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「ラ・ラ・ランド」【映画レビュー】夢追い人へのほろ苦い大人の賛歌

「ラ・ラ・ランド」【映画レビュー】夢追い人へのほろ苦い大人の賛歌

2017年、映画館で観た2本目は「ラ・ラ・ランド」。

実際に観たのは3月20日で、もうずいぶん時間が経っているのですが、これまでレビューを書きたいのに書けずじまいだったので、ゴールデンウィーク中の今書いておきます。

そろそろネタバレしても大丈夫でしょうし。

ラ・ラ・ランド のオフィシャルサイトはこちら 
 

 

 

ラ・ラ・ランド(吹替版)

 

 

 

 

 

「ラ・ラ・ランド」、「夢追い人に乾杯を」これは夢追い人へのほろ苦い大人の賛歌

 

ミュージカル苦手な人でもこの作品は大丈夫

この作品に関してまずお伝えしたいのは、「ミュージカル苦手な人でもこの作品は大丈夫」ということ。

実は僕はミュージカルがものすごく苦手。
どうもストーリーの中で突然歌ったり、踊ったりという不自然さが観ていてこっ恥ずかしくて受け入れられないのです。
それに、普通に喋ればすぐ終わる台詞をわざわざ時間かけて歌うのが我慢ならない。
で、僕のミュージカル嫌いを決定づけたのが「レ・ミゼラブル」でした。
名作なんですけど、時間の長い映画だし、後半はもう拷問かと思ったぐらい。

なので本作もアカデミー賞で受賞も間違いも含めてなにかと話題になっていたものの、ミュージカルと言うだけで正直スルーしようと思っていました。

なのに劇場に見に行ったのはうちの女帝(妻)が観たいと言ったから。
実はうちの女帝はちょっと閉所恐怖症的なところがあって、真っ暗な映画館が苦手なため、えいがかんでえいがをみる事がほとんどありません。
その女帝がめずらしく「観たい!」と言ったので、「じゃぁ行きますか?」といった感じで映画館へ足を運ぶことになりまし。

で、結論から言うと、この作品に関してはミュージカルが苦手な人でも大丈夫。
というか、とても楽しめます。

確かに不自然な点や観ていて恥ずかしくなってくるシーンはあるんですよ。

高速遠路上で踊るシーンからスタートしますが、このシーン自体そもそも現実にはあり得ないし、ましてや「なんで自転車がいるの?」とか「車に傷がつくやん」とかツッコミどころ満載。

突っ込みどころと言えば、セバスチャンとミアがタップダンスするシーンも、このシーンの前に歌いながらミアがハイヒールからタップシューズに履き替えている。

それもカバンからシューズを出して。

「おいおいあなたはいつもカバンにタップシューズいれて持ち歩いてるのか?」とツッコミ入れたくて仕方がない。

まぁ、こんな不自然な点は多々ありましたが、総じて「ミュージカル苦手な人でも大丈夫」と言えるのです。

それは何故かと言うと、まずひとつがミュージカルと言いつつ歌うシーンが少い。
すごく少い。
拍子抜けするぐらい少い。
だからストーリー展開に集中できます。

そしてもう一つは、セバスチャンとミアの歌声が、ささやく様な普通の会話ぐらいの声なのですよ。
「レ・ミゼラブル」のようにオペラばりに声張り上げて歌い上げるのではない。

2時間ほどのストーリーのなかで、歌がちょっとしたスパイスというか、アクセントになっている感じ。
ほとんどがちゃんとしたお芝居なので、ふつうの映画を見る感覚で楽しめるんですね。

ジョン・レジェンドの歌に鳥肌が立つ

主演のお二人、セバスチャン役のライアン・ゴズリングとミア役のエマ・ストーンですが、映画を観ながら「やっぱりハリウッドスターってスゴイなぁ、まぁまぁ歌えるし踊れるし、すごく練習したんだろうけどプロだよなぁ」なんて感心しておりました。

しかしこの主演のお二人の歌の評価を、いい意味でぶち壊しにする人が登場します。

それがジョン・レジェンド。

プロの歌手だから当たり前ではありますが、もう圧倒的な歌唱力。
セバスチャンとミアのささやく様な歌は吹き飛んでしまい、彼が歌いだした途端僕の背中は鳥肌が立ちました。

 

これがはたして良かったのかどうか。
結構重要なキャラではあるのですが、彼が歌った瞬間主演の二人の歌が霞んでしまうほどの歌唱力は必要だったのだろうか?

ジョン・レジェンドの歌はもちろん素晴らしいのですが、映画の世界観構築のピースとしては突出しすぎた実力者だったように思います。

ハッピーエンドにならなかったことを評価

さて最後に、ストーリーについて。
本作品に対してはそのストーリーに対して賛否両論あります。
それはハッピーエンドにならなかったから。

これに関しては僕はハッピーエンドにならなかったことを好評価したいと思っています。
というのも、ハッピーエンドにしてしまうと、完全に甘ったるいラブストーリーになってしまうと思うんですよ。

でね、なぜそれがいけないかというと、この映画ってラブストーリーであると同時に夢追い人のサクセスストーリーでもあるんですよね。

そして自分の夢、セバスチャンは自分の店を持って伝統的なジャズを演奏する、ミアは女優として成功するという夢を最終的に二人共手に入れるんですが、その成功の過程で大切なものも失っている。
つまり愛する人を。

これがストーリーを引き締めているし、ただのラブストーリーではなく、夢追い人同士のほろ苦い大人のラブストーリーに昇華させているのです。

さすがアメリカンドリームの国だなぁと感じました。
欲しいものを手に入れようとすると失うものもあるんだよと、それでも夢に向かって進んでいくのさと。

ちょうど、ミアが最後に歌う川に飛び込む叔母さんのように。

ただのラブストーリーではなく、本作品は夢追い人へのほろ苦い大人のラブストーリーにして賛歌でもある。
ということで好感の持てる映画でした。

 

ラ・ラ・ランド(字幕版)

 

 

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