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「好きなことでしか生きていけない」時代に向かって旅する自由人のための『魔法のコンパス』のポイント

おはようございます、一龍(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは、お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣さんの著書、『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』 。

この本はまさに、「好きなことでしか生きていけない」時代に向かって旅する自由人のための『魔法のコンパス』なのでした。

今回は本書前半部分から気になったポイントをピックあップしました。

 

「好きなことでしか生きていけない」時代に向かって旅する自由人のための『魔法のコンパス』のポイント

★ときどき「生きづらい世の中だ」と嘆いている人を見ると、羨ましくて仕方がない。天然でボーナスステージに立ってんじゃん。

 
 つまり、人生を賭けるほどの「問い」を見つけるには、居心地の悪い場所に立つ必要がある、というか居心地の悪い場所に立ったほうが「問い」が見つかりやすい。
 
 
 だから、ときどき「生きづらい世の中だ」と嘆いている人を見ると、羨ましくて仕方がない。「何故、生きづらいのか?」「それを改善するためにはどうすればいいのか?」といった「問い」に囲まれているわけだ。天然でボーナスステージに立ってんじゃん。
「問い」には必ず答えが埋まっている。

 

 「ああでもない、こうでもない」という試行錯誤の日々は、もちろん不安と隣り合わせなんだけど、たとえ「問い」を持たずに生きていても、どのみち不安は隣に寄り添っているし、さらには次から次へと現れてくる「答え」を出す人々に嫉妬を繰り返しながら年老いていく人生になるだろうな、と思って「問い」を持つ人生を選んだ。
 とにもかくにも、まず「問い」を持つ。
 「問い」を持つために、「問い」が落ちている場所に行く。
 皆がいるような整地された場所には、あまり落ちていないから、誰も踏み入れていないような足場の悪い場所に行く。まずは、その場所に行くことから。

★25歳の頃の僕は、自分を進化させるため、思い切って一番便利な部位を切り落としてみることにした。テレビだ。

 

 そこで25歳の頃の僕は、自分を進化させるため、思い切って一番便利な部位を切り落としてみることにした。
 テレビだ。
 梶原とマネージャーと吉本興業の偉くてエロいおじさん連中を呼び出して、「レギュラー番組以外のテレビの仕事を全部辞める」という話をした。
 当然、皆ひっくり返って、「何言ってんの?今一番良いじゃん!なんで、このタイミングで!?」と説教をくらったけど、「一番良くてコレだから、やめる」と返事して、屁をこいて逃げた。レギュラー番組以外の仕事を全部やめる事は、腕を切り落とすような強引なやり方だけれど、そのことによって、身体のどこかが極端に進化すれば、希望の光が射すのではないか。そんな淡い期待を込めての決断だった。
 レギュラー番組以外のテレビの仕事を全部やめるという選択は、「新しい繋がりを切る」ということで、他所で何かをヒットさせない限り、レギュラー番組の消滅と同時に自分の活動が先細りしていくことを意味していた。
 だけど、そうでもしないと、何者にもならないまま死んでしまうという焦りがあった。

★ 10点ぐらいの能力を60点に伸ばしたところで、プロの世界の60点は需要につながらない。需要が無ければ0点と一緒だ。

 そんな中、僕のひな壇の成績はと言うと、デビュー当時から連戦連敗。まるで白星がつかなかった。向いてなかったんだね。
 「それでも、その中で努力しろよ」と叱られたらそれまでなんだけど、10点ぐらいの能力を60点に伸ばしたところで、プロの世界の60点は需要に繋がらない。
 需要が無ければ0点と一緒だ。
 ならば、「ひな壇」の能力は10点どころか0点でいいから、その能力を伸ばす時間を、どこかに埋まっている自分が70点の能力を120点まで伸ばす作業に回そうと思った。
 つまり、早々に「ひな壇」に白旗を上げちゃったわけだ。

★どの方向からであろうと、そこに風が吹いていれば「ごちそうさま」で、僕らには基本的に、追い風しか吹いていない。

 

 追い風は「背が高い」「頭が良い」「運動神経が良い」「お金持ち」といった才能であり、向かい風は「背が低い」「頭が悪い」「運動音痴」「貧乏」とか・・・まぁ、ザックリ言ってしまえば、「嫌なこと」だね。
 多くの人は、この「嫌なこと」を消そうとする。理由は「だって嫌だから」。
 気持ちはすご〜く分かるんだけれど、どっこい、ヨットの理屈で考えると、その「嫌なこと」は向かい風で、やはりこれも前に進む力となる。
 感情に任せて「嫌なこと」を消した先に何が待っているかというと、「無風状態」で、実は、その状態が一番やっかいだ。何の後押しもなく、手漕ぎでエッサホイサといかないといけなくなるから。

 
 
 とにもかくにも向かい風を消すなんて、もったいない。
 どの方向からであろうと、そこに風が吹いていれば「ごちそうさま」で、基本的に僕らには常に追い風しか吹いていない。

★お金を稼ごうとすると、どこから手をつけていいのか迷うけど、信頼の面積を広げるというふうに考えると霧が晴れる。

(『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』の内容を)ざっくり説明すると、アルバイトの給料が安いのは「誰でもできる仕事だから」で、収入をアップさせる人は自分を”レアカード化”する必要がある、と藤原さんは言う。
 自分をレアカード化するためにの話は、「誰でも1万時間かければ『100人に1人』になれる」という”1万時間の法則”から始まるんだけど、「100人に1人」程度では食ってはいけないし、「100人に1人」ばかりが集まったプロの世界で戦って抜きん出ようと思ったら、まぁ大変。
 そこで藤原さんは、新たに別分野に1万時間投じることを勧めている。
 最初に1万時間を投じたAという分野で1位を目指すのではなく、新たに1万時間を投じて「100人に1人」になったBと掛け合わせて、「100分の1 × 100分の1= 1万分の1」になれ、と。

Aに加えてBの能力もある「1万人に1人」になると、ままレアカードで、そこそこ食っていける。
 
 
 
 しかし、とはいえ「1万人に1人」だ。
 ここで藤原さんは、「さらに別分野に1万時間を投じましょう」と言う。
 3つ目(C)に1万時間を投じることで、「100分の1 × 100分の1× 100分の1 = 100万分の1」の人になりましょう、と。
 A、B、Cの三点を結んでできた三角形の面積が、その人の需要で、この三角形をクレジット(信用)と呼ぶ。
 
 
 
 「お金を稼ぐ」となると、どこから手をつけてつけたらいいのか迷うけど、「クレジットの面積を広げる」というふうに考えると、霧が晴れる。

★通知表でいえば「オール3」という状態が最も効率が悪くて、他の教科なんて「1」でいいので、「4」を「5」にする作業をした方がいい。

 
 通知表でいえば「オール3」という状態が最もマズイ状況で、他の教科なんて「1」でいいので、その時間を使って、自分の「4」を「5」にする作業をしたほうがいい。
 学校と違って、競争社会で引き抜かれるのは「5」のみであり、「1〜4」まではゼロだ。欲を言えば「5」が2〜3個あると、「グラフィックデザインと経理ができますよ」といった感じで、自分にしかできない仕事を提示できるから良い。

★今後、親が子どもに言うのは「遊んでばかりいちゃいけません」じゃなくて、「仕事になるまで遊びなさい!」だね。どうやら面白い未来が待ってるよ。

 ロボット(機械)の進化と仕事に話を戻すと、まもなくロボットに奪われる仕事なんて山ほどある。
 商店のレジ打ち係や、箱詰めや積み荷降ろしなどの作業員や小売店販売員。会計士なんかも時間の問題じゃないかな。
 こんな未来がまもなく確実にやってくる。
 その時、ステレオタイプの親父が口にする「好きなことで食っていけるほど人生は甘くない!」という人生訓は、まったく的が外れていて、好きでもない仕事は、これから更にロボットが奪っていくんだから、人間に残されたのは、”とても仕事とは呼べないような好きなこと”しかないんだよね。
 たとえば「旅」だったり、「グルメ」だったり、いうなれば、趣味だよね。さすがのロボットも、趣味には手を出さないから。
 「好きなことで食っていけるほど人生は甘くない!」という時代から、「好きなことで生きていく」を追い求める時代になり、これからは「好きなことでしか生きていけない」という時代が間違いなくやってくる。

感想

テレビを見ないため芸能界に疎い私ですが、ぎりぎり「はねるのとびら」はまだテレビを見ていた頃なのでキングコングは知っています。

ですが、西野さんがお笑い以外の活動をされていることについては、本書を読んで初めて知りました。

さて、まずは読んでみての率直な感想ですが、現代の自己啓発書として、これからの時代を生きていく指針がたくさん含まれた本田というのを強く感じました。

すでに僕は、現代は「好きなことだけして生きていく」ということが実現しやすい時代だという認識を持っています。

当ブログの読者のみなさんもそういう認識を持っている方が多いことでしょう。

だからこそ僕の場合は好きな「ブログ」を中核にして今後の人生を展開していくことを考えています。

ただ、それだけでは心細いし、正直「好きなだけ」で生計を立てられるほどのレベルに到達できるのか?という疑問や不安がいつもついて回ります。

フリーランスを目指しているみなさんも同じでしょう。

そういう方にこそ、本書は参考になる考え方や実例の宝庫といえます。

特に印象的だったのが、本書に登場するホームレス小谷さん(@kotanimakoto)のお話。

この方、ガチのホームレスで、とにかく生き方がスゴイ。
なんとインターネット上で「自分の1日」を50円で売っているのです。

メチャクチャですよね。

で、いわゆる「何でも屋」さんのように購入者は1日50円で彼を”購入”して働かせるのですが、さすがに50円では申し訳ないと、ご飯をごちそうしたりするし、飲みに連れて行ったりもする。

で、購入者は結局50円以上払っているけれど、「こんなに働いてくれて本当にありがとう」という恩、つまり信用が残るという仕組み。

ホームレス小谷さんは、毎日自分を50円で売り続けて、毎日毎日、お金ではなく信用を積み重ね続けているわけです。

その結果、彼はなにかイベントを立ち上げたときのクラウドファンディングでは全戦全勝。
「あの小谷くんが◯◯するのなら支援するよ」ということになるといいます。
(ちなみに今現在は小谷さんの大切な友達の結婚式に小谷さんを皆で参加させようというクラウドファンディングを実施しているようです。)

これすごくこれからの生き方として深いヒントとなりますよね。

本書で西野さんはお金の定義を

「信用の一部を数値化したもの」

としていますが、小谷さんは信用の面積が広いからそれだけの額が集まるわけです。

 今の時代、クラウドファンディングやオンラインサロンなど、マネタイズの手段はたくさんある。
 ならば、ホームレス小谷が図らずも証明してみせたお金は「信用の一部を数値化したもの」という定義に基づいて、「表現者は信用の面積を拡大させたら、それだけで生きていけるのでは?」と考えた。
と西野さんがいうように、ここがこれからの時代を生きていく上での根っことなるのではないでしょうか。

さて、「好きなことでしか生きていけない」時代の到来に向けて、僕たちは準備をしていかなければならないのですが、その準備の方法も本書は参考になります。

まず、できるだけ離れ離れな「3つの点」を持つことで「100万人に1人」となること。
そのための時間を投資して、スキルをアップしていかなければなりません。

ここは地道な努力を続ける必要のある部分。

ただ、よほどのニッチな分野でない限り、どの世界にもプロが存在します。

西野さんの場合は「お笑い」と「アート(絵本)」そして「まちづくり」という3点です。

このなかで絵本に関して、こんなことを言われています。

 絵本制作を生業としている方は、その売上で生計を立て、ご家族を養っていかなければならないので、基本的には短いスパンでコンスタントに仕事をしていかないといけないけれど、絵本の売上を収入源としていない人間は、極端な話、1冊の絵本を作るのに10年や20年をかけることができる。これが副業のアドバンテージ。僕のいうところの「プロに勝っている部分」になる。
「100万人に1人」に到達して独立するまで、多くの方が本業を持つ「兼業」スタイルで努力し続けることと思います。

その過程では「やっぱりプロには勝てない」という意識を持って不安になることもあるでしょう。
僕もときどき「このままブログを書き続けても、プロブロガーになんてなれるのか?どうあがいてもプロには勝てないんじゃないか」という不安が頭をよぎります。

ですが、ものは考えようで、本職を持っているからこその強みもあるわけです。

ひとつ立ち位置というか、安定して食べていける”ライスワーク”を持つことで、じっくり”ライフワーク”に取り組むことができると考えれば、”ライスワーク”にたいする考え方もちょっと変わってきますよね。

ということで、「好きなことでしか生きていけない」時代をめざして、戦っている皆さんに追い風となる一冊。
僕も大いに勇気づけられました。

是非一読を、激オススメ!

目次

はじめに
1章 向かい風はボーナスチャンス!
2章 お金の話をしよう
3章 革命の起こし方
4章 未来の話をしよう
おわりに

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