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英語は一点突破だ!【英語】本城 武則(著)『英語はまず日本語で考えろ!』Discover21

おはようございます、英語が大の苦手だった一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、英語を勉強しているすべての方にご紹介したい本。

先日超太っ腹なアマキャンとともに発売になった、本城式英会話スクール代表の本城武則さんの新刊です。
何と3カ月で英語がペラペラになるというそのメソッドの一端に触れることができます。

目からウロコの連続ですよ!

 

【目次】
はじめに
第1章 間違った「思い込み」は捨てなさい あなたが英語を話せない6つの理由
第2章 実践編 今すぐ英語が話せるようになる 4つのステップ
第3章 そうだ。海外へ行こう!
本城式英会話の持つ不思議な力 ちょっと長いあとがき
練習問題

【ポイント&レバレッジメモ】
■間違った「思い込み」は捨てなさい あなたが英語を話せない6つの理由(抜粋)
★ただ「英語が話せない!」と思い込んでいる

 実は、先ほども少し触れましたが、普通に学校で勉強してきた日本人の英語力はそのまま世界で通じるレベルに達しています。中1や中2のレベルの英語力でも、今知っている単語を発するだけで、アメリカでもイギリスでも、フィリピンでもマレーシアでも、それこそどこでも通じます。
 つまりあなたは、すでに、それだけの力を持っているのです。
ただ、それに気づいていないだけです。「話せない」とうネガティブスイッチが入っているため、このスイッチを変えない限りは、いくら単語を覚えても、TOEICで高得点を取っても、英語を話せるようにはならないのです。
大事なことなのでもう一度言います。
あなたには、すでに英語を話す力が備わっています。
あなたに今必要なのは、英語を勉強することではなく、すでに持っている英語力を実際に運用できるようにすることなのです。

★「間違ってはいけない」と思い込んでいる

 自分の英語にどれだけ自信がなくても話したほうがいいし、「自分は話せている」と調子に乗っていいのです。
 それが、英語を話す最も近道なのです。
 はっきり言って、それ以外に英語をうまく話せるようになる近道はありません。<中略>
 英語に関してだけは、完壁に話さないと納得がいかない、というのはおかしな話ではないでしょうか。
 何回でも言いますが、英会話の目的は、自分の伝えたいことを相手に伝えることです。多少文法を間違えようと、言いたいことが伝わればOKなのです。
 相手も、ちょっとくらいわかりにくいところがあったとしても、「言いたいことはわかったから大丈夫!」と思ってくれるもの。それで話が通じ合って、「英語で話せるって楽しいよね!」と実感できることこそ、英語上達においてなによりも大切なことなのです。

★「日常会話さえできない」と誤解している

 社会人の生徒さんの中には、「私は英語を仕事で使いたいから.日常会話レベルの英語スキルじゃ足りない」という人が、かなりの割合でいらっしゃいます。
 確かに、仕事で使う英語というのは、日常会話では絶対に出てこないような難しい単語かたくさん出てきたり、ビジネスを前提としているため間違いが許されないといった理由から、日常会話よりも高次元の英会話能力を有する必要があると思われがちです。
 しかし.実はこれ、まったく逆のことです。
 僕の経験から言わせていただければ、仕事で使う英語というのは、日常会話よりもはるかに簡単なのです。

■今すぐ英語が話せるようになる4つのステップ(抜粋)
★話す前に、日本語で考えろ!

「ノリ(僕のアメリカでのニックネームです)は初心者のくせに、英語で考えているのか?それじゃ話せるわけないだろう。
ノリは日本人なんだから、なにを言いたいのかまず日本語で考えてみろよ。それで言いたいことを今度は、1個1個英語に訳せばいいじゃないか」<中略>
日本の英会話スクールなどでは一般的に、「英語を話すときに、言いたいことを日本語で考えてはいけない」と言われています。それは、英語脳をつくるためといった理由からたそうです。
しかし、ノルウェー人教官は言います。「まず母国語で考えろ!」と。

★「知識に頼る英会話」ではなく、「知恵を駆使する英会話」を

 どれだけ単語の知識を詰め込んでも、知らない単語にぶつかる瞬間は絶対に訪れます。
そのときに、「知恵を駆使した英会話」ができないと、いつまでたっても会話になりません。
つねに辞書を持ち歩かないと英会話ができない人になってしまうのです。
 それでは意味がありません。自分で考え、難しい単語の意味をほぐし、簡単な言葉に置き換えて話すことができれば、中学生レベルの英語力でも、立派にネイティブと話すことができるようになります。

★英語を話す時に意識すべきこと

1.まずは.伝えたいことの「結論」から話しましよう。
2.そして初心者の段階では、なるだけシンプルな表現で説明することを心がけましょう。

★英語を話せなければツッコミを入れろ!

 無理して話す必要はありません。せっかく相手がいるのですから、相手に話してもらえばいいのです。
 仮にあなたが言葉に詰まってしまっても、相手が気分よく話を続けてくれる限り、またあなたにも話すチャンスが回ってくるのです。<中略>
 自分が話せなくても、相手の話すことに的確なツッコミを入れてあげれば、会話はおもしろいように転がっていくのです。
 では、英会話における「ツッコミ」とはなんでしょう?
 それは「5W1H」+「1W」です。
「いつ」(When)
「どこで」(Where)
「だれが」(Who)
「なにを」(What)
「なぜ」(Why)
「どのように」(How)
さらに「1W」おまけして、
「どれを」(Which)

★会話はストーリーが9割!

 ストーリーをつかまえるために、言語的常識を使って先に流れを予測しておく習慣をつけましょう。
日々の実践の中で、つねづね「この人は何を話そうとしているのだろうか?」「この人はなにを話しているのだろうか?」と目星をつけながら相手の話を聞くということが肝要です。
 これは日本語でもやっているのですから意識すればだれでもすぐにできるようになります。ぜひ試してみましょう。

★100%ではなく50%の力で聞く

 「リスニングは100%の力ではなく卵%の力で聞く」です。
あなたは、英語のリスニングをするとき、つねに全力投球で聞いていませんか?もしそうだとしたら、これからは頭を切り替えるべきです。<中略>
 では、どうすれはいいのか?簡単です。
 最初から最後まで、力を抜きながらリスニングをすればいいのです。
 長丁場が予想される日常のリスニングは、マラソンと一緒で、ペース配分をして、最初から全力で走らないようにしなければいけません。
 聞く力を半分くらいに抜いて、わざと聞き逃すくらいのつもりで聞いたほうが、実は英語は聞き取れるものなのです。

★想像力でストーリーをつくる

 聞き取れた単語と話し手のバックボーンから、ある意味、勝手に物語を考える(想像する)というのが、僕たち日本人のリスニングにおいて最も欠けている、しかしとても重要なノウハウなのです。

★大きな声でなければネイティブには伝わらない

「これからきみに、英語を話すうえでの最大のコツを教えよう。そのコツというのはね・・・、
大・き・な・声・で・話・す・こ・と・だ・!
そして、「これかできれば、今日からきみの英語はだれにでも通じるようになる!」とまで断言されたのです。

★発音は5つだけ覚えろ!

通こる英語のために覚える発音は「L」と「R」、「F」と「V」、そして「P」の5つのみです。
(例)LとR
◇イメージは、松山千春さんや福山雅治さんが発音する「ラリルレロ」。松山千春さんなら「長い夜」という曲で出てくる「恋にゆれる」という部分、福山雅治さんなら「最愛」という曲で出てくる「愛さなくていいからー」という部分の発音です。

◇「R」は日本語にない発音方法なので少し難しいですが、イメージはサザンオールスターズの桑田佳祐さんが歌う「いとしのエリー」です。。「エリ(ルィ)~ マイラーブ、ソー、スイーッ~」の「ルィ~」の部分でね。

【感想など】
◆思い込みを捨てる
著者の本城武則さんはさんは、本城式英会話スクールの代表をされており方。

さぞや幼少期から英語が得意だったのでしょうと思いきや、もともと英語が大の苦手科目で、高校時代の通知表で英語は常に2か3だったそうです。

そんな著者だからこそ、日本の英語教育や日本人の英語への間違った思い込みなどにとらわれない英会話上達法を編み出せたのかもしれません。

本書では

英語は知識を詰め込んで話すものではなく、今のあなたの英語の知識のままで、工夫しながら知恵を使って、自分の意思を伝えるものです。

として、中学高校と習った英語力を工夫して使うことで、考えを伝えることを目指します。

実際、中学英語で十分に話せるというのはよく聞きます。
なのに英語が話せないのは、練習のやり方がまずかったのでしょう。

本書には

だれでも必ず、素早く、容易に、それでいて楽しく英語を使えるようになることはできるのです。実際、僕もそうしてきましたから。

ということで、著者の経験をもとに編み出された本城式英会話上達法が満載です。

本当に目からウロコですよ!

◆英語上達法
そもそも本城式英語のはじまりは、著者がアメリカに飛行機の免許を取りにいった飛行学校での体験からだったそうです。

そこで、英語で苦労していた著者はノルウェー人の飛行教官から

「とりあえず、自分の使いたい英語だけ勉強しなさい」

と言われたのがきっかけ。

飛行機の操縦マニュアルというのはすごい量だと思うのですが、

 しかしどんな専門用語でも辞書を引けば意味はわかります。もちろん一度覚えても難しい単語ですからすぐに忘れてしまう。それでも、同じ単語が何回も何回も出てくるので、いつかは必ず覚えられる日がくるのです。

 実際、分厚いマニュアルと格闘したのは最初の3分の1程度で、残りの3分の2は、すでに覚えた同じ単語ばかり出てくるため、「わかる!」「わかる!」の連続でした。
 おまけに、毎日のように通う飛行学校では、覚えた単語を実際に口に出して使う機会も増えてくる。そのため、インプットのスピードはさらに増していったのです。

で、結局3カ月でパイロットの資格を取得、最終的にはネイティブに飛行機の操縦方法を教えられるほどの英語を身につけたそうです。

本田直之さんの本

にも登場しますが、自分の興味のあること、とらなければならない資格に関すること、専門的な研究や仕事に関することなどだけをまず勉強するメソッドですね。

「一点突破、全面展開」という言葉がありますが、まさに英語力アップの鍵は、とにかく一点突破すること。
そのあとはじわじわ広げていく感じでいいということでしょう。

本書の前半で語られていますが、私たちはどうも学校での英語教育や入試英語にかなり洗脳されているようです。
そのせいで、「全面突破」を目指してしまうから途中で力つきて断念してしまうのでしょう。

英語はコミュニケーションツールです。
伝わればそれでいい。

その意識改革が英語勉強のスタートラインですね。

◆実践で鍛える
英語上達法についてもう一つ触れておきましょう。

英語は言語ですから使えば使うほど上達する。
逆に、使わなければ単語を何万語覚えようとも、文法に精通していても話せるように離れません。

著者は英会話上達の方法として

もう思い切って「見知らぬ外国人に話しかけてみる」

ということをすすめています。
これはかなり度胸がいるものです。

仮にできたとして、何を話せばいいのか?どう話しを続ければいいのか?悩みますよね。

そこで登場するのが「ツッコミ会話術」です。
自分が流暢に話せなければ、相手の話しに適度なツッコミを入れて、どんどん相手にしゃべらせればいい。

この詳しい方法については本書をお読みいただきたいのですが、これなら使う単語も中学レベルだし、全然難しくない。

なるほどこの手があったかと、またまた目からウロコでした。

◆そもそも英語は聞き取りにくい言語
さて、本書は目からウロコの連続なのですが、その中でも「へぇーそうだったんだ」と思ったのが、英語は聞き取りにくい言語だということ。

英語は「子音」で成り立っている言語なので子音をハッキリ発音できないと相手に聞き取らせることができない

とあります。

もともと寒い地域の言語なのであまり口を開かずに話すということらしいですが、それって東北弁と同じじゃないですか!

また、ネイティブ同士でも小さな声では聞き取りにくいということなので、日本人の我々にとってヒアリングが難しいのは当然だし、逆に私たちの不正確な発音では伝わりにくいのも当然なのですね。

本書に

声が大きければ単語の羅列だけでも通じる

とあるように、英会話の極意は「大きな声ではっきりと」という実に単純なことが大きなウェイトを占めるというのは驚きです。

そこで思ったのですが、最終的に、会話は”度胸”だと。

ネイティブじゃないのだからと開き直って、恥ずかしがらずに大きな声で、文法なんか気にせず単語を並べてどんどん話せるかどうか。

その度胸のあるなしが英会話が上達するかどうかに関わってくるんだと思いました。

◆やっぱり海外に行くべき!
で、度胸試しはやっぱり海外。

最近では通信手段が発達しているので、家にいながらスカイプで海外の方を相手に英会話の練習ができます。

ですが、実際に外国に行き、そこで英語にどっぷり浸かる経験は何ものにも優る英語上達の近道であることは今も変わらないでしょう。

特に若いうちの海外経験は、その後の人生に大きく影響するはずです。

本書を読んで、「俺も若ければなぁ」とちょっと悔しい気持ちになりましたが、まだまだ諦めるのは早い。

できればアメリカで 、ワタクシも飛行機の免許はとってみたいし、頑張ってみましょうかね。。

本書はDiscover21社の三谷様、WawW!Publishingの乙丸様より献本していただきました。
ありがとうございました。

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同著者の既刊本を紹介

 

「他人の目が気になる」「外国人っていうだけで緊張する」日本人だけが持つこの2つの「メンタルブロック」を外すだけで、英語はカンタンに話せる。

 

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【管理人の独り言】

リーディングの話しですが、Kindleの無料本に英語の本も数多く登場します。

先日はこの本をダウンロードしてみました。

自分の興味のある分野の英語の本をKindle無料本で探すのも、英語勉強に役立つかと思います。

Kindleだと辞書機能もありますしね。

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