こんばんは、なんか普通のデートが無性にしたい一龍(@ichiryuu)です。
さて今夜はBRUTUSの男女本特集をご紹介。
とにかくモテ本も含めて男女に関する本がてんこ盛りでございます。
充実の特集、きっとあなたの恋の悩みを解決してくれる本がありますよ。
【特集項目】
特集 男を知る本、女を知る本
・なぜ男は◯◯◯なのか?なぜ女は◯◯◯なのか? 男女の謎は、この本が解き明かしてくれます。
・南ちゃんが男たちの”永遠のヒロイン”である理由。 男の理想vs女の妄想!?男女の溝はマンガで知る。
・男はこんな本を読んで女を研究している、女はこんな本を読んで男を研究している。 男と女のモテ本研究。
・個性派本屋がつくった「男棚」「女棚」。
・本当の男と女はフィクションの中にいる。
・男を知る言葉、女を知る言葉。
【ポイント&感想など】
もう次の号が発売されているのですが、「BRUTUS 」 2013年 1/15号の男女本特集がかなり秀逸だったので、在庫があるうちに自分のためのメモも兼ねてご紹介しておきます。
■なぜ男は◯◯◯なのか?なぜ女は◯◯◯なのか?
37の男女のクエッションに対して、最適な本をチョイスして解答してくれます。
このコーナー、質問の設定も面白いですが、選書もなかなか興味深いです。
例えば、「なぜ女は正論を言われるとキレるのか?」という質問に対しては、モテ本の定番中の定番の
参考記事
で、解答されているかと思いきや、結構堅そうな本や、この作家さんに答えを求めますか!?といった本も登場。
「なぜ男は愛情よりも友情をとるのか?」という質問には、この本で解答。
先日なくなられた吉本隆明先生ですが、こういった本も書かれていたんですね。
また、「なぜ男は浮気をするのか?」という質問には
この本、いろいろなビジネス書を読んでいると参考文献としてタイトルはなんども聞いたことがありますが、本来はガチの科学本。
まぁ、浮気をDNAのせいにしてしまうことと、それが許されるかどうかは別問題ですが、”雄の習性”を知っておいて損はないと思います。
それにしても男女間の問題って、いわゆるモテ本だけじゃなく、いろいろな本から学べるものなんですね。
■男と女のモテ本研究。
本特集でワタクシの目を引いたのはこのコーナーでした。
4ページで80冊のモテ本が紹介されています。
まさしく”モテ本データベース”
しかも細かくテーマ別に数冊ずつ良本を推薦してくれているのもありがたい。
その中からいくつか気になる本をご紹介します。
★モテる技術
当ブログでも紹介したことのある2冊
参考記事
参考記事
が登場する他、気になったのはこの本。
「モテない男のナンパ塾」も開講する著者が恋人や結婚相手を見つけるためのモテ技術を560ページにわたり解説
男性向けのモテ本といえば、ナンパ本が多いのですが、この本は未読ですが内容紹介を見てみると、結婚という最終ゴールを目指す人のための本ということで好感が持てます。
かなり厚い本ですが、Kindle版もありますよ!
★口説きテク
メディアを巻き込んだダブル不倫騒動で話題の著者が、女性の口説き方からジャーナリストとしての交渉術までを明かす
ワタクシこのダブル不倫騒動の始まりのころ、著者を知らなかったので年齢だけ聞いて、「なんでそんなオッサーンがモテるんだ?」と思ったものの、テレビに登場されている著者を拝見したときには「あっ、これは女性がコロッといくのわかるわ」と思ってしまいました。
知的で大人の色気のある方だなと。
ワタクシにはさっぱりございませんが・・・。
★S◯X
セ◯クスのテクニックとしての「ほぐし」を紹介。親指一本でできる女性の体と心の開き方。
数万人の女性への聞き取りを基にした、女性目線の理想のセ◯クスを伝授。
上記の2冊は昨年複数の書評ブログで見かけた本。
セ◯クスそのものよりコミュニケーション手段を学ぶのが良さそうな感じです。
★アラフォー男
当ブログで紹介したことがあるのは
参考記事
だけですが、この他にはこの2冊。
40歳過ぎても恋のチャンスはある。モテる「おじさん」は何が違うのか? そのセオリーを学ぶ。
「精力の衰え」に女医&整体師がアンチエイジング指南。40歳からのセ◯クス教本。
2冊とも未読ですが、ちょうどバブル崩壊の影響をもろに受けた40代前半の独身男性はワタクシの周りでもかなり多いです。
あきらめるのはまだ早い。
この本を読んで自信をつけてほしいですね。
★デート研究
東京で生活する大人の男性が女性を口説くための店を、季節感へのこだわりとともに紹介。
田舎在住のワタクシはスルーしてきた本ですが、この本も多数の書評ブロガーさんが紹介されていました。
”やれる”かどうかは別として、上京した際にはオシャレで雰囲気のいいお店に行ってみたいものです。
AVアイドルの著者が女の子の喜ぶデートプランを東京名所や街歩き、スポーティなどテーマ別に提案。写真もたっぷり。
こういう本を買ったりすると、たぶん水野愛也先生は「アホか!」とお怒りになると思いますが、デート計画を練らねばならない男にとっては、こういう本はありがたいですよね。
なんか表紙見てたらデートしたくなってきた・・・。
★婚活
「結婚はいつかなんとかなる」は勘違い。出会いのつくり方から、次につなげるまでの方法など婚活の基本を学ぶ。
短時間で好印象を与える会話術を指南。「選ばれる男」になるための会話力トレーニング本。
先ほど、ワタクシの周りにも40代独身男性が結構いると書きましたが、彼らに共通しているのは「いつかなんとかなる」と信じて自分から全然動かないという点。
白馬に乗った王子様を待つ乙女じゃあるまいし、もうオッサーンなんだからこういう本読んで研究しなさい!
いつかは本当にないぞ!
さて、ここまで男性向けの本を紹介してきましたが、このコーナー80冊のうち半分は女性のためのモテ本を紹介しております。
ワタクシは当然女性向けのモテ本は門外漢なのですが、その中から気になったものをちょっとだけピックアップしておきます。
★夫研究
異性を理解することは難しい。「夫を犬」だと思えば接し方も変えられる意識改革で家族を幸せに導く方法論。
「何だこのタイトル!?」率ナンバーワンでしょう。
犬かぁ・・・
まぁ、我が家のヒエラルキーではワタクシは、
妻>娘>息子>ラブラドールレトリバー>チワワ>ワタクシ
という犬以下の階級ですので、犬扱いされるとありがたい・・・・なわけないだろ!
★浮気防止
ケータイ、PCから浮気の証拠を押さえる恐るべき技術本。ハッキングの方法まで伝授する本格派。
女性のための彼の浮気を見つける方法指南書。
たしかに携帯やメールで浮気がバレたという話しはよく聞きます。
男性にとってはバレ防止のために読むのにお薦めな本ですね。
それにしても、本格的すぎて怖い。
さて、メインディッシュはここまでですが、他にも気になったコーナーが。
■個性派本屋がつくった「男棚」「女棚」。
選書も素晴らしいのですが、それよりも、本ってアートだなぁと。
こういうふうに本棚を見せればカッコいいんだなという参考になりました。
■男を知る言葉、女を知る言葉。
この特集中、コラムのように登場するコーナー。
著名人の男女に関する名言が、その著書より写真とともに登場しているのですが、そのなかでもこの見開きページがとてもいい!
ワタクシが大好きな岡本太郎氏とその事実上の奥様だった俊子さん。
永遠のやんちゃ坊主とそれを温かく支える賢女という、ワタクシにとっては理想のカップルですね。
紹介されているのはこちらの本。
また、岡本太郎記念館に行きたいなぁ。
ということで、紹介されているモテ本を中心にピックアップして本特集を紹介しましたが、なんせこの特集で紹介されている本の総数は212冊!
当然、当ブログで紹介できたのは本の一部だけです。
後半の 本当の男と女はフィクションの中にいる。 のコーナーでは、男と女にまつわる文芸書が66冊紹介されていますが、すべて割愛。
ここも読み応え充分なのですが、とても紹介しきれません。
ハウツー本や実用書より、小説の方がいいという方は、直接本書でお確かめください。
すでに次号が発売されていますが、今ならまだ在庫は充分あるようです。
さて、個人的面白かったのは、この特集が男女両方に向けたものだったこと。
女性向けのモテ本は読んだことがないのですが、例えば女性向けの「こんな男を選びなさい」というジャンルの本は、男性も読む価値アリかも。
ただし注意してほしいのは、その際に著者が男性か女性かというところ。
この特集でもこの2冊が紹介されていますが
どちらも男性著者。
「彼を知り、己を知らば・・・」の孫氏の兵法的に考えれば、やはり女性が薦めるいい男の本を読むべきかと。
知るべきは女性の理想の男性像でしょう。
最後にあえて苦言を。
多くのビジネス書が読んで終わりでは効果がないのと同じで、モテ本もやはり実践してなんぼのもん。
彼女、彼氏が欲しい人、婚活中の人、絶対に本を読むだけで終わらせたらダメですよ!
本書でビビッとくる本に出会ったら、しっかり読んで行動しましょう!
今年がいい年になりますように!
【管理人の独り言】
今回、この特集を記事にしながら気がついたことがあります。
それはモテ本のAmazonレビューが総じて辛いということ。
いつも書評を書くときは先入観を持たないようにAmazonレビューは読まないことにしているのですが、今回は未読本が多いため、リンクを貼りながら「この本はどんな評価かなぁ」と読んでみたわけですが、どの本もかなりケチョンケチョン状態。
モテ本著者って当然モテる人なわけだから、なんか反感買うのですかね。