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【紹介】『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』は理解力を養う目からウロコのメソッドでした

おはようございます、一龍(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』 という本。
国語力と「お絵かき」が何の関係があるのかと思われるかもしれませんが、実は密接な関係が合ったんですね。

国語が苦手なお子様にぜひ取り組んでみて欲しいワークです。
もちろん大人もです。

 

『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』:ポイント

★「お絵かき」トレーニングの目標

国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニングについて説明していきましょう。

まず最初に「お絵かき」トレーニングの目標を紹介しておきます。
以下の5つの目標からこのトレーニングの目標だけでなくコツも理解できると思います。

目標1:何かを耳にし、目にしたときに、それを頭のなかで想像する習慣をつける

 

 「お絵かき」トレーニングは、「理解」を確実なものにするための練習です。この練習では、「絵を文に」「文を絵に」と媒体変換する習慣をつけていくことが一つの大きな目標です。
 媒体を変換してみることで、自分がわかっていないことに気づくことができます。男の生活でも、見聞きしたことを頭の中で媒体変換するように促してあげてください。

目標2:「わかる・わからない」をはっきり表明できるようになる

 

 媒体変換する習慣がついていくと、当然のように変換できないものがたくさん出てきます。大切なのは、この「わかる・わからない」を、しっかり表明できることです。

目標3:説明の方法を学ぶ

 

「お絵かき」トレーニングでは、少しずつ絵が複雑になり、文も長くなっていきます。ポイントのなかに、どのように説明するのがよいかが書かれていますので、少しでも説明の方法を「型」として身につけられるように導いてあげてください。

目標4:一番大切なところを考える習慣をつける

 

「絵の中の中心はどこだろう?」「この絵の主人公は誰だろう?」「文の中の中心はどこの部分だろう?」ということをつねに気にする習慣をつけていきましょう。<中略>
 これを気にする習慣を持つだけでも、今後いろいろな文を読む際にも非常に役に立ちます。

目標5:「正解は1つではない」ということを知る

 

 これが最も重要なことです。「お絵かき」トレーニングの問題は、ただ1つの正答があるわけではありません。それぞれ解答はつけていますが、あくまでそれは「例」です。絶対的な正答がないことを知るのもよい学びになります。

★「お絵かき」トレーニングの方法

「お絵かき」トレーニングには、

・絵を見て、その内容を文章で書く(絵から文)
・文章を読んで、その内容を絵で描く(文から絵)

の二種類があります。

1「絵から文」

 1つの問題は、見開き2ページで構成されています。
 最初のページに問題があります。この絵を見て、その内容を文章で書くという趣旨です。その隣のページにあるポイントを参考にしながら、より伝わりやすい適切な文章を考えていきます。

2「文から絵」

 「文から絵」の問題でも、「絵から文」と同じように、「ポイント」に注目して絵にしていきます。
 問題文に書かれていない部分などは、文章に書かれていないことを確認したうえで自由に描きましょう。

★「お絵かき」トレーニング実際の問題:絵から文

「お絵かき」トレーニングの実際の問題を幾つか紹介しておきましょう。

まずは絵から文のパターン。

これは最初の問題で、一番簡単なレベルです。

ポイントとして

1絵の中にあるものは何?
2その背景にあるものは何?

これを参考に解答します。

解答例は

大空にさんさんとかがやく太陽があります。

このレベルだと簡単ですね。

しかし、問題は徐々に難しくなります。

ハイレベルな問題も紹介しておきます。
Q18は少年たちがサッカーをしている絵ですが、これを文章で伝えるのはかなり難しいですよね。

ポイントとして

動きのある六人の少年の関係を、どのように説明するか?

とあります。

解答例は

グラウンドで、6人の男の子たちがサッカーをしています。一つのチームは、黄色いタンクトップのユニホームをつけていて、手前からおくにせめています。もう一つのチームは、おくにあるゴールを守っています。
せめての一人が、てき二人をぬいて、ゴールそばにいるなかまにパスをしたところで、パスを受けた仲間は、シュートをしようとしています。キーパーは、シュートをしようとしているせんしゅと向きあっています。

★「お絵かき」トレーニング実際の問題:文から絵

次に「お絵かき」トレーニングの文から絵のパターン。

問題の文章は、

青い空に太陽と雲がうかんでいます。
太陽は右上にあり、よこに長い雲が左下にあります。

というもの。

これは一番簡単なレベルの問題ですが、白紙の状態から絵を書くのが難しいようなら次のように

ご覧のような”塗り絵”のパターンもあります。

解答例はこちら。

感想

まず本書のタイトルを見た時、「国語とお絵かきになんの関連があるのか?」と思いましたが、読んでみて納得。

この「お絵かき」トレーニングはまさに「理解力」「読解力」のトレーニングそのものだということに気が付きました。

「絵を文で説明する」「文を見て絵を描く」2種類のトレーニングは、「わかった」「わからない」をはっきりさせる習慣をつけることができるワークと本書では書かれています。

例として紹介したワークをやってみるとわかりますが、「絵を文で説明する」ことは「何がポイントか?」を見つけ出し、それを適切な言葉で伝える語彙力も必要となる作業です。

これもかなり難しいのですが、大人の場合は報告書などの経験から意外と書くことができます。

しかし、逆に「文を見て絵を描く」の方は、数段難しく感じました。

これは文書が伝えることを映像化するわけで、かなり抽象的な作業です。
この作業で気がついたのですが、そもそも国語の問題を解くのに必要な理解力とは、文章を映像化する能力と密接に関係していように感じました。

小説などを読んでいるとき、その文章が映像化されたものを頭のなかで見ていますよね。
ですが、疲れているときやあまり面白くない小説だと、文字だけを目が追っていて映像化していないときがありますよね。

これがおそらく文章を理解できていない状態なのではないかと思います。

専門書や学術書などの場合は、読んだ内容を頭のなかで整理・分類しながら読んでいると思いますが、そのときも映像化する力が手助けをしていると思います。

このように考えてみると、この「お絵かき」トレーニングはこくご力アップのためにとても理にかなったトレーニング方法だとわかります。

ちなみに本書には

こんな観点から考えると、漫画、テレビ、動画にばかり触れることはおすすめできません。自分の頭で媒体変換する必要がなくなってしまうからです。ぜひ、本やラジオなど、子供たちが媒体変換できる素材に触れる機会も多く持たせてあげてください。

とあるように、子どもたちの理解力を育てるためにも、やはり読書は有効だとあらためて感じました。

また、本書には「お絵かき」トレーニングのバリエーションとして「絵日記」をすすめています。

小学生の時、夏休みの宿題の絵日記が大嫌いでしたが、自分の伝えたいことを絵に描いて、さらに文章でも伝える「絵日記」はとても理にかなったものだったんですね。

さて、最後に蛇足ながら、
大人もこのトレーニングやってみる価値があるかもと思ったんですよね。
ほら、よくいるじゃないですか、プレゼンテーションのスライドを作り込みすぎる人。
あれこれ入れすぎて結局何が言いたいのかよくわからない。
こういう人は一度このワークをやってみるといいかもしれませんね。

本書はDiscover21社様からご恵贈いただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに 国語ができるようになるには、「理解力」を鍛えるのが一番です
準備編 「お絵かき」トレーニングをはじめる前に
実践編 「お絵かき」トレーニング
理解編 「理解力」についてもっとくわしいことを知りたい方へ

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