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「何から始める?」教養特集を読んで教養人を目指そう【アソシエ】「日経ビジネス アソシエ 2014年10月号」

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おはようございます、一龍です。

今日は久々に日経ビジネスアソシエのご紹介。

メイン特集が「教養入門」とあっては、リベラルアーツブログを標榜している当ブログにとって、見過ごすわけにはいきません。

 

はじめに

 

もうすぐ次の号が出る時期が来ているのですが、先述したように当ブログとしてはこの特集をスルーするわけにはまいりません。

目指すは教養あふれる大人のためのリベラルアーツブログですからね。

ということで、アソシエ10月号の「教養」特集について印象に残ったところを書き残しておきます。

特集:教養入門のポイント

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世界史で決断力を養う 出口治明氏

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ご存知、ライフネット生命保険の出口会長です。

出口会長は、こういう著書も出されるぐらい

もう歴史学者と言ってもいいほど歴史にお詳しい方。

そんな出口会長は世界史を学ぶことで次の3つの力が養われるとおっしゃっています。

◆世界史で磨かれる3つのビジネス力

・決断力
 リーダーの重要性な役割は決断すること。歴史上の人物が下した決断と結果を学べば、自分が決断するときの参考材料になる。

・胆力
 人類の歴史は失敗の連続。世界史を学んでその事実を知っていれば、失敗や苦難でへこたれることはない。

・コミュニケーション力
 海外のビジネスパーソンとの距離を縮めるには相手国の歴史の知識を披露するのが効果的。相手は喜び、親近感を持つ。

この記事の中でも述べられていますが、人類の歴史って”失敗”の宝庫なんですよね。

歴史を学ぶと必ず自分の抱えている問題を解決するヒントが得られると思うんです。
それと同時に、「失敗したって大丈夫、命まではとられはしない」というある意味開き直りも。

で、歴史を学ぶ有用性は理解できたとして、範囲が広いので何から手をつけたらいいかわからないという方も多いでしょう。

そんな方へ出口会長は

手軽ですぐに始められる読書がお勧めです。興味のある分野から手をつけて構いません。

興味のある分野を掘り下げて学んでいくと同時に、それが「宗教」なら例えば「国の政治にどんな影響を与えたか」と、歴史全体を俯瞰できるよう、学ぶ対象を少しずつ広げる意識を持ってください。

と、おっしゃっています。

一つのことを突き詰めていって、そこから「一点突破、全面展開」すればいいと。

まずは気軽に好きな人物でも、国でも、時代でも、芸術でも、テーマを決めて始めてみてはいかがでしょう。

教養とは「生きる力」 古典を通して身につけられる  養老孟司氏

もうお一方、養老孟司先生。

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養老先生は教養を身につけるために古典を勧めています。

養老先生が勧める古典の読み方が次の3つ

◆古典の読み方3つの原則

1.訳や解説が不親切なものを選ぶ
 訳がこなれていないもの、解説が不親切なものは1行読むのにも、いちいち考えさせられる。この繰り返しが、考えることを苦にしない心を作ってくれる。

2.必ず自分で解釈をつける
 そもそも古典を読む目的は知識をつけるためではなく、自分で解釈すること。古典は大抵、内容が抽象的だ。著者の言いたいことは自分で考えねばならない。

3.一定の時間を置いて読み返す
 人の考え方は日々、変わっていく。年月を置いて同じ作品を読み返すことで、内容の解釈が変わったことに気づく。それが自分の成長を確かめることでもあるのだ。

古典は難しいから理解するには必ず頭を使って自分で考える。

そこに意味があるのだと。

まぁ、確かにそうなのでしょうけど、それってかなりマッチョな考え方。

私はいきなりそのレベルはきついので、現代語訳版を使うなり、解説書や入門書から入ってもいいと思います。

結局わからなければおもしろくないし、おもしろくなければ続きませんから。
徐々にステップアップしていけばいいんじゃないかな。

”悩みに厳しい”アドラーのアドバイス

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Part2では「30代から学ぶビジネス古典」として、ドラッカーやコトラーなどが紹介されています。

その中で、この本のヒットで

最近注目なのが心理学分野のアドラー。

私は興味津々なのにまだ読んでいないのですが、ここで掲載されているアドラーの悩みに対するアドバイスがかなりのドSぶりが発揮されていて心地いい(笑)。

たとえば失敗がトラウマになっている人には

「できない」ではなく、「しない」を選んでいるのでは?
同じ失敗をした人が皆、あなたのようになりますか?

どれだけ働いても評価されないという人には

会社や上司に認めてもらうために仕事をしているのですか?
「誰かの期待を満たすた」という依存した生き方をしたいのですか?

とバッサリ。

いやぁ、これおもしろいわ。

もはや教養という枠を越えて自己啓発ですね。

日本人としての教養

Part4では日本人としての教養として、禅や日本酒が紹介されています。

雑学に近い教養で、いわゆる「大人の教養」ってやつですね。
何か一つ詳しい分野を持っていると、酒の席とか何かのときに話題として使えますし、ぜひ一つ自分の得意分野を持ちたいものです。

ここで紹介されている中では、私はやはり世界遺産がオススメかと。

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私自身が昨年12月の試験で世界遺産検定2級を取得していて、現在は1級に向けて勉強中ということもありますが、世界遺産を学ぶようになってから逆に日本のよさがわかるようになったんです。

日本の文化遺産は、エジプトのピラミッドのような強大な建造物に象徴される派手さはないものの、縄文文化を「森と岩清水の文化」と評するように、自然と密接に結びついた世界的にも珍しいタイプの遺産なのです。

また、木造建築の技術水準の高さも世界トップレベル。

本当に世界に誇れる文化なのだと知ることができました。

もちろん、外国の文化についても勉強するので、グローバル展開している企業の方には勉強しておくと現地で話のネタとなるのは確実。

そのうえ、自国の素晴らしさも伝えることができるなんてお得な教養ですよね。
ぜひ多くの方に知ってほしいです。

付録 教養が身につく必読本

さて、今号には付録がございます。

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教養を身につけるためのお勧め本カタログですね。

前半は「名経営者、識者ら各界のカリスマが薦める珠玉の76冊」、後半は「ビジネスで押えておきたい分野の必読本25冊」、計101冊が紹介されています。

例えば前出の出口さんのページを見ると

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先述のご自身の著書の他、次の4冊を推薦。

私も相当歴史好きですが、ここにあげられた本全部未読です。

いい本を知ることができてツイてる!

こういう本との出会いがあるから「本のカタログ」的な付録ってありがたいんですよね。

それにしても読んでない本が多すぎてかなり焦りますが、決して全部を読む必要はなく、自分の興味関心を持ったところを重点的に読んでいけばいい。

肝心なのは楽しむことです。

秋の夜長にまずは1冊読んでみましょう。

あ、そのまえにアソシエを読んでくださいね。

 

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