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大きな反響を引き起こせ!【書評】ホアキン・ロレンテ(著)『THINK,IT’S FREE』(日本実業出版社)

 

THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律

THINK, IT’S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律

  • 作者:ホアキン・ロレンテ
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2010/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

現代の最も優れた広告プランナーが綴る“84の黄金律”
これは現代の成功哲学。
そして、おそらくこの本を読んでじっとしていることはできない。
“人生というたびに必要な燃料を吸収できる”本なのです。

 

【ポイント&レバレッジメモ】
★principle1 考えるのはタダ!

「考える力」は、人間の持つ究極のエネルギーである。

すべてを決定し、導き、動かすのは「考える力」なのだ。これは天から与えられ、誰にでも備わっている力だ。
生まれつきもっているから、お金なんて一切かからない。そう、タダ(フリー)なのだ!

★principle13 才気は既存のものから解き放たれた瞬間に輝く

 輝く「才気」とは、防護ネットのない空間で、神経細胞が三回転宙返りをするようなものだ。社会に定着した規範から単独で飛び出すのである。

★principle16 成功とは、自分が与えるものを他者に欲しいと思わせること

 成功には、つねにふたつの要素がある。
 自分で何か非凡なことを成し遂げると同時に、それを他人に認識してもらい、求められ、さらには称賛される必要があるからだ。

 成功とは説得の結果、大きな反響を得ることなのである。

★principle19 他者を説得できるようになるには、話し手自身が自分を説得しなければならない
 

アイデアだろうと商品だろうと、誰かに何かを納得させようとする行為は、実のところすべて「販売」といえる。
 販売とは信念を伝えることなのだ。

★principle21 競争相手を憎んでもかまわないが、決して甘く見てはいけない
 

「今度こそは勝つ」
 決断を下すときは、これをモットーにしよう。ビジネスでは、武装をせずにただ憎んでいても、武器がさびるだけである。

★principle30 何もしなければ、何も起こらない

 上演している芝居の原作者と役者はだれだろう?答えは簡単だ。
 立ち上がる決意をし、群衆をかき分けて通る道を見つけ、ついに舞台に上がることができた人だ。

 よじ登ってでも舞台に上がろう。
 物語が展開するのは舞台の上だけだ。下にいては忘れ去られてしまう。
 

★principle31 鳥はさえずり、犬はほえ、カエルは鳴き、人間は話す。とくに知性あふれる人は言葉を巧みに操り表現する

 重要な局面では、特に言葉に十分気をつけよう。「なぜそれを言うのか?」、「どんな言い方をするか?」が、現在と未来の生活を左右するからだ。

 言葉は我々の歌の歌詞だ。聴いてくれる人の耳に心地よく響かなければならない。

★principle42 学べることは無限にある。これはだれもがわかっていながら、見落としがちな事実だ

 新しい知識を身につけるとき、何よりも刺激的で建設的な姿勢は「謙虚」であることだ。

 本当に知的な人とは、何かを学びたいと思ったとき、自分の無知を深く認識できる人である。

★principle43 アルキメデスの素晴らしい発見に再び注目せよ。テコを使うのだ

ここ数年、新たなテコがほかのテコに加わろうとしている。それが「知識」というテコだ。
 来るべき未来の新しい支配者となるのは、人間の脳の力を向上させ、知識による偉業を可能にする技術を設計し、手に入れた者だろう。

★principle70 自由は発展をもたらす。制約は卑劣さを生む

 世界を変えたかったら、自分の村を出なければならない。活動の現場に行くのだ。野心と集団の自由が奨励されている場所へ。

 どんな実がなるかは、君の考えを植える場所で決まる。

【感想など】
まずは著者の簡単な紹介から。

著者、ホアキン・ロレンテ氏はスペイン生まれで、世界的に活躍する、現代の最も優れた広告プランナーのひとり。

だそうです。
その辺疎いものでスミマセヌ。(←某国総理風)

まぁ正直、ホアキンさんがどんな方かはあまり存じ上げないのですが、現代の成功者の金言が詰められた1冊であることは間違いありません。
しかも広告プランナーだけに言葉遣いが非常に面白いというかうまい!

その84の黄金律の中から、今回は今のワタクシの琴線に引っかかった言葉をピックアップさせていただきました。

さらにその中から2つ、感想に代わりに触れてみようかと。

まずは成功について

成功とは説得の結果、大きな反響を得ること

この言葉だけで、「なるほどこういう見方ができるのか」と納得する次第ですが、この章には次の一文がありました

 かつて成功は、「日々の積み重ねの結果だ」と考えられていた。ところが現在の成功は、反響が引き金となって起こる「雪崩」である。

これ、

 

 

インターネットの時代となると
で書かれていた、いわゆるディッピングポイントのことですね。

インターネットが普及し、SNSが広まった今日、その「雪崩」がいつ来るのかは誰も予測できなくなっています。
例が悪いですが、エジプトやリビアの政変がまさしくそう。

何かきっかけさえあれば「雪崩」はおきます。

しかし、ここで重要なポイント。
「雪崩」が起きるには「雪崩」となるだけの雪の堆積が必要。

ワタクシのようなブロガーで例えれば、雪の堆積は良質な記事の蓄積でしょうか。
要するに日々の積み重ねがあってはじめて「雪崩」は起きるということ。

「こつこつ」は必要なのです。

このブログはいつ「雪崩」を起こすのか?
1000記事ぐらい蓄積しないと無理かなぁ。
その時を楽しみに頑張ろう。

ちなみに“炎上”という「負の雪崩」なら結構簡単に起きますのでご用心。

それから、

販売員は、ブランドを体現していなければならない。

この言葉、かなりグサッと刺さって痛いですね。

一応書評ブロガーも販売員なわけですよ。
数少ない読者の皆さまの中には「一龍がオススメなら読んでみるか」と本を買い求めてくださる方もおいでるわけですよ。

でもワタクシ、ビジネス書や成功本をたくさん紹介してますが、別段仕事ができるわけでもなく、成功してリッチな生活をしているわけでもない。

説得力無いよなぁ。
でも、このブログは“一流へいたる道の記録”というスタンスで書いておりますのでご容赦を。

もちろん本当にいい本だけをオススメしております!はい。

しかし、書評ブロガーとしての“ブランドの体現”は意識しないといけないなぁと考えさせられました。

書評ブロガーって知的で、カフェで読書みたいなイメージでしょうが、実際のワタクシは体育会系でジャージ姿でゴロゴロしながら本読んでます。

ん~、いつまでもこれじゃダメかな。
少しは知的な雰囲気作りを心がけよう。

なんてことを考えつつ読んでおりましたが、本書は他にも金言満載です。
おそらく読む人読むときによって違う章がフックに引っかかるであろう、非常に中身の濃い本。

ぜひとも身近に置き、折に触れて読み返すスタイルで長く付き合ってほしい1冊かと。

後半には広告業界ネタも少々登場しますのでそちらの業界の方も読まれてみてはいかが?

 

 

THINK, IT'S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律

THINK, IT’S FREE 才能を解き放ち 成果をもたらす 84の黄金律

  • 作者:ホアキン・ロレンテ
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2010/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

本書は日本実業出版社編集者の滝様より献本していただきました。
ありがとうございました。

【管理人の独り言】
前回ご紹介したときはまだ書影が届いてなかったのであらためて紹介。

 

枠からはみ出す仕事術

枠からはみ出す仕事術

  • 作者:美崎 栄一郎
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2011/03/14
  • メディア: 単行本
 

 

ホワイトデーに発売!って別に意味はないのですが・・・。

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