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「インディペンデンスデイ リサージェンス」【映画レビュー】最新のCG技術による映像はすごい、しかし・・・(ネタバレ有り)

「インディペンデンスデイ リサージェンス」【映画レビュー】最新のCG技術による映像はすごい、しかし・・・(ネタバレ有り)

今年映画館で観る8本目、「インディペンデンスデイ リサージェンス」 

「インディペンデンスデイ リサージェンス」 の公式サイトはこちら

前作から20年、すごく期待して映画館に行ったのですが、昨今これほど没入できなかった、というかラストは完全に引いてしまった映画はありませんでした。

今回はその理由について考察してみます。

ただし、ネタバレ有りなので、まだ観ていない人は御遠慮くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

「インディペンデンスデイ リサージェンス」、20年の時の流れ、CG技術の進化をしっかり感じる映像クオリティ

あらためて、まず最初に僕自身の映画を見る基準について書いておきます。

僕は映画大好きですが、何でもかんでも映画館に観に行くわけではありません。

僕の映画館に観に行くかどうかの基準は、

大画面で見たい映像かどうか

この一点です。
とにかくすごい映像を大きな画面で堪能したい。

だから、超感動の大ヒット作品であっても、「テレビで見たらええやん」という作品は、映画館には行きません。
だって家でゴロゴロしながらDVDで見たほうが楽ですもん。

こういう基準からいくと、今回の「インディペンデンスデイ リサージェンス」は、予告編を見た時から「絶対映画館で見よう!」と心に決めていたわけです。

そして実際に映像はすごかった。

前作から20年後のストーリーで、人類もエイリアンの技術を取り込んで進歩しているという内容ですが、映像の表現もとにかく進化しているのがわかります。

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特に超巨大なエイリアンの宇宙船。
大きいだけでなく、細部まで作りこまれている。

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街(ロンドン)を破壊するシーンもすごい。

圧巻だったのは、空中戦のシーンで、すごい数のUFOや戦闘機を、ものすごいスピードで動かしている点。

20年前と比べたら、コンピューターの処理能力が別次元に上がっているのは一目瞭然。

ともかく最新のCG技術による映像は、映画館の大画面で観る価値のあるもの、というか大画面でないと細かいところまで観きれないものであることは間違いないと思います。

ですが、なぜか夢中にはなれないんですよ。
それで、一体何が原因なんだろうと、考えてみました。

まったく感情移入できない、ストーリーに没入できない、その理由を考察するに・・・

 

無力感も絶望感も希薄で緊張感がない

前作の「インディペンデンスデイ」は、「あまりにもアメリカ万歳が鼻につく」とかいろいろ批判もありましたが、僕は結構秀作だったと思います。

というのも、エイリアンに対して手も足も出ない人類の無力感とか絶望感がしっかり描かれている。
ラストの勝利の瞬間まで、「これで駄目なら人類は終わりだ」という強い緊迫感がありました。

これ、こういう地球滅亡モノではすごく大切なことですよね。
ストーリーとしては「ラストは絶対人類が勝つ」とわかっているわけですから、最後まで「もうダメかも」と観客をずっとハラハラ・ドキドキさせていないといけない。

観客に余裕を持たせてはいけないのです。

ところが「インディペンデンスデイ リサージェンス」は、エイリアンの技術を取り入れて人類も進歩している。

まったく手がでないわけではないという設定。

そこで今回は超巨大な宇宙船とものすごい数のUFOでなんとか人類に絶望感を演出しようとするのですが、これが今ひとつ。

「頑張ればなんとかなる」という状況で、相手が大きいとか数が多いといった”物理的”なものによって恐怖感を引き出すというのはムリなのではないかと思います。

美男美女のパイロット達に現実感がない

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次に地球を護る英雄たち、戦闘機のパイロットたちですが、あまりにも美男美女なんですよ。

いや、それは映画ですからしかたない。
百歩譲りましょう。

ただね、中国人の美人女性パイロットにしても、ヒロイン役のマイカ・モンローにしても華奢すぎてとても戦闘機乗りには見えない。

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エイリアンの技術を取り入れて、人類は「重力から開放された」という設定なので、もしかするとコクピット内はGがかからないという設定なのかもしれませんが、バービー人形のような女性パイロットはあまりにも現実感がない。

これもSF作品には重要な点で、そもそもSFって現段階では存在しない世界を描いているわけですか、観客をその作品の世界観に引き込んで、「あるかもしれない」と思わせ続けないと物語自体が成立しない。

その点で、このキャストは残念としか思えないですね。

美人はいいとしても、もっと肉体的な”強さ”を感じさせてくれるキャストにするべきだったんじゃないでしょうか。

もうこういうエイリアンのイメージやめませんか?

そして、これが「インディペンデンスデイ リサージェンス」で感じた一番の違和感だったのですが、それはエイリアンの設定。

簡単に言うと、超巨大な宇宙船を建造できたり、ワープ航法ができてしまう超高度な科学技術をもったエイリアンが、どう見ても賢そうに見えないという点。

タコのような触手のあるエイリアン(彼らにとって宇宙服 or 戦闘服のようですが )。
これ、大昔の火星人の想像図からあまり変わっていないですよね。

しかもあの名作「エイリアン」の影響なのか、体液ネバネバ。

凶暴さを再優先に演出しているのでしょうが、とても高度に進化した種族には見えません。

そしてそれだけでも違和感たっぷりなのに、この種族、「女王」を頂点にした種族で、まるで”アリ”。
しかも彼らの母船の中に、彼らの生態系を再現しているのですが、それが湿地で草原。

もう完全に”アリ”なんですよ。

もしかしたら本当にこういう種族はいるかもしれませんよ。
宇宙は広いですから、そりゃわかりませんよね。

でも、すくなくとも「こいつらには勝てない」という相手側の絶対優位性を描いて欲しいのです。

もういいかげん、やめませんかこういうエイリアン。

グレイタイプだと迫力がないから、タコとか昆虫とか、下等生物から進化した宇宙人という設定はしてもいいですよ。
でももう少し知性を感じさせて欲しいです。

例えばスターウォーズのアクバー提督は、魚から進化したというのを想像させる外見でも知性が感じさせられますよね。

相手が”アリ”だともう、あの「スターシップ・トゥルーパーズ」を思い出してしまって・・・。

今後、新しいエイリアンの設定、描き方が登場することを切に願います。

ラストは怪獣映画?「女王」にドン引きした

そして、ある意味皆さんに見て欲しいのがラストの「女王」との戦闘シーン。

母船から「女王」が出てきた時点で僕はひっくり返ってしまいました。
ただでさえ感情移入できない作品に、最後のとどめを刺したのが「女王」の登場。

もうドン引きした。

「エイリアン侵略の地球滅亡モノ」から、一気に「怪獣映画」に転換してしまいました。

もう笑うしかない。

もしかしたらこのどんでん返しシーンを観るために映画館に行くのもいいかもしれません。
ほんとうに「えーっ!」ってなりますから。

まとめ

ということで、「インディペンデンスデイ リサージェンス」について、酷評してしまいました。

エメリット監督にしてはちょっと荒唐無稽過ぎたかな。

まぁ、確かにCG映像はすばらしいし、お金かけてるというのは感じられる。
頭の中を空っぽにしてとにかく映像を楽しむというスタンスで映画館に足を運ぶ方にはオススメします。

僕のようにツッコミ好きには、DVDが出るのを待たれたほうがいいかもしれません。

あと、気になるのはエンディングで、どうも続編がありそうな雰囲気だったこと。

人類はいよいよ太陽系から出て、”アリ”との戦いを始めるようです(ほんとにスターシップ・トゥルーパーズに近づいていくようだ)。

んー、アメリカ人こういう戦い好きなんだなぁ。

あっ、エイリアンの技術を使った戦闘機よりも、もしかしたらこれ使うと勝てそうじゃないか


 

 

 

 
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