〇人間の問題に見えても、実は環境の問題であることが多い。
〇相手の行動を変えるには、その人の環境を変えなければならない。
〇私たちの感情は「象」であり、理性は「象使い」である。象にまたがって手綱をつかむ象使いは、一見するとリーダーに見える。しかし、象使いの制御は不安定だ。象使いは象と比べればはるかに小さいからだ。体重6トンの像と象使いが進む方向でもめれば、負けるのは象使いだ。象使いにはまったく勝ち目がないのだ。
〇何かを変えたいなら、象と象使いの両方に訴えかけるべきだ。象使いの担当は計画や方針。象の担当はエネルギー。<中略>象と象使いが協力して動けば、たやすく変化を引き起こせる場合もあるのだ。
〇「セルフコントロールは消耗資源である」
〇「意思決定の麻痺」
選択肢が増えるほど、それがどんなに良い選択肢でも、私たちは凍りつき、最初の計画に戻ってしまう。象使いは選択肢を与えられるほど疲労していく。
〇スイッチを入れるためのフレームワーク
◇象使いに方向を教える
・ブライト・スポットを見つけ、手本にする。
・目的地を指し示す。「目的地の絵はがき」を描く。
・大事な一歩の台本を書く。
◇象にやる気を与える
・感情を芽生えさせる。
・変化を細かくする。
・人を育てる。アイデンティティに訴えかける。
1.自分は何者か?
2.自分はどのような状況に置かれているか?
3.自分と同じ状況にいる人ならどう行動するか?
◇道筋を定める
・環境を変える、環境を生み出す。
・習慣を生み出す。
・仲間を集める。