おはようございます、知らない女性に声をかけるなんてできない小心者の一龍(@ichiryuu)です。
さて今日は、当ブログでは初でしょうか。
ナンパ本をご紹介。
なるほど、「こうやって女の子に声をかけたらいいのか!」というメソッド満載の1冊です。
【目次】
STEP 1 ターゲットを選ぶ
STEP 2 近づき、開く
STEP 3 価値を見せつける
STEP 4 障害を排除する
STEP 5 ターゲットを隔離する
STEP 6 心のつながりを築く
STEP 7 ナンパのロケーションへと連れ出す
STEP 8 購買意欲を刺激せよ
STEP 9 肉体関係を持て
STEP 10 最終抵抗を突破せよ
STEP 11 期待感を運用せよ
おわりに ACKNOWLEDGMENTS
【ポイント&恋愛メモ】
★見つける、声をかける、惹きつける、くっつく
男女の関係の根底に根付いているパターンを発見したのだ。
「そいつを見つけるまで十年かかった」彼が言った。「基本はFMAC。Find(見つける)、Meet(声をかける)、Attract(引きつける)、Close(くっつく)だ。信じないかもしれないが、このゲームはそれがすべてだ。ほとんどの連中はそれに気づいてない。
★グループセオリー
「一人でいる女には近づくな。そいつはほんとのナンパとは言えない。いい女が一人でいることはほとんどない」グループに近づいたら、目をつけた女は無視して仲間たちと仲良くなるのがカギだ。
★ネグ
もし本命が魅力的で、男にちやほやされるのに慣れていそうなら、ナンパアーティストはその魅力にやられていないようなフリをし続けなくてはならない。これを達成するのには、彼が「ネグ」と呼ぶテクニックが物を言う。
ネグは、ちやほやするのともコケにするのとも違う。その中間にあたる行為だ。
偶然失礼を働いてしまったり、皮肉っぽく褒めたりするような、そんな感じだ。ネグの目的は、彼女に関心がないことを表現しながら、彼女の自信を失わせることにある。例えば、歯に口紅がついていることを教えてあげたり、彼女がしゃべり終えたあとにガムを差し出したりと、そういうことだ。
「俺はブスを拒まない。男も拒まない。拒むのは、ヤリたい女だけだ」ミステリーはそう説いた。
★一流の男(アルファメール)の条件
アルファメールが持つ性質は、自信と笑顔のほか、身だしなみがちゃんとしていること、ユーモアセンスを持っていること、人とつながっていられること、そしてその場の中心でいられることだった。
★ピーコックセオリー
「ピーコックセオリー」とは、もしもっとも魅力的な女を手にしたいのなら、まばゆく、そして色鮮やかに目立たなくてはならないというものだった。彼いわく、我々人間にとってクジャク(ピーコック)の羽となるものは、ぴかぴかのシャツ、派手な帽子、そして暗がりでも光り輝く宝石類だ。これまでの人生で俺が「くだらない」と排除してきたものばかりだった。
★オープナー
オープナーとは、赤の他人のグループと会話を始めるためのもの(せりふ、質問、ストーリーなど)だ。女と出会うために誰にでも必要な仕掛け、とでもいったところか。
「気に入った女がいる集団を見つけたら、こう言え。『やあ、パーティでもやってるのかい?』それから気に入った女のほうを見て『もし俺がゲイじゃなかったら、すげえタイプなんだけどな』って言うんだ」
俺の顔に、さっと血がのぼり熱くなった。
「本当に?」俺は尋ねた。「そんなことを言って、どうなるんだ?」
「一度気に入られてしまえば、お前がゲイだと言っていようと、そんなことは関係なくなる」
「だけど、嘘をつくことにならないか?」
「嘘じゃない」彼は答えた。「ただのジョークだ」
★3秒ルール
「キークラブ」へとリムジンを走らせながら、ミステリーは俺たちにナンパ第一の掟、“三秒ルール”を教えてくれた。彼いわく、特定の女に狙いを定めてから話しかけるまでのチャンスは三秒だという。もしそれ以上の時間をかけてしまえば、何も言わずにじっと見ている自分を見て彼女は引いてしまうかもしれないし、こちらはこちらでつい考えすぎてナーバスになり、すべて台なしにしてしまうかもしれない。
★IOI
「キスしてもよかったのかな」俺はミステリーに尋ねた。
「できるかもしれないって思えば、できるかもしれないな」彼は言った。
「そうすべきかそうすべきでないかと考えたということは、そうすべきだってことだ。それを“フェイズシフト”という。頭の中ででっかいギアが入ったところを想像して、そいつにまかせるんだ。女を口説き始めろ。なんて肌がきれいなんだとか言って、肩をもんだりしろ」
「でも、どうやってそれが大丈夫かどうかを判断すればいい?
「俺は、IOIに着目する。IOI(indicator of interest)というのは、興味を示すサインのことだ。例えば名前を聞かれたとするだろ? それもIOIの一つ。独身かどうか聞かれたら、それもIOI。もしお前が女の手を握って、女もそれを握り返してきたら、それもIOI。そしてIOIを三つ確認したら、そこでフェイズシフトだ。いちいち考えるほどのことでもない。コンピュータプログラムみたいなもんさ
【感想など】
いやぁ、こんなに読了するのに手こずった本も久しぶり。
とにかくこの本長いのです。
正直言って疲れました。
紙の本では670ページ越えの超大作。
ワタクシはそんなことも知らず、Kindle版で読みはじめたのですが、読んでも読んでも画面したに出るどれだけ読了したかを表す〇〇%という数字が全く増えないのですよ。
ストーリーとしては、さえないライターである著者のニール・ストラウスが、ナンパ・コミュニティに参加し、さらに「ミステリー」はじめ、様々なナンパ・アーティスト(ナンパ師)たちに学びながら、トップクラスのナンパ・アーティスト「スタイル」として有名になっていく成長物語。
ですが、最初のナンパ講習シーンのナンパテクニックが次々に出てくるあたりや、中盤にトム・クルーズ、ブリトニー・スピアーズといった超大物が登場したりするシーンはおもしろいものの、著者の力量か翻訳が悪いのか、かなりグズグズが続く場面もあって、読み物としての評価は・・・・。
しかし、それを差し引いたとしても本書は女性に声をかけるのが苦手な人には、参考になるテクニックがかなり登場します。
もちろん、アメリカと日本の国民性の違いはあるものの、男性から女性に声をかけなければ何もはじまらないという部分は万国共通なわけでして、手品とか心理テストとか「おっ、これなら俺もできる」というテクニックが見つかったら実践してみるのもよろしいかと。
いずれにしても、実践して数をこなすことが上達の近道。
また、本書を読んでわかるのは、ナンパは再現可能なテクニックだということ。
身なりはそれなりに気を使わなければならないでしょうが、顔やスタイルはあまり重要ではないみたいですね。
ただ、NLPや催眠術などで女性に暗示をかけてナンパするのは、「それって犯罪ちゃうの?」と思ってしまいました。
さて、ワタクシは本書に登場するようなナンパ・アーティストたちをある意味羨ましいなと思いつつ、ナンパ本を読む時いつも思うのが「そのエネルギーをもっと建設的なことに向ければ大成功するのに・・・もったいないなぁ」ということ。
人生において、人は何かいいことが舞い降りてくるのを、つい待ってしまう。そして待つことで、逃している。普通、望みのものが自分のひざに落っこちてくるなんてことはない。だがどこか近くには落ちる。人はそれに気づいて立ち上がり、そこにたどり着くために必要な労働と時間とを費やさなくちゃならない。
いいこと言うなぁ。
でも、その方向性が、どうもなぁ。
もちろん価値観は人それぞれですので、彼らを否定はしませんが、おもしろかったのは本書に登場するようなナンパ・アーティストのなかにも、ユダヤ教徒として禁欲生活に入る人、ヨガや瞑想と言った精神世界に興味を移していく人などが登場すること。
そして主人公のスタイル自身が
女をナンパする一番の道は、ナンパよりももっといいものを持つことだ。男たちの中にはすべてを投げ出してしまった者もいる。ゲームのために、学校、仕事、ガールフレンドまでもだ。しかしそれらはすべて必要不可欠なもので、異性に対する魅力を高めてくれるものなんだ。だからもう一度バランスを取り戻すんだ。自分を最大限に生かせれば、女たちは集まってくる。そのときはきっとここで学んだことが役立つはずだ
といった一種の”悟り”を体得してしまうし、最後には本当の恋愛に目覚めていってしまうこと。
一流のナンパ・アーティストになって、女性と一夜限りの関係をいくら楽しんでも、複数の女性と同時に付き合ってみても、結局たった一人の本当に愛する女性との恋愛が心を満たしてくれる。
当ブログの読者様には本当に幸せな”恋愛”をしてほしいと一龍は思っております。
ですので、そのたった一人の女性と近づくきっかけとしてのテクニックを本書から見出す。
そのために読んでいただきたいですね。
【関連書籍】
本書中でナンパ・アーティストが読むべき本として紹介されている本
人間とはなにか
人間はいかに進化してきたか
進化生物学が男と女の謎に迫る
人間とは何か、人間はいかに進化してきたのだろうか。本書は、進化生物学に基づいてその答えを探っていく。男と女は互いに肉体的に異なっているように精神的にも異なっているのだろうか。そうだとすればそれはなぜか。人間の美しさの基準は、恣意的なものなのか、それとも原則が存在するのだろうか。我々は、遺伝子をめぐる絶え間なき闘争で敵を欺き、相手を誘惑するために、大きな頭脳を持つようになったのだろうか。本書は、人間と性、さらに人間の知性に対し新たな見方を提起する。
本書は、動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、兄弟の闘い、雄と雌の闘い、攻撃やなわばり行動などの社会行動がなぜ進化したかを説き明かしたものである。著者は、この謎解きに当り、視点を個体から遺伝子に移し、自らのコピーを増やそうとする遺伝子の利己性から、説明を試みる。大胆かつ繊細な筆運びで、ここに利己的遺伝子の理論は完成した。
精子と卵子、受精についての詳細な調査によって得られた著者の革命的な理論は、全世界の生物学者を驚かせた。日常の性行動を解釈し直し、性に対する常識をまったく新しい観点から捉えた衝撃作!
人にとって、力を持たないと感じることは耐えがたいことである。だが、パワーゲームに巻き込まれて、犠牲者にはなりたくない!本書は、愛想を見せながらも抜け目なく、公正に振る舞いながらも狡猾に立ちまわることが、いかにもパワーに翻弄されずかつ有益に行使できるかを、パワーゲームの仕組みとともに、古今東西ありとあらゆる人々の行動を例にわかりやすく解説。生き残るための、人生の必読書!!
「ふとした隙につけこまれ、あれよあれよという間に欲しくもないものを買わされてしまった」「ひっかかるはずのない怪しい〈儲け話〉に乗せられてしまった」「人気商品なのに品薄なことが多い・・・・・・」などなど。本書の著者は、街頭や個別の訪問販売、怪しげな宗教の寄付などで苦い思いを味わった経験から、セールスマンや広告主の世界に入り込み、人がどのような心理的メカニズムで動かされるのか解明した。第二版では、世界各地の読者から寄せられたレポートを追加し、より身近に詳しく「影響力の武器」を描き出す。消費者心理のからくりをユーモラスに描いた、セールスマンにとっても消費者にとっても必読の一冊。