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女性だけの武器を使って輝く!【書評】金澤悦子(著)『愛されて仕事がうまくいく女になる 43のヒント』 サンマーク出版

おはようございます、いかに女性の同僚を味方に付けるかが最近の課題の
一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、女性限定「お仕事ブログ」コミュニティサイト「はぴきゃり」の主宰者、金澤悦子さんの著書をご紹介。

女性ならではの仕事術、コミュニケーション術が満載です。

 

【目次】
はじめに
第1章 愛される女は、まわりに人が集まってくる
第2章 愛される女は、いつでも時間に余裕がある
第3章 愛される女は、マイナスの感情に振り回されない
第4章 愛される女は、いつでも転機をチャンスに変える

【ポイント&レバレッジメモ】

★リアクションには「あ行」を使う

 「聞き上手」とは、ツッコミ、つまりいいリアクションで話しを盛り上げられる人のことだと私は思っています。<中略>
「あ!そうなんですね!」
「いいですね〜!」
「うわ〜!どちらを回られるんですか?」
「え!ずるいな〜(笑)」
「お〜!それはうらやましい!」
あ行でリアクションすると、グッと「関心度」が伝わると思いませんか?これなら途切れることなく、会話がはずむこと間違いなしです。

★メルマガに返信する

 メルマガを読んで、共感したり、気づきを得たりしたら、そのことをメルマガの発行者に伝えてほしいのです。<中略>
 その後、パーティや会合でお目にかかったとき、メルマガの話題をきっかけにお声がけします。すると、案外覚えていただいているもので、話しがはずんだりします。
 男性にも女性にも、気軽にメールのお返事を出せるのは、女性の特権だと私は思います(男性のみなさま、ゴメンナサイ)。

★「猛獣使い」になる

価値観の方向性は、大きく三つのグループに分類することができます。これを猛獣にたとえて、なつかせる(伝える)ツボと、地雷(やってはいけないこと)をご紹介していきましょう。<中略>

 ゾウグループは、仲間とともに共存共栄していくことを好みます。そのために、相手との信頼関係を大切にします。
 ゾウグループのツボは「あなたしかいない!と信頼され、頼られること」。笑顔でフレンドリーに、なぜそれをやるのか、理由や必要性を懇切丁寧に説明され、意義を感じるとやる気が出ます。<中略>

 トラグループの人たちは、夢や目標に向かって、自分の頑張りで結果を出すことを好みます。そのために、切磋琢磨できるライバルがいること、任され、自分のペースでできる環境が大切です。
 トラグループのツボは「自分の実力で世の中のお役に立つこと」。伝えるときは、目を見て、はっきりと直球で要請すること。まどろっこしい説明では意図が伝わりません。また、それをすることで、自分にどんなメリットがあるのかが分かるとやる気が出ます。<中略>

 最後はライオングループ。ライオンはサバンナの王者。
 カリスマとして、地位やパワーを手に入れることを目指すグループです。「思い立つが吉日」で、すぐに行動し、結果を出したいので、資格や組織、大物の人脈などを重視します。
 ライオングループのツボは「まわりに一目置かれる自分になること」。直感が鋭く、ピンとくるかどうかが大事なので、伝えたいことをピンポイントで身振り手振りを交え、メリハリのある声で感動とともに伝えましょう。

★「分身の術」を使う

 自分が会える人の数など限られています。
 だからこそ、たくさんの人が自分を宣伝してくれるとしたら、こんなに素晴らしい時間活用術はありませんよね。
 これを、私は「分身の術」と呼んでいます。
 ただ、一つ難点があるのです。それは、わざわざあなたのキャッチフレーズをつくってまで宣伝してくれる人は少ないということです。
 だからこそ、自分で自分のキャッチフレーズをつくって発信しませんか?
 キャッチフレーズをつくるうえで欠かせないのは、自分の特徴、独自性をシンプルな言葉で表現すること。
 といっても、大げさに考える必要はありません。自分にちょっとした「軸」を足していくだけで、誰にでもできます。

★「スーパーウーマン」をやめる

 「やらなきゃいけない」と自分を苦しめていることが、実はあなたの思い込みかもしれない、ということを知ってほしいのです。「今日もできなかった・・・」で終わるより、「あれができた!」「これもできた!」で1日を終えられたほうが、はるかに人生は豊かになります。
 そのために、あえて「やらないこと」を決め、それを実践してみませんか?<中略>
 「やらない」と決めるのは、少し勇気がいりますが、案外、不都合なことは起こらないものですよ。むしろ、その潔さは見ていてすがすがしいものがあります。
 あれも、これも、と頑張ってスーパーウーマンになる必要は、実はまったくないのです。

★目の前の出来事に「今」白黒つけない

 ついてないときに宝くじ売り場に走るのもいいですが、「自分の人生には”必要なこと”しか起こらない」というスタンスでいる。
 そして、目の前の出来事に対して「自分の人生にどんな意味があるのだろう」と考え、答えを求めて行動を起こせば、「負」は自分次第で相殺できる。
 このことを、これまで取材してきた、たくさんの女性たちが教えてくれました。
 ある人は自身の闘病をきっかけに。またある人は理不尽な待遇をきっかけに。
 それぞれに自分の役割を見つけ、社会に貢献する姿を見ると、苦難は、まるで選ばれた者のみに与えられた特権のようにさえ感じます。
 そして、彼女たちはこう言います。「あの経験があったからこそ今の自分がある」と。

★親切の「押し売り」をする

 人に親切にすると、「ありがとう」と言われる→「私ってなかなかやる〜」「カッコいい!」と、自分に酔える→自己肯定感が高まる→心が元気になる・・・というプラスの連鎖が起こります。
 この仕組みに気づいたのは、心理学者の植木理恵さんの著書を読んだのがきっかけ。それ以来、もともと世話好きではありましたが、日常的に獲物(笑)を狙うようになりました。<中略>
 こうして普段から小さな親切を心がけていると、「いい気分」が持続します。鼻歌が出るくらい、毎日がご機嫌でいられます。
 何より、相手から喜ばれ、認められ、「自分は価値ある人間だ」と自分自身に意識づけすることができ、自信とやる気がわいてくるのです。

★「三つ目の顔」をもつ

 おススメは、ある共通のキーワードで人が集まるコミュニティに参加すること。あなたが興味のある分野であれば、知らない人が多くたって会話には困らないでしょう。<中略>
 自分で現状を打破しようとしても、難しいことがあります。自分一人の知識や経験など、たかが知れていますから。
 自分の少ない選択肢のなかでは解決策が見つからないときこそ、素の自分でも、ふだんの仕事上の自分でもない、「三つ目の顔」をもってみる。
 そこから道を開いた女性たちを私はたくさん知っていますよ。

【感想など】

日本の働く環境は、まだまだ男社会。
女性にはたくさんのハンデがあることは周知の通りです。

そもそもチャンスが男とは平等ではないし、結婚や出産といった人生のイベントが、女性の場合キャリアを妨げる要因となっているという実情も、現実に存在します。

まだまだ男女が平等に参画できる社会とはいえない現状は、こんごも改善していく必要があるとワ男であるタクシも認めます。
優秀な女性がリタイアしていくのは社会的損失ですから。

そういった女性に厳しい現実社会であることは認めつつも、一緒に働いている女性の同僚を見ていると羨ましくなることも多々あります。

それを「女の武器」というと勘違いされそうですが、男にはできない”特権”のようなものを女性はもっています。

そういったところを本書ではうまく伝えるなぁと感心しました。

例えば

男性にも女性にも、気軽にメールのお返事を出せるのは、女性の特権

これは本当にそう思います。

ブログをやっていると、「この人に会ってみたいな」と思う著者さんやブロガーさんがたくさんおいでます。
上京する際には、相手が男性だと躊躇せずに「お会いしませんか」メールを送るのですが、相手が女性だと・・・メールできないんですよね。

初対面でいきなり「会いませんか?」とメールしたらどう思われるだろう・・・なんて考えてしまうわけですよ。

こういったときに相手が男性でも女性でも躊躇なくメールできるのは女性の特権ですよ。

それからファッション。
「見た目」を変えて「元気のスイッチ」を押す というコツが紹介されていますが、ファッションやメイクや笑顔で雰囲気を変え、自分を演出し、テンションを上げていくという方法はやはり女性の特権です。

男性の場合はファッションといっても基本スーツでバリエーションが本当に少ない。
もちろんメイクなんてしない。

笑顔はできるでしょといわれそうですが、男がいつもニコニコしていたら「アホか?」って思われますから。

ましてや男が 語尾に「な〜んてね」をつける とか実行したら「なめんてのか?」ってことになりますから。

実は職場でいつも笑顔でいられるのは女性の特権なんです。

こういった男が実行できない愛され要素を女性は持っている。
これを利用しない手はありません。

ただ注意してほしいのは、男性が卑怯だと思ってしまう「女の武器」は使わないこと。

それは”涙”です。

例えば明らかにその人のミスだという案件で、上司が叱ったとするでしょ。
そして叱られた女性が泣いたとします。

このとき上司は「おいおい勘弁してくれよ、泣きたいのは俺のほうだよ」と絶対思っています。

そして周りの男性社員のなかには必ず「いいよな女は泣けばすむんだから」って思う器量の狭いヤツが必ずいます。

この状況、女性はめっちゃ悔しいでしょ。
なら、失敗したときに人前で泣くのは絶対やめたほうがいいです。

同じ涙を流すなら、仕事がうまくいって打ち上げの席でうれし泣きにするべきです。
「皆さんのおかげでうまくいきました」といいながら涙ぽろっとこぼされた日にゃ、あなたの株はストップ高ですから(逆に女性陣の心証が悪くなる可能性はありますが・・・)

ともかく、愛される女の武器を使って応援したくなる女性が職場に増えるなら、男性陣にとっても活気のある職場になって、それはステキなことではないでしょうか。

女性だからこその特権をどんどん使って、自分お人生を充実した者にしていってほしいですね。

本書はアップルシード・エージェンシーの宮原様より献本していただきました。
ありがとうございました。

【関連書籍】

同著者の既刊本を紹介。

 

 今のままでいいのかな? 将来のキャリアが見えない……結婚や出産しても仕事を続けたいと考える女性は増えていますが、参考となる先輩女性が身近にいないなど、20代後半で今後のキャリアに悩み始める女性は少なくありません。
本書は日本初女性向けキャリア転職情報誌の創刊編集長を務めた筆者による、ハッピーキャリアのつくりかた紙上講座。今流行のブログを使ってハッピーキャリアに必須の5つのタネの探し方、育て方をわかりやすく解説しています。仕事も人生ももっとハッピーに楽しみたい! そんな女性たちにぜひおススメしたい一冊です。

2 COMMENTS

マグロ船の齊藤正明

゛いかに女性の同僚を味方に付けるか”
確かに、大事ですよね。

返信する
讃州屋 一龍

女性は味方のするとすごく力になってくれるけど、敵に回すと仕事が全然進まなくなりますからね。
女性を味方にするのって本当に大事です。

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