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【世界の博物館】フランス国立自然史博物館

世界の博物館、第35号はフランス国立自然史博物館です。

同テーマの博物館では、所蔵品の規模でアメリカのスミソニアン国立自然史博物館、イギリスのロンドン自然史博物館に匹敵する世界最高峰の自然史博物館。

そしてその展示方法が類を見ない特色ある博物館です。

【今号の一押し】
圧巻、そして壮観!
一目見て、もう釘付けになりました。

「サバンナの動物の行進」
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こんな展示方法があったとは。

象、チーター、キリン、カバ、シマウマ・・・、30種類以上、62体の動物の剥製が大行進しています。
自然界ではもちろん、動物園でも絶対に見られない光景です。

草食動物と肉食動物が入り交じって歩む姿は、「全ての生命はつながっている」ことを感じさせてくれます。

そして、ワタクシなどは手塚先生の「ジャングル大帝レオ」を思い起こしてしまいます。

もう一つの圧巻&壮観は「比較解剖学のギャラリー」
フランス自然史2

約1000体の骨格標本が整然と展示されているこのギャラリーは、当たり前であるが骨、骨、骨である。

しかし、気味悪さは感じない。

同一方向に向かって、行進しているように見えるこの骨格標本の群れは、むしろ生命の多様性を感じさせる。

フランス自然史3

まるでノアの泊舟に乗るために行進している動物達のようである。

それにしても、フランス人の国民性なのだろうか。
その収集欲と芸術性や宗教性までも感じさせる展示方法、これは世界でも類を見ない。

自然界の生きとし生けるものを全て集めようと欲するとき、人類の知は常に時代を先導する

次号はシカゴ科学産業博物館です。

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