こんばんは、日本シリーズは全く蚊帳の外の一龍(@ichiryuu)です。
さて、今夜は当ブログでは初めてのジャンル。
『業界地図』のご紹介。
これはなかなか面白い。「ほほう、そうだったのか〜」という発見の連発です!
【目次】
本書の見方
巻頭総力特集 激動の10年、業界に何が起こった!?
日本の業界全体図
自動車・機械メーカー
電気・精密機器メーカー
素材・エネルギー
建設・不動産・住宅
金融
通信・IT
流通・外食
生活用品・食品メーカー
マスコミ・教育・行政
運輸
レジャー・エンターテインメント
企業インデックス(証券コード付)
【ポイント&感想など】
こういう”業界の勢力図”的な本は、投資家ではないワタクシは初めてでございます。
が、心配ご無用。
まずはこの本の見方から解説してくれています。
なんて親切。
で、本編に入る前に 巻頭総力特集 激動の10年、業界に何が起こった!? からスタートなのですが、これが結構面白い。
さまざまな業界のこの10年の動きを紹介してくれています。
なかでも統廃合し過ぎて、何がなんだかわからなくなっているのがこちらの業界。
銀行業界ですが、普段都市銀行を使わない田舎者のワタクシにとって、もはや旧〇〇銀行が今どの銀行かなんてさっぱりわかりません。
例えば、大学時代の親友が東海銀行に就職したのですが、これは現在の・・・
三菱UFJファイナンスグループなんですね。
ふむふむ。
また、本編に入る前に業界全体の分布図もあります。
縦の軸が市場規模、横の軸がサービス力〜技術力です。
さあ、それでは本編。
ワタクシが気になる業種だけピックアップしてみると・・・
まずはパソコン業界から。
国内ではやはりNECさんですか。
で、ワタクシが好きなあのメーカーさんはというと・・・
なるほど、タブレットシェア世界1位なんですか。
でも、パソコンメーカーとしては他にもたくさん大手がいるのですが、Appleの強みはソフトウェア会社でもあること。
OSメーカーとしてはダントツの売上高です。(これって、OSの売り上げだけではないと思うのですが・・・)
Appleの絶好調ぶりが伺えます。
それから文具業界。
コクヨさんが最大手なんですね。
あまり新規参入がないように思える文具業界ですが、面白いモノをつくるメーカーさんが文具業界にはありますよね。
キングジムさん。
今後、どんな製品を世に送り出してくれるのか楽しみです。
そして、ワタクシが気になる業界といえば出版。
情報・教育系はベネッセさんですか。
そういえばうちも一時期しまじろうにハマっていたなぁ。
それはさておき、気になるのはビジネス系の出版者さん。
ワタクシもいろいろお世話になっている日経BP社さんが売上高一位なんですね。
あと、業界という感覚がなかったのが地方自治体。
考えてみれば、その収支はそんじょそこらの企業とは桁違いの大金を動かしているわけで、なんと業界規模は約81兆円!!
ランキングとしては東京が圧勝なのは本書を見なくてもわかるのですが、大坂の約2倍の歳入歳出。
やっぱり東京ってすごいなぁ。
それに比べてわが四国。
ショボいなぁ。
しかも香川県。
人口では徳島、高知より多いのに、なぜ歳入は少ないの?
ようするに香川県民の所得が低いってこと?
まぁ安くてうまいうどんさえあれば、香川県民は生きていけるのでいいですけど。
最後にスポーツ業界。
ここで注目はプロ野球。
ホームゲーム入場者数、1位です。
阪神ファンって熱いなぁ。
ということで、ワタクシが個人的に気になる業界、好きな業界を見てきましたが、皆さんはどんな業界に興味がありますか?
この本の活用方法としては、投資家さんが投資の参考に使うというのが王道なのかもしれませんが、当然就活生の参考にしてもいいでしょうし、ワタクシのように自分が興味のある業界をトリビア探し的に見て楽しむのもいいでしょう。
さらには、自分の務めている業界をチェックして心の支えにするも良し(笑)。
見方次第、使い方次第では新たなビジネスも生まれそうな1冊です。
興味のある方はぜひチェックを!
本書は高橋書店、松野様より献本していただきました。
ありがとうございました。
【管理人の独り言】
本書にも解説されているのですが、イオングループとセブン&アイ・ホールディングスってライバルなんですね。
四国にはセブンイレブンがないし、地元うどん県にはそごうも西武もイトーヨーカ堂もないので、ワタクシの中ではセブン&ホールディングスは存在感ゼロ。
ところが来年度はセブンイレブンが四国に進出してくるとか。
よくビジネス書ではセブンイレブンのサービスが書かれているので、ちょっと楽しみです!