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「白鯨との闘い」【映画レビュー】これは海洋アドベンチャーヒューマンドラマだ!

 
今年映画館での2本目、「白鯨との闘い」のレビューです。

「白鯨との闘い」公式サイトはこちら

この作品、いい意味で予想と期待を裏切ってくれた作品でした。

 

白鯨との闘い(字幕版)

白鯨との闘い(字幕版)

 

 

 

 

「白鯨との闘い」これは海洋アドベンチャーヒューマンドラマだ!

僕の映画を映画館に観に行くかどうかの判断基準は、大きなスクリーンで見たいかどうか。

その観点で「白鯨との闘い」は、予告編を観た瞬間に「これは映画館で観る!」と決めました。

だって、例えば下のシーン。

 
 
 
こんなすごい映像、デカいスクリーンで見たいじゃないですか!

全編2時間、人間と鯨との壮絶な戦いが繰り広げられるものと、すごい映像が見られるものと期待していったのです。

ところが予想と期待はいい意味で裏切られました。

確かに白鯨と闘うシーンはすごいです。
すごすぎです。

CGを駆使しているのですが、全く違和感がない。
さすがは「アポロ13」のロン・ハワード監督。
鯨の桁違いに強大なパワーをみせつけられ、恐怖します。

しかし、その闘いはあっさり終了。

物語後半はサバイバルが続きます。
その極限状態でのヒューマンドラマ。

こちらのほうが実は本作品のメインテーマでした。

本作品は登場人物の船乗りたちがそれぞれの人生を背負った個性的で魅力的な人ばかり。
その船乗りたちの航海中の輝いているシーンと、後半の極限状態の落差が人間性をあぶり出しているところが見どころ。

たとえば 

 

 
実力はあるがよそ者として扱われ、報われない一等航海士のチェイス、
 
 
 
捕鯨船スポンサーの御曹司で経験不足なポラード船長。
 
この二人の確執は、サバイバルで徐々に変化し、やがて救助されてからのシーンにつながっていきます。

 
 
 
また、チェイスに関しては残してきた妻との「必ず帰る」という約束も物語の重要な伏線となります。
 
海洋アドベンチャーをこういったヒューマンドラマに昇華してしまうのも、さすがロン・ハワード監督 というところでしょう。

ただし、この作品一つだけクレームを付けたいと思います。 

それは邦題が題名詐欺という点。
「白鯨との闘い」などという題名にして、あんな予告編を流したら、だれでも鯨と戦う冒険ものと思うじゃないですか! 

原題は「In the Heart of the Sea」。
直訳すると「海の中心部に」となりますが、これだと納得。
太平洋のど真ん中で繰り広げられるヒューマンドラマですからね。

ちなみに本作はハーマン・メルヴィルの『白鯨』のもとになった、1820年に起きた捕鯨船エセックス号の沈没と乗組員の漂流事件をモデルにしています。 

 
 
 
エセックス号の乗組員の一人、トーマス役の少年(トム・ホランド)に、メルヴィルが取材し、回想の中で物語が展開していきます。

 

 
 
トーマス少年はこの事件に関して、真実を一切誰にも喋らなかったのですが、それはなぜか。
 
その答えはぜひ劇場で。

いい意味で予想と期待は裏切られますが、とても素晴らしいヒューマンドラマです。

 

 

白鯨との闘い(字幕版)

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「白鯨との闘い」関連書籍

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ナサニエル フィルブリック
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復讐する海―捕鯨船エセックス号の悲劇
ナサニエル フィルブリック
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2003-12


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1952-02-04


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