリア・アップ」という考え方にとらわれているんですよね。
特に「より高い報酬」という点。

転職するのはより「高い報酬」、「より良い待遇」、いまよりもなにかアップしないといけないという考えに自分でも気づかないうちに支配されていました。

では安藤美冬さんが提唱する新しい「キャリア・デザイン」のあり方はどのようなものなのでしょうか。

★「キャリア・アップ」より「キャリア・スライディング」を考える

安藤美冬さんはこれからの「キャリア・デザイン」のあり方として

「キャリア・スライディング」

という言葉を使って提唱されています。

これは

ひとつの職種に限定せず、ひとつのスキルに集中せず、一生涯のうちに、複数の仕事に従事し、複数の肩書を持って働くというスタイル。

というもの。

人生のステージやその時々の興味の変化、時代の変化に柔軟に対応して長期ではなく中期単位でキャリアを選び、その行程自体を楽しむというものです。

非常に柔軟でしなやかな「キャリア」の積み方だという印象を受けます。
実際そうできたらいいなと思いますが、どうしたら実践できるのか難しそうです。

そこで、次に本書で紹介されている安藤美冬さんがキャリアをデザインする際に実践している6つのことから3つだけ簡単にご紹介します。

★自分の強みを見つけ掛け合わせる

自分自身でキャリアをデザインしようとするとき、「自分には何ができるのか」「何が向いているのか」ということを知るのが大切です。

しかし、多くの方が「俺には何の取り柄も技術もない」と思っているでしょう。

そこで「100万人中の1位になる方法」が紹介されています。

それは

100×100×100
 つまり100人中1位になる強みを3つ掛けあわせることで、100万人中1位の存在になるという考え方です。まわりの人から重宝されたり、頼られたりする知識や経験を合わせ、3つの領域で1位を取ることで、究極のナンバーワンよりオンリーワンを目指す。

という考え方です。

よく、「歌って、踊れる◯◯」という言葉がありますが、歌がうまくて、踊りもできて、後もう一つ専門性があればオンリーワンなわけです。

そして専門性と言ってもこの場合、100人中の1位ですからかなりハードルは低い。
ある程度好きなもの、得意なものであれば、軽くそのハードルは越えられそうです。

要は「掛け合わせの妙」がポイントですね。

★ウィークタイから新しいキャリアを見つける

こちらの本に

「ウィークタイ」(自分をよく知らない人、はじめて会った人、SNSだけでつながっている人など)こそが人生を変えるという考え方

が登場するそうです。

これは僕も経験がありますが、家族や友人といった「ストロングタイ」はえてして新しいことを始めようとすると「やめといたほうがいいよ」と止めにかかることがほとんどです。

もちろん心から心配してのことなのですが、

何か新しい一歩を踏み出すきっかけになるという点では、自分という人間について先入観が少ない「ウィークタイ」のつながりに軍配が上がる

のではないでしょうか。

「ウィークタイ」との出会いを求めて、積極的に「サードプレイス」に出て行くことをオススメします。

★3年サイクルでキャリアを計画する

 

変化の早い時代、長期的な計画はあまり意味を成さない

と考える安藤美冬さんは、3年サイクルでキャリアを計画することを薦めています。

 3年をひとまとまりにして、「1サイクル目」「2サイクル目」「3サイクル目」とカウントするとともに、ひとつのサイクル中を「1年目」「2年目」「3年目」に分け、3年後に実現したいことから逆算してすべきこと(たとえばどこで、誰と会って、何をしていくのかなど)を各々計画していきます。

本書では実際に安藤美冬さんが30歳で独立してからどのように「3年」サイクルでデザインしてきたかが紹介されています。

現在、「2サイクル目」の「2年目」にいるそうですが、次の3年目もしっかりデザインされています。

長期の計画が意味をなさない変化の早い時代ですが、計画性は絶対必要。

自分のやりたいことや達成したいことによって、3〜5年ぐらいの周期での目標や計画をたてるのが僕もちょうどいいのではないかと思います。

★柔軟にキャリアを考える

最後に著者のキャリアに対する考え方が非常によく出ている部分があります。

 私が大事にしているのは「キャリアを柔軟に考える」ということです。将来を具体的に思い描きながら、それをかなえるための方法やプロセスにはこだわりすぎない。仕事にまつわる「常識」を手放し、新しい働き方に飛び込むことを恐れない。

この柔軟性こそが新しい時代を生き抜くヒントになると思います。

「進化論」のダーウィンが「生き残るのは変化に適合できる種である」と言ったように、変化の時代にしなやかに適合していくことが生き抜く唯一の方法だと思います。

そしてその変化に適合することが「キャリア・デザイン」なのではないかと思います。

生物の進化に「突然変異」が大きく影響するように、私たちは「綿密な計画」と「流れに身を委ねるという偶然性」とのハイブリッドで新しい時代を楽しんで生きていたいですね。

安藤美冬さんの提唱する「キャリア・スライディング」、是非参考にしてみてください。

本書はSBクリエイティブ社様から献本していただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに 安藤美冬
Chapter1 安藤美冬 キャリアをデザインする
Chapter2 中村貞裕 人脈をつくる
Chapter3 山本由樹 「企画」をつくる
Chapter4 和泉昭子 お金について考える
Chapter5 村尾桂子 マーケティングとは?
Chapter6 楠本修二郎 自分サイズのビジネスを立ち上げる
Chapter7 坂野尚子 人を雇って仕事をするということ
Chapter8 藤田 晋 起業をするとはどういうことか
おわりに 山本由樹

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