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「レオナルド×ミケランジェロ展」、時代を変えた両巨匠が大切にしたものは基礎基本だった



先週の東京・仙台方面出張中のネタ第一弾です。


東京に着いてすぐ、三菱一号館美術館で開催中の「レオナルド×ミケランジェロ展」に行ってきました。

(左「少女の頭部」レオナルド、右「レダと白鳥」ミケランジェロ)

この展示では素描(デッサンとかアイデアのスケッチといったもの)や手紙が展示のメインでした。
二人とも素描を数多く残した作家ですが、特にレオナルド=ダヴィンチはとんでもない数の素描を残していることでも有名。
一種のメモマニアです。

 
それに鏡文字や一つのページを色々な方向から書いたりと、かなりユニークなノート術でも有名ですね。
僕もノートや手帳好きの一人ですが、同じくノートや手帳好きの方は天才たちからいい刺激を受けると思います。

認め合い、競い合う二人の天才

さて、ダヴィンチとミケランジェロは、年の差はあるとはいえ、同時代に同じ地域に生きた天才。

これだけの圧倒的な天才が出会うこと自体が奇跡です。

が、天才二人がどう時代に同じ地域に活動すれば、それは自然とライバル視してしまうでしょう。

この展示では「絵画と彫刻のどちらが優越しているか」という論争に対しての二人の言葉も紹介されています。

この二人の関係性や考え方が非常に面白い内容でした。

ダヴィンチは年長ということもあるし、絵画中心の作家ということもあるのでしょう、「彫刻なんて見たまんまを形にするだけじゃねえか、見たものを平面の絵にする方が技術的にも芸術的にも優越している」って感じのことを言ってます。

それに対してミケランジェロは大先輩への気遣いもあったのでしょう、「絵画と彫刻とどっちが上かだなんて論争は意味がないからやめようよ」という意味の言葉を残しています。
熱いダヴィンチに対してクールなミケランジェロという対比を浮かび上がらせるなかなか面白い展示でした。
でもダヴィンチもただただ彫刻をこき下ろしているわけでもないのですね。
ミケランじゃエロという稀有の天才の力を認めた上での発言だということが、彼の言葉の端々から伝わってくるのです。
このあたりのやりとりはぜひ展覧会場で直にご覧ください。

天才も基本を大切にするのだ、いやだからこそ天才なのか

ところで、他にも心に残った言葉がありました。

それはダヴィンチの言葉の

画家は、まず優れた師匠の手になる素描を模写することに習熟しなければならない。

というもの。

そしてもう一つ、ミケランジェロが弟子に対して発した言葉。

アントニオ、素描しなさい。素描しなさい。アントニオ。素描しなさい。時間を無駄にしないで。
芸術でもスポーツでも基礎基本がすごく大切ですよね。
野球でいえば素振りとか、格闘技でいえば突きと蹴りとか、芸術でそれにあたるのが「素描」なのです。
両巨匠にとっても基礎基本の大切さはやはり同じなんだと。
ピラミッドと同じで、高く積み上げようと思えばそれだけ基礎をしっかり広く築かないといけないということです。
ダヴィンチですらそうなんですから、凡人の僕は推して知るべし。
勉強になりました。

三菱一号館自体が見る価値のある作品

三菱一号館美術館公式サイトはこちら

さて最後に、今回三菱一号館美術館に初めて行ってみたのですが、この建物自体が見る価値あります。

また、中庭がとてもいい雰囲気。
都会のど真ん中なのに、ここだけ別世界です。
ランチしているOLさんとか、スケッチをしている方とかいて、なんとも良いですね。

次回訪れる時は、テラスでゆっくりカフェしたいです。

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