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普通の人じゃだめですよ【書評】松尾知枝(著)『3年以内に成功する男、消える男』 フォレスト出版

おはようございます、年末のお休みに入ったとたんに体調を崩している一龍(@ichiryuu)です。

さて今日は、合コンアナリスト松尾知枝さんが成功する男を語った本をご紹介。
”500社、3000人以上の男性と合コン”した経験を元に松尾さんが発見した成功する男の共通点とは?

男女問わず必読です!

 

【目次】
はじめに
第1章 ゼロ以下から成功していく男の頭の中
第2章 本当は教えたくないあの人の仕事術
第3章 3年後に消えないための人付き合いのルール
第4章 結果につなげる24時間の過ごし方
おわりに

【ポイント&レバレッジメモ】

★3 無邪気なオタク気質を持っている 

成功するオタク気質を方程式化すると、このようになります。
「成功するオタク気質」=「継続力」×「体系化。言語化のスキル」

 本当は才能を持っているのに、持っていることに気づかない。だったら夢中になれるもの、好きなことに取り組めばいい。
 「夢中になれるもの」=「ワクワクして好きなこと」とすぐに結論づけてしまうのは危険です。
 成功していく男性も最初の駆け出しのころは、「お金がない」「貧乏だった」、そういう気持ちから目の前の仕事に取り組んでいます。
 最初は「やりがい」や「好きかどうか」なんて関係なかったのです。必死に取り組んで、他人より抜きん出るレベルになった結果、「この仕事が楽しい」「大好き!」などと、ようやく思えるようになったのです。
やる前から夢中になれる対象が転がっているのではなく、必死になって取り組み続けた結果の果実として、「好き」「楽しい」の感情が付随している、という点を見誤らないようにしなくてはいけません。
⇒ 富を生むオタク分野の発見は、目の前にあることに肉薄することから始まる。

★14 ベンチマークは3人設定しておく

私がこれまでに出会ってきた成功している男性は、自身の成功を加速するためにベンチマークを必ず3人設定しています。
それはなぜでしょうか?
それは、どの程度のレベルの人を比較対象するかによって、それぞれデメリットが生じるからなのです。

1 .自分より下位の人と比較した場合
自身は持てるかもしれませんが、もっと向上しようという意欲が湧きにくい。
2.自分と互角の人と比較した場合
接近し過ぎると、思考が似たり寄ったりで独創性を失ってしまうリスクがある。
3.自分より上位の人と比較した場合
最終目標に据えたい理想のロールモデルだが、雲の上の存在過ぎて、実際の手順、実行イメージは湧きにくい。

それぞれのライバルに良い点はあるのですが、誰か一人をターゲットにしてしまうと、偏りが生じてしまいます。
実際、成功している男性の話を聞くと、ベンチマークの設定は、「上」「中」「下」バランス良く、見事に3人の名前が出てくるのです。<中略>
成功者の会話に注意深く耳を傾けていると、上、中、下の3人のベンチマークを持つことで、自分の精神を安定させることにつなげているのです。
⇒ 3人のベンチマークとの比較は、成功への羅針盤になる。

★15 キレイな女性でも、かまわず口説く

「本気で好きな女性を口説くためなら、無理も苦にならない。ただ、それだけ力を出すに値する女性じゃないと嫌だ。時間がもったいない。適当な女性を口説くぐらいなら、もっと他のことにパワーを使ったほうがいい」
そうなのです、別の項目でも触れましたが、成功者ほど人脈を厳選する傾向があるように、「この女性には時間とお金を投資する価値がある」と思った場合にのみ、行動に移します。
バブル世代ならともかく、今の時代、ブレイクする男性は決して、自分の時間を食い潰すだけの安っぽい恋愛(浪費行動)には走らないのです。<中略>
失敗を恐れない人は、「ダメでもともと」という気持ちでチャレンジします。
だから、結果は「失敗だ」と言われたとしても、プライドが傷ついた気にはならないのです。恥だとも思わないのです。素直に失敗を認め、何かを学んで身につけているのです。こうして恥をかきながら成功の階段をまた一つ上がって行くのですね。
⇒ 恥をいとわない背伸びは、成長脳を発達させる。

★18 憎まれても意思を貫く

私が今まで出会った男性で上昇気流に乗っていく男性は、いざというときに周囲にどう思われようと、「NO」を貫き通す頑固さを持っているのが特徴です。<中略>
周囲に良い顔をして、自分の時間、労力を犠牲にした結果、チャンスを逃したとしても、その損失に対して誰も責任をとってはくれないでしょう。だったら、最初から、自分を貫き通した方が、長い目で見て得がある。そう思いませんか?<中略>
自分と周囲を幸せにする目標達成のためなら、どんなに冷たいと言われようと、頑固と言われようと、ご自身の思いを最優先してくださいね。<中略>
しかし、他人に憎まれてもどうでもいいと思える心では成功は難しいでしょう。
憎まれて、人の心の痛みを感じながら前を突き進む「慈愛」を持ち併せたとき、勝利の神様があなたを放っておかなくなるはずです。
⇒ NOの数だけ後悔する。自分の意思を貫くための「自分基準」を「慈愛」を持つ。

★21 文具、鞄は徹底的にこだわる

文具や鞄にこだわりを持つ人は、何事も妥協しないでとことん追求する。
日常的に使うもの1つにしても、自分なりの基準を持って、選ぶ。
こうした共通点が考えられます。<中略>
日ごろ、あなたがふだん使う文具や鞄で、こだわりのものを探してみてください。
近くのお店になければ、理想の逸品が手に入るまで探し歩くーーー。そうやって、面倒なプロセスを経て手に入れた小物が1つ、また1つと増えていくたびに、あなたの妥協なきこだわり姿勢は強化されていくはずです。
妥協を捨てることが習慣化すれば、困難に直面したときもすぐに投げ出さず、改善案が見つかるまでしつこく粘る強力なエンジンを手にすることができるでしょう。
さらに、仕事に対する姿勢にもつながります。つまり、正しい判断を下すスピードが上がったり、自分基準が確立されていくのです。
⇒ 身近なものへのこだわりが、「妥協しない」自分を育てる。

【感想など】
当ブログでも何度か紹介させていただいている松尾知枝さんの新刊。

これまで出されている本は、壮絶な半生をカミングアウトした自伝本や、

夢を叶えるための手帳本

でしたが、「合コンアナリスト」の肩書きをもつ著者さんですから、まさに本書はホームグラウンドでしょう。

”500社、3000人以上の男性と合コンした”松尾さんの成功する男の条件とはいかに?
非常に興味深いところです。

さて、成功する男(女性もそうなんですが)の条件とかタイプについて常日頃ワタクシも思うところがあったのですが、本書を読んで「やっぱり?」「そうそう、そうよね」と意を強くしました。

誤解を受けそうな表現ですが、成功する人ってある種、”変な人”なんじゃないかって最近思っていたんです。

まがりなりにもビジネス書系の書評ブロガーなんぞをやっていると、それなりにビジネス書をたくさん読んでいるわけですよ。

そうすると、著者の皆さんってその行動を冷静に考えると、良く言うと”個性的”、悪く言うと”ちょっと”変わった人”、あるいは”変人”に近い人だったりします。

なぜかといえば、成功している人って共通してるのは

・強烈なこだわりや執着心を持っている
・あきれるほど圧倒的な行動力と継続力がある
・人の意見に左右されない、人目を気にしない唯我独尊的メンタルの強さがある

といった特徴があります。

これ、成功して世の中に貢献しているから「立派だなぁ」「すごい人だなぁ」となりますが、一歩方向性を間違えば”変人”ですよ。

著者さんで例を挙げると書評ブロガー生命にかかわるのでタレントさんで例を挙げるなら、たとえばさかなクン

ご本人も中学生のころは魚が好きなことを大ピラには言えなかったとおっしゃってますが、中途半端な魚好きなら「なんで魚なん?変わってるね」で終わったでしょう。

しかし、あのレベルまで好きを貫けば、その道で将来が開けてしまうし、まわりからも「すごい人だ」と認められてしまいます。

本書でも

「成功するオタク気質」=「継続力」×「体系化。言語化のスキル」

という公式が掲載されていますが、成功する人の気質として「好きなものにトコトンこだわり続ける」そして「発信する」ということが必須なのではないでしょうか。

ということで、本書を読む成功を目指す男性は堂々と自分の好きを語り、こだわり、貫き通してください。

少々人様からの誹謗中傷を受けようと気にせず自分の道を邁進してほしいです。

そして、本書を読む女性たちは、成功する男の条件を読み取ってもらいたいです。
一見、変わっている人こそ、将来成功する原石。

これからは、ちょっとわがままだったり尖った人、変なこだわりのある人を合コンでは狙ってみてはいかがでしょう。

本書は水野俊哉様より献本していただきました。
ありがとうごあいました。

本書著者の松尾さんの結婚ニュースが先日流れておりました。
合コンアナリストらしく、合コンのしきりの上手さに惚れたのだとか。

松尾さんおめでとうございます!

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