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「君の名は。」【映画レビュー】社会現象になるほどヒットしているのはわかりやすい工夫が萬人受けしているから?

「君の名は。」【映画レビュー】社会現象になるほどヒットしているのはわかりやすい工夫が萬人受けしているから?

今年映画館で観る11本目。「君の名は。」

「君の名は。」の公式サイトはこちら

すごく周りの評判が良くて期待値が上がりすぎた状態で観たためか、正直言うとちょっと肩透かしを食らった感じ。
ですが万人受けする卒のない作りの上手さと、これまでのアニメとは一線を画す映像美はさすがでした。 

 

 

君の名は。

君の名は。

 

 

 

 

 

「君の名は。」、これまでのアニメとは一線を画す映像美

本当のことをいうと、僕は「君の名は。」を劇場で観るつもりはありませんでした。

というのも、当ブログで度々言ってきましたが、僕が映画館で見ようとする判断基準は

大きなスクリーンで観るに値する映像かどうか

というのが第一にあるから。
いうならば映像フェチ。

ガンダム世代ですからアニメは嫌いではないけれど、実写に比べてアニメはどうしても映像の情報量が少ない。
『DVD借りてきてテレビ画面で観るので十分』と思ってしまうのです。

ですから「君の名は。」が大ヒットしていることはもちろん知っていましたがスルーするつもりでした。

ところがこの3連休中、高校生の息子が観に行こうと言い出して、それならと昨日急遽観に行くことに。
ということでせっかく観てきたので遅まきながらレビュー書くことにしました。

が、大ヒット映画だけにもうすでに多くの方がレビューを書かれています。
多くの方が書いている同じ内容を書くのは悔しいのですが、まずこの映画を語る上でこれはどうしても触れない訳にはいかないと思ったのがその映像美でしょう。

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先程「アニメはどうしても映像の情報量が少ない」といいましたが、この映画に関しては別。

特に街並みや室内の精緻な描き込みはこれまでのアニメとは確実に一線を画した質感と量感でした。
東京の街の描写なんて「実写?」と思ってしまうほど。

またそれを背景を使って、ピントのボカシを多用した描写も実写の映画を観ているようで見事でした。
映像フェチの私も映像に関しては満足でした。

社会現象になるほどヒットしているのは萬人受けする作りだからなのか、逆にそこが物足りない

映画上映開始数分で映像美に「これはすごい!」と思ったものの、観終わった後の率直な感想は「物足りない」でした。

いや、いい映画ですよ。
ディスるつもりはまったくない。
ほんといい映画だと思います。

ですが「なにか物足りない」し、その物足りなさが「いい映画だけど、社会現象になるほどスゴイ映画か?」という疑問につながってしまうのです。

で、どうしてこの映画がこれほどヒットしているのかを映画を観終わってからずっとかんがえていました。

自分なりの答えが「萬人受けするわかりやすさ」というもの。

この映画、とってもわかりやすいのです。
観客が見てわかりやすいように徹底して工夫しているのです。

例えば

本作は基本的にファンタジーラブストーリーですが、3年という時間のズレが有るタイムパラドックスものの要素も含まれています。

タイムパラドックスものは、今このシーンはどの時間のことか?というのを観客がしっかりおっていかないとストーリーがわからなくなってしまいます。

たとえばクリストファー・ノーラン監督の「メメント」は主人公の記憶の特性を使った一種のタイムパラドックスものなのですが、あまりに複雑に入り組んでいて途中でワケがわからなくなります。

メメント (字幕版)
ガイ・ピアース
2013-11-26



「君の名は。」も終盤で一瞬「あれ、今はどっちの時」となるところがありますが、背景を見ればひと目で分かる仕掛けがしてあります。

これはよく工夫したなと。

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また、いくつか伏線もはられているのですが、それも極力少なく、ストーリーの本筋と関係するものしか登場しないよう描かれています。

観客としてはあれこれ考えずにストーリーに集中できるよう描かれているのです。
つまり、万人受けする作品に仕上がっている。

だからこそ、アニメとしては異例とも言えるほど広範囲に受け入れられるのでしょう。
これは決して悪いことではなく、ヒットする映画には必要条件なのです。

ただ、私のようなひねくれた映画好きのオッサンには「物足りない」。

もっと凝った仕掛け、大どんでん返しがほしいんですよね。
途中で結末が読めてしまうし。
それに、この映画を観てキュンキュンするには年を取りすぎたかな。

高校生の時に観たかった映画だと思いました。

ということで、コアな映画好きにはオススメとはいえませんが、高校生のカップルには絶対オススメの映画です。
是非デートで!

(息子よ、親父と映画行ってる場合違うぞ、はよ彼女つくれ)

 

君の名は。

君の名は。

 

 

 

 

 

 

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