本を耳で読む Amazon Audible 30日間無料体験キャンペーン実施中

『アクションリーディング』に学ぶ、短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書術」のポイント

おはようございます、一龍です。

当ブログの読者の皆様には読書家が多いと思いますが、社会人として忙しい日々を過ごす中で時間をつくって読書を続けるのは、好きなこととはいえなかなか大変ですよね。

おそらくみなさん「同じ読むなら短時間で、しかも読書効果を最大に上げたい」と思われているでしょう。
そういった方にオススメなのが赤羽雄二(著)『アクションリーディング 1日30分でも自分を変える”行動読書”』 です。

社会人が読書を行動につなげるためのアイデアが満載の読書本ですが、今回は 第3章 短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書術」 から短時間で効果が上がる読書法のポイントを紹介したいと思います。

 

短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書術」のポイント

 

★読んだことをそのままデータベースにする本の使い方

社会人が本を読む目的は、本を仕事に使ったり、成長するためでしょう。
そのためには、メモをとったり後で見返したりするものですが、内容をノートに書き写すのは時間がかかるもの。

著者は本そのものに内容をメモしているそうです。

メモしている内容は、 

 
(1)本の扉に「日付と評価」を入れる

 本を買って最初にすることは、本を開いてすぐのところにある「本扉」に買った日付を入れることです。その後、1回目に読んだ日付とその評価を入れます。
◎+○:最高に良い本。誰にでも強く勧めたい
◎:非常によい
◯:よい。だめではないが今ひとつ
△:微妙。買わなければよかった、読まなければよかった
×:最悪。ひどい本、あきれた

これをつけておくと、すぐに内容を思い出せます。また、評価することでことでだんだんと「買うべき本」「買わないほうがよい本」もわかってきます。 
Amazonでは☆5つで表している評価と同じようなものですね。

これをつけておけば見返すかどうかの人目でわかる基準にもなります。

そしてもうひとつ

 
(2)内容・表現・洞察力まで自分のものにするマーカーの引き方

大事なところとは

1.「なるほど!」と思ったこたろ → 自分の感性を刺激してくれるところ
2.「うまい表現だ」と思ったところ → 表現スキルを伸ばすのに役立つ
3. あまり他では見ない、洞察力や知恵のある内容のところ → 読んでよかったと思う優れた知見
ちなみに著者は黄色の蛍光マーカーを使っているそうです。

線を引く、付箋を貼る、ページの端っこを折るドッグイヤーなど、方法は色々ありますが、とにかくここが重要と思ったところに”しるし”をつけておくことが大切です。

後で見直すときにすごく時間短縮できます。

 

★読んだ直後にメモを書く。もやもやを全部吐き出す

 

 本を読みながらメモを取ると時間がかかりすぎるので、忙しい人にはあまりお勧めできませんが、読んだ直後にメモを数ページ書くことは非常によいと思います。

で、そのメモはどのように取るかは著者の本

に詳しく書かれているのでこちらを参照願いたいのですが、簡単に言うと

A4用紙を横置きにし、左上にタイトル、右上に日付を書き、1ページに4〜6行で各行20〜30字、思いついたことを1分間でどんどん書いていきます。これを毎日10〜20ページ書きます。

とのこと。

だいたい1000〜2000字くらいでしょうか。
結構ボリュームありますね。
ブログで言うと記事一本分くらいでしょうか。

このメモを書く際のポイントは

  1. 頭に浮かぶまま、言葉を選ばず吟味せず、そのまま書く
  2. メモを書く際、本の該当ページを探すと時間がかかるので、あえて何も見ずに書く
  3. 1ページ1分で書ききれない場合でも、せいぜい1分半くらいでさっと書き留める
  4. メモのタイトルは思いつく順、頭に浮かぶ順に書く
  5. 数ページメモを書いたら、机の上に並べる
  6. 書いたメモはクリアフォルダにそのまま入れます

このメモ作業、かなり面倒くさいように見えますよね。
ですが、社会人の読書で重要なのは、本の内容を吸収して自分の血肉にすることです。

このメモを取る作業は、読んだ内容を自分というフィルターを通してポイントを再構築しているわけです。

いわば吸収のための咀嚼。
そして何より重要なのは牛が反芻しながら吸収するようにメモを何度も見ることです。
そのための作業ですから、読書活動の中で一番重要のポイントといえるかもしれません。

★読むときは1冊と決めて集中的に読む

沢山の本を同時進行で読むというのを僕もやってしまいます。
これ、著者が言うように結局全体の読書スピードが遅くなるため、どの本もなかなか読了できずストレスが溜まるのです。

著者は

 これを避ける方法としては、読み始めた本は一気に読むように、読み方を変えること。単に読み方だけの問題なので、スキルではなく意識で解決できます。
 私もマッキンゼーで仕事の本を読んでいるときは、1冊を頭から最後まで読んでから、次の本を手にとる、という形にしました。結局、そのほうが一つの本の主旨が頭に入るのです。

難しい専門書ばかり読むのもストレスが溜まるもの。

娯楽のための読書も気分転換のために取り入れてもいいと思いますが、せいぜい同時進行の読書は2、3冊までですね。

基本的には仕事の本は1冊読み始めたら一気に読み切るのが一番いいと思います。

★本はなるべく買って読む。基本書・古典は図書館でもよい

買って読むか借りて読むかというのは、読書術では昔からよく議論されるテーマです。

著者は

 図書館で借りようとしても、人気の本は数ヶ月から半年以上も待たされることがあります。本は必要なとき、読みたいときに読むほうが、真剣な気持ちで読むことができます。したがって、忙しいなかでも本から学びたい、という人は、できれば買うほうがよいと思います。人それぞれの価値観はありますが、個人的には、投資効果は十分期待できるものだと思っています。

特に、マーカーで線を引いたり、僕のように付箋を貼るようなタイプの読書スタイルの方は買って読む方がいいでしょう。

ただ、本って結構高いし、古い本だと書店で売ってないことも多いです。

著者は

自分の読書量が足りていないと感じている方や、基本的な知識を身につけたいと感じている方は積極的に図書館を利用したほうがよいでしょう。

といいます。
ビジネス書には古典的定番本もたくさんあります。

古典的なよい本の場合、図書館でも待たずに借りられるのは魅力ですからどんどん活用していいと思います。

★本を買ったから積読せず、すぐ読み始める

この積んどくというのは読書好きには昔からの課題です。
書店で魅力的な本を見つけると、ついつい買ってしまい、結果どんどん未読の本が積み上がっていくことになります。

これを解決するのは著者のこの方法しかないと思います。

 新たに買う本は、買ったらその日に読むことにしました。逆に言えば、「その日に読めそうになければ買うな」ということになります。もしくは、あらかじめ「読書時間」を設けているなら、その時間に必ず読める、という予定が立つ場合だけ本を買います。いずれにせよ、「買ったら読め、読めなければ買うな」てすね。

買ったらすぐ読む。
たとえ1ページでも読み始める。
そうすると、いい本なら読まずにいられなくなりますから。
逆にそれで惹かれなかったらそれまでの本だったと割りきってもいいんじゃないでしょうか。

★読みながらノートをとらない

読み終わった後にメモをとると先述しましたが、なぜ読みながらメモやノートを取らないかというと

 ノートをとると確かに頭に入るとは思いますが、スピードがあまりに遅くなります。1冊読んでノートやカードにきれいに書くのに4〜5時間かかったりしますので、現代のスピード感にはちょっと合わないのではと考えているわけです。
 また、本を読んで理解することよりも、きれいなノートをとることにどうしても意識がいきがちになるので、自分自身の経験からも、あまりお勧めできないと考えています。

時間がかかる上に集中力が落ちてしまうということです。
学生さんの勉強ならありですが、社会人の読書としてはオススメできないですね。

★わからない部分があっても戻って読み返さない

短い時間で読むには速読のような方法もいいでしょうが、著者は「読み返さない」だけでもかなり効果があるといいます。

 努力の結果、今は、普通のビジネス書や新書だと1冊1時間程度、内容があって厚めのビジネス書だと2時間程度で読めるようになりました。ただし、そうするためには、戻って読み返さないことが重要です。「あれ?どうだったかな」と振り返ると時間がいくらあっても足りません。それだけはやめましょう。

これ、登場人物が多い小説などでついついやってしまいますが、仕事のために読むビジネス書や専門書の場合、あえて1回目はザーッと読み進めて、内容を俯瞰的につかむ。

そして理解できなかったところを後からもう一回読むと割りきってもいいと思います。

もちろん理想は一回読んだだけで理解すること。

そのためには著者は

 徹底するには、「絶対、戻って読み返さない」と心に誓って最初から全部しっかりと読む必要があります。1回目に全部そのまま理解してしまおうという姿勢です。すると集中力も上がり、より精度の高い読書ができるようになります。

心構えが大切ということです。

★「なぜこの本を手に取ったのか」を意識すると、頭に入りやすい

上記の”読み返さない”ということにもつながりますが、どうすれば、読んだ本をいつも素早く頭にいれることができるのでしょうか。

この課題に対して、

好奇心と問題意識に基づいて本を読んでいるかどうかにかかっている

と著者は言います。
そして、

 問題意識を維持させるには、読む前に「この本で何を得たいのか」「なぜこの本を自分はてにとったのか」を明確にしておく必要があります。それだけ集中力や呼吸力が上がり、目に飛び込んでくる文字が変わってきます。

また、フォトリーディングでも「この本から何を得たいか、なんのために読むか」をはっきりさせて読みます。

脳は問題提議をすると無意識の領域でもそれを考え続けているといいます。
おそらく課題をはっきりさせることで、読書中の脳の働き方が変わるのでしょう。

社会人の仕事のための読書は目的がはっきりしているもの。
なんのために読むかを意識して読むだけで、成果が違ってくるというのを意識しておきたいですね。

感想

 

◆社会人の目の実践的読書術

書評をコンテンツにしている当ブログですから、これまで読書術系の本は数多く紹介してきました。

読書というのは個人的な活動なので、そのスタイルは人それぞれ。
これが正解というものはありません。

ですから読書術系の本も内容は色々なのですが、本書は数ある読書術系の本の中でも、”社会人が仕事のために”というポイントに的を絞り込んだところが秀逸でした。

社会人の読書の共通の課題は

  • 多読(求められる読書量レベルに到達するまで)
  • 読書時間が取れない
  • 成果(行動)に結びつく読書でなくてはならない

といったところでしょうか。

とくに問題は忙しくて読書時間が取れないのにある程度多読が求められることでしょう。

文学系の方や哲学系の方は狭く深く、いやゆる”精読”を薦める方が多いですが、正直言ってまったく現実社会に合っていないと思います。
(そんな一冊の本をゆっくりじっくり味わう読書ができる身分になり鋳物ですが)

いかに短時間で、本の内容をしっかり抽出して、しかも吸収して自分の血肉にするか。

著者の読書経験を元に、これを実現することに特化した本書の内容は、ビジネスパーソンが大いに参考にするべき読書術だと思います。

◆どう活かすか、アクションにつなげる

さて今回はいかに短い時間で効果的な読書をするかというポイントをピックアップしました。
が、読書はこれで終わりではありません。

社会人の読書は、本の内容が血肉になることがゴールです。

それについて書かれているのが 第4章 できる人は、読んだ本をどう活かすか なのですが、この章が個人的にはツボでした。

詳しくは本書を読んで欲しいのですが、よく読んだ本を共有すると内容理解が深まるといいますよね。

その方法として読書会とか、このブログのようにブログで書評を書くといったことが挙げられることが多かったのですが、本書はそれに加えてFacebookページでの読書会というのが登場します。

時代がどんどん進んでいるんだなと思いましたが、これいい方法ですね。
Twitterでの読書会に参加したことがありますが、タイムラインについていくのが結構忙しい。

それに対してFacebookなら、コメント欄にどんどん意見を付け加えて行けて、しかもTwitterのタイムラインのようにどんどん流れていくのとは違ってストックされている。

個人的にはこの方があっているように思えます。

まわりに読書会などまったく存在しないような田舎に住んでいる僕にはこれはなかなか魅力的。

やってみようかな。

本書を読んでの僕のアクションはこれかもしれませんね。

本を読みたい、読まなければならない、でも時間がない。
そんなビジネスパーソンへ。

本書はSBクリエイティブ社様より献本していただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに
序章 「読みたくても本が読めない」5つの理由
第1章 なぜ、できる人は忙しくても本を読むのか  本で差がつくこと
第2章 できる人は忙しくても、なぜ、本が読めるのか  マッキンゼー時代に身につけた「読書時間捻出術」
第3章 短い時間で、読んだ内容を身につける「集中読書術」
第4章 できる人は、読んだ本をどう活かすか  確実に成長するための「チャレンジシート」
第5章 ムダな本で時間を費やさないために  読むべき本が自然に寄ってくる「情報感度」の高め方
付録・私がお勧めする20冊
おわりに

関連書籍

赤羽雄二さんの既刊本紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA