猛暑がウソのように涼しくなり、急に秋めいてきました。
本好きにとって秋と言えばもちろん
読書の秋!
ということで、今回は先日ご紹介した
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世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド (2010/09/15) 山田 玲子 |
で紹介されている書評ブロガー勉子さんの読書術をテキストに効果的な読書術を考えてみようかと思います。
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本書は“ビジネス書ガイド”ですから、当然メインは50冊のビジネス書の紹介部分なのですが、
ワタクシの目を一番惹いたのは実はP12からの「女子勉流」付箋読書術でした。
というのも勉子さんは「投資の時間」ゼロの女だったのが、一念発起してビジネス書を読み始め、書評ブログを始めてわずか2年ほどでαブロガーの仲間入りをし、出版まで果たしてしまった方。
その人生の劇的変化をもたらした読書術に興味がわかないわけがありません。
それでは「女子勉流」読書術を紹介しつつ、読書術に関するワタクシのコメントも書いてみようかと思います。
【「女子勉流」付箋読書術】
[本の読み方]
①スキマ時間の利用
通勤時間などのスキマ時間を利用。本と合わせてペンや付箋などの小物もセットで携帯。
いつも本を携行することからはじめましょう。
ワタクシは単行本が3冊ぐらい入る小さなトートバックに、付箋も入れて持ち歩いています。
で、ポイントは読書セットトートバックを家の中でも持ち歩くこと。
リビングでも書斎でも。
そうすることで、どこにいてもちょっとしたスキマ時間に自然と本へ手が伸びます。
お試しあれ。
②なるべく時間をかけないで読む
長く時間をかけて読むと途中で本の内容を忘れてしまい、思い出すためにページを戻ったりするので効率が悪い。
三日で一冊読み切るぐらいのペースで。
1冊の本を読み切る時間は短ければ短いほどいいと思います。
勉子さんは「3日で…」とおっしゃってますが、ワタクシの経験上できれば1冊の本をその日のうちに読み切るのがいいのではと思います。
そうすると、記憶が新しいので“ページを戻って読む”という行為はほとんどなくなります。
③読書を気持ちよいものと組み合わせる
読書×素敵カフェ、読書×アロマなどというふうに、自分が気持ち良くなるものと読書を組み合わせて習慣化する。
これに関しては、ワタクシは本を読むのに“ご褒美”が必要ないのでコメントできません。
読書習慣がない人の動機づけとしてはいいのかな?
④素直に読む
「ここが間違っている」と難癖つけるよりも、本の中からいいところを一つでも見つけて、それを自分のものにしたほうが、読書時間も本のお金も効果的で無駄になりません。
これ、重要ポイントだと思います。
研究者が学術書を読むのではないのですから、疑いの気持ちを持たず、素直な気持ちで読むことで、より良い学びや気づきにつながると思います。
例えば自己啓発書を、「強く想えば願いはかなう?そんなわけねーだろ」なんて言いながら読んだら、時間と本代のダブル損ですよね。
「なんか信じられないけど、とりあえずやってみるか、別に損はしないし効果がないなら止めればいいや」というぐらいの心構えで読んで実行してみてはいかがでしょう。
⑤付箋でレベル分けをしながら読む
レベル1 重要なところに蛍光ペンでラインを引く
レベル2 もっと重要なところは、縦の位置に付箋を付ける
レベル3 もっともっと重要で、この本のキモといえる言葉や、自分の仕事や実生活に生かせそうなところ、行動したいと思ったところには横に付箋をつける。横付箋から行動に移すものを「TO DOリスト」に書く。
このマーキングといったらいいのかな?いわゆる狭義での“読書術”の部分ですが、ここは人それぞれの部分。
三色ボールペンの人、赤ペンの人、ドッグイヤーのひと、付箋の人・・・。
好きな方法でしるしを入れればいい。
重要なのは後で大事な部分をすぐに探せることです。
ちなみにワタクシは付箋のみ。
理由は ①本を汚したくない ②線を引くのは意外と時間がかかる ③あとで“自炊”するかもしれない からです。
⑥復習する
本の内容を忘れないように、夜寝る前にラインや付箋をつけたところを重点的に見直す
これも重要ポイント。
本の内容を記憶に定着させるために時々読み返しましょう。
実際の本でなくても、本田直之さんはポイントを抽出した“レバレッジメモ”を読み返してるそうですし、ブログが読書メモの人はブログを読み返すのもいいでしょう。
時々これをしないと結局本の内容は忘却のかなた、その本を読んだことがあるという記憶だけしか残らないことになるかもしれません。
⑦アウトプットする
ブログに書評を書いて、読書記録を残す。内容を忘れることへの対策にもなるし、読者からの反応でさらに読書が楽しくなる。
ブログ以外では、読書会で本を紹介することもアウトプットだし、そんなあらたまった場所でなくても本好きの友達と最近読んだ本の話をする事でもアウトプットの役割を果たすと思います。
要は“人に伝える”というアクションをすることが意味があるのかと。
ワタクシのオススメはやはりブログ。
田舎でいても、時間と空間の制約を超えて著者さんや出版社さんとご縁ができるといううれしい副産物も生まれるからです。
と、あまり勧めて書評ブロガーさんが増えたらますますレッドオーシャンになってしまいますが・・・。
⑧絵で残す
ちょっとしたイラストでもいいので絵にしておくと、あとからどんな本の内容だったか記憶を引き出すきっかけになる。
これは敷居が高いと思います。
ワタクシも絵心ないですからねぇ。
オススメなのはマインドマップの様なちょっとしたイラストも織り交ぜたメモかな。
もちろんマインドマップも本気で描き始めると芸術作品のようになりますが、そこまで書き込まなくてもいい。
要するに記憶のフックになればいいだけなので、“落書き”で十分かも。
さて、ここまで勉子さんの読書術を見てきましたが、キモはここからです。
それは次の2つ。
[読んだあとの行動へのつなげ方]
①たとえ読み終わる前でも行動を!
②「TO DOリスト」を実行する
この実行することがともなってはじめて読書が意味を持ちます。
どんなに本を多読しても、行動につながらない読書は時間と本代の浪費でしかありません。
1冊本を読んだら、その中から1つだけでいいので実行してみてください。
ポイントは“1つだけ”という点。
あれもこれもと欲張ると、何も実行しなかったという結果になりやすい。
例えば勝間さんのベストセラー
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効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 (2007/12/14) 勝間 和代 |
この本を読んでワタクシがすぐに行動に移したのは自転車通勤でした(笑)。
たったこれだけ(後にフォトリーディングの講習も受けました)ですが、体重も落ちたし運動不足解消にもなりました。
この本は真似したくなるネタの宝庫の様な本。
でももし「あれもしたいな、これもしたいな」と迷った挙句、結局何も実行できていなかったとしたら、とりあえず自転車に乗り出した自分とは雲泥の差ですよね。
思い立ったら吉日。
即行動が、たかだか1000~2000円前後の本の価値を、何倍にもして自分にリターンをもたらしてくれる。
読書の秋。
ぜひ読書習慣を身につけて、勉子さんのように劇的変化を成し遂げましょう!
ワタクシも頑張らねば!
【お知らせ】
いよいよ明日 『女子勉本』出版記念セミナーin大阪 が開催されます。
内容
ビジネス書の力で女性を元気にする!!
4コマ書評でおなじみの
有名「女子」書評ブロガーの女子勉さんが
9/15にディスカバー21さんから
「世界一わかりやすいビジネス書ガイド」と
いう本を出版されます。そこで
大阪にて
新刊出版記念セミナーを開催します。内容は新刊の内容+人気ブログの
つくり方となっています!!参加者3名のブログを
実際に会場で女子勉さんに
診断していただきます!!
詳しくはこちらへ
まだ残席があります。
勉子さんの書籍。
書評であったり、特徴でもある可愛い4コマであったり。
そこばかりに目を奪われていました。
でも大切なのは、どうやって勉子さんが書籍を出版できるまでに至ったか。
そしてその秘訣は勉子さんの読書術にある。
一龍さんの焦点。
さすがだと思いました。
1冊の中から1つ(でも確実に)行動に移す。
ありがとうございます!!
中村様
大阪ではお世話になりました。
楽しかったですね。
勉子さんから学んだこと、一つずつ実行して成果につなげましょうね。
お互い頑張りましょう!