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できる男教本!【書評】下元 朗(著)『30代からの男の磨き方』 総合法令出版

おはようございます、カッコいいアダルトな男を目指す一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は”できる男”とはどうあるべきかを学べる本をご紹介。

少々、文章が格好良すぎて酔ってしまいそうですが、できる男を目指すなら絶対参考になること間違いなし。
本書を読んで早速修行しましょう。

 

【目次】
はじめに
第1章 エグゼクティブの仕事に学ぶ、男の磨き方
第2章 エグゼクティブのお金の使い方から学ぶ、男の磨き方
第3章 エグゼクティブの考え方に学ぶ、男の磨き方
第4章 エグゼクティブの人付き合いに学ぶ、男の磨き方
第5章 エグゼクティブの恋愛・結婚観から学ぶ、男の磨き方
おわりに

【ポイント&レバレッジメモ】

★始業前の90分に勝負をかける男、始業時間すれすれに出社する男

 できる男は、始業時間からは「他人のための時間だ」と考えている。
 そのためじっくり取引先や上司・部下とコミュニケーションを取る。
 だからこそ、始業時間の90分は貴重な時間だと誰よりも敏感に感じ取っている。
 「みんなが出社するまでにどれだけできるかが勝負」と考え、「始業時間までに終わらせる」と、全神経を集中させる。
 だから自然と結果も出る。
 定時になって、ノルマに追われるライバルを後目に、涼しい顔で親しい人とディナーを楽しむことが可能になる。
 できる男は、こうやって人生の選択肢を増やしているのだ。

⇒ 勤務時間は相手のための時間だと考えよう。

★エグゼクティブはシュークリームを好む

 シュークリームといっても、食べ物のことではない。靴に塗るクリームのことだ。<中略>

 できる男は身なりにお金をかける。
 経営者の中には、「靴がチープな奴とは付き合いたくない」という男もいるほどだ。
 できる男に会うと、まず靴を見られると思って間違いない。<中略>

 一等地のショーウィンドウに並んでいる高い服を見て、「何であの服はあんなに高いの?俺には必要ないな」と思わないでほしい。
 それは、仕事に本気で向き合っていない証拠だ。
 稼ぎの違いが、着る服の違いなのではない。
 それにふさわしいマインドになれば、買えるのだ。

⇒ 仕事着にお金をかけよう。相手に与える印象が変わってくるはずだ。

★メンタルの強い男がしている「ある習慣」とは?

 メンタルの強い人がこっそりしている習慣がある。
 それは、「照れくさい」ことに挑戦していることだ。

 「こんなの恥ずかしくてできない」と足踏みしている間は、進化などできない。
 萎縮し、遠慮し、現状維持のスタイルに慣れていくのがオチだ。
 さらに、やらなかったことを正当化するようなら終わりだ。<中略>

 あなたには、限りない可能性が秘められている。
 誰も恥だと思っていないのに、陳腐な羞恥心で行動に制約を課していないか。
 その制約が、あなたの成長を阻害している。<中略>

 殻を破れ。
 これまでの自分のやり方を見直せる男は、新しい自分を発見できる。

⇒ 「照れくさい」と恥ずかしがる前に、自分の気持ちを伝えよう。

★失敗は、笑いのネタの宝庫

 あなたは人の失敗を笑っていないか。
 笑った分だけ、相手の成長を手助けしている。
 笑われた相手の「なにくそ!」というハングリー精神に火をつけてしまうのだ。
 だから、他人の失敗を笑った瞬間に負けなのだ。

 失敗を笑顔に変えられる男には、失敗から逃げず、笑い飛ばせる胆力がある。
 話しを聞いていておもしろい。
 世間は、あなたがうんちくを垂れるよりも、醜態をさらけ出した話しを聞きたいのだ。
 笑いたい奴には、笑わしておけ。
 笑われた数だけ男は磨かれていく。
 非難され、中傷され、どん底の度に笑い飛ばせる男なのかどうか、あなたは試されているのだ。

⇒ 失敗を笑いに変えれば、メンタル面が強くなる。成功に近づく。

★「去り際」で一目置かれる男になれ

 できる男は、去り際の一言で、優美なまでの知性や品性を与える。<中略>
 去り際には、それまで過ごした時間の答えが詰まっている。
 どんなに楽しい会話をしていても、去り際に、挨拶もせずに去っていく男には、次に会う時のことなど頭にない。

 30代になって「節目がなく、締まりがない男」は危険だ。
 物事の気区切りが曖昧で、終わりを意識しないから、ずるずると引っ張り、次に進みたくても自分からは切り出せない、冴えない男になる。<中略>

 できる男の「去り際」が美しいのは、人と人との出会いや別れといった、「節目」を大切にしながら、相手に贈る最後の言葉を慎重に選んでいるからだ。

⇒ 顧客は最後まであなたを見ている。去り際の一言まで意識しよう。

★成功する男は、妻も仕事も両方とことん愛する

 菅原道真の言葉に、「和魂漢才」というものがある。<中略>
 この言葉ももちろん大切だが、これからの若いビジネスマンには「妻魂漢才」を目指してほしいと思っている。
 つまり、徹底的に、そして一途に妻を守り抜き、ビジネスでも能力を発揮して圧倒的な成果を残せる男になってほしい。
 エグゼクティブは、結婚してさらに商売の才覚を広げ、勝つ妻を大切にする生き方を選ぶ。<中略>

 できる男は、家族と仕事の両方を大事だと考え、両者を裏切るようなことはしない。
 身近な女性の人生を良くできないのに、事業を良くすることはできない。

⇒ 妻も仕事もとことん愛する姿勢が、良い成果につながる。

【感想など】

まず本書を読んで一言、「かっこ良すぎるわ!」

本書に書かれていることが全部できている男性がはたしているのかは疑問ですが、でも憧れてしまいます。
こういう男になりたいなぁ。

本書でいう”エグゼクティブ”とはなにもお金持ちとか、会社役員とか経済力とか地位のことを言っているわけではありません。

「なぜ、あいつばかりうまくいくのか?」と男が嫉妬で気がくりそうになるくらい、ビジネス都市生活の両方で、圧倒的な幸福を手に入れた男のことを指す。

のだそうです。

”男が惚れる男”って感じでしょうか?
ワタクシの周りにはいないなぁ、それはきっとワタクシ自身が

働くことが楽しめない、うつろな表情で生気を失った男

の仲間入りをしているからなんだろうな、だって類は友を呼ぶっていうし。

いかんいかん、今からでも修行しよう。

ところで、本書には30代のうちにこういうふうにしなさいよ、というテーマで50個が紹介されています。

これらを全部読んで”いい男”の共通点として感じたキーワードがいくつかありました。

まずは「余裕」

仕事上のトラブルやクレームの対応、周囲への気配り、そして優雅な振る舞い。
これらすべて「余裕」があってこそできること。

できる男には必ず「余裕」を感じます。

ではこの「余裕」はどこからくるのか。

それは「自信」でしょう。
それも「経験」と「実力」に裏打ちされた「自信」。

これがなければ、「なにが起きても大丈夫」という「余裕」はにじみ出ないでしょう。

では若いうちに「経験」を積み、「実力」を養う方法は?

それはもう、自分で課題にぶつかっていくしかないのです。
仕事上でもプライベートでも、自分の目の前に現れる課題(問題)に逃げずに取り組むこと、それしかない。

結局、いい男というのは”逃げない男”なのですね。
うまくいっても失敗しても、”逃げない男”は何かしら得るものがある、でも逃げた男は問題を先延ばしにしただけで何も得ることはありません。

いや、むしろ周りの評価はマイナス。

まずは逃げないこと。

そしてもう一つが「ストイック」
あらゆる誘惑から自分をコントロールすることに長けている。実はここが一番難しいんじゃないかと思います。

「課題」なんてものは、ある意味降り掛かってくる受動的なもの。
とりあえず集中して取り組んでいるうちに、「自信」は養われていくでしょう。

でも、100%自分次第でコントロールできるものって、逆にコントロールしづらいものです。
自分をコントロールして、自分に克つことが一番難しい。

ではどうすればいいか?

クサいことを言いますよ。

それは夢を持つことです。
そうすれば、「大事の前の小事」として誘惑やつまらない挑発に乗らなくなります。

「飲みにいこう」と上司に誘われても、将来のために勉強したい、本を読みたい、人に会いたいという人は自分の時間を確保するでしょう。 

ワタクシも妻から散々小言をいわれつつも、「大事の前の小事」とぐっとこらえてブログを書く時間を確保しております(←なんかちがう?)

で、できれば共通の志を持つ友人を持つこともお薦めします。
いい男には必ず良き同志がいますよね。

もし、「俺は意志が弱い」と感じているなら仲間をつくることから始めるのもいいかもしれません。

まとまりのない話しになりましたが、ちょっと自分の周りを見てみて下さい。
40代、50代の人って、できる人とできない人の差が歴然としていませんか?

本書で著者がいうように、40代以降はものすごく差がはっきりしてくるというのは、ワタクシも同感です。

せっかくの人生、できる人になって充実した人生を送りたいもの。
そのために、今なにをなすべきか。

本書でしっかり見極めましょう。
エグゼクティブ訓練マニュアルとして、男性必読!

本書は著者の下元朗様より献本していただきました。
ありがとうございました。

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